BEHRINGER ULTRA-CURVE PRO DSP8024の使いこなし

少し古い話だが昨年の年末、ジローさんから薦められてBEHRINGERのULTRA-CURVE PRO DSP8024を購入した。「気に入らなければ僕が使いますから」といわれたので気楽に購入した。 年末限定特別セールとやらで、本体とAES/EBUインターフェースそして測定用コンデンサーマイク付きで、確か3万円でおつりがきたと記憶している。性能・機能を考えると破格の値段だ。

アキュフェーズからフル・ディジタル信号処理によるヴォイシング・イコライザーDG-38が発売されているが、DSPの処理が40ビットと24ビットの違いはあるものの、BEHRINGERはリアルタイム・スペクトラム・アナライザーも搭載しており機能としてはほぼ同じ様な内容を持っている。

おまけに24ビットA/D・D/Aコンバーターも内蔵しており、価格が1/10以下というのは驚異的だ。確かに使い勝手の面や持つ事に対する満足感を考えるとDG-38に一日の長はあるものの、機能的にはより多機能なBEHRINGERはコスト/パフォーマンスの点で非常に優れている。

グライコ或いはアナライザーは私的には脇役なので、BEHRINGERで十分だと思った。それにしてもメモリーやハードディスクの例を挙げるまでもなく、デジタル機器の値段は激安を通り越してしまった。心臓部のICはDG-38とほとんど変らないのではないか。それでこの値段だ?!

ジローさんから、すぐにHP上で公開せず、OFF会などでバックヤードでこっそり使って来宅者を驚かせたら面白いね、といわれていたので今まで隠していた(笑)。そうです、うちのJBL4348は試聴位置で周波数特性をフラットにセッティングしてあるのです(嘘) 

それにしても半年以上も前にコスト/パフォーマンスの高さを見抜き、導入を進めてくれたジローさんの見識の高さには脱帽。最近あちらこちらのHPでこのイコライザーの記事を見かけるようになった。

しかし測定器としてはテクニクスのSH-8000が手元にあったので、すぐには使わなかった。実際の所セッティングが面倒な事、デジタル入出力のインターフェースを取り付ける時間がなかった事、そして何より多機能な為取り扱い説明書を読む限り使いこなしが面倒くさそうなので暫く放置していたのだ。またその取説が一読しただけではよく分からない。

今回椅子を交換したので重い腰を上げた (-_-;) JBL4348を聴く位置(高さ)に拘ってみたので、座った時の耳の高さできちんと測定し直すためだ。まずはデジタルの入出力が可能となるオプションのAES/EBUインターフェースの取り付けから始めた。

本体・マイク・デジタルインターフェースのセットを
年末特別セールで格安で手に入れた
これがオプションのデジタルI/Oインターフェース
XLRジャックとボードがセットになっている
インターフェースボード本体 本体の蓋を外したところ
XLRを取り付ける為に裏ブタを外す

デジタルIN/OUTのジャックを取り付ける
これでA/D・D/Aコンバーターとしても使える
デジタル信号をそのまま出力する事も可能だ
ポートのジャンパーを取外す そこにインターフェースボードを差し込む
インターフェースボードの取り付け完了 入出力ジャックのケーブルをボードに差し込む
作業はたったこれだけ、ものの5分とかからない
案ずるより産むが易しの典型
だが、何故かすぐやろうという気にならなかった
取説を読んで気が滅入ってしまったのだ
オプションの測定用コンデンサーマイク
本体もアルミ製でしっかりとしたつくりだ
立派なハードケースに入っており、
信じられないくらい安い
マイクを接続してRTA(リアルタイムアナライザー)の機能をチェック
JBL4348から出てきた音をマイクで拾う 問題なし
テストとしてCECのTL-5100zのデジタルアウトを
BEHRINGERのデジタルインに接続し、RTAの
機能をチェック
デジタル入出力で同じくグライコの機能をチェック

D/Aコンバーターの機能を確認 OK
一聴した限りTL-5100z内蔵のコンバーターより
音場が広がり、ボーカルの声の質も肉感的
これは価格を考えると相当な実力機という印象を持った

EQモードに切り替え適当な値を入力してON/OFF
動作をチェック OK
大昔アナログ式のグライコを使った事があったが
技術の進歩を感じる
ON時でも音質の劣化など微塵も感じない

さてこれからが使いこなしの本番
CDTとD/Aコンバーターの間に入れるか、アナログのみの入出力にするか、
とにかく1台で何通りのも使い方ができるので、使いこなすのに相当時間がかかりそうだ
データの入力がカーソルを使っての入力なので手間がかかりそう
この辺がプロ用機器とコンシュマー機との違いかもしれない

とりあえずRTAで部屋の音響測定を行い、JBL4348の周波数特性をフラットにしてみることから始めてみようと思う
これはかなり遊べるアイテムだが、遊びすぎて本末転倒にならないように注意しなければならない

測定結果やその後の使用記はいずれまとめてみたい

つづく