ROKSANのラディウスは小型・軽量の英国製プレーヤーで、ROKSANの中では最廉価の製品だ。ROKSANの製品リストから消えているので、現在はもう製造中止となってしまった。上級機のザクシーズやTMS(U)のコンセプトと同じでアーム周りにコンピューター解析による共振防止のスリットが切ってある。セッティングの難しさも上級機並みで神経質なところがある。フローティングタイプの一種だと思うが、独特な構造で高S/N比を狙っている。ラックはとにかくどんなプレーヤーにも言えるが、高剛性のしっかりしたものを選ばないと、ハウリングどころか歩行だけで針飛びを起こしてしまう。以前ドアの開閉だけでも針飛びを起こしてしまい面食らった事があった。この華奢なプレーヤーの能力を最大限引き出すためのセッティングを行った。
上級機ザクシーズにはかつて専用のトラスト構造の金属製アングルがあったが、今販売されているかどうかは不明。入手は困難なので代用品を用いた。
![]()
ラックはイタリアのオーディオテック製で本来LINN-LP12ベストフィットするように作られているが、サイズ的にはラディウスにもジャストフィットする。構造は金属製のフレームとMDFボードをスパイクで支えあうというごく簡単なものだが、結構いい値段だ(リンショップで¥58,000とのこと)。振動吸収性に優れ、微調整で完全な水平を出す事が出来る。
|
|
TMSのように高級感はないが、、こうして全景をみるとそれなりにいいたたずまいをしている。ボード間が金属、ゴム系と異種素材でフローティングされており、これがS/Nの向上に貢献しているようだ。 驚いた事にこのセットでハウリングマージンを計ったら、ムンドのボリュームを徐々に上げていきMAXにしてもハウリングが起きなかった。勿論レコード面に針は下ろしたままで回転はさせていない。ブリロンのコーンが前後に大きく揺れだしあわやと思ったが、、無音の状態ではノイズが出なかった。次にボリュームを下げラック周りを指で弾いてみると、コツコツと歯切れのいい音が飛び出してきた。途中でユニットを気遣い止めたが、このラックの能力は相当なものだ。 |
|
|
|
グレードアップキットのウエイト(ピンコードとセットでこんなものが今から7年位前¥60,000もした。アイデア料かな)。 これで原理的には上位機種Artemiz と同じ働きをする。レコードの反りによるカートリッジの上下運動をキャンセルするとのこと。更に重いカートリッジの取り付けも可能になる。 アームパイプの後方にやじろべーのようにピンポイント1点で支えてバランスをとる。非常にデリケートだ。これをセットすると針圧調整は直読できなくなり、別途針圧計が必要になる。ゆらゆら揺れて何だか頼りない気もするが、確かにウーハーのコーンの振動が減少し効果はある。いささかコスト/パフォーマンスには欠けるきらいがある。 |
|
| テクニカのセーフティアームリフターを後付する。便利な小物でとても重宝する。レコード終溝で強制的にアームを持ち上げるので、針先に若干のストレスを与えるが、見ている限りソフトランディングなので大丈夫のような気がする。 |
||
| 今までいろいろなフォノイコやトランスを試してきたが、現在はウエスギ製品で一応落ち着いている。 フォノイコは上杉研究所が200台限定発売した管球式の「UTY-6」 MCカートリッジ用昇圧トランスは「 U BROS-5/タイプ L 」で1次インピーダンスは3オームもの いずれROKSANの純正カートリッジとフォノイコでセットする予定だが、今のライラ クラビスとウエスギはなかなか相性がいい。 |
||
| ラディウスVのシステム。アンプはムンドとサトリを使い分ける。 現状はこのセットに不満はないが、現状サウンドマジックのラックを隣のミュージック・ツール製に変えてみたいと思う。S/N比と剛性の高さでは明らかにM・Tの方が勝っている。ラディウスがより静粛な音になる予感がする。 また磁石浮力ボードでも試してみたい。どんな風に変化するか楽しみだ。まだまだやりたい事が一杯ある。 |
|
RADIUSVのDATA |