気まぐれ日記   

Lancer101のセッティング vol.2

                                            


カタログ表示によるとLANCER L101の仕様は

低 音 LE14A
口径:35.5cm
最低共振周波数:28Hz
等価質量:磁束密度1.2Tesla
ストローク:5o
音圧レベル91dB/W・m
効率:0.95%
中高音 175DLH
ドライバー:LE175+ホーン/レンズ:1217−1290
インピーダンス:8Ω
最大音圧レベル:108dB
周波数特性:800Hz~15kHz
許容入力:30W
重量:5.9s
ネットワーク LX-10
クロスオーバー周波数:1.5kHz




LX10ネットワークを介して両ユニットが繋がっている。絶妙な連携だが、実は回路図の資料を見ると、このネットワークはローカットとしてのみ働いている。LE175DLHは1500Hzで下がカットされている。LE4Aはスルーで全周波数帯域を受け持ち、フルレンジとして鳴らしていることになる。もっともハイカットせずとも1500
Hz以降は急激に減衰していると思われる。この辺の繋ぎ方は実際に音楽を聴きながら試行錯誤した結果の賜だろう。


アッテネーターを回すと若干ガリが出る部分がある。蓋を外して接点復活剤を数滴垂らして何度か回しているうちにガリは全く出なくなった。
アッテネーターはお世辞にも高級品とはいえない。秋葉原のパーツ屋で一個100円くらいで売ってそうな代物である。一説によると日本製バイオレットの巻き線抵抗ボリュームとか。真偽のほどは定かではない。
ウーファーユニットのLE14A

















このC56に搭載されているLE175DLHの1217-1290ホーンは初期のバージョンである。後期のタイプよりもホーンの全長が約2.6cm長い。原理的に「長い方が周波数のより低いところまで出し得る」。

個人の好みの問題だが、旧タイプの丸型レンズ枠のみがバッフルに出ている方が、取り付けフレームが前面に出ているタイプよりも美しいと思う。

LE14Aの中低音も迫力があるが、このランサーの魅力は何と言ってもLE175DLHドライバー&ホーンで聴くラッパ系楽器の良さだと思う。前に飛び出してくるリアルな音!、この音は実に楽しい。


ツィーターを追加して高域の伸びを加えてみようとネットワークに凝ってみた。
12dB/oct. カットOFF7000Hz  -6dBクロス・非対称形ネットワークである。フォステクスのスピーカークラフトハンドブックによると
「12dB/oct. 形のネットワークでは、教科書等によく出ている定抵抗形の回路では定電圧伝送ができないので、クロスオーバー周波数に3dBのピークが生じる。 フラットな伝送特性を得られるようにするには、ローカット側とハイカット側のフィルターを-6dBでクロスさせる方法が有効。定抵抗型と同じ肩特性のフィルターを周波数をずらせてクロスさせる非対称形は@特性がほぼフラット Aフィルター特性の切れがシャープ Bユニットをバッフルの同一平面に取り付けた時、正相接続でスムーズにつながりやすい という実用上大きなメリットがある」
とのことだ。計算式は以下の通り。

    

ローパス(ハイカット)         ハイパス(ローカット)





暫くこのネットワークでJBL075を鳴らしていたのだが、どうも音色的に繋がりの悪さを感じた。


そこで075の純正ネットワークを試してみた。








カットオフ周波数は8000Hz




075は初期の馬蹄形タイプ










付加すると確かに高域は伸び、雰囲気は出る。しかし音色のつながりが悪い。しかもアッテネーターのほんの数ミリの回転で盛大に高域が飛び出す。帯域的にも175DLHと被る部分が多く、175をハイカットせずに使うと境界ラインで音がにじむような気がする。かといってローカットを入れると175のおいしい部分はなくなり、せっかくのランサーの持ち味が失われる。この辺は難しいところだ。

ランサーは設計者の思惑通り2Wayで鳴らした方がいいのかもしれない。一定の枠の中で完結したシステムなので暫くは075を追加しないで素のままでランサーの音色を楽しむことにした。
















                                            

 
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