コウジロさん宅訪問記

2003/4/20

コウジロさんのお宅にお邪魔する。井の頭公園のそば、玉川上水道脇の閑静な住宅地にコウジロさんのお宅はありました。緑と自然に囲まれ、とても素晴らしい住環境です。

  

オーディオルーム兼仕事場はおよそ10帖の広さのフローリング床です。ロフトが付いているので天井が高く、手を叩いてもフラッターエコーは発生しない。定在派の影響も極めて少なく音質的にはとても有利な構造となっています。幾分ライブなお部屋ですが、ソファーや敷物でうまくコントロールされていらっしゃいます。

天窓と出窓からの明かりで、昼間は照明の必要はないほど室内はとても明るい。要所にキャンドルが配置されており、恐らくコウジロさん 夜はキャンドルライトの薄明かりの中でお気に入りのボーカルを聴いていらっしゃるのでろう。とてもハイセンスで洒落たリスニングルームです。


入手困難な釣鐘型GRADOのアーム
やじろべいの原理によってレコードの反りや振動によるふらつきを短時間にキャンセルし、カートリッジのトレース能力を高める独自の構造になっている

アームリフターのツマミが異常に長い
ネジ式になっておりつまみを回すことによって
リフターの上げ下げを行なう


リード線はオーグラインの単線を端子に圧着接続されている ハンダは使っていない
オーグライン http://csx.jp/~augline/index.html

ガラードの(本来)オートマッチックプレーヤー
これをメンテナンスしてマニアル専用として使用


アームの架台は御影石 特殊ゲェル 硬質木材の
三重構造 
ゲェルの挟み込みが振動をうまく吸収している

力強い音が出るガラードのアイドラー駆動
実にメカニカルな構造だった


画像中央の白い物体が特殊ゲェル
ブチルのように環境汚染?が無いので具合がいい
環境汚染とはオーバーか?
でもあのべたつきにはいつも手を焼く

GRADOのフォノイコ PH-1
初めて見る その音は肉感的 ボーカルがとてもよく聴こえる 
という事は極めてニュートラルなフォノイコの証し

コネクターにも一工夫
BNCコネクターを使っている


トランスはなんとベイヤーのリボンかコンデンサーマイク用のトランス 昇圧ではなく減圧に使っている ここがコウジロさんのこだわりと音の良さの秘密

ターンテーブル上の白い粒
詳しくはコウジロさんのHP参照

トラッキングエラーを無くす特殊アーム
モノラル専用に使っている

このメカニカルなアームの軌道を見ていると面白い
停止位置と演奏位置ではカートリッジの角度が
自動的に変わっていく

緑色はレーザー光の乱反射を吸収する
製品化した物もあるがこれはコウジロさんの手作り
こだわりの音創りの一端

マランツのSACD
Marantz SA-14

メインスピーカーのONKYO  SC-770


プライトロントロイダルトランス PAT-4126-02
下の箱に石を入れ微小振動の排除と重量付加という二足の草鞋を履かせている

メインアンプ Krell     KAV-300i



センターラック
御影石ボードの挿入でリジッドに固めている


38cm口径のサブウーファー JAMO D6SUB
試行錯誤の調整により、実に効果的に使っていらっしゃる

電源タップ トランス入りのSAEC TAP PLUS  他

プラグ周りを磁気遮断シートで包んでいる

TATEMATU ONKOの特注
ステンレスホーン付きJBL2405

コンデンサーは私と同じものを使用されている
ASC・BENNIC ・ERO・スタイロフレックス

最近のオーディオルームは禁煙が常識となっている
私のようなヘビースモーカーには厳しい環境だ
ところが、コウジロさんのお宅には手作りの喫煙コーナーがある 
引き違いの扉を開けると、そこにはなんと喫煙用の換気扇がお目見えした 煙を換気扇に向けて吹き付けることによりオーディオ製品やパソコンにタールやヤニが付着しない これはとてもいい按配だ

愛犬フェアリーを抱きリラックスしているコウジロさん
実は私もあまりの音の心地よさに、このあとCDを聴きながらウトウトしてしまった
ところでこのフェアリー 全く人見知りせず初対面の私にも「おなかを摩れ」とおねだりしてきた



コウジロさんの本職はWebデザイナー
この特大の液晶ディスプレーは圧巻だった

私のHPを見て、不具合を指摘してくれた
さすがプロの目 早速メンテを行なおう

コウジロさんのシステム一覧です。

  
【アナログシステム】

●LPプレーヤー
1) Garrard Zero100+GRADO (MONO 丸針)+Grado Signature Tonearm+GRADO
Signature 8M(STEREO 針)
《Garrard Zero-100 について。》
(1971製)
Its tonearm was really unique.
It had been conceived to maintain the proper tracking angle in every part of the record
Grado Labs, Inc.
http://www.gradolabs.com/

《GRADOのカートリッジについて。》
GRADOカートリッジは独自のFLUX-BRIDGER GENERATOR SYSTEMでMM入力です。
詳しくは下記のページの説明があります。
http://www.gradolabs.com/frameset_cart/center_cart.htm
2) SONY PS-X60 Full AUTO+GRADO (MONO 楕円針)
3) SONY PS-X600 Full AUTO+GRADO GOLD(STEREO 針)

下記のバイオトレーサーの説明はオーディオ懐古録からの抜粋です。
______________________________________
PS-X800の最大の特徴は,上記のようにアーム部にありました。ソニー独自の
電子制御アーム「バイオトレーサー」 をリニアトラッキング方式に組み合わせたと
いう技術的に非常に特徴的で画期的なモデルでした。 ソニー自慢の「バイオトレー
サー」は,1000分の1秒の間に数百の論理判断を行うマイクロコンピューターと,
速度およ び位置検出センサー,リニアモーターによって全ての動作を電子的にコン
トロールする高精度な電子制御アームでした。 「バイオトレーサー」の大きな特徴
は操作性と音質の両立を目指したアームの制御を高度に行っていることにありました。
「バイオトレーサー」により,どんなカートリッジを使用しても低域共振のピークを
3dB以内に抑えることができ,クロストー クも改善されるという従来のオイルダン
プアーム的な働きをしていました。そのうえに,リードイン,リターン,リピートと
いっ たアームのオート動作の制御,コントロールボタンによるマニュアルアーム並
の自在なキューイング(アームの位置調整) が可能となっていました。アームの位
置はボタンの操作で約0.5mmの微調整も可能でした。さらに,電子式の針圧調 整
とインサイドフォースキャンセラーを装備していたため,レコード演奏中でも針圧調
整が可能でした。
______________________________________
オーディオ懐古録http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/ps-x800.htm


●フォノイコライザー
GRADO PH-1
詳しくは下記のページの説明があります。
http://www.gradolabs.com/product_pages/phono_amp.htm

●昇圧トランス
 BEVER TR/BV351(GRADO PH-1ではHI受けなのでBEVERは逆接続して減圧している。)

【デジタルシステム】

●CDプレーヤー(SACD)
Marantz SA-14(内部とトレー部分に色々対策してある)

●ライントランス プライトロントロイダルトランス PAT-4126-02
 周波数特性(-3dB) 0.5Hz-625KHz インピーダンス:2次側 600オーム

●DVDプレーヤー(DVD+SACDマルチ+DVDオーディオ)
Pionner DV-S747A(内部とトレー部分に色々対策してある)


【アンプ】
Krell     KAV-300i
A級アンプ 
出力:300W 4オーム 

【メインスピーカー】
ONKYO  SC-770 欧州向け輸出用3wayトールボーイスピーカー+TATEMATU ONKOの特注
ステンレスホーン付きJBL2405
(ネットワークのコンデンサーをASC・BENNIC ・ERO・スタイロフレックス等に変
更 内部配線材をオーグラインに変更)
スペック:
3ウェイ バスレフ
21cm  ウーハー
16cm ミッドレンジ
2.5cm ド−ムツイーター
再生周波数帯域 30〜45KHz

【サブウーハー】
JAMO D6SUB
スペック:
THX認定スピーカー
アンプ内蔵、MFB型
ユニット 38cm×1
アンプ定格出力 400W
再生周波数帯域 28〜200Hz
感度レベル 98db(可変)
クロスオーバー周波数 40〜200Hz(可変)
位相調整 (可変)


【電源タップ】
SAEC TAP PLUS