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本文へジャンプ 11月20日 



カネコ木工製作 長岡式縛ロードホーン D-58ES

長浜さんのシステム

D58ES+T330D(エソター;Dynaudio)+T96A-EX(Fostex )
AU-07 Anniversary tuned by Aqua audio Labo (Sansui ; 208ES&T96A-EX )
SATRI PRE-7610+AMP7511M×2;T330D )
D.Cube2 TX (SALogic)
CDP ; X-25 (Esoteric)
Analogue P ; SP10Mk3+EPA-100Mk2+MC-L1000 PRA-2000ZR (フォノイコ)



D-58ESのセッティング


D-58ESは背面の壁から約1.5m離れ、横壁には筐体後面が近接してセッティングされている。
内振り角度は40度くらい。
試聴位置は1.5mほどでかなりニアフィールドである。
椅子の下に目印があり、位置は常に固定されている。

部屋の響きはかなりライブで、部屋の中央部では特定の周波数帯域でフラッターエコーが出る。
ところが、ニアフィールドの為、試聴位置ではフラッターエコーの影響を受けず、
スピーカーからの直接音と一時反射音をかぶりつきで聴く感じである。
この試聴位置がポイントで、ここから離れて後方で聴くと3D画像のような音場は得られなくなってしまう。


サブウーファーを導入した時、サーロジックの村田さんに部屋の測定をして頂いたそうだが、
周波数のグラフを見せてもらうと低域に僅かに定在波の影響が出ているものの
中高域にかけてはほぼフラットな再生となっていた。



ツィーターのタンデム仕様
マルチアンプで駆動し、DynaudioT-330DはSATRIアンプで鳴らしている。
SATRIアンプのボリュームをレベル調整のアッテネーター代わりに使用し
上下ユニットの出力レベル差をコントロールしている。

音場再生に非常に効果的に働いているのがドーム型のT-330Dの様な気がした。
ハウジング(御影石製)が小さく、音波が後方へ廻り込み、高域の臨場感を出している。
三つのユニットの振動版の位置もミリ単位で合わせている。


長浜さんの説明だと音場再生にとても効果的だったのがフレームの改造とのこと。
画像では見えないが208ESのフレームに金属用エポキシ系パテを盛り、
マグネットの段差部分を埋め込んでいる。

これは広島の「オメガの会のI氏」の考案によるものだそうだが、
フレームに楔形にパテを盛り上げ、マグネットとの段差を無くすことによって不要反射を防いでいる。

フレームの空力特性を改善したことによって音の透明感が向上し、
細かい音まで聴こえる様になり音場も広がったとのこと。
今回のチューニングでは一番効果があったそうだ。

取付けフレームの周りに黒いテープ状の物が貼られている。
foQ(フォック)という制振シート。




エソターのフレームにもフォックのシートが貼られている。
音を聴きながら試行錯誤で貼り付けていったそうだ。
細かいチューニングだが、「アバロンを超える音場再生」への執念を感じた。


リスニングポイントで聴き入る長浜さん


D-58ESから無理に重低音を引き出すことは諦めサーロジックのD.Cube2 TX を導入。

ご覧の様に筐体の振動を抑える為にコンクリート板を5段ほど積み上げている。
不要な振動は徹底的に排除するというのが長浜さんの持論。
動かしていけない部分は動かないようにする。

D-58ESのキャビネットの上にも鉛のインゴットがうず高く積まれている。



アンプの上にも鉛板


以前我が家で使用していたSATRIアンプ。
今長浜さんの所で音場再生の一役を担い大活躍している。
もともと残留ノイズの極めて低いアンプなのでツィーター専用に使うには持ってこいのアンプである。
SATRIアンプ特有の静粛性と透明感が適材適所で活かされている。


音場再生の上でスピーカーの位置決めの際活躍したレーザーポインター


部屋の隅にはモアイやフラミンゴが...


定在波を防ぐ為サーロジックのスカラホールもどきを作ろうと購入したステンレスの網
行く行くはこれを天井に波型に設置する予定だそうだ。


当日は「ミューズの会」の那須さん、モスビンさんもいらっしゃった。

那須さんにはライブのDAT生録音の音を聴かせて頂いた。
楽器の生々しさ、レンジの広さ、会場の雰囲気等CDでは味わえない鮮烈な音だった。

モスビンさんにはカートリッジのリード線による音の違いの実験、レコード洗浄の実演などをして頂いた。



モスビンさんのレコード洗浄実技講座


私は中古レコードを買ってくると中性洗剤をつけて丸ごと水洗いをする。
レーベル保護のアダプターを付けて、歯ブラシで溝のゴミをかき出すように洗い流す。
浄水器の水を使い、洗い終わったらガーゼで水分を拭き取り自然乾燥させる。
少し面倒だが溝の中の汚れはパーフェクトに落ちる。


モスビンさんはかの池田さん(イケダカートリッジ)直伝の方法で汚れを落としていらっしゃる。
その方法を実演して頂いた。



ライオンの歯ブラシ デンター・システマの先端をカットして4本分を板に接着する
(画像は3つだが)

不要なターンテーブルを用意してその上にレコードをセットする

無水アルコールを水で30%ほど希釈した洗浄液を噴霧し、歯ブラシセットで擦り上げる
レコードが傷つくことを恐れて躊躇してはいけない
歯ブラシの毛ごときでは決してレコードは痛まない




ブラシで擦りあげたあとは銀製品を磨く布で洗浄液を拭き取る



丁寧に拭き取った後は暫らく自然乾燥させる


レコード洗浄4点セット

洗浄剤
洗浄用歯ブラシ
クロス
ターンテーブル


洗浄後の音はそれこそ一皮向けたクリアーな音になる