気まぐれ日記

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【バンダナ】


広義でのサラリーマン(つまり自分)にとって、自分の住んでいる地域でのコミュニケーションを円滑に行うのは意外と難しい。都会では普段は家と勤め先の往復だし、社会との接点はどうしても仕事を中心とした展開になりやすい。

週休二日制で週末の時間が自由に使えるようになったが、休みの日は家族と自分のために時間を費やすことがほとんどである。なかなか近隣や地域の人々と密なコミュニケーションをとるゆとりがない。「ゆとり教育」という訳の分からないコマを導入した教育改革も、いつの間にか先細りになり、本当に必要なのは子どもではなく大人の方だったという皮肉な結果となった。

無理にコミュニケーションの輪をひろげようとして作られた「オヤジの会」などは、今どんな活動をしているのだろうか。強力なリーダーがいないと運営が難しいのは、どんなコミュニティにも共通していえる。そして利害関係のない集団では、そのリーダーこそが実は諸悪の原因だったりする。自然発生的なゆるやかな、そして柔らかいソーシャル・コミュニティを形成するには、成熟したメンバーの資質が何より重要だと感じる今日この頃である。

まあ愚痴話はそれくらいにして。

昨日はそれこそ地域のコミュニティ仲間と楽しい時間を過ごした。楽しい時間?言わずもがな、私にとっては音楽とオーディオと女性がいる「アルコホール・タイム」に決まっている。


私の日常の止まり木、偏屈さんの珈琲店に集まってくる音楽仲間の一人に、既出のアメリカ帰りのバンダナさんがいらっしゃる。例の1,000枚のSPレコードの持ち主の方である。SP盤とともにALTECのもう片方の「A7」を輸送し、ついに並列タンデム仕様に設置された。


そう、狭い部屋だしモノラルしか聴かないから一つでいいと仰っていたのを、私と偏屈さんとで2台にしろとくどき落としたのである。で、昨日はその「A7」を聴きに行ってきた、いや違う正確には「A7」の前で酒を飲んできたのである。参加者全員がバンダナさんに敬意を表して頭にバンダナを巻いて。こういうのを洒落あるいはユーモアというのでしょう。

 


「A7」は早速、雨○さんの指南を受けて細かいチューニングが施されていた。バンダナさんも純粋な音楽ファンから、次第にオーディオ泥沼街道にのめりこんでいくのかなあ。今後の展開が楽しみと、ひとりほくそ笑んでいる。そりゃ天下の「A7」だもの、ポン置きでいい加減に鳴らされたら可哀想じゃん。


「5万円のワインで私 し・あ・わ・せ〜」



偏屈さん バンダナを外したので打ち首の刑 さらし首の図



散々飲んだ挙句、1本5万円はするという本場カリフォルニアのワインもご相伴にあずかり、いい気持ちで帰路についた。が.......素直に家に帰るような酔っ払いオヤジではない。今夜もハシゴ、たかにゃんの店(いや〜ローカル話ばっかですんません)で、また椅子を温めてしまった。おもろい兄ちゃんがいたが、来月あたりはその兄ちゃんと面白い展開になっているような予感がする。


4/15



【魔多し好事】

天の字さんに誘われて、新作のフォノイコライザーの試聴イベントに出掛けようと、家を出た時、玄関の取っ手に袖口を引っ張られた。ちょっとイヤな予感。

駐車場で車のドアを開けようとしたら、鍵が見当たらない。家の中や落ちていそうな所を探したが、結局みつからなかった。

なんとか予備のキーで車を走らせたが、甲州街道にぶつかる直前の信号で事は起きた。

こちらは信号待ちで完全に停止していた。軽い衝撃が後頭部をおそった。振り返ると真後ろに車が....いわゆるオカマを掘られたってやつだ。ところが、ぶつけた本人は一向に車から降りてこない。

「全くしょうがねなあ〜」と思いながら、車からおりてぶつけた車まで行ってみると、若いお姉ちゃんが座席に座ったままで固まっていた。事故は初めてのようで、気の毒なほど顔面が蒼白だった。

事後処理はいろいろあったが、結局天の字さんの配慮で、今日のイベント行きは延期することにした。こんな日はやはりゲンを担ぐわけではないが、車での移動は控えた方が無難のようである。天の字さん適切なアドバイスありがとうございました。

結局ポカンと時間が空いたので、隠れ家で昨日広木さんからもらったレコードを聴いて過ごした。事故のお陰でたっぷりと音楽を聴くことが出来た。災い転じて何とやら。





夜はSD05ファンクラブ主催のレコードコンサートを杉並公会堂まで聴きに行く。
もともと前述のイベントの帰りに車で駆けつけるつもりだったが、歩いて行って正解だった。好事魔多しの逆で、災いは多くの好事を引き寄せた。

ナントなれば、楽しいイベントでいい音楽をたっぷり聴き、更には今夜もしこたま 生ビールから始まって赤白ワイン、更に場所を変えてラフロイグその他15年もののスコッチ、そして上がりはドライジンというおまけ付で、しこたまお酒を飲むことができやした。

おっと、お前は酒が飲めれば全て好事かという声が聞こえそうだが、ハイ否定はしません。でも典型的な新モンゴロイド系なので、分解酵素は余り持ち合わせてはいない。少量で十分なんです。
もとい、完全に酔っ払って、今とっても気分爽快にキーボードを叩いています。

ところで今夜のレコードコンサート、PSDの新作スピーカー「T3」をSD05で鳴らすというイベントでした。杉並公会堂の小ホール、座席数194席で、もともとピアノリサイタルや弦楽四重奏などに打ってつけのホールだが、ここでスピーカーを鳴らしてレコードコンサートを行うという趣向、今回で3回目だがとても充実した内容だった。詳しくはSD05ファンクラブの記事をご覧下さい。


空間が広いだけに空気密度は薄いが、逆にアコースティックの響きは計算されたホールの間接音の働きで申し分ない。そこにアコースティックならぬ、スピーカーという云わば電気仕掛けの万能楽器を持ち込む。PSDのT3は以前のダブルウーファー仕様のT2に比べてかなり小型になった。云わばT2のリビングバージョンである。
(W340×H930×D395mm 36kg 
ウーファー220mmハードペーパー ミッドレンジ120mmスライスドペーパーコーン×2 
ツィーター28mmリングドーム 
出力音圧レベル88dB 30Hz〜40KHz)


これを石田さんのSD05(50Wタイプor75wタイプ)でならしたのだが、T3のどこがリビングタイプといえるのか(大きさだけで判断してはいけない)、ホール内で朗々と鳴っていた。しかも大音量にも関わらず全くクリップしない。出力音圧レベルはどれくらいか不明だが、最後列に座っても音量不足は全く感じない。天井も高く試聴距離も離れており、直接音はすぐに減衰されるはずだ。

しかし明確な音像の定位と広大な音場そして音楽の楽しさを伝えるエモーショナルな躍動感に溢れていた。ホールの反射音やT3のクオリティそしてSD05の質感の高い駆動力、それぞれの相乗効果であろうが、単純な乗数を超えた新次元のステージの音を聴くことができた。


オーディオを通したレコードコンサートゆえ、様々な実験も行われた。SPのセッティング(インシュレータの有無、追加、素材等)、デジタルケーブルの方向性の確認、SD05のバージョン違い(出力)の聴き比べ、トランスポートの交換etc. 多彩な興味ある試みが行われた。

聴衆が70名以上おり、都度確認を取りながらの進行だったので、参加者は他人の意見も確認できて、それはそれは有意義なひとときだった。T3の開発者PSDの大山さん、SD05開発者の石田さんの技術的なレクチャーや使いこなしのノウハウも多いに参考なった。
.
アフターコンサートは我が家の近所のイタメシ屋「羊のひげ」で大盛り上がり。15人ほど集まって話が弾み、飲めや食えやでカンバンまで。23時半に放り出されても、興奮した群集は素直に帰るわけがない。延々と二次会が繰り広げられた。魔は好事を呼ぶ。おかげでへべれけになりますた。

4/14


【自己満なレコードの日】

昼食過ぎに久しぶりにに西新宿のCafee Cozzoでinaiinabaさんと落ち合う。そこでNina Simoneの「Jazz As Played In An Exclusive Side Street Club」 (1958)の Bethlehemオリジナル盤を貰ってしまった。

お金を払おうとしたら、盤質が余りよくないので珈琲代だけでいいです、ときた。何だか申し訳ない。が、こういうときは変に遠慮するのはよくない。今度私がinaiinabaさんに自分の持っているダブリの貴重盤を譲ればいい。こういうバーターはお互い幸せになれる。


左がオリジナル盤 右が日本の再発盤 ジャケットの色合いも異なる。


Nina Simoneの「Jazz As Played In An Exclusive Side Street Club」は今まで日本盤しか持っていなかったので、inaiinaibaさんに「もしセカンドでもいいから見つけておいて下さい」とお願いしていた。それが今日オリジナル盤という形で手に入った。Nina Simoneの歌とpianoはとてもいい。あの太くて深々とした慈愛に満ちた歌声は心から癒される。日本人には逆立ちしてもあの声質は出せない。

どこぞのおもろいオバはんが厭らしいほどビブラートを効かせて、しゃかりきになって似非シャウトするのとは本質的に異なる。軽く歌いながらもとても奥が深い。まるでALTECの低域のように、軽いながらも浸透力のある力強さに似ている。

当時黒人女性でありながら7〜8歳の頃からのクラシックのpianoを習い腕も申し分ない。そのPianoが専科のNina Simoneはしっかりした音楽理論のもとに“I Love You Porgy”を弾きこなす。

こちらに吹き込み後4年経った映像があるのでご覧ください。



“Little Girl Blue”はリリカルなpianoをバックに、これまた愛に満ちた太い歌声でしみじみ囁く。“Good Bait” では彼女独特の力強いタッチと変化に富んだリズムが聴けて、その音楽的才能に引き込まれる。いずれにしてもこのデビューアルバムは私にとって無人島クラスである。




仕事を終え、夕方からは飲み仲間の広木さんちへ遊びに行く(石川さん、抜け駆けしてすんませんm(._.)m)
実は先日来から「あるガラードのアイテム」を交換してみないかというお誘いを頂いていたのだが、今日ようやく時間が作れたので広木さん宅詣でとなった。

「そのアイテム」については後日また時間をさいて紹介したいと思います。


ところで、今日は「ブツ」の引き取りにがてら気軽に遊びに行き、帰りに下町風情を味わいながら、軽く一杯引っ掛けようとして行ったのだが、そこは真面目な広木さんである、またまた古楽の個人レッスンの長時間講習会を受ける形となった。有料でもいい位である、まことに有難い、持つべきものは飲み友達。

 グッドマンの箱に入れられたアキシオム80は相変わらず味わい深い音を奏でてくれる。決してレンジは広いとはいえず、また低音域の音圧が出るユニットではないが、広木さんのチューニングは聴く人を広木ワールドに誘い込む不思議な魔力を持っている。


私はこれを広木マジックと呼んでいるのだが、兎に角各楽器のハーモニクスが美しく、音に香りが立つ。味わいの世界と呼ぶのにふさわしい。聴く側の感性が試される厳しさを要求される。


アナログプレーヤーは全て分解調整済みの完璧なメンテナンスを施したガラード301。このガラード301には参った。味わいの世界に終わらないベストチューニングが施されていた。大いにい刺激を受ける。


初めに聴かせて頂いたレコードは私も以前広木さんからお譲りいただいたVIVALDIの古楽器ヴァイオリンによるコンチェルト。

これは森の中で演奏しているかのような錯覚に陥る深淵とした響きが素晴らしい。左右のスピーカーからオーケストレーションが部屋中に響き渡り、その音場の水平展開と垂直展開が見事で、壮大なパノラマを描きだす。これはオリジナル盤でないと音の抜けが悪い。またこのアルバムは以前菅野沖彦さんにも拙宅でお聴かせした事があるが、その菅野さんも大絶賛されておらられた。私的には名盤中の名盤だと思う。


続いてルネッサンス時代のポルトガルのレクイエム。初めは男女混声合唱かと思って聴いていたが、構成は声変わりする前の少年と大人の男性のみ。響きの統一が見事で声帯域が解け合って次第に減衰していく。純正律の歌唱で不協和音が一切出さない。

ハーモニーにうねりががく、音のにじみが一切ない純粋な声楽曲であった。このような現代の平均律では出せない合唱曲を聴いたの初めてめてである。高い教会の天井に向かってまるで一筋の光が昇天して行くような頂上集中の音場の展開だった。そして時間とともに舞い降りてくる。

 


レクイエムというこもあり、まさしく心が洗われ、私お得意のオヤジギャグなど終始出すことが出来なかった。音楽の力を感じる。バルバラ、ミケランジェリのベートーベンピアノコンチェルト1番5番(ライブ盤)、テテ・モントリューのJAZZ...あっとい間に時が経つ。



広木さんの音楽会のしめはいつものようにリュートとチェンバロ。もう何をかいわんや、の世界である。本当は飲み仲間の広木さん、音楽会のあとは決まってお酒を飲むのだが、今日ばかりは荘厳な気持ちで帰路についた。 


ところが...だめだなあ 小川町で丸の内線に乗り換えたら...意志薄弱な酔いどれオヤジは...途中下車。まあ花金だものね。結局5件のハシゴで朝帰り。あの「帰宅後すぐに...」の広木さんとの約束はポテチン

4/13



【V-Discのある風景】

hot clubの定例月例会に参加する。

  


今夜のhot clubのHOT-NOW(特集)のゲスト・コメンテーターは私のレコードの師匠、岡郷三さんでした。


「JAZZ IN THE 40s / V-DISC COLLECTION」と題して10枚のV-Discを聴かせて下さった。

既出ですが、V-Discとは、Victory Discの略で1942年末から1949年の末までにアメリカ政府が製造した30cmのSPレコードのことです。目的は、戦地のアメリカ兵のリクレーション用です。戦地へはパラシュートで蓄音器と一緒に落としたそうで、それまでのシェラック盤と異なり、軽くて割れにくいビニライトを使用していました。

SP盤ですから本来シャリシャリいうのが当たり前、まして戦地を駆け巡ってきたた歴戦の勇士ですから、ピカ盤など本来はありえないはずです。ところが、岡さんのコレクションはみな状態のいい物ばかり、60年近い蒐集の為せる技だと、まずはその事のに驚嘆させられます。

私もちょくちょく岡さんのお宅にお邪魔させて頂き、SPを聴かせて頂いていますが、これほど長時間V-Discだけを聴かせて頂いたことはありません。

驚きはそればかりではありません。そのV-Discの録音内容の素晴らしさです。40年代の大御所がこぞって吹き込み素晴らしい演奏を繰り広げています。今日聞かせて頂いたリストは見にくいですが、こちらです。


そうそうたるメンバーが戦地の兵隊を鼓舞するエネルギッシュな演奏をしています。こんなSP盤がおよそ900枚以上もあるというのですから。日本が戦争に....

まあそれは別としてこれも20世紀の貴重な音楽文化遺産であることは間違いありません。末永く継承されていく事を祈るばかりです。

尚、故由井正一さんらが設立したホット・クラブ・オブ・ジャパンの事務局はこちらです。入会は随時自由です。  電話 03-3444-1441 (岩味様)

4/12


【風邪っぴき】


ナルコレプシー・シンドロームと言うとちょっとカッコいいが、要は居眠りしやすいタチなのである。ゆえに大事な時に逝ってしまうことが多々ある。試験中しかりライブ中しかり時には商談中にも。

昨日あれほど熱い熱弁を振るって下さった伊藤先生の研修中、不覚にもつい一時ナルコレプシーに陥った。それがいけなかった。バチが当たったのだろう、背中がゾクゾクして風邪をぶり返してしまった。昨夜からまた喉が痛み出し、体調が思わしくない。

昨日はおとなしく養生に努めた。おとなしくといっても、若干酒を控えめにした程度だが、熱っぽいせいもあって動きは鈍い。地味な作業に終始した。レコードの洗浄である。

レコードの汚れ取り、百人百様だが、私はやっぱり水洗いが好きだ。一度水で洗っておけば、あとは簡単なメンテナンスで済む。

レコード洗浄液を歯ブラシ(デンター システマ4連固定)で丁寧にしごいて汚れを浮き上がらせた後、画像のレーベル保護器を取り付け、 軽く水で洗って、あとはガーゼでふき取り自然乾燥。

少し面倒だがいろいろ試した結果、今のところこれが一番汚れが取れる。中古のレコードを買った時は必ず一度は水洗いする。傷は治らないが、雑音はかなり減る。仕上げにいつものB液を塗ることもある。


4/11


【ご縁】


JBLのパラゴンのデザインを手がけたインダストリアル・デザイナー、アーノルド・ウォルフ氏が初めて手がけたJBL製品は「ベルエアー」というスピーカーシステムだと聞いた事がある。当時市場にあるほとんどのスピーカーシステムは、どれも同じようなグリルをまとった面白くないデザインと思えたウォルフ氏は、「ベルエアー」に立体的な造形を施したのだという(SS誌 60th Anniversary p134)。しかし現物はおろか写真ですら見た事がない。

そんな折、昨年の夏サウンドピットの坂口さんが極上のベルエアー(D42020)をお持ちになって、その音を聴かせて下さった。ハーツフィールドの上に置くと、その色合いといい造形といい、初めから中高域の強化バージョンとして作られたかのように収まりが良かった。高域は075だし中域はコーンのD216、まるで375を補強するかのような構成である。


ハーツフィールドは後期型になると375の上に075を追加して3ウエイとなった。高域が伸ばされたハーツも聴いてはみたい。ベルエアーは正に打ってつけの追加バージョンではないか。喉から手が出るほど欲しかった。が、しかし、今は苦難の道を経て我が家にやってきた、このハーツフィールドを手懐けるのに誠意一杯、そこまでの余裕は物心両面ともになかった。







時は少し流れ...今年の冬大阪の伊藤さんの所に遊びに行った。そこでジェンセン・インペリアルの上に見たものは...ナ ナ ナント!! 盟友伊藤さんがベルエアーを身請けして下さっていた。近くにベルエアーがある、それも友人の所に。こんな嬉しい事はない。




人とのご縁は大切であるとしみじみ思った。

そう、人との縁とは不思議なものだ。どこでどんな出会いがあり、またそれがどんな形で発展するか、後になってようやく分かってくる。伊藤さんとの出会いはこのHPが縁である。当時私のHPをお読み頂き、メールを何通か頂いた後、直接お会いする機会が生まれ、親交を温めた。当初はもっぱらオーディオ&音楽談義であった。

ところが、伊藤さんは大阪で経営コンサルタントの仕事を長年行っており、ひょんなことから会社の管理職社員に向けての研修をお願いすることになった。私どもの仕事は労働集約型の典型的なサービス業、方や伊藤さんは製造現場の生産管理が得意の分野。が、製造業の切り口でサービス業を見た時、随分と応用できるコンサルがあるものだ。


トヨタの5S運動、TQC活動など管理者研修には打ってつけの研修項目がある。昨年夏から始めた管理者研修。実は昨日が一応最後の研修日となった。それはそれは熱い研修であった。私も今後「5S」にはげもう!


もとい、短い人生、しかし多くの人と出会い、そして別れていく。ご縁は大切したいとしみじみ思った。

4/10


【FREEな日】


昨日のStudiok'sのアルバート・アイラーの“Ghosts”は、山口さんの「狂気」と山本さんの「本気」ががっぷり四つになって、神気迫る迫力の音だった。JBLサブリンも久しぶりに限界に近い音を奏でたのではないだろうか。その迫力たるや会場の皆をうならせたと思う。

一夜明けて、私のコレクションにアルバート・アイラーのアルバムは、北欧でのファースト・アルバムとラスト・アルバムしかないので、どうしてももう一度“幽霊”を聴いてみたくなった。確か渋谷のJBSのマスターは「FREEが好きだ」と言っていた。新宿まで所用で行ったので、もう一足先の渋谷まで足を伸ばしてJBSまで行った。

マスターに「アイラーを聴かせて」と頼むと、即座に5〜6枚のアルバムを取り出し、その中から赤いジャケット(遠目で確認できなかったが恐らく「Love Cry」)を選びターンテーブルに乗せようとした。が、針を下ろす前にきびすを返して白いジャケットに取り替えた。

マスターが選んだアイラーは何と「Spiritual Unity」だった。私は何のリクエストもしていない。ただアイラーとだけ言ったにすぎない。思わず体が熱くなり、何か見えない力が働いているような不思議さを感じた。こういうシンクロに遭遇すると「「サムシン・ゴッド」の存在を思わざるを得ない。偶然にしては出来すぎている。

 


Ghosts→Wizardとアイラーの全く無定形に吼えるテナーの音色に頭の芯がしびれてくる。黙ってビールを飲んでいると、次にオーネット・コールマンの「The Shape of Jazz to Come 」 がかかった。アイラーに比べるとFREEの中にも形式美は残っている。

ドン・チェリーのトランペットが鮮やかに鳴り響いた後、マスターはコルトレーンの「The Avant-Garde」かけてくれた。アトランティック盤では有名な「My Favorite Things」よりも前に、コルトレーンがドン・チェリーとともにドップリとFREEの演奏を行っていたのが興味をそそる。

全くのFREEから徐々に形あるものに変化し、今日のFREEの締めはジャッキー・マクリーンの「New and Old Gospel」だった。オーネット・コールマンに触発されてマクリーンも殻を破ってはいるが、この曲になるとリズムが定型化しているので聴きやすく、体が自然に揺れてくる。揺れながら雨の渋谷を後にしたFREEな日だった。 


4/9



【音の匙】


Studiok'sで行われた山口孝さんの講演会。

オーディオ・フェアーなどの講演会とは打って変わって、とても和やかな雰囲気で、しかし厳しく自問自答を迫られる場面もあり、非常に有意義な山口さんの講演会だった。本を読むだけでなく、書いた本人の生の話を聞くのは、ライブと同じく「場の空気」を通してエネルギーと波動がもろに伝わってくる。ましてや山口さんである。聞く方も熱くなる。

2部のパーティーでは「妖精」に関する裏話や「ヨーヨー・マ」を通して東洋と西洋の音楽についてディスカッションなどがあり、熱い語らいがあった。このような企画をされた山本さん、出演された山口さんに、そしてわざわざ「音の匙」を届けて下さった厚木さんに大感謝です。そしてまた更に新しい輪が広がりました。
そして、今日もまた酔っ払ってしまい、本代を支払わず帰ってしまった。山本さんJNBに振り込んでおきま〜す。 m(.-.)m

4/8



【Eさんによるチューンナップ】

お忙しい最中、わざわざEさんが半日かけて電源周りのチューンナップを行って下さった。今回はクリーン電源とDAコンバーターがその標的。

不可聴領域でのノイズの除去など無意味のように思えるかもしれないが、その結果は紛れもなく音に出る。ノイズフロアーが下がると、埋もれていた音の輪郭が鮮明なり、たとえばドラムのブラシワークのブラシ一本一本が見えてきそうな気配になる。同じノイズでもソフトに内在するノイズではなく、ハード側のノイズ(ハム音を例に出すまでもなく)は無い方が好ましい。


対策終了後、クリーン電源P300はデジタルアンプのSD05とCDT&DACに繋いでみた。SD05は電源に敏感に反応するが、チューンナップ後の音は一聴してS/Nが上がり音の解像度が上がるのが分かる。尖がる部分は更に先鋭になり、柔らかい部分はよりふくよかになる。音にグラデェーションに相当する比喩があるとすれば、コントラストがより鮮明になったような印象である。

またDACのジャンパー線とヒューズの交換は音の骨格が太くなりエネルギー感が増してきた。私好みの方向への変化である。DACを使うシステムの方の音は、低域が床を這い上がって体に伝わり、決してブーミーではないその量感の豊かさに圧倒された。

長期間に渡るEさんの手による電源回りのチューニングはこれでひとまず終了した。あとは自分で出来る範囲のチューンが残るのみ、この場を借りてEさんにお礼申し上げます。ありがとうございました。


クリーン電源 Ps Audio P300のチューンナップ

タップの取り外し ケーブルの編み上げ ケーブルはむやみ編めばいいというものでもない。
ノイズを出す場所限定である。


コンセントのチューンナップ J1プロジェクト(マテリアルTタッピングシートT03-2010)
でダンピングした後、電磁波対策シートを張り更に+−にコンデンサーを追加

コンデンサーはQuriCap 0.47±600Vの強力版で4重電磁波対策を施したもの

MLSのDAコンバーター  30.6のチューンナップ

      
   トランス回りの電磁波対策     ボルテージ変更のジャンパー線の交換 5N銀線4mmφ
トランスはカナダ PLITRON製 アナログ左右独立電源

4/7

【ホリキン先生の診療】

ジェネリック医薬品と言う言葉を最近よく耳にする。「新薬(先発医薬品)」と、同じ成分、同じ効果で先発医薬品の特許期限が切れた価格の安い薬である。が、「リ」を「レ」に換えると...


 ご覧のように、今世界中のスタジオで使われているモニタースピーカー 「ジェネレック」となる。

診察室のデスクの上に置かれたジェネレックのモニタースピーカー8020A、これ以上のニアフィールドリスニングはない。アンプ内蔵のパワード型なので、iPodに繋がれ診察の合間にBGMが流れる。

8020Aは小型ながら100mmのユニットから出ているとは思えない豊かな低域には驚かされる。価格も恐らく戦略価格なのだろう、コスト/パファオーマンスが極めて高い。

電子カルテのディスプレーを見ながら、横ではBGMで音楽が流れる。開業医ともなれば、経営の手腕も問われる。とかくストレスが溜まりやすい。音楽の大好きなホリキン先生、これも自己管理の一つの施術なのでしょう。

ちょっとした遊び心、粋ですねん ホリキン先生。しかし医者としての腕は確かです。そして医療に携わる理念は素晴らしいです。開業前からの本音同盟仲間だが、私はこの開業の挨拶文を読んで、生涯の主治医と決めさせて頂きました。こちらをご覧下さい。




オーディオに限らず、何事も自分で試してみたい性格のようで、興味が沸けば人体実験も厭いません。

以前mixiで仲間内にだけに晒したのだが、ここまで効果が出てきたので、ちょいと恥ずかしいが公に晒してみる事にしました(但し何日間かの時限掲載です)。これも全てホリキン先生のお陰です。

ホリキン先生の医院では週1回(木曜日)、発毛外来も行っています。どこぞのコマーシャルのようなバカ高い料金ではありません。保険適用(一部の薬に関しては自費払い)の正真正銘の皮膚科診療です。その感謝に報いるため、恥を忍んでの掲載です。どうぞお笑い下され。

親が見たら「この恥さらし者、お前の頭はどうかしている!」とお咎めを喰らうかもしれないが、正に私の頭はご覧のようにどうかしちゃったのです。

蛍光灯の明るい照明の元、ISO400の高感度で撮影したので地肌の色がかなり見えるが、これは学術的?記録ゆえ仕方ないです。実際はもっと黒々見えるのは、最近私にお会いした方ならお分かりになるはずです。

もっとも昼間お会いしたOTママや(かわゆい)オッサンは「え〜?前とそれ程代わり映えしないけどなぁ」とばっさり仰った。くそお! そのうちOTママやO崎のアニキに「ハゲは生きていた!」などと言われないように、復活してやるぞoooooooooooooooooooooo (n‘∀‘)η


定点観測
2006/7/12 ホリキン先生撮影 2006/10/19 ホリキン先生撮影 2007/4/6 ホリキン先生撮影

 
蛍光灯の明るい光の下では分が悪いので、自宅で子どもに撮影してもらった。
ハハハ こういうのを無駄な抵抗或いは見栄っ張りと言うのでしょう。
2007/4/6 現在(自然光のもとで撮影)


秋から冬にかけては毛髪の育成も冬眠期に入るようで、それ程目立った変化がない。しかもこの期間はかなり暴飲したので、育毛にとっては過酷な期間だったかもしれない。4〜5月は毛が一番生えやすい期間だそうだ。ちょっと期待している。もっとも今日はハゲ治療に行ったわけではなく、定例の血液検査日である。



【YALの衝撃】


フォノイコライザー 「コニサー2.0」を作ったピーター・マーレスは独立(マーレス・デザイン社)するまでスペクトラル社に在籍していた。恐らくこのスペクトラルのプリアンプDMC-20のフォノ・モジュール"202A" の開発はピーター・マーレスの手によるものだと思う。フォノイコが載った最後のスペクトラルのプリアンプDMC-20SeriesII、このDMC-20SUは空中手配線という凝った作りではないが、音は紛れもなくマーレスの血を受け継いでいる。

ところで、日本でこのディスコンとなってしまったスペクトラルのメンテナンスを手がけることが出来るエンジニアはそれほど多くはいない。そんな中、 現YAL(安田オーディオ・ラボ)主宰の安田登志信さんはその道の第一人者の方である。なぜそう言いきれるかかといえば...まあ裏話はさておき。

その安田さんが自らチューンナップを行ったのがこのモデル。SPECTRALの横にYALのマークが燦然と輝いている。もともと素性の大変素晴らしいモデルが更にリファインされ生まれ変わった。スペクトラルがコニサーに、そして更にYAL仕様に変化した。

早速OTさんと一緒にレコードを聴く。これがアナログの音かと疑いたくなるような、研ぎ澄まされた音の佇まい。楽器の定位は恐ろしいほどシャープであり、スピーカーの上下左右から音が放出する見事な音場感。スピーカーの存在を忘れて部屋に音楽が鳴り響く。

以前使っていたコニサー2.0より更に音楽の内面を抉り出すような鋭さと厳しさを持ち合わせ、余すところなくレコードに刻まれた情報、いや波長さえ合えば大袈裟ではなく演奏者の魂までをも掴み取れる芸術性豊かな表現力である。

さすがにオーディオ・マエストロ 安田登志信さん、凄い感性をお持ちの方だと、ただただ感激した。



今日の実験、OTさんが導入されたディスク・フラッター。


http://www.orb.co.jp/audio/df01.html

ノラ・ジョーンズの1stアルバム、プレミアム盤ではない普通のLPの一部のロットには反った物がある。梱包の際の不手際か、輸送中のアクシデントか、それは分からない。しかし私の周りの何人か人が同じ症状を体験していた。

まあ、それに限らずペナペナのOJC盤のJAZZのレコードには結構反りかえったものがある。そんな時今までは厚いガラス板2枚の間に挟んで日光浴などさせていたが、平坦に戻る確立は五分五分といったところだった。

今日、件のノラ・ジョーンズのレコードをこのORBのディスク・フラッターにかけてみた。時間はは60分、タイマーの音が意外とうるさかったが、仕上がりは上々、平坦になっていた。これは使える。


4/6

【JBS拘りの珈琲】


普通の喫茶店でJBSのマスターのような珈琲の淹れ方をしていたら、立ち行かなくなることだろう。通常の豆の量は10〜13gと相場が決まっている。ところが、マスター30gもの豆を使う。しかし単に苦いだけのエキスの塊ではない。とても贅沢な豆の使い方をしている。

実際の淹れ方はこちらをご覧下さい。

今回も不思議な繋がりを感じた。JBSの豆は東横線渋谷駅下の「渋谷食品」の豆である。その直営の喫茶店がトップ。そのトップに長らく勤め店長をやっていたのが、私の憩い場 「高円寺 カフェ・ドリ・プリー」のマスター 頑固親爺こと通称偏屈さんである。

今日は阿佐谷ジャズストリートの第1回目の実行委員会が行われた。昨年の反省も含めて今年は当日男ではなく、プロセスの段階からお手伝いしていきたいと思ってる。

4/5


【充電】

ここのところちょっと走りすぎたので、一休み。

昨日は土砂降りの中2件のJAZZ喫茶?をハシゴする。2件目のJBSはJAZZ喫茶風カフェバーかな。でもマスターの淹れる拘りの珈琲は半端じゃない。やはりJAZZ喫茶だろう。ALTEC#605は軽やかに歌っていた。

演奏を聴きながらマスターとミュージシャンの人当てクイズをやったが、私が分かったのはメインストリーム系だけだった。5,000枚のレコード棚の何処に誰が住んでいるのか全て分かっているなんて、やっぱりプロはすんげえや〜!

BIGBOYはオープン3ヶ月の素人さんのお店だが、マスターの人柄で固定客が間違いなく増えるだろう。
inaiinaibaさんお忙しいところありがとうございました。
4/4


【真打登場】

実って垂れる頭なら歓迎されるが、「頭でっかち」は嫌われる。

同じ「頭でっかち」なら軽いほうがいい。
回転軸の先端に取り付けるCFRPプーリー、軽くて強靭で振動を吸収しながらエネルギーを確実に伝える。3パーツを結合させ、真円を出すことに成功した画期的なガラード301用CFRP製プーリー。

 

この差は圧倒的だった。カーボンアイテムの最後の切り札、真打登場。お店で聴いた時、思わず同席していた岡さんのひざを叩いて飛び上がってしまった。

これでガラード301のプレーヤー周りのカーボンチューンは完結した。あとは興奮しながらも、楽しく音楽の世界に浸るだけとなった。


(これはまだ仮止めの状態です。高さ調整をして最後に六角レンチでビスを固定して完了です。)


4/4



【アクティブ・オフ会の続き そしてある実験】


昨日のオフ会は何もパチンコ球だけで遊んでいたわけではありません。OTさんは「完全水平が取れた場合、垂直の軸受けの回転振動は最小になる」という仮説のもとに、振動レベル計を持ち込んで、非水平時との差を数値で確認しました。

完全水平でない場合、軸受けの傾きがストレス振動となって発生するのではないか、面白い発想です。パチンコ球や精密水準器の目視だけではなく、測定器を用いて数値で確認する、アナログ派拘りの実験です。

このONO SOKKIの振動レベル計(VR-5100)は恐ろしく感度がよく、センサーをターンテーブルボードの上に設置後、床を叩いた振動はおろか、我々の話し声も感知してしまうほどの精度の高いものでした。

ディスプレーに表示されるバーグラフを確認しながらガラード301の完全水平を調整しました。

 




一夜明けて今日、この振動レベル計を用いて私なりの実験をしてみました。文系のど素人の実験です。いや実験というほど大袈裟なものではありません。お遊び感覚のイタズラみたいなものです。しかし、この実験を通して、自分の目である確証を得る事ができました。

凝りもせずドライカーボン、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plasticsの略。炭素繊維強化プラスチック)の登場です。

巷で言われているように、果たしてドライカーボンは高い内部損失と共振周波数により、振動を急峻に吸収・減衰するのか? この振動レベル計で自分の目で確認してみようと言う酔狂です。もっとも、そんなことをする以前に私はこの3mm厚のドライカーボン・シートに惚れ込んでいるので、無意味といえば無意味ですが....


長文になってしまったので、もっともらしい実験結果はこちらからどうぞ。

但し、どこぞのTV局の「○○大辞典」のような我田引水のヤラセや捏造ではない事を明記しておきます。(笑 だって誰がやっても結果は同じですから。また、振動を与えるのにカーボン片(BDRのPITS)を使ったのは、カーボンシートにとっては少し不利でした。振動モードが同じなのでいくらか共振が起きたかもしれません。

しかしながらドライカーボンのターンテーブルシートは、内部損失の高さと剛性が高い次元でバランスしており、また素材固有の共振周波数が高く、モーターの回転音やアイドラーの摩擦音や共振を減衰し、効果的に振動を吸収することが出来ることの確信を得ました。

ちょっと大袈裟か、しかしながらゴムシートに比べると、数値上でも減衰能力が高く、よりレコードの溝に刻まれている音楽信号のピックアップに適っていることは確かです。

4/3 



【アクティブ・オフ会】

私のオーディオ熱の再燃の火付け役の悪友(笑)二人が遊びにきた。二人とも根っからのアナログ派。そりゃあCDも勿論聴かれるが、音源はレコードに集中している。故にカートリッジ、トランス、ヘッドアンプ、フォノイコライザー、アーム、そしてプレーヤーの選択についてはそれぞれ一家言持っている(どころの騒ぎではない)。

OTさんは恐らく60年以降の世界中のアームの大半は自ら手にして試聴されているし、(浜の字、府の字、高の字 改め)天の字さんは国産のカートリッジはほとんど聴いている。単に持っている、聴いているというレベルではなく、それぞれ時間をかけて聴き込んで音質の違いを自らのデータベースに記録されている。それはアーム・カートリッジに限ったことではなく、他のアナログ関連機器についても高いレベルで研鑽を積んでいる。私などは足元にも及ばない。

そんな二人が遊びに来たのだから、何もしないで黙って帰るわけがない(大笑)。昨日は非常に密度の濃い、そしてアクティブなオフ会となった。そして楽しい時間はあっと言う間に過ぎていった。



アナログレコードを正しく再生するためには基本となるいくつかの約束事がある。その言わば基本中の基本としてターンテーブル(レコード)の水平レベルを合わせる作業がある。床の水平に対しては通常は受身にならざるを得ないが、ラックを始めプレーヤー、ターンテーブルはこちらで積極的に調整できる。またそれをしなければならない。


水準器一つあれば事足りるし、通常はレベル計の気泡が円の真ん中に来ていれば良しとして、お茶を濁しがちである。しかし近視眼的に見るとあのレコードに刻まれた細い溝を、これまた何ミルという小さなチップがトレースする訳だから、もしターンテーブルなり針先が水平・垂直でなければ、正確なトレースは出来ない。溝がどちらかに傾いていれば当然傾いた方に負荷がかかるし、レコード自体を傷つけないとも限らない。


定期的に水平レベルはチェックはしているが、昨日はOTさんが超精密なレベル計を持参して我が家のプレーヤーの調整を行ってくれた。精密レベル計とパチンコ球、この二つでプレーヤーボード、ターンテーブルの水平を取り直してくれた。

パチンコ球は便利である。薄くスクワランオイルや他の潤滑油を球に着け、摩擦係数を上げて目的物の上に置くと水平のチェックが簡単に出来る。球が止まるように調整し、更に精密レベル計で微調整を計ると完璧である。


ガラードとオラクル両機のレベルを合わせたが、圧巻だったのはオラクル。オラクルはデルフィーV以降プレーヤーボードでしかターンテーブルの水平を取る事が出来なくなったので、ボードの傾きがターンテーブルの水平に直結する。ラックを少し動かしたり、機器の取り回しを変更したりすると、水平が崩れることがある。


水平レベルを再度取り直していつもの試聴のレコード「GILLES HEKIMIAN TRIO」の“ INNER SWING”をかけると、PIERRE-YVES SORINのベースに、より深みが出て低域は更に重心が下がっていた。左右のクロストークも減少し(したように感じ)、シンバルの音色の移動が3D的に展開している。

地震等でいつの間にか僅かに傾いている事もある。ターンテーブルの水平チェック、簡単な作業だが効果は高い。お金はかからずコスト/パファオーマンスは極めて高い。

4/2


【バーチャルとリアル】

今日は昼から安西さんちへ遊びに行き、音楽を聴く。安西さんから「最近買ったCDでぶったまげるくらいいいものがありますよ」と事前に連絡をもらっていたので、胸弾ませて地下室のオーディオルームに入る。確かにぶったまげた。5.1chなど必要ないほどリアリティに富んだソフトだった。安西さんに同じ物を買ってきてもらうので、手元に届いたらまた紹介します。

今、安西さんはP0sを売り飛ばし、MacBOOKをCDプレーヤーの代わりに使っている。リアルタイム出力でAirMacへデータを飛ばし、それをもう一度Macに取り込む。それを外部スピーカー選択設定をしてミニプラグからマランツの7に入れている。つまりデジタルアウトしていないので、DACも不要、AirMacの追加はあるが最もシンプルなPCオーディオである。実は私も自宅ではそれをやっている。

再生は連続再生が出来ないので面倒ではあるがOick Time Playerで行っている。無料の中 では今のところ一番音がいい。

PCオーディオにはどの方法が一番音がいいのかまだ定説はないが(今後も暫くは混乱が続くと思うが)、このMacのアナログ出力は手軽な上に音も十分満足できるレベルである。安西さんも一応CDプレーヤーやDACも持って入るが、今は全く使っていない。

 ひとしきり音楽を聴いた後で、今日が最後の見ごろであろう、善福寺川公園まで花見に出掛ける。

その後新宿でホリキンさんと合流して横浜の赤レンガまでピンクボンゴのライブを聴きに行く。

モーション・ブルー・ヨコハマは入れ替え制の2部構成であり、客の入りが心配だったが、9時30分スタートの2部もほぼ満員であった。ほっと胸をなでおろす。今夜はゲストに中島啓江さんが出演した。歌は勿論の事、やっぱり存在感がある方だ。

アフターライブはミュージシャンの方達とちょいと一杯。花と酒と音楽の楽しい一日であった。


4/1/07 4:52:34

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