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【久々シリーズ】

ここのところまたHPに悪戯書きを書きはじめた。少し休んでいたので全ての事が自分にとって「久々」となることばかりである。

HPの更新にしてもoff会にしても、実はあくまで自分のある種モチベーションを維持するための薬のようなもので、βエンドルフィン、セロトニン、ノルアドレナリンを噴出させるための端緒となる行為である。義務感やまして使命感などさらさらない。好きな事が煩わしさになったら単純に止めてしまえばいいだけで、その辺の拘りはこの歳になると少なくなってくる。



【久々の早瀬ご夫妻】

まだ、しこたま酔っ払って候。

早瀬ご夫妻が京都に引っ越されると言う。プライベートで大変お世話になったご夫婦、今夜は送別会に顔を出す。つくづく思う「人間万事塞翁が馬」、どこでどんな展開になっても、最後に笑ってこの世とおさらば出来る人が、何と言っても幸せと、痛感する飲み会でした。いや早瀬ご夫妻のことではありません、私自身のことでありまする。

ともあれ、今夜も楽しい酒をしこたま飲んでしまった。何と言っても「明るい農村」とカゲトラさんご推奨の「べい○○」だもの、気持ちよく酔っ払ってしまいました。京都に行かれても幸多かれと祈念します。それを言い忘れて一人で先に帰されてしまったので、私事ではありますが、ここでエールを送ります。


ところで、このLP。酔った勢いで暴言を吐きます。70年代の日本の録音はアナログ・ファンには堪えられない宝の山である。皆真真剣で真面目だったんだろうなぁ。

今日高円寺のレアという中古レコード屋で800円で買った。石川さんによれば300円が相場だそうだが、この田舎の高円寺でも倍以上に値上がっていた。日本盤のオリジナル・ファースト・プレス・アルバムが800円、どうなっているのだろうか。録音もその内容も素晴らしいのに、見る目がない日本のJAZZレコードファン。これを聴いてベイシーのふ〜る〜いオリジナル盤を珍重するのもどうかと思ってしまった。まあこのダサいジャケット・デザインだから見向きもされないのも無理はない。これがもう少し購買意欲を誘うようなデザインだったら決して300円の値付けにはなっていないと思う。

サド・メル・オーケストラの2度目の来日のライブ盤「LIVE IN TOKYO」 (1974./3/12.13録音) A面1曲目の「ONCE AROUND」のメル・ルイスのドラムを聴いて興奮できない奴はJAZZを聴く資格はないと断言する。

JAZZは本当に楽しい音楽であること、そして何よりSWINGしてこそJAZZであることを、このアルバムは教えてくれる。発売は75年だが録音は72年の「SUITE FOR POPS」のA面1曲“MEETIN' PLACE”を聴いた後でで、このアルバムを聴くと、同じサド・メルの演奏とはとても思えない。JAZZの原点はロックと違いスイングできることに意味があると、つくづく思う酔っ払いオヤジでした。

ブリロンのセッティングに関してはまた後日。今日は善福寺川公園で本音同盟と花見だ。そしてあか抜けすぎるモーション・ブルーでピンクボンゴのライブ、恐らく今夜もグデングデンに酔っ払って午前様だろう。


 3/31/07 3:50:57


【久々のGFRさん来宅  SD05〜ブリロン】


GRFさんとの出会いは不思議なご縁を感じます。始めてお会いした日に、一緒に那須のサウンドデザインの試聴室まで行き、そこでお互いにデジタルアンプのSD05の音に魅了されました。
デジタルアンプに対する今までの思い込みが払拭され、これは是非自分で使ってその実力なり能力を試しみたい衝動に駆られ、程なくSD05を購入しました。


それから暫くは興奮状態が続き、オーディオ的興味から自分なりにいろいろと実験や試聴を重ね、益々SD05の魅力に取り憑かれていきました。そんな折、製作者の石田さんやGRFさんから「SD05は確かに斬新かつ画期的な新次元のアンプだが、あくまでも音楽を楽しむ道具として日常生活の中に溶け込むような使い方をして欲しい」とのメッセージを頂きました。

その言葉に目から鱗、SD05は会社の事務所で日常的に使うアンプとして安住の地をみつけ、以来ずっと会社で使っていました。ところが...



SD05のデジタル伝送→デジタル増幅→ノーフィードバックを核としたストレートかつピュアなCD再生は、自分にとって一つの基準となるアンプです。もっとも使い方次第(たとえば電源の取り方、トランスポートやケーブルの選択等)で音は変調します。それはさておき、自分の出す音に迷った時、SD05と比較して聴いてみると、その音の差異に気づかされます。既出の言葉ですが言わば検値機、測定機のような役割を果たしてくれます。決して他の機器の荒さがしをするためではありません。

自分にとって基準或いはコンパスを持つと言うことは、ブレの振幅が修正できます。そんなこともあり、会社でBGM的に鳴らすのも確かにいいけれど、もう少し積極的にSD05を使ってみようと、再度隠れ家に持ち込みました。

そこで、ハーツフィールド系のシステムや他のシステムとの音の比較をして、その差異を確認し、自分の迷いを解消していきました。何も全ての音をSD05の音に合わせると言うことではありません。違いを認識した上で逆に他のシステムの持つ特徴を積極的にデフォルメしたり、或いは平準化の方向に振ったりします。

それはSD05の音が自分にとって(あくまでも自分にとって)、ニュートラルであるからに他なりません。ニュートラルということは無味無臭の味気なさでありません。デジタル再生の基準というこで、音楽を勿論とても楽しく鳴らしてくれます。

ちょと長くなりました。昨日はGRFさんにハーツフィールドの音とSD05系の音、両方を聴いて頂き、それぞれの持つ音の特徴を確認していただきました。GRFさんのように確かな耳をお持ちの方に自分のシステムを聴いていただく事は、どれだけ心強いか。とかく「井の中の蛙」に陥りやすい趣味ですから、スキルを積んだ方に聴いて頂くことは、自分の方向性の確認ができます。それは「常にバランス感覚を保っていたい」と言う私の思いにとっては重要な事柄なのです。

また長くなりました。今隠れ家ではSD05はオーディオ・フィジックのブリロン1.0に繋がっています。わが愛すべき初代ノーマル・ブリロンです。いや〜ブリロンでは散々遊ばせて頂きました。改造もしてみたり...でも素のままのブリロンで、しかも純正のスタンドに付けて今は聴いています。これはOTさんのお陰なのですが、その件はいずれまた。

SD05(50Wタイプ)とブリロン1.0の組み合わせは私の現時点の正しい音の回答です。「No less of fine detail」と「No feedback」が出会った時、ウン百万円、ウン千万円のシステムと堂々と渡り合えるあえるどころか、今の私の部屋(10畳)に限って言えば、場面では明らかに勝っています。   (でもハーツフィールドもいいです。笑)



SD05のセッティングについては、試聴位置のすぐそばに置いています。リモコンの無いSD05です。音楽を聴きながら細かい音量調節するには、試聴位置の側に置いたほうが便利です。デジタルケーブルは多少長くなりますが、1mが3mになっても試聴上全く問題はありません。ケーブルは、メタルコニサー3.0を作られた安田さんに特注で作って頂いたYALモデルです。


電源は音楽によてってクリーン電源のON/OFFを行っています。クリーン電源はいつものPS AUDIOのP300で、200V→100V変換 SIN波 60Hz仕様です。

ONにするとあたかもV本の線がT本の線になったかのように音像がシャープになり音が立ちます。別の表現をすれば解像度が上がった分だけ線が細くなり、一瞬音が痩せたようにも聴こえます。これは私の感覚でいうと、ピタリと度の合ったメガネをかけた時、或いは双眼鏡のフォーカスが一点に焦点した時のイメージで、音痩せとは次元が違います。

OFFにするとT本T本の線が太くなりますが、決してV本ににじんで曖昧或いはファットになった感じはありません。上記の表現とは矛盾しているかもしれませんが、少しかどの取れた柔らかく且骨太サウンドです。これは聴き様によってはエネルギッシュです。

SD05はこのON/OFFの違いを正確に出してくれます。ですから私はソフトによって使い分けをしています。JAZZを聞く時はOFF、同じジャズでもECM系やパブロ系はON、音場重視の室内楽を聴く時はON、ボーカルは人によってON/OFFを使い分けています。ソフトの製作者(ミュージシャン・ミキサー・プロデューサー等)が狙った音作りを想像し、或いは自分の好みを反映する、クリーン電源はそんな使い方をしています。

  


そうそうあと大事な事、正しいグランドアースが取れる場合はアースをとります。自宅や会社ではアースが取れましたが、隠れ家ではグランドアースはとれません。アースの有無で音が変調することを体験しましたので、今は擬似アースを取っています。付けると音が立ちます。まあこれも好みの範疇です。


 


ここでちょっとブリロンのセッティングについて。上述したようにブリロンは完全ノーマル初期型の1.0です。スタンドも純正品です。ただ転倒しやすいこのスタンドは保険をかける意味でマジックテープバンドでしっかり固定しています。


脚の先端のスパイクは本来床にブスッと突き刺すために取り付けられていると思いましたので、これは外してナスペックのJ1プロジェクトのSP35S ショートタイプを取りつけました。ネジ穴はそのまま使えます。


受けのベースはBDRのカーボン・スパイクベースTHE PITS MK4を使いました。20mmの黒御影石の上に設置し、それをGRFさん推奨のウエット・カーボンのブロックの上に5点支持で乗せました。これは散々試した挙句の試行錯誤の結果です。私の好み音の方向になり、今は満足しています。それぞれ好みがありますので、音の変調の様子については敢えて書きません。

大事なポイントは 「No less of fine detail」をうたい文句にしているブリロンです。綺麗な音場再生と解像度を両立させるために出来るだけシビアーにセッティングしました。mm単位どころではありません。この時役立つのが例のレーザー光線です。スタンドと床面との完全水平、ユニットの完全垂直が、簡単に調整できます。

  


続く

3/30

【久々の石川さんのお宅】


そう久々でもないか、でも今年に入って始めての訪問であるから、久しぶりには違いない。いつものように石川さん広木さん三人でオーディオ&音楽談義を楽しみ、石川さんの選曲した音楽に耳を傾け、珈琲を飲み煙草を吸う。

そう、石川さんお宅では喫煙が自由なので三人でプカプカ。とある方が「石川さんの音はヤニの音」と形容したそうな。まあ音楽を聴く時はおおらかにストレス無く楽しみたいものです。

石川さんの所では毎回驚くことばかり。さて今日のサプライズは?と期待していたら、のっけからやられてしまった。なんと超ヴィンテージ派の石川さんがパソコン・オーディオをやっていらした。もっともいわゆるPCオーディオとはちょっと毛色が変わっている。

ノートパソコンからアナログ出力された音源は\1,980!!で購入されたという3Dスピーカー(アンプ内蔵)に繋がり、そのスーパーウファーだけを利用して左右の出力は低域用SPと高域用SPに分岐され、モノラル・マルチ・チャンネルを構成されていらした。

 


使われているユニットは‘60年代の3ウエイのビクター製。ユニットをエンクロージャーから取り出して裸のままで使っている。平面バッフルより更に素直なユニットのみの音が聴ける。これに件の¥1,980の3Dシステムの一部スーパーウファーを繋ぐと、なんとまあ量感豊かなそして音場感豊かな音楽流れてくるではありませんか。



当時としては強力な磁気構成、通常ロクハンに使われていたマグネットをスタックで2連にし、
それを5本、計10個マグネットが付いている。ゴトウのユニットほど
(石川さん曰く同じようなマグネットが32個付いてたユニットもあったそうだ)
ではないが、やはり当時の製品作りには力が入っていた。

おっぱいが7個こちらをみているような。。。見様によってはちょっとエロっぽい。



これには私も広木さんもたまげた。ちゃ〜んと音楽が聴ける。石川さん「PCオーディオなんて、こんなもんでいいんですよ」と軽くいなしたが、達観するまでの道程は深くて長い。既出だが、中学生の頃既に映画館で使われていたウエスタンのシステムを引き取り鳴らしていらしたのだから、その後の過程は押して知るべし。

そうそう石川さんは趣味が多彩でもあり、最近になってブログにその趣味のことをお書きになり始めた。色々なポータルサイトを模索されたようだが、最近はここに落ち着いたご様子です。どうぞご覧下さい。

http://c.webry.info/at/jyomon3p/kannou/index.htm  http://jyoumon3p.exblog.jp/i3
  


サプライズ2は EGO-WRAPPINの「色彩のブルース」。2002年ごろ大ブレークしたそうだが、私はそのユニット名も曲も聞くのは始めて。これが実にいい曲ではありませんか。「ミッドナイト・デジャヴュー」と命名されたアルバムは、そう確かに昔どこかで聴いたようなノスタルジーを感じる。


曲調はジャズ・ブルース・昭和歌謡・ムード歌謡・ロックをごちゃ混ぜにしたようなボーカル盤スクランブル・ミュージックである。今日この曲を場所も変えて6回も聴いてしまった。酒が入ると尚更響いてくるものがある。広木さんは「ん〜?松尾和子かぁ いや五輪まゆみ...」 私「ニアンスは浅川マキ いやでも声が若いしぃ...」 
二十代の女の子が作詞・作曲とはとても思えない。声も少しハスキーで耳障りがいい。

その後クララ・ハスキルのシューマンで興奮し、両ジルベルトの鼻歌で骨抜きなり、男と女で気だるい気分になり、おいしい水を飲みに3人で出掛けた。あまり飲みつけない日本酒を飲んでベロベロに酔ってしまった。帰宅後も「色彩のブルース」が頭のなかでぐるぐる回っていた。



3/29

相変わらずの誤字・脱字・変換ミスで読みにくくて済みません。KOさん毎度のご指摘ありがとうございます。ひとこと言い訳を。夜中寝る前にチャチャとキーボードを叩き、翌朝さ〜と読み返してUPする、そんな流れです。一字一句推敲などできませんので、今後も多々あると思います。まあご愛嬌という事でひとつご勘弁下さい。

【久々の電源コンディショナー】

機器を大幅?に整理し、また機器の設置場所を変えたのでPS AudioのP300 Power Plant の出番が無くなった。P300は200V→95V〜117V変換タイプだが、肝心の200V専用線は長さの関係もあって他の機器に供給している。

わずかばかり(それでも余裕を持って6mは欲しい)VVCの切り売りケーブルのを買えば事足りるのだが、ずっと怠けていた。が、せめてデジタル機器のDACとCDTだけにはクリーン電源を使いたい。重い腰を上げてVVCケーブルを買ってきた。両端にプラグを取り付けようやくP300の出番が回ってきた。


そこでちょっと面白い実験をやってみた。既出のNoise Harvesterをクリーン電源に直付けしたらどうなるだろう。ノイズが無ければランプはつかないはずだ。

はたして...うたい文句通りランプは全く点滅しなかった。30分経ってもピカリともしない。クリーン電源経由後はノイズが除去されている事、Noise Harvesterは本当にラインノイズを蓄積し、それをエネルギー源にしてランプを発光させている事が分かった。いや待てよ、同じPS Audioの製品だからうまくキャンセルされるように仕組まれているのかも・・・猜疑心が少し芽生えた。




右の画像は壁コンから直接電源を取ったもの。間断なく小刻みにランプが点灯する。


他の電源コンディショナーではどうであろう。単純な好奇心が働いた。事務所ではCSEのRX-100Tをターンテーブルの周波数変換用に使っている。早速Noise Harvesterを挿してランプがつくか否か試してみた。


挿入直後 無発光。おお!やっぱりクリーンな電源になっているんだ。1分..2分そして13秒後小さくカチカチと音がした。でもランプはつかない。それから暫くしてピカッっと青い閃光が!その後は不規則だが、およそ2分間隔位の割合でランプがつくことが分かった。CSE或いはPS Audioの電源コンディショナーをお持ちの方は是非お試し下さい。因みに常用のダウントランスでは間隔は長いが始めからランプがついた。

 
あと不思議な事に私のRX-100Tではスルーにするとランプは全く点灯しない。
オペレイトにしてアイソレーションすると不定期に極僅かにランプがつく。
同機種をお持ちの方試してみて下さい。


まあそんなことはどうでもいいか。Noise Harvesterを入れると確かに音の変化がある。私の好みの方向への変化である。ここでやれ音の解像度だの倍音がどうのだの言いたくない。是非ご自分の耳でご確認下さい。電源コンディショナーを買うより遥かに安い。

サイトを覗くと原理が書いてある(勿論翻訳ソフトで訳さなければ分かりません。ところでGoogleのBETA訳は下手な笑い話よりも面白い。 Noise Harvesterは騒音の収穫機とのこと)。オカルトグッズではなさそうだ。いずれにしても私は今やもう手放すことはできない。これを教えてくれた飲み友達(と言っても珈琲ですが)の雨○さんに大感謝である。張本人の雨○さんは6個もNHを使っていらっしゃる(上流の壁コンから始まって分岐タップそして下流の機器に順番に差込んでおられる。下流になればなるほどランプの点滅は弱くなっていた)。

そのお気持ちよ〜く分かりました。私もいつの間にか増えていたりして...


3/27


【久々の佐藤さんのお宅】



佐藤さんの所にお邪魔するのはいつも夏と相場が決まっている。ご家族の方々が里帰りされるお盆の期間である。ところが今回は2月の中旬に早々と今日の日にちを指定されてこられた。ん?と思ったが、そうか今年は春休みにも奥様がお子様達を連れて里帰りされるのだろう。

佐藤さん宅のオフ会は毎回明確なテーマが決まっている。過去のオフ会では、同モデルの2台のフォノイコをそれぞれのモノラル仕様で繋いで聴くというのが強く印象に残っている。クロストークの無い信号、電源部の余裕のためか、クリアーな音が聴けた。その影響を受けて、後に私はレビンソンのML−6をフォノイコ代わりに導入する羽目になってしまった。

もとい、今回のオフ会のテーマは事前には知らされてはいなかったが、佐藤さんのメルマガを読んでいるので、想像は付いていた。

私の中では8インチユニットの名機と思っているライバル機2種 ALTECのパンケーキとJBLのエルティパッティの聴き比べである。正確には少し違うが音のテイストは同じである。755Eと2115(LT8T-2)。

 


この両モデルをサブロクの合板を半分にカットした平面バッフルに取り付けてそれぞれ聴かせて頂いた。箱鳴りの影響を受けず、バスレフポートや箱の容積の問題から開放された素直なユニットの音を聴くことができた。巷で言われているように、案の定両モデルは対照的な鳴り方であった。


755Eはいい意味でラヂオの音である。人の声がとても良く通り、その音は耳に自然と馴染み聴きやすい。低域はふわっと軽く量感は少なめである。一方2115の方は高域に独特の艶があり音全体が明るい。低域は少し重い感じである。これは「狙いの品質」が当初から明確だったことを覗わせる。755系はホール(聴衆)ユース、2115はスタジオ(モニター)ユースということであろう。こうやって改めて聴いてみるとその違いが非常によく分かった。佐藤さん DIY並びに何度もの付け換え、ありがとうございました。

成る程と思った。昔からマニアの人達はこんな実験を繰り返して、それぞれ自分の好みの音を探求していたんだろうな。今回私もようやくマニアの仲間入りが出来たように思う(笑



ガラードと同じように、定期的にきちんとメンテナンスすると
いつまでも美音を奏でてくれるトーレンスTD-124。

コンパクトな筐体に日本を代表するSAECとFRの2本のロングアームが取り付けられている。


同じ杉並在住でご近所の佐藤さんのお宅にはまたちょくちょくお伺いしたい。何となればとても美味しい珈琲に、これである。


マイコン仕様全自動マッサージ機。座るとその人の体系に合わせてツボの位置をセンサーが感知するのか、いや〜実に気持ちよかったです。30分以上パンケーキから流れるトニ(ー)・ハーパーの大人びた妖声を聴きながら、それこそ本当に身も心も芯からリラックスさせて頂いた。 スペシャルメニューも味わいながら。あらためて、ありがとうございました。


3/26


【久々のアイガーさん】

アイガーさん
とお会いするのは2年ぶり?いやもっと経っているかもしれない。inaiinaibさんの所でpippinさんとともに久しぶりにお愛した。相変わらず温厚でジェントルマン、物腰は柔らかいし、私と違って知性に溢れていらっしゃる(いや別に持ち上げて褒め殺すなんていう邪心は毛頭無い。ましてや何かのタクラミもあるわけでもない)。

ところがこのアイガーさん、オーディオの事になると別人になる。月平均2回の立て篭もりは阿修羅のようにオーディオと格闘していらっしゃる。オーディオはそんな温厚なお人柄のアイガーさんでさえ、別人に変えてしまうほどの魔力のある事が言いたい。男が情熱を燃やすに値する高尚な趣味である。いやもっともここを覗きにいらっしゃる方々はそんな事は百も承知か。

LP12のバージョンアップ・キットを導入されたら化けたそうだ。今アナログはほぼ完璧に近い鳴り方をしているそうだ。アキバ(カートリッジ)でモノラル・レコードをかけても、今回inaiinaibaさんのモノラル再生と何ら遜色のない音が出ているとのこと。夏ごろお邪魔して聴かせてもらおっと。

いやアイガーさんの仰ることはよ〜く分かる。私も何度も経験している。直近の例では昨日の岡さんのお宅。ベンツマイクロL04でモノラルレコードをかけても、それはそれは素晴らしい音が出てくる。下流の機器でそういうチューニングをなさっていらっしゃる。

原理的に言えば確かにモノラルレコードとステレオレコードでは音溝の広さや溝の切り方に差があるので、それぞれに合った針(カートリッジ)で再生するのがベストである。幅の広い溝に針先の細い、或いはカットの形状の異なる針を落とせば、それこそ溝の中で遊びが出て無駄な動きが音を歪ませたり、底の音まで拾ってノイズを助長することにもなりかねない。逆にモノラル針でステレオレコードを再生すればどうなるかお分かりのように。

「オーディオは科学」 全て理論なり計算の上に成り立っている。が、しかし音楽は科学ではない。それを聴く人間の脳も極めて個人差がある。何を正しいとするかは個人の価値観で決まる。何が好みかもその人の感性が司る。

オーディオのテクノロジーはもっと進化して欲しいし、作り手は純粋に科学的な立場から製品作りをして欲しいが、聴く側からすれば教条主義的な「べき」論や「ねばならぬ」論はひとまず置いて、もっとおおらかに楽しくオーディオを音楽を楽しみましょうや。


inaiinaibさんのお宅を後にしてハシゴ酒。酔いも回り4人でアナ同盟、略してアナログ同盟を結成した。いや逆か。
アイガーさんのinaiinaiba邸の早速のインプレはこちらをご覧下さい。
アイガーさんも私と同じような印象を受けたということは、inaiinaibaさんの出している音は一定の方向性を持った普遍があるのでしょう。正に「音は人なり」



【久々の inaiinaibaさん宅 そしてアナ同盟の結集】

昨日の続きから、いずれにしてもガラードのアイドラーは消耗品である。今や純正のアイドラーはなかなか手に入りにくい。仮に純正品があっても相当管理の行き届た保管をしないとゴムの劣化は進んでいるだろう。

どうせ交換するのなら現状よりも性能をUPさせたい。或いはもうガラード301などというおんぼろ機などに見切りを付けて、さっさと海外の最新のプレーヤーに乗り換えたほうが賢明だ。

だが頑なにガラードが好きな人もいる。ガラードの何が、何処がいいのだろうか。ガラードにはまってしまった私に言わせれば、まあ一言では言い尽くせないからその辺は書く気になったらまとめてみたい。

今はただビンテージの車やカメラ・時計に通じる「味わい、質感」があることは勿論、それ以上に定期的なメンテナンスを怠ることがなければ、現代の最新機種にも引けをとらぬばかりか、それを超える音楽の楽しさを奏でてくれる、とだけ言っておこう。

映像に比喩していえば、時にハイビジョン画像よりもモノクロの雨降り映画の方が情感に訴える時もある。いやもとい、ガラードはハイビジョン画像よりも実体感を出せる事もある。SPも聴けるしね。懐古趣味と言われれば決して否定はしない。

CFRP普及委員でも営業マンでもありません。しかし今日もCFRPアイテム持参で逗子まで行ってきた。inaiinaibaさんもガラード使いではつとに有名な方である。ここでCFRPを試してやろうと言う魂胆であった。勿論お伺いする前にそんな事は一切話していない。CFRPは隠し玉である。



体に悪いとは分かっていても、しこたま酒を飲んでしまった。しかも帰りの湘南新宿ラインの中でもグビグビと。元来酒の飲める体質ではないのだが、あんな音を聴かされた日にゃ飲まないわけにはいかねえよ。「何で?」という疑問符が頭から離れない。

inaiinaibaさんのアナログのそしてモノラルの音は言葉で形容すると陳腐になるのでやめた。こんなモノラルの音は何処のお宅でも聴いた事が無い。
ニーナ・シモンが目の前に甦り、野太い声で私の前で歌ってくれた。ゾクゾクして鳥肌が立った。いや、やっぱり自らの語彙能力のなさを晒すだけだ。止めよう、まだ酔っ払っている。







ガラード301は微調整の困難な5点で支持されている。
因みにinaiinaibaさんは全ての機器が5点支持となっている。 

軸受けの下はルビーの軸受けが入った真鍮のハウジング。
その下に振動吸収のソルボセインを噛まし木とブチルゴムで天板に接触させている。
この効果は高く、非常に静粛性のあるスムーズな回転であった。 

ここでCFRPの3mmシート載せてみた。参加者全員大満足、音に更に深みが加わった。

既出だがinaiinaibaさんのお宅は紙と木と若干の土で出来た典型的な戦前の木造家屋。スピーカー 右のクレモナの後ろは襖で玄関につながる。、左の後ろの壁は土壁 スピーカーの間にはガラス扉付の大型の食器棚、床は畳の上に絨毯、しかも関東大震災の直後に建てられた家なので、歩くと床が揺れる。左の部屋が常に開けっぱなしで、そちらにオーディオ機器をセッティングされている。

リスニングポイントの後ろの襖は開け放たれており廊下がむき出し、まあこれ以上デッドというか開放的なオーディオルームを私はしらない。常識的考えるといい音は出にくい。特に背面バッフルの2つのバスレフポートは襖と至近距離にあり、遮蔽物が紙なので反射はほとんど考えられない。



どこぞの教科書に書いてあるセッティング方式とは無縁のinaiinaibaさんのオリジナルセッティング。inaiinaibaさんの音がいのはそれこそオーディオ機器と部屋の相性が高い次元で調和しているからに他ならない。低域の量感、中高域の広がり、まるでホーンドライバーのような感じの管楽器の鳴り方、どれを取っても意外性を通り越して感動に繋がる。

愚問をした。なんでこんなに素晴らしい音がでるのですか?機器の変更はほとんど無い。まあ前回の訪問時から変更のあったのは プリがマークレビンソンのML1-LからLNP2-L、パワーアンプがムンドの28EVからFMの711、後は全て細かいチューニングで決められた。その根底には音楽や機器に対する「愛」があるとのこと。「愛」「思い入れ」そして長年のスキル。どれもいい音楽を聴くためには必要なこと、ハード優先のオーディオでは決してこんなに人を感動させる音楽などは出てこない。

 




inaiinaibaさんの最大のお気に入り、古いオルトフォンのAシェルタイプのC。

このモノラルカートリッジで出してくれる音楽は、力強さとしなやかさをあわせ持った、非常にエネルギー感の濃密な音であった。特に女性ボーカル ニーナ・シモンやサラ・ボーンの声が情感豊かに迫ってくる。

inaiinaibaさんの音は、正に心を揺さぶるリアリティ溢れた「情感音楽」である。音楽を聴いていて実に楽しい。

3/25 4:23:33



【久々の岡さん宅】


昨年夏頃からちょいと体調を崩し、いわゆるoff会(伺ったり招いたり)も少し控えていたが(私的ペースだが・笑・)、昨日は久しぶりに岡さんのお宅にレコードの勉強も兼ねててお伺いした。岡さんと音楽やレコードの話をしているととても触発される。齢七十を超える大先輩だが、レコード再生にかける情熱は衰えるどころか益々盛んで、その追求の矛先は益々鋭くなられていらっしゃる。

今回もanalog誌のガラードのカーボンチューンの記事をお読みになり、電話でたまたま私も同じようなチューンを行っているんですよと話すと、早速そのbeginS製のCFRPアイドラーの音を試してみたいと仰られれた。岡さんのお宅にお伺いすると、ご友人の渡辺さんも待ち構えていらした。

早速従来から使っていた古いアイドラーとCFRP製アイドラーの聴き比べを行った。テスターは三人。CFRP製アイドラーに変えると、一同ゴロ音の減少を確認した。ガラードの持つ独特の粘り強い音調は変わることなく、低域の解像度が増し、重心が一段と下がって深々としたベースの音が聴ける。それに伴い高域も歪感が消える。

アイドラー交換前のガラードの音を聴いてみると、確かにモーターゴロの音が気になる。リードイン時にゴーゴーと低いうなり音が定期的に聴こえてくる。

ダイナミックレンジの割と狭いJAZZのレコードを聴く時は、音量もそれほど上げて聴く必要もないが、クラッシック音楽でピアニシモとフォルテシモの幅が広いレコードをかける時は、始めから相当音量を上げておかないと、音楽の感動が伝わりにくい。

モーターゴロ音はこの時不快な響きとなってピアニシモの音を濁らせたりマスキングしたりする。ゆえに主にクラシックを聴かれる方はガラードを卒業してリンLP12を代表とするHiFi系プレーヤーに移行していくのだろう。

JAZZのレコードだと逆にこのゴロ音がベース等の低域の波長ととうまく絡まって少しボケたような粘りなりうねりがいいと好む人も多い。しかし岡さん(私も)は低域もやはりしっかりとした輪郭・解像を好むので、やはりこのゴロ音は出来れば無いほうが好ましいとおっしゃる。


岡さんはアイドラーのゴムの劣化も進んでいたようなので、新しいアイドラーを購入されたばかりでいらした。
テストに用いたレコードはエリントンの’52(正確には1952年8月10日録音)の名盤通称ハイファイアップタウン。この当時の録音でここまでのベースの低音が入っているレコードも珍しい。地を這ってズ〜ンとベースが響いてくる。今回は私一人ではなく6つの耳で確認したので、やはりアイドラーの交換は効果のある事が分かった。


岡さんのお宅ではSPレコードを聴かないと始まらない。今回は針先が通常の2.5ミルの針と3ミルの針による聴き比べを行った。用いたカートリッジはDENONの102。ノーマル品には2.5ミルのスタラスが付いている。エンジンは同じ102でAファブに特注した古谷さんバージョンの3ミルスタイラスとの比較である。


聴いたSPはベイシーのピアノトリオ(ギターもあるので正確にはカルテットか)、2.5ミルで再生するとエンディングのベイシーの消え行くようなリリカルな高域が綺麗に再生される。まさにとろけそうな美しさだ。


’45前のSP盤は溝が広く3ミルの針との相性が抜群だが、ロングプレイ化が進んで溝を狭くした45年以降のSP盤では3ミル針は音が少しまろやかになり高域の尖ったところがスポイルされたような感じになる。いい音でSPを聴こうとすると、針先の大きさ・取り付けの形状にまでも神経を注がなくてはならない。オーディオは奥が深い。岡さんも深い。

3/24



【温故知新】

アメリカから重い木箱が9個届いた。箱の中身はいずれまた。兎に角今日は忙しい一日だった。

1日1回は飲まないと気が済まない偏屈さんの珈琲、そのカフェ ド リプリーの飲み友達の通称バンダナさんは、およそ30年ほどアメリカで造園設計の仕事をなさっていた。このたび、ご家族を残して単身日本に戻ってこられた。

その昔ジャズ好きでSP盤コレクターの友人が「もうSPはいらないから聴いてくれ」とバンダナさんに格安で譲ったそうだ。が、バンダナさんもSPを聴けるオーディオ環境になく、それこそ何十年も聴かずじまいで保管されていらした。

偏屈さんのところで珈琲を飲んでいる時、たまたま私がここ最近SP再生に力を入れている事を知ったバンダナさんが、「アメリカに残してきたSPをきいてみるかい」という話になり、二つ返事でお願いした。送料は勿論こちらで負担することを条件で送って頂くことにした。

およそ1,000枚のSP盤、通常日本に輸送するとなると税関でチェックが入る。それこそ1,000枚ともなれば商売すると看做されても仕方ない。ただでさえ税金を取りたがる日本政府だ、古いヴィンテージ・レコードともなれば当然投機対象物として税金を取ろうとするのも無理はない。旅行帰りにワインなどの持込でさえ、一定数量を超えると税金がかかる。

ところが、長年アメリカで生活してきた人が日本に帰国する際、個人所有の引越し荷物という扱いになれば課金はされない。昨年の秋に戻ってこられたバンダナさん、果たしてこのSP盤が個人の所有物扱いになるか否かは微妙なところである。日常生活の引越し荷物扱いとされる猶予期間は6ヶ月だそうだ。


ところで、バンダナさんも大のJAZZ好き、帰国の際向こうで使っていらしたマッキンのMC275&C22そしてALTECのA7を持って帰えられた。が、モノラル盤しか聴かず、置くスペースも余裕がないということでA7は1台しか持ってこなかった。そこで私と偏屈さんでバンダナさんを口説き落とした。
「モノラル再生でも2台で聴くべきだ、折角稀代の名機をワンセット持っていらして、1台だけで聴くのは何としてももったいないですよ」
音楽好きだがオーディオには余り興味のないバンダナさん、我々の執拗な説得についに重い腰を上げて、SP盤とともにもう1台のA7もアメリカから輸送するすることになった。


SP盤1,000枚ともなれば相当重量もある。それにA7、当然輸送費の安い船便で送ることになったのだが・・・なんと日本に到着したのが輸送事情で猶予期間の6ヶ月を2日ほど過ぎてしまった。6ヶ月を過ぎるともはや引越し荷物扱いにはならない。たった2日の遅延だ。税関で交渉して何とか軽い税金を支払うことで事なきを得た。

我が家(といっても会社)に届いた1,000枚のSP盤、開けてびっくり玉手箱、D..エリントン、G.ミラー.A.ショー....もとコレクターの集めた名盤が山ほど。これからレコードを整理しながら、毎日1時間SP盤を聴いても1年はかかる。

昔から言われている格言 「情報を欲しいと思ったら、自ら情報の発信者にならねばならぬ」
けだし名言。


 



とんでもない音が出てきて腰を抜かしてしまった。「なんじゃこりゃ!!!!こと音源ということに関してはLPのオリジナル盤どころの騒ぎではない。なんとぶ厚いそしてハートフルな音であろうか。電気仕掛けではない手巻き蓄音機のクレデンザから流れ出た往年の音楽は、およそ90畳の事務所に大音量で朗々と響き渡った。


3/23



【なんちゃってDIY シリーズ】

もともと工作は好きな方です。小学生の頃はプラモデル作りに明け暮れ、お陰で世界の名だたる戦闘機の名前を覚え、市販されているキットは全て組み立てたように思います。その後は音楽に目覚めスピーカーの箱を作ったり、アンプを作ったり。当時は市販品を買うお金がなかったので自作せざるを得なかったのです。

その8 【棚の造作】


部屋の画像をご覧頂く限りは床に物が無いように見えます。実は写真を撮る時物を移動してるので、割と整然?として見えるだけです。物=大量のレコードです。

レコードラック以外に、増え続けるレコードは仕方なく専用のダンボールに入れ床に直置きにしていました。これがうっとうしいので、空きスペースに棚を作って収納しました。ただこれだけでは足りないので、玄関のタタキの部分にも棚を置き、とりあえす床に物が無い状態にしました。

部屋の中の空きスペース?、見回すとハーツフィールドの上部に恰好な空間があるではありませんか。やはり私は真性貧乏性なのでしょう。壁のコーナーにL字に合板を設置したので、その上に板を置き頑丈なL字金具で固定しました。

いつ地震が起きて棚が崩れないとも限りません。レコードを入れる古いリンゴ箱も棚と壁にビス止めし、完全に固定しました。これで仮に地震が起きても、棚や箱が崩れてハーツフィールドを傷つける事はないと思います。まあレコードが落ちてきてもハーツに傷がつくことは無いでしょう。

 


この棚の造作も音には結果的には良かった。壁の不要共振が更に無くなった。またハーツフィールドと後ろの壁、そしてL字の棚との隙間が、あたかもバックロードホーンのような役目を果たし、低音の量感が更に増えてきた。ドライバー375の能率とウーファー150-4Cの能率差は相当開きがあり、ハーツフィールドは折り曲げホーンを採用して中高域と低域のバランスを取っているが、これはハーツを硬い壁のコーナーに置く事を前提としている。

壁の強度が増し更に隙間が外部ホーンのような役目を果たしてくれたので、中高域と低域のバランスが更によくなってきた。






明け方の4時までピンクボンゴのレコーディングのトラックダウンに立ち会った。久々さの徹夜と朝帰り。朝日がオレンジ色に輝いていた。


3/22



その7 【ORACLEのROKSAN仕様?DIY・・・1】

これは百均のダイソーで買った鉛筆のキャップです。こんな物を何に使うかって?
上から15mmのところで切断すると丁度7mmの穴のキャップになる。これが実はものをいう。

 


何故こんな加工?をしたかといえば、ROKSANのターンテーブルマット RMAT-5に出会ったからである。

このマットは実はOTさんからの借り物だが、その素晴らしさに惚れて近々購入することにした。そのマットとこのダイソウで4本105円で買った鉛筆キャップが私のアナログプレーヤーORACLEを拘りのROKSAN仕様に化けさせた。

通常のアナログプレーヤーはセンタースピンドルの直径はレコードの穴と同じ7mmで出来ている。ゆえに軸を少し削らないとROKSANの一つの主張・拘りを体験出来ない。ターンテーブルの振動はおろかセンタースピンドルとレコード盤との接触も拒絶している。ROKSANの拘りの一つは「レコードは空中に浮くかのごとくあらゆる振動からアイソレートされていなければならない」ということだろう。

ORACLEのプレーヤーのセンタースピンドルはレコード接触面が7mm、ネジ式スタビライザーのボルト部分が6mmである。

 

鉛筆キャップを切断した訳がもうお分かりの事と思う。

だめだ、眠い  続きはまた明日以降 m(。-_-。)m  ごめんなさい。

一夜明けて...言葉で説明するよりこの方が分かりやすいでしょう。

ORACLEのセンタースピンドルの先が6mmであること、更に2mmのCFRPのターンテーブルシートを着装し(ここがミソ)、ROKSANのRMAT-5を乗せると、トラージ・マクダハムの主張するコンテンツに近づくことができる。

ハンマーでラックを叩いても針飛びを起こさず、アンプのボリュームをマックスにしても我が家ではハウリングを起こさないフローティングタイプのアナログプレーヤーの雄「ORACLE」が、ROKSANのTMS2やXERXESにもなってしまう。ちょっとオーバーか、まあセンタースピンドルと非接触になるのでレコード盤が空中に浮いたような状態になる事だけは間違いない。



中途半端(特に番外編)ではありますが、今回の実験の過程はこちらをご覧下さい。


3/21


【部屋改装?のスタンス】

窓を完全に塞ぐなどという行為は一般の家庭ではできない。それこそ家人から言わせれば愚の骨頂、光の入り込まない部屋などは人間の住む環境とは言いがたい、ということになるだろう。

だがしかし、この隠れ家は自分にとってはただひたすらに音楽を聴くためだけの部屋である。いや珈琲を飲んだりたまには酒を飲んだりもするが、目的は音楽を聴いてその世界に入り込み、触発を受け興奮し熱くなり、リラックスあるいは瞑想し、はたまた思考を集中させたりと....日常生活?とは隔離された特別な環境である。スクリーンはまだ残してはあるが、最近は映像も自宅でやることにした。因みに映像は自宅でやるに限る。オーディオと違って家人の理解が得られスクリーンに特大の画像を写してあげると喜ばれる。

普段は一日2時間、週末ともなれば半日或いは丸1日この部屋で音楽やオーディオに集中して時を過ごす。ゆえにリビング・オーディオとは別世界、降り注ぐ太陽の光や四季折々の風の香りもこの部屋では必要ない。ここでは音楽を聴くことに徹底的に拘っている。

ところで窓は完全に封鎖してしまったが、煙草は未だにやめる気がないので、換気だけは常に心がけている。

 


換気について・・・マンションの8階なので、直径20cmのこの換気口から入り込む風の風量は相当なもの。キッチンの換気扇を回すとローソクの火が消えてしまう。だから煙草のヤニを気にせず心ゆくまで煙草を吸いながら音楽が聴ける。お陰様でオーディオ機器を定期的に洗剤拭きしても表層部にはヤニは全く付いていない。


その6 【QRDのフットの取りつけ】

フットと言っても純正品の脚ではない。丸棒と板を組み合わせて600mm四方の2組のディフューザーに取り付けた。2組ディフューザーは蝶番で結合し自由に角度を変えられるようにした。

小型のQRDだが、開く角度、置く位置の前後関係で音場が変わる。小型スピーカーの間に設置し、聴く音楽に合わせてセッティングを変えている。大袈裟ではなく部屋がそれこそ広めのホールになったり狭いライブハウスになったり、ボーカルの口が出っ張ったり引っ込んだり、これは面白い。スピーカー自体を動かすのはしんどいが、これなら簡単でしかもライブな環境かつ狭い隠れ家ではそれなりの効果がある。

3/20 記


【閑話休題その2 たまげた】

DIYからまた横道にそれてしまったが、自分にとってアップツーデイトな話題を。

  


所要で新潟の見附市までいっていた。今年は本当に暖冬ということを実感した。越後湯沢には多少雪が積もっていたが、長岡市内には雪がない。寒さも東京とそれほど変わりがなかった。

往復の車中、暇だったので「Stero Sound」162号と「analog」vol.15を斜め読みした。SS誌にはわが盟友安西さんが「ヴィンテージを楽しむ」という連載にTANNOY GRFとの出会い、そしてGRFの為に部屋を作ったという記事が載っていた(p344〜345)。

 


我が家から歩いて3分ほどの所にあるので、迷惑を顧みずしょっちゅうお邪魔し、レコードを聴かせてもらっている。音楽&オーディオ談義だけではなく、飲み友達で本音トークや下ネタ話に花をさかせているが、こうやって友人が雑誌に載ると、単純に嬉しいし、何だか偉い人のように見えてくる。いや実際安西さんは偉いし、古楽器演奏に対する造詣の深さは日本屈指といっても過言ではない。しかも権威的態度は一切見せないところが素晴らしい。

ともあれ、安西さんはタンノイ GRF、黒田さんはアルテック 820A、大阪の伊藤さんはジェンセン インペリアルと、周りの友人にはヴィンテージ使いが何人かいる。彼らに触発を受け、影響を受けやすい私は昨年とうとうヴィンテージに手を出してしまった。

ヴィンテージと言われるスピーカーは皆どれも強烈な個性を持っている。ストライクゾーンは確かに狭い。現代のスピーカーのようにJPOPからクラシックまで満遍なく鳴らすことも出来ない。ましてや立体的な音場感を出すことや原音忠実再生などは苦手である。

では何故?平たく一言で言えば音楽を聴いていて楽しいのである。時にハッとするほど生々しく、時に魂を揺さぶられるが如く演奏者が降りてくる。ハード優先のオーディオ的快感とはまた違う世界の深い感動が得られる。



そして驚いた事にanalog誌に我が家にも一度遊びにいらした林正儀さんがフルドライカーボン仕様のガラード301の試聴体験記を書いていらした(p88〜89)。偶然というには余りにもタイミングが良すぎる。正直言ってその記事を見た時、目が点になってしまった。林さんは数少ない技術畑出身のライターで、アナログに対する造詣が深い。その林さんがカーボン仕様のガラード301を絶賛されていらっしゃる。

林さんが聴かれたソフトはクラシックだが、レコードと言う点ではジャズも同じ、私ごときが生意気ではありますが、私の感じた印象とほとんど同じではありませんか。勿論林さんはその道のプロですから文章もうまいし、表現方法も卓越しています。文章を読みながら「そうそう、そうなんですよね。ゴロ音は無くなるし、ダイナミックレンジは広がるし、S/N比は格段に向上し歪もなくなるですよ。」と一人で林さんと会話してしまった。

 



タイミングが良すぎるし、ほぼ同じ仕様のガラード301での試聴なので、「やらせ」じゃねえのかとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、断じてそれはありません。まあ人に何と思われても構いませんが、兎に角ドライ・カーボン仕様のガラード301で、前にも書きましたが私は昔買ったレコードをほぼ毎日のように聴きなおして楽しんでいます。オラクルと比較しながら。おっとと、そいつは正にオーディオ的快感の部分ではありますが。

3/19 記


【閑話休題 OTさんの秘密兵器】


自演ばかりでは食傷気味になる方もいらっしゃるので、ここらでちょっといい情報を。私のアナログの師匠OTさんの秘密兵器を紹介します。人間の目はとてもいい加減なところもあれば、極めて鋭い部分もある。その日のコンディションによって正に猫の目のように変化する。しかし機械は人間の目ほどは変化が少ない。

これは本来、測量に使う機械である。これをアナログのアームの水平やラテラル測定に用いると正確に測定できる。


上の画像に様にこうやってセットしアームにレーザー光線を照射する。するとこんな事が出来る。定規や目視に比べると正確無比である。何も私は バ カーボンshuksだけではないのです。こよなくアナログを愛するオヤジです。だから常にアナログを最高の状態で鳴らしたいと思っています。

3/17 記


その5 
【壁の補強 3】

いよいよ自分にとっては本格的なDIY。今まではちょっとしたお遊びだったが、今度はすこし大掛かりな工作となる。ハーツフィールドの対面の壁は引違いのガラス扉になっている。ここを塞ごうという作業である。本来は大工さん仕事だろうが、先立つものがないのと、自分でやった方が実は楽しいのである。

まずは2枚の窓枠を全面的に覆ってしまう合板選びから。ここもフィンランドバーチ材で覆ってしまえば防音的には効果があるところだが、今回は目的が防音ではない。部屋の音の響きを良くし、適度にライブな環境を作りたい。バーチで全面を覆ってしまうとライブ過ぎると思った。

しかも窓を塞ぐのは言わば下地作りで、その上に金Bさんの拡散板を置くのが目的なのである。軽くて寸法の狂いや反りがおきにくランバーコアー合板を選んだ。窓枠にぴったりと収まるようにカットットして取り付けた。

ガラス面との間に100mmほどの空気層を設け、角材で枠を作りその上に合板を取り付けた。その後金Bさんの拡散板を3枚ずつ取り付ける。これが一番重労働であった。とにかく金Bさんの拡散板は重い。合板の上から50mmのネジで要所要所固定していったが、さいごの一枚はベランダ側からでは出来なくなるので、拡散板の方から合板にネジ止めをする。ここは50mmのネジでは短すぎる。70mmのぶっといネジで固定した。


半分完成。2時間ばかりの工程について、お時間のある方こちらををご覧下さい。

3/16 記


その4 
【壁の補強 2】



ハーツフィールドの上部の空き空間がもったいないと思う貧乏性の私

ハーツフィールド の後ろにフィンランドバーチ の衝立を取り付けた効果が大きかった。これに気をよくして、欲深な私は更に背面の補強に手を付けてしまった。1200mm×30mmの合板だけでも背面の壁の共振は大幅に減ったが、目標は無共振。まあそれは、それこそ厚い土壁にでもしなければ難しい。

もう一枚フィンランドバーチ材を追加するのも手だが、どうせなら 共振振防止+音の拡散も狙ってQRDを導入する手もある。ただQRDはちと高い上にこの部屋にはアンバランスである。 隠れ家には既に金Bさん手製の拡散板が7枚設置してある。しかも無垢の角材でできた金Bさんの拡散板は質量が高く音の反射には効果的で、ライブな音響空間作りには最適である。

1月の忙しさなか2枚の拡散板を金Bさんに作って頂き、これを背面の壁と太鼓貼り仕様の仕切り扉に取り付けた。以前からこの仕切り扉は気になっていた。いっそうのこと扉を拡散板に交換したいくらいだが、賃貸マンションということがネック になって、さすがにそこまではできない。隠れ家には取り外した扉を保存するスペースがない。

石膏ボードへの取り付けは専用のアンカーを打ち込み拡散板との密着性を高めた。扉の方は表面に穴を開けると、退去の際全面交換のリスクを負うことになる。 そこで上部にフックを取り付けて固定した。


  

 


扉の補強は中途半端だが、振動モードは明らかにいい音の響きの方向に変わった。
特大のレゾナンスチップ効果ともいえるかも。
取っ手の部分を残して、いずれ残りのガラス部分を補強予定。

3/15 記

その3 【CDラック作り】

オーディオ機器のセッティングを変えたので、オーディオラックの後ろの上部に空間ができた。この空間にCDラックを置きたかったが、既製品ではその手の製品がない。ソフトは次々に増えていく。狭い部屋では収納に頭を悩ませる。本来は余り聴かなくなったソフトは処分すればいいのだが、中々それが出来ない。

最近夢をかなえる「そうじ力」という女の子向けの本が評判になっているが、いろいろ書いてある中の一つに「とにかく不必要な物はどんどん処分すること」というくだりがある。一方で既出よっしーさん曰く「趣味の物は捨てる必要はない」とも。1枚のCDやレコードにもそれなりの思い入れがあるので、私はよっしーさん派なのだろう。


うまい具合に400mm×1800mmのランバーコアの合板の端板が余っていたので、これを半分にカットしてCDラックを作る事にした。


手作りだと多少見栄えは悪くても自由に寸法取りができる。自作ワンオフ限定品というところでしょうか。

自作前 寄せ集めの雑然としたラック 自作前 何もない空間
側板20mmのランバーコアー合板 現物合わせて棚位置を決める
棚は横からネジ止め 棚板はフォルタカ材 少し強度的には心配
木口テープで化粧 木口テープは木製
裏に糊が付いているのでアイロンの熱で接着 ずれないようにゆっくりと圧着
完成 完成 とりあえず未塗装
下のラックの横幅に合わせたので収まりがいい 転倒防止のため上部にL金具で固定
プレーヤーの後ろにも棚を自作 完成オーディオラックがすっぽり入るサイズ



3/14 記


その2 【壁の補強 1】

こちらも工作というほどのことではありません。ただ合板を2枚壁に取り付けただけです。

サウンドピットの坂口さんからハーツフィールド導入の際、後ろのコーナーは合板等でもう少し補強するようにご指示頂いていた。両サイドの横壁は隣室との境で、厚いコンクリートの下地に石膏ボードが貼られているので硬く共振も起きない。しかし後ろの壁はキッチン・浴室と2枚の石膏ボードで仕切られているだけで、叩くとボコボコ不快な音を出す。以前から気にはなっていた。

昨年秋、同じハーツフィールド使いのモアさんがいらした時も、中高域の音がかぶり気味とのご指摘を頂いた。「後ろの壁が共振して音を濁らせているせいでしょう。私は以前土壁でできたコーナーに置いてハーツを鳴らしていましたが、その時の音は凄まじかったです」と仰って下さった。

土壁かぁ〜、賃貸マンションでなかったら珪藻土か漆喰を塗ってみたいところです。とりあえず、合板を2枚L字にしてコーナーに置くことにした。後ろの壁の共振を押えるため出来るだけ密度が高く内部損失の高い板がいい。しかも板自体の響きが綺麗なものがいい。選んだのは厚さ30mmのフィンランド・バーチ(ホワイトバーチ)の合板である。叩くとカツカツと硬質な響きがかえってくる。後ろの壁に密着させることにより、石膏ボードの共振もある程度押えることができる。

M上さんからここのサイトを教えて頂き1220×2440×30(mm)の一枚板を半分にカットしてもらった。縦横1200mm、ハーツフィールドのコーナーに置くにはもってこいのサイズである。これを蝶番で止めて壁に接着させた。ただそれだけの作業だが、これはやってみて大正解。以前シナ合板で反射板やSPボックスを作った事があるが、それとの比較で言えばフィンランドバーチの合板は響きがとてもいい。木材には吸音効果の高い材質の物もあるが、このフィンランドバーチはライブな環境作りには適している。

ハーツフィールドの低音が今まで以上に出るようになり、量感もたっぷりしてきた。それに加えて何と言っても中高域のキレがとてもよくなった。特にラッパ系の音は濁りが消えて黄金色の艶やかな響きが出るようになった。




3/13 記


その1 【オーディオラック】

昔取った杵柄でしょうか、今でも簡単なものは自作しています。まずはオーディオラックのDIY。
もっとも、これは市販のラックを自分好みのサイズにカットしただけですから、工作と言うには余りにも幼稚すぎますが...。でも加工したことによって使い勝手はよくなりました。


マッキンのMC30は当初床に直置きで使っていた。スペースがあったので、あえてラックの中に入れず、狭い部屋で空間のある贅沢を味わっていた。ところが、何かの拍子でアンプの上に物を落としたり、酔っ払ってアンプの上に転ばないとも限らない。アンプの保護の為にやはりラックの中に収めることにした。

当初はMUSIC TOOLSに乗せていたが、ラックが大きすぎるのと、真空管アンプとスチール&ガラスラックでは、音的にも見た目にもバランスが悪い。上段のアンプがむき出しのままというのも、なんとなく危ない。



市販品ではMC30に手頃なサイズのラックが見当たらない。たまたま機器を減らした事で余ってしまったADKのウッドラックがあった。しかしそのままでは大き過ぎる(500mm×600mm)。そこで、これをMC30専用に加工(300mm×400mm)してみた。高さは2段、750mm。真空管アンプなので上部に余裕を持たせた。加工といっても板を切るだけの単純な作業である。

工作には段取りと道具が必要である。単純に板と柱をカットするだけだが、予め加工に必要な道具類を準備し、作業に入った。もっともノコギリ一つあれば事足りるのではあるが、工作を楽しむにはそれなりのシチュエーション作りも大切かと。




3/12 記

先月翌月

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