暑かった季節も終わろうとしています。日記を公開したばかりで、仮りの「あがり」を宣言するのも何ですが...一応のけじめとして軌跡を残しておくことにしました。
20年分のつけを取り戻すかの如く、オーディオに限らずこの半年間は意識的によく遊びました。日記に公開しているお宅以外にもいろいろなお宅に伺いし、その音を聴かせて頂き、つくづくオーディオはパーソナルなものだと確信もしました。ハイエンドありヴィンテージあり、アナログありデジタルあり、アプローチは様々で、オーディオの懐の深さを身を持って体感しました。いろいろな料理を食べると舌が肥えるのと同じように、聴き比べを通して耳も鍛えられ、触発を受けながらもより自分の好みが明確になりました。何より人との交流が加速度的に広がり、趣味としてオーディオをやっていてつくづくよかったと思っています。
ここにきて安西さんやhalkuroさんを始め、周りの友人達もオーディオの方向性が決まり一段落したようです。私の方も隠れ家のシステムがようやく落ち着きをみせ、今は好みのソフトを過不足なく楽しめるようになりました。そりゃ不満をいったらきりがありませんし、欲も好奇心もありますが、メインのJBL4348系やサブのランサー101系のシステムも煮詰まり、当分は両システムで音楽を楽しみます。ランサーがとてもよく鳴るようになりました。まあそうはいってもちょこちょこと悪戯はやりますが...
この集中して遊び呆けた半年間のオーディオ的収穫は「電源」と「部屋」と「質感」の再確認でした。大元の電源の見直しはもとより、電磁波を遮断する対策は音質向上に大変有効であると思いました。いうまでもなく、部屋はその広さが問題ではなく、狭ければ狭いなり、広ければ広いなりに使う機材を選択し、音響対策を施せばそれぞれに十分音楽を楽しめます。狭小スペースで何度となく素晴らしい音を聴かせて頂きました。むしろネックはコミュニケーションを含めた防音対策ですね。そして「質感」です。リアルという意味ではありません。「味わい」とでもいいますか、まさにパーソナルな部分ですが、内なる想像力が喚起されるような音が聴いていて楽しかったです。
昨年秋、会社の実質的経営を後任に譲り、次なる仕事を模索していましたが、この一年近いモラトリアム生活の中でようやく自分の進むべき方向性が見えてきました。9月から再度新しい試みにチャレンジすることになりました。オーディオは大好きなので止めることはありませんが、暫くは起業に向けて力を集中させようと思います。
息抜きに暇を見つけてトピックスは適宜書き込みますので、たまには覗いてやってください。それではまたお会いしましょう。
9/04
【200V仕様】
今更であるが、昔習ったオームの法則によると電圧と電流の関係は 電圧(E)=電流(I)×電気抵抗(R) で表すことができる。別の書き方をするとR=V/Iということになる。
我が家のオーディオ用電源は200Vに引き直したので、200V仕様の機器は消費電力は同じでも電流は100V使用時の半分に減る。これは我が家のようにマックス40アンペアの電流しか流せない所では有難い。
パワーアンプ 20.5はA級アンプなので標準100V仕様で消費電力は常時500W即ち5A(アンペア)もの電流が流れる。しかも片チャンネルだけで。これを電源を200V仕様に変更すれば電源効率が上がり2.5Aの電流で作動することになる。惣野さんの話によると、20シリーズは内部のスライドスイッチで簡単に200V仕様に変更できるとおっしゃる。間接的に代理店のハーマンにも確認を取ったら、仕様の変更は全く問題ないとのこと。惣野さんはその所有する20.6と20.5を全て200V仕様に変更された。
もともと20.5は200V使用にも対応できるユニバーサル・トランスを積んでいるとのこと。始めからヨーロッパへの輸出を前提に作られていたようだ。ということは100V使用ではトランスの片側の巻線しか使っていないことになる。これはもったいなというか、せっかくの機能をスポイルしている。遅まきながら、200V仕様に変更することした。
上蓋を開けるとスライドスイッチの場所が簡単に見つかった。現状は115Vの文字が見える。スライドを引いてみる。230Vの文字が現れた。

 
いとも簡単に20.5が200V仕様になった。これならもっと早くやっておけばよかった。33HLと20.5がともに200V仕様になり、電流の量も20アンペア前後で済むようになる。何より20.5が倍の電圧で力強く作動し、電流が淀みなく流れるようにることが気持ちいい。間違いなく音質も変化することだろう。
恐る恐る20.5のスイッチを入れる。カチャと音がして赤いランプが灯った。200V仕様変更成功である。夜も更けた。明日以降音の変化ぶりを楽しむ事にしよう。
電源工事も終わり、VIOLAのチャンデバもコンプリートになり、さぞかし充実した音楽生活送っているかと思っていた惣野さんだが、パワーアンプがトラブルを起こし先日から音無生活状態とのこと。音楽が聴きたいと我が家へ遊びに来られた。たっぷり音楽を聴いた後、安西さんと合流してまたもや午前様をやらかしてしまった。
 
200V仕様といえば惣野さんのお宅の電源工事一部始終が今月号のStereo誌の掲載されている。伊佐資さんは工事の模様を細かくメモしておられたが、6ページもの大作になっていたとは少し驚きである。それにしても伊佐資さんの文章は記述も正確な上、文章の流れにテンポがあり読んでいてとても楽しい。

惣野邸電源工事
8/31
【lmstさん】

市川さんに拉致されてlmstさんのお宅に連行された(w)。市川さんは金Bさんの拡散板を導入後その使い方等を研究されており、アドバイスも兼ねてlmstさんの音響空間を確認されたいと仰る。私も拡散板はもとより分電盤工事の効果にも興味があった。
リスニングルームに入るとlmstさんから使用機材の説明を受ける。機器の説明もさることながら、導入の前後の音の違い、成功例・失敗例、音作りのアプローチなどを具体的にお話し頂いた。音より以前にまずlmstさんのホスピタリティそしてオーディオにかける情熱に感心させられた。
件の分電盤は主幹の分電場から独立してオーディオ専用にリスニングルームに設けられていた。独自の電磁波対策が施され、ケーブルも8スケの極太物が使われている。そのケーブルにも対策が施されており、またSPケーブルはユニークな方法で浮かされている。よくみると日常生活用品の廃物利用だ。このアイディアは頂き。

さて、聴かせて頂いた音だがEclipseの特徴を積極的に活かされていると感じた。伝え聞くところによるとAVALONのスピーカーは音の定位・音場形成に優れているとの定評がある。その素性の良さが存分に発揮されており、音像の定位は見事にピンポイントで決まっていた。音場の形成もソフトに対応した空気感を出している。これは対策ボードや電源対策その他諸々の要因との相乗効果であろう。ニアフィールド・リスニングだが部屋の狭さを感じさせない音の広がりがあった。いやむしろ空気密度が高い分だけ音のエネルギー感が損なわれず、音の拡散にもスムーズさが増すのだろうと思った。
持参したヘルゲ・リエン・ トリオ「スパイラル・サークル」では各楽器の位置関係が明確にイメージでき原寸大で空間に固定する。音離れがよくスピーカー周りに音がへばり付かない。ドラムのアタック音はハイスピードで立ち上がりがよく、ボーイングの擦り音は深々と足元から湧き上がってくる。 さすがに15インチウーファーほどの低域の量感はないがタイトで密度感は高い。lmstさんの部屋ではこれ以上の量感はむしろ全体の音を濁らせるのではないか。現状の音の出方は非常にバランスがいい。S/Nが極めて高いので音の明瞭度も上がりピアニシモの減衰もしっかりと聴き取れる。

lmstさんは耳がとてもいい。換言すれば集中力が極めて高いとも言える。脳が分析モードにシフトするとわずかな音の違いもキャッチしその原因を追究される。持ち前の耳の良さと情熱を武器にlmstさんの挑戦はこれからも続く。今後のオーディオシーンを背負って立つひとつの柱になる予感がした。
8/30
【アフターヌーン・ライブ】

東京TUCにエディ・ヒギンズ・カルテットを聴きに行く。
正直なところヴィーナス・レコードから出ている一連のアルバムは余り聴いたことがなかった。アルバム・タイトルがいかにもカクテル・ピアノを連想させるうえ、ロマンチック・ムードを狙ったジャケットの写真も自分の趣味ではない。しかし何枚か聴く限りエディ・ヒギンズ小父さんの演奏は音色が豊かでゴージャス、時に年齢を感じさせない若々しさがあり少しも枯れたところがない。さすがに時間を割いて真剣に対峙して聴こうと言う気にはなれないが、音楽はリラクゼーションの一部でもあるから、TPOに応じてBGM的に聴くにはなかなかいい。
ところがである。今回の新メンバーによるカルテットはロマンチックなだけのヒギンズ小父さんではなかった。ジェントルで上品、息の合った円熟味溢れる演奏は、さすがにいぶし銀という言葉を髣髴させるが、選曲といい演奏といいこれがなかなか熱くていい。淀みがなくリズム感にあふれ、音数が多く聴いていて浮き浮きするほど楽しい。
エディ・メイツのドラミングが演奏を盛り立てていた。出だしはブラシワークが中心で、脇役に徹するのかと思いきや、演奏中盤から正確なドラミングに加えてエネルギッシュなプレイに転じ、熱いドラムを聴かせてくれた。もともとカウント・ベイシー楽団に所属していたというだけあって、カルテットとはいえ時折ビッグバンド・バックの激しいプレイをちらつかせていた。ドラムに呼応してヒギンズ小父様もノッてくる。 この二人の掛け合いは結構熱い演奏を展開し、決して眠いプレイではなかったのが良かった。熱い演奏といえばヒギンズ小父さんのブギウギは圧巻だった。
しかしながら、なんで日本人のオーディエンスはかくも礼儀正しいと言うかノセ方をしらないと言うか、手拍子ひとつ叩かずおとなしく聴いていることか。まるでクラシック音楽の鑑賞会のごとき粛とした雰囲気はせっかくのライブの醍醐味をそいでしまう。 せめてソロが終わるたびにブラボー!とかサイコー!とか叫べよ、まったくお上品なんだから。
(お前が叫べよって?そりゃそうだが、周りを見たら...ビーナス・レコードのヒギンズを聴いて、そのロマンチックな演奏に魅せられたとおぼしきオバサマやオネーサマそしてちょっと不自然で意味深なカップルが多かったので、こっぱずかしくなりました) 本当に皆さん演奏自体を楽しんでいるのかしら。演奏が終わるたびに、待ってましたとばかりに鳴り響く拍手がなんだかとても滑稽で、アンバランスさを感じてしまった。
まあそんなことよりジェントルなだけではないエディ・ヒギンズ・カルテットはとても面白くトワイライトライブを十分楽しんだ。

エディ・ヒギンス (pf) エリック・アリスン (as), ポール・ケラー (b), エド・メッツ (ds)
8/28
【夏の終わり 】
高円寺にまたこの季節がやってきた。

50万人の熱気で喧騒とした街だが、時折吹いてくる冷やりとした風に秋を感じる。
【GOLDMUND】


GOLDMUNDのEIDOS36-Vを聴く。個人のお宅でじっくり聴くのは2回目である。GOLDMUNDのユニバーサル・プレーヤーとしてはリファレンスに次ぐ高級機。ただリファレンスは超高額かつ限定販売の上、その形状の特異性から一般家庭には受け入れがたいので、レギュラーモデルとしてだけでなくユニバーサル・プレーヤーとしても事実上トップモデルだと思う。実際、内部メカニズムはリファレンスと同じであり、筐体を汎用のレギュラーサイズにダウンサイズしたのがEIDOS36-Vとのことである。
以前リファレンスを聴いた時と音の印象は全く同じである。贅を尽くしたあの筐体は、確かに超弩級だが若干の使い難さがあった。トレーが出ると操作ボタンが押しにくく、また設置スペースもままならない。内部メカニズムが同一なら価格・大きさ・スタイルどれをとってもEIDOS36に軍配が上がると思う。もっともこんな高価な物とても私には買えないが...
単体トランスポートMIMESIS 36との比較ではCDを聴く限り音の違いは正直なところ分かりかねる。しかしEIDOS36で聴くSACDの音色は空間情報の密度感が高く、音楽がフォログラフのように浮かび上がる。ライブ録音の臨場感・空気感は鳥肌が立つほどの凄みを感じた。音は限りなく正確性を追求するというより、解像度を高めたままGOLDMUND流の美しさを加味し、分析的にならず音楽を楽しく聴かせてくれる。DVDでは画像はもとよりその鮮烈な音に、EIDOS36-Vの並々ならぬポテンシャルの高さを感じた。

比較試聴のCD TRANSPORT MIMESIS 36

プリ・パワーのほとんどがGOLDMUND

オールGOLDMUND色に染まるのを嫌って、CELLOのパレットをスパイスの如く挿入。
ここに竹澤さんの音への拘りの一面を垣間見る。

8/27
【marantz model 2】

とうとう伴侶探しにピリオドが打たれた。EICO HF22、MC30、model8B、QuadUと、ここのところ集中してマランツ7の相方・タンノイGRFの駆動源の管級パワーアンプ探しを続けていらした安西さんの旅が終焉を迎えた。
とても綺麗な#2である。シャーシはオリジナルと同じ色で再塗装され、レタリングもオリジナルフォントで再シルクスクリーン印刷が施されている。リベット、配線材、コンデンサー、抵抗等のパーツ類も劣化した箇所はオリジナル部品のストック分から厳選して交換してある。新品同様というか発売当時の姿・音色を忠実に再現している。手がけたのはマランツ等のヴィンテージ物のリファインの第一人者Cさん。バイアス、バランススイッチをONすると規定値通りの値を示し微動だにしない。

整然と並ぶMarntz Family
音が出なくてもこれだけで絵になる

早速音を聴かせて頂く。従前の愛機EICOのHF22と比較すると、音色はゴージャスで上品、周波数特性的にはいわゆるかまぼこ型なのであろうが、音楽を味わい深く奏でてくれる。少しもナローレンジとは感じない。いやむしろHi-Fi的とすら感じる。ヴィンテージ物のもつ古臭い音色とは無縁の世界である。ジェネット・ヌヴューのバイオリンを聴かせて頂く。弦の響に金粉をまぶしたかの如く煌びやかさがあり、胴鳴りのふくよかさに飴色の酷を醸し出す。味わい深く上質な音色を奏でてくれる。タンノイ・モニターシルバーとの相性はとてもいい。

男の12回ローン、これは正に価値ある時間の先取りである。

8/25
【再会】
別れた人と久しぶりに逢う。はっとして息を呑む。こんなに美しかったのか。内心、忸怩たる思いが走る。別に嫌いになって別れた訳ではない。たまたまその時付き合っていた娘に心が奪われていただけの話だ。カゲトラさんからその娘とお付き合いしたいと申し出があった。当時、かまってあげてないから渡りに船と、付き人まで従えて差し出した。
時は人を成長させる。数年の間に人を見る目もだいぶ養われた。そんな折ばったりと再会した。未練たらたら、いや新しい発見があった。あの安らぎに満ちた生活をもう一度。その日からなんとかよりを戻そうと画策する。しかしなかなか別れた娘に出会えない。
ある日、高の字さんから携帯に連絡が入った。「見かけましたよ〜」 早速見に行く。まあ順当なところだろう。夕暮れ間際にプロポーズした。相手はえらく高飛車だった。お見合いは流れた。やはり一度別れた人とは縁がなかったのか。日は流れる。暫くして玄関のドアを叩く音がした。別れた人がボディガード付きで立っていた。今度こそと意気込む。意外な結末だった。拍子抜けするほどあっさりと落ちた。
我が家に再びあの娘がやってきた。しかもこの娘はバージンらしい。早速筆おろし。...ん?.どこか違うなあ。こんなに明るかったかな。しかも時々ヒステリックなしぐさも見え隠れ。ひょっとして未成年かと思わせる色気のなさ。スリムなのはいいけど、ちょっと痩せすぎ、やはり出るところは出てないと... あの安らぎを覚えるイメージはカタッ カタと崩れ始めた。これはおかしい。こんなはずじゃなかった..。.だんだん疑心暗鬼になってくる。
「8月に入ってまだ4日しか休みが取れてないんですよ」といいながら、貴重な休みの日に高の字さんがいらしてくれた。昔付き合っていた彼女を連れて。めでたく比較試聴が実現した。
つづきはこちらからどうぞ

8/24
【スティングレイのある風景】

MANLEYの日本総代理店プロメディアの片桐さんの別荘に一泊する。
広大に広がる富士山の麓の別荘地の中でも片桐さんの別荘は異彩を放っている。林々と生い茂る赤松林の一角に一瞬拓けた空間がポンと出現する。それが片桐さんの手造りの別荘である。一年前に土地だけ買い取り、週末をかけて通いこみ、整地し家を建て庭を造り花を植え煉瓦を敷き詰め...家以外は全て手造りである。およそ800uの敷地は見事なガーデンに生まれ変わっている。日がな陽の光が燦燦と降り注いでいる。
ここの別荘群はおよそ30年前に開発されたという。生い茂る林木の中に歩ツンポツンと別荘が建っているが、ほとんど木立に覆われ庭などはない。自然と融和する意味合いもあったのかもしれないが、高い木々に遮られ陽の光が差し込まず鬱蒼としている。別荘の6〜7割が廃墟と化し人の手入れが為されていない。そんな中で一際輝いているのが片桐さんの別荘である。
川口 レモン邸へ
家の中に入ると広々としたリビングはオープンキッチン仕様でとても洒落ている。キャビネットの隅にSTINGRYがさりげなく置かれている。BGMが自然と調和するように静かに響き渡っている。ここでは主役は大自然である。


何を見つめているのか片桐さんと愛犬レモンちゃん
8/20
【ピンク・ボンゴ】
♪ピンクボンゴだぜ ピンクボンゴだよ〜♪ 日本のバリトン・サックス屈指の奏者、宮本大路さん率いるピンク・ボンゴのライブに行く。コルトレーン・カルチャーという硬派でシリアスなナンバーから、コミック・バンドさながらのユーモラスな演奏まで、実に懐の深い多彩な演奏で観客を楽しませてくれた。紅一点守屋純子さんのピアノが光っていた。ピンク・ボンゴ単体ユニットとしてCDが出ていないのが残念だが、この雰囲気はやはりライブで楽しみたい。

種さんいつもいい席ありがとうございます。
ピンク・ボンゴ=宮本大路(sax)、高橋ゲタ夫(b)、守屋純子(p)、カポネ・宮崎(g)、松山 修(dr)
8/19
【お気軽温泉】
子供が4人いると、やれ合宿だ旅行だと、それぞれに予定があり、なかなか家族全員が顔を揃えることが難しい。今日は久しぶりに家族全員が揃った。夏休みのイベントとして何処かへ行こうということになった。しかし車や電車で行くには時間とお金がかかる。
リクエストを取った。一番下の坊主が温泉に行こうと言い出した。しかし近場で温泉?と考えあぐねていると、かみさんが妙案を提案した。最近、我が家から自転車で10分くらいの所に温泉ができたらしい。しかも正真正銘の天然温泉。全員その案に乗った。安直な家族だ。

この「美しの湯」は案外と施設が充実している。浴室には温泉浴槽、高温サウナ、水風呂、アトラクション風呂(ジェットバス、寝湯など)があり、屋外には低温サウナと二つの露天風呂がある。温泉の泉質はナトリウムで色はイソジンうがい薬のような赤茶色をしている。舐めるとかなりしょっぱいが、ベトベトはしておらず割とさっぱりしている。
都会の真ん中で露天風呂というのもなかなかおつなものである。眺望は望めないものの、自然の風にあたりながら湯船の中で寝そべっていると、いつしか時が経つのを忘れてしまう。半日温泉に浸かって800円という値段もリーズナブルだ。これは癖になりそう。
 
8/18
【暑気払い】
先日のStudiok'sの8周年パーティではビールを飲み損ねたのを気遣ってか、にしだやさんがビヤガーデンに誘ってくれた。九段会館屋上のガーデンにはすでにカゲトラさんチェリーさんにしだやさんの同僚S浦さん達がすでにいい気分でジョッキを片手にしていた。途中参加の駆け付け5杯、先日の欲求不満が一気に解消された。しかし九段会館ともなると綺麗なお姉さんがいっぱいいるなあ。オヤジ合コンを試みようとしたがチェリーさんにコラコラと咎められてしまった。

10時で店じまい。飲み足りないカゲトラさんやチェリーさんはもう一軒行こうとはしご酒。家に辿り着いたら午前様。当分ビールはご馳走様。
8/17
【TANNOYのドライバーとVT52PPを聴く】
確か“BTH”を手に入れた時、石川さんは「これでヴィンテージ物のユニットの収集は上がりです」と宣言していたような気がしたが...先日電話口の向こうで「いや〜タンノイの古いドライバー&ホーンが手に入ったんですよ。これがまたいい音で...聴きにいらして下さい。」 あれ?人のことは言えないが、石川さんも当分「上がり」はないようだ。
何とも妙な形をしたドライバーだ。1942年に作られたというから60年以上経過している。まるで砲弾のような恰好をしており、見るからにミニタリー仕様を思わせる。ドライバーとホーンを組み合わせると1m近くある。雑誌に戦闘機の後ろの柱に取り付けられた写真が載っており、あながち私の想像も間違いではないようだ。PA用に開発されたらしいが、タンノイの軌跡を見るようで興味が沸く。因みにタンノイ社はPA用のスピーカー製作が原点だったらしい。

組合せたアンプは300Bのシングル。リー・ワイリーのオリジナル盤を聴く。さすがにPA用と思わせる抜けのいい音である。しかし単に抜けのいい元気な音と言うだけではなく、リアリティに富んだ味わい深さもある。リー・ワイリーの声が色っぽく艶かしく聴こえる。モノラル録音の良さが前面に出てきて、主題と副題(ボーカルと伴奏)の陰影が明確に浮き出る。ウーファーとツィーターを追加して3ウエイで鳴らしているが、何といってもタンノイのドライバー&ホーンが出色で、音色全体を支配している。PA用という先入観を抜きにしても、人の声が実によく通る。しかも生々しい。


ホーンが長くセッティングに苦労されたようだ。
JBL4550モデルのバスレフ開口部にドライバーが納められていた
 
砲弾の廃物利用を思わせる釣鐘型のハウジング タンノイ初の2インチ(振動板)ドライバー
 
ホーンの全長は75cmくらい アルミの鋳物製なのだろうか。 開口部にはTANNNOYのマークが
続いて本日の隠れた目玉、刻印付VT52のプッシュプルアンプを聴く。噂には聞いていた。見るのも聴くのも初めてであった。タンノイのホーン・システム、クラングフィルム、BT-Hシステムそれぞれに繋いで聴かせて頂いたが、共通して言えること、彫りの深さとキレの良さがとても印象に残った。スピーカーを変えても同じ傾向の音だから、これはVT52の特徴といってもいい。プッシュプルで使うのがキモのようだ。
基本的な音の構成がしっかりと構築されいるという印象だ。倍音も一定の枠の中で自然に伸びているようでリアリティがある。高域は自然に減衰し五月蝿さを感じない。クリアーな音色で彫りの深い豊潤な音色である。
VT52を聴いていると、情報量に対するリアリティとは何かと考えさせられる。ダイナミックレンジ・周波数特性等の広さがリアリティを現す一つのバロメーターだとすると、このVT52などは現代の半導体アンプの足元にも及ばないはずだ。しかしこの「リアリティ」という抽象現象は組み合わせたスピーカーとの総合評価、更にはかけるソフト、そして何より個々人の感性により捉え方が七変化する。
もともと余程拙劣な録音でない限り、ソフトの中には音楽を楽しく聴かせるだけの十分な情報量は入っている。音を聴くのではなく音楽を聴くとき、脳の適正な補正回路が働き、足りない部分は想像力が自然にカバーし、余計なものはフィルターが排除してくれる。その許容量なりイマジネーションの力は極めてパーソナルな部分であるとともに、個人の嗜好が色濃く反映される。同席された広木さんはこのVT52PPの音を聴いて、「長年求めていたリファレンスに出逢えた」と興奮気味に話されていた。確かに人を魅了するだけの説得力のある音である。

【裏側】
CELLOのアンプのコネクターはフィッシャー端子が使われている。お気に入りのPADのバランスケーブルを使いたいがために、j-smokeyさんはこの端子の基板をXLR用に換装されている。ケーブルは昨今夏の自由研究の題材にafucuraのO崎さんが取り上げて話題を呼んでいるPAD、その最高級グレードのドミナンス。そのドミナンスの効果を別の機器で体感した。
 
 
2ヶ月前と低音の出方がかなり変わった。以前は中高域の音圧に対して低域側がやや弱いかなと感じていた。言い換えれば高域の張り出しが強くバランス的には低域が薄めの調整である。これはj-smokeyさんの求めているアメリカン・ライブハウスの音調で、ボーカルがストレートに耳に直撃する音作りである。
ところが、今日は低域の押し出しが力強くなり、量感たっぷりの低音を聴くことができた。バランス的には私の好みだ。アナログレコードを聴いてもCDを聴いても同じバランスで低域の力強さを感じる。
私 「音が変わりましたね」
j-smokeyさん 「そうでしょ、実は一箇所だけケーブルを変えたんですよ。それで音がよりマッシブ
になったんです。いい感じでしょ」
私 「これは私好みのウエルバランスだなあ。で、どこを変えたのですか?」
j-smokeyさん 「チャンデバのジョイントケーブルをドミナンスに換えたんですよ」
私 「え!それだけ?ケーブル1本換えただけでこれほど音のバランスが違っちゃう
の?」

チャンネルデバイダーの後ろに回ってみる。LNC-2Lの上下(モノラル仕様で4ウエイマルチチャンネルを組んでいるので片チャンネル2台で一組の構成)がPADのドミナンスでジョイントしてあった。たった一本のケーブルでここまで音が変わってしまうとは、にわかには信じ難かった。ドミナンスで音が変わる、この事実をどーみなす?(ふざけてるのかよ このバカ と お叱りの声が...)
低域の力感の向上と切れのいい中高域は初同席された伊佐資さんやモンテカルロさんも体感されたはずなので、決して私の独りよがりではないと思われ...

お盆でお目当てのイタリア料理店は生憎お盆休み。
福生まで足を伸ばしニコラというピザ屋で遅めの夕食を食べる。
ここのプレーンピザは複数のチーズが微妙な割合で調合されており実にうまい。
少し塩辛いがこの塩梅がビールのつまみによく合う。
8/15
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