気まぐれ日記   

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【バードネスト】

バードネストの野本さんから「ステレオ盤だけど、コスタのオリジナル盤が入りましたよ。聴くだけ聴きに遊びにおいでよ」と電話を頂いた。DOTの原盤か、滅多に見なくなった。仕事帰りにバードネストに寄る。少し行かない間に店内の様子が変わっていた。スピーカーがALTECの銀箱、プリが1567Aになっている。カートリッジもGEバリレラなどが装備されSPも聴くことができる。

珈琲を飲みながら次々とレコードを聴かせてもらう。ジョニー・ホッジスもいい、SP盤のワーデル・グレイもいい、勿論パーカーやベイシーも。ルー・ドナルドソンのチーク・トゥ・チークなんぞはこれがSP盤かと思わずプレーヤーを覗きこんだ。暫くぶりに訪れたバードネストにはSP盤がかなり増えていた。





脱サラ組みのよしみか同い歳の親近感か、野本さんは何かにつけ目をかけてくれる。ありがたいことです。

前にも書いた覚えがある。オーディオでもレコードでもショップで散々弄くり聴きまくり、必要な情報を集めるだけ集める。そしていざ購入する段になるとネットで一円でも安く手に入れる、そんなマネープライオリティの風潮が横行している(,と、いいながら私もヤフオクには散々お世話になった口だが...)。どうでもいい日用品ならいざ知らず、趣味の物に限っては人との関わりの中で買いたいものだ。 同じお金を使うなら例え少しくらい高くても「この人から買いたい」と思って買いたい。お互いに幸せになれる。

LNP2Lの中には厚木さんの顔がちらほら浮かび、今頃パラゴンはどんなかなと思ったり、MC240には山本さんの、ML-6には角さんの、JBL4348には渋谷さんの、FR66sには清資さんの...そして“The House Of Blue Light”には野本さんの横顔が永久に焼きついて離れないだろう。


コスタの鍵盤を叩き付けるパーカッシヴ奏法は極めて個性的で聴く人を選ぶが、私は自分自身に「渇!」を入れる時、この曲を大音量で聴く。再発盤や日本盤しか持っていなかったが、コスタのエネルギーは十分もらうことが出来た。粘っこさはないが、竹を割ったようなスカッと伸びきった高音とゴリゴリとした低音がぐいぐいとドライブされる。時に延髄切りを喰らったがごとき衝撃と岩石落としを見舞われたごとき激痛が体を走る(って別にそんな実体験がある訳はないが...)。鳥肌が立つ曲の内の一枚であることは間違いない。

私はプライオリティ上の理由からオリジナル盤至上主義ではないが、それでもお気に入りのアルバムの何枚かはオリジナル盤で聴きたい。今日は長年の念願が叶った。ここで聴き比べの結果を書くのはヤボというもの。強烈なんてもんじゃない、未だに頭の中がジーンと痺れている。

10/31



天国への階段?  みなとみらい線日本大通り駅

【オペラ鑑賞】

ライブ鑑賞が続く。知人の貴子さんが出演するとのことで、halkuroさんの同級生グループ「オヤジーズ」のメンバーとプッチーニのオペラ“修道女アンジェリカ”“ジャンニ・スキッキ”を観に行く。

修道女アンジェリカは暗〜い悲劇で何度となく落ちそうになった。必死でマナコを見開き睡魔と闘う。この出し物はオペラ若葉マークには少し難しい。修道院という存在自体が日本の社会構造上では特異であり日常性とはかけ離れている。宗教観も異なり、この作品を理解するには浅薄なわが身には荷が重い。魂の浄化のパラドックスと捉えてはイエスに対する冒涜であろうか。

スキッキは能天気な喜劇でストーリーも単純で分かりやすい。有名な「私のパパ」もあり、終始楽しく鑑賞できた。暗・明或いは陰・陽の対比として全体を捉えると楽しみ方も違うのだろう。


10/30


【S.ハミルトン&H.アレン】

一転して今日はプロの仕切るライブハウス東京TUCにスコット・ハミルトン&ハリー・アレンのテナーバトルを聴きに行く。

今までライブハウスを「運営」という視点で捉えたとはなかったが、昨日の今日で少し意識するようになった。営利のライブハウスでは箱の定員が決まっているので、販売チケットの数も割り出せる。定員オーバーによるパニックも起こりにくい。その点では余り参考にはならないが、客の誘導とかクレームへの対応は学ぶ点がある。

もっとも演奏が始まると、そんな事は忘れて、ただただハミルトンとアレンの絶妙な掛け合いを楽しむ。今回も桜井さんの手配により最前列に席を取って頂いたお陰で、PAを通さない生のブロウを直接聞く事ができた。スイング調の軽やかなリズム&メロディがとても気持ちいい。息がぴったりと合っており二人のユニゾンの重なり合いは見事だった。

ハリー・アレンはかなり巨漢で、その大柄なアレンが直立不動で微動だにせず目を瞑ってブロウする。その姿はまるで虚無僧のごときであった。二人とも楽譜など持っておらず、演奏中は終始目を瞑っている。楽器で言葉を交わしてタイミングをとり、コミュニケーションしている。体は動かないがメロディは華やかに宙を舞い揺れ動く。歌心に溢れた熱演を堪能することができた。こういうスイング系の楽しいJAZZは眉間にしわ寄せ根暗に聴いちゃあつまらない。手拍子一つでも打ちながらリズムに合わせて体を揺らしリラックスして楽しみたい。

後日簡易保険ホール(ゆうぽうと)などでも公演するそうだが、興行の点では致し方ないとしても、こういうコンボは大ホールでは聴きたくない。ただ贅沢を言ったらキリがないが、TUCのパイプ丸椅子何とかならないものか。せめて背もたれが欲しい。3時間も座っていると腰と穴が痛くなる。げに客とは我がままなものである。

今日のライブは心底楽しかった。こういう日はアフターライブも話が盛り上がる。

スコット・ハミルトン(ts)  ハリー・アレン(ts)  ジョン・バンチ(pf)  デニス・アーウィン(b) チャック・リッグス(ds) 
クリス・フローリー(g


10/29


【ボランティアの難しさ】

阿佐ヶ谷ジャズストリートが今日から始まる。この、街を挙げてのイベントも今年で11年目を迎え、少しずつ街にも定着してきた。運営は杉並区がバックアップするものの、全てボランティアで賄われている。イベントのプロがいないので、手探りで行われてきたが、規模が拡大するにつれて色々問題点も浮き彫りになってきた。

イベントの目玉、山下洋輔やマーサ三宅のライブ会場はお客がつめかけ早々に入場制限をしなければならなくなり、会場に入れなかった人からは不満の声。

微力ながら担当を受け持ったラピュタはtomocaさんというオーボエ奏者とギター・コーラスとのコラボ、Bassist山崎弘一さんのユニットの出演だった。1stステージは3〜40名弱の観客で割と静かな滑り出しだったが、2edステージは盛況で140名定員の会場が満杯となる。ここで誤算が生じた。

プロのタイムキーパーがいないないので、時間管理は出演者任せ。出演者も観客が多いのでつい熱が入りサービスも兼ねて大幅な時間延長、そのまま休憩時間も取らず3edステージに突入してしまった。お客は帰るタイミングを失い8割強の人がそのまま居残る。外には3edステージを観に来たお客が長蛇の列で待っている。

入れ替え制はとっておらず、また休憩時間もなかったので観客にアナウンスもできない。待っている人は早く中に入れと騒ぎ始める。ボランティアの女性が仕切りきれずに半べそ状態でこちらに助けを求めてくる。状況を説明して散会を促すが、観れると思い待ち続けた人々の不満と怒りは治まらない。ましてどの会場にも入れる共通パスとはいえ有料でチケットを販売している。中には金を返せという人も出てきて収拾に困る。

こっちも破れかぶれで「立ち見でもよければお入り下さい」と消防法違反を承知で入れるだけ詰め込んだ。演奏中にどやどやと人が入る。今度は客席から文句が出る。「静かにし下さい!」 散々であった。

事故がなくて何よりだったが、来年は同じ轍を二度と踏むまい。





天空の城「ラピュタ」を模して建てられたその名もラピュタ。普段はミニシアター館・劇場として使われ、3階には山猫軒という粋なフランス・レストランがある。





午後6時半開演に向けて、午後3時からすでにリハが始まる。役得といっては何だが、リハの様子を一部始終聴くことができた。それは良かったのだが、その後が上記の通り大混乱。




阿佐ヶ谷駅北口のストリート会場。竹内郁人クインテットの演奏。他にも12ヶ所のパブリック会場、11ヶ所のストリート会場、20ヶ所のバラエティ会場と阿佐ヶ谷の街は2日間JAZZの音色が響き渡る。

10/28



【伊佐資さんのリスニングルーム】


お借りしていたABS-7777を返しに伊佐資さんのお宅に伺う。このABS-7777は一度使うと手放せなくなる。返すのは忍びないが、伊佐資さんも寂しがっておられる様子なので致し方ない。ウオンツリストの筆頭にランクして購入を考えよう。

伊佐資さんのお宅の行くのは初めてである。ナビを頼りに小金井街道から脇道に入り目当ての番地で「田中」邸の表札を発見、5〜6回もハンドルを切り返してやっとの思いで駐車場に車を入れ、玄関のチャイムを鳴らす。

「遅くなりました○○です。」
インターホーン越しに応答したおやじさんが、「○○?知らねぇなあ。あんた誰よ。」
「伊佐資さんのお宅じゃありませんか?」
「ちがうよ!」 

おかしいな同じ番地なのに?と思いながら辺りを見回す。横の路地のだいぶ先にもう一軒家があった。今度は間違いないようだ。噂に聞いていたブルーベリー畑が庭の奥に延々と広がっている。

久しぶりに門扉から玄関まで距離のあるお宅にお伺いした。庭の敷石を踏みながら玄関まで辿り着くのは、茨城のなぞ男さんのお宅以来の感触である。伊佐資さんは小金井の元豪族か、広い庭と豪邸、回りには「田中」姓が多くあるという。間違えて伺った最初のお宅も遠縁にあたる親族のお一人とか。


数ある部屋の内、2階のリスニングルームに案内されると、そこにはオーディオ装置とソフトしか置いていないプライベート空間であった。床も壁も木造で音の響きが素晴らしい。この適度なライブさが音楽を活き活きと聴かせてくれる。 天井は平坦ではなくフラッターエコーも皆無である。

窓から外を覗くと回りには家が一軒も見えない。これなら特別な防音対策をしなくても大音量で音楽を鳴らすことができる。

そこでたっぷりとJAZZを楽しませて頂いた。惜しむらくは「うなぎ」を食べ損ねたことである。

つづきはこちらから



10/25




【電源回りのチューニング第三弾】

お忙しいさなか、Eさんが電源回りのチューニングにいらしてくれた。

今回は
@主幹ブレーカーへコンデンサーと電磁波遮断シートの追加
Aブレーカーのネジの交換(ステンレスからチタン)
Bネットワークバイアスアス用電池のチューン(金属ボディを剥がし電磁波遮断シートで包む)
Cコンセントボックスの電磁波対策とコンデンサーの追加
Dスイッチ用ブレーカーの電磁波対策
等のミクロチューニングを行った。

これで3回目のチューニングになるが、今回の作業で電源関係の一通りのチューニングが終結した。


電池の皮剥き
JBL4348の中高域のネットワークのバイアス用のバッテリーは電流は必要とせず微弱の電圧が供給されればいい。アルカリ電池よりもマンガン電池の方が高域の抜けが良くなった。今回更にカバーの金属部分を剥がし、電磁波遮断シート+J1シートで本体を被う。気の性かS/Nが上がったように感じる。
チタン製のネジ
分電盤回りやブレーカー本体のネジを前回は磁性体の鉄からステンレスに交換したが、今回は更に軽く強く錆びないチタン製のネジに交換した。



コンセントボックスのチューニング
かつてコピーマンさんから入手した航空レベルアルミで作られたコンセントボックス。コンセントにコンデンサーを取りつけ、線材をφ2mmの4N銀線に交換する。インレット端子からパラレルにコンセントに接続。10cm足らずの短い距離だが、ここに銀線を使うと私好みの音へと変わる。
コンセントの対策過程
Fimのコンセントを電磁波遮断シートで被い、更にJ1プロジェクトの高分子系複合シート T03-2010でダンピングして鳴き止め(防振)対策を施す。



電磁波対策ブレーカー 非磁性体ネジ
本体のネジ 右から真鍮 ステンレス、チタン
私はチタンのネジ仕様のものが気に入った。
施工中のEさん
200V仕様のコンセントボックスなので、万一ショートを防ぐため、テスターで入念にチェックする。

手を焼いたのがコンセントボックスのチューニングだった。コンセントを電磁波遮断シートで被い、対策コンデンサーを取り付け、線材もEさん推奨の銀線に交換したのだが、線材が固くてボックスの中になかなか収まらず苦労した。かなり苦戦をしたが、今回のチューニングの中では一番効果があった。コンデンサーには最低一週間のエージングが必要とのことだが、今回は線材の交換と電磁波遮断シートが功を奏したのか、電源投入時から音の変化がみられた。

試聴曲は今回もチャーリー・ヘイデンとパット・メセニーのデュオ“Beyond The Missouri Sky”からMain Theme (from Cinema Paradiso)で行ったが、チューニング後の音の変化は施工されたEさんご本人が一番驚かれたのではないだろうか。勿論私も結果については大満足。メセニーのギターがスピーカー前面に浮かび上がり、今まで以上に立体感が出てきた。エッジが立つというか、音の輪郭がより鮮明となり、楽器の佇まいにリアルさが増す。

電源対策の都度感じるのはS/Nの向上である。今回も、より静粛性が増し微細な音まで聴き取れるようになった。併せて今回は低域の量感がより一層増えて音に厚みが増した。

Eさんのお宅の様に部屋の壁が無くなるまでには至らないが、あと一歩の所まで来た感じだ。


10/23



【引出物】

盟友 高の字さんの結婚式に参列させて頂いた。高の字さんはトリオのプリメインアンプL-02Aの音に惚れ込み、以来浮気することなく長年使い続けていらっしゃる。万が一の故障に備えて部品取りのために予備機も押さえている。そこまでL-02Aも惚れ込まれたら美音を出さないわけにはいかない。そのような高の字さんである、これからの結婚生活も奥様を一途に思い続け幸せな家庭を築くに違いない。おめでとうございます末永くお幸せに!

披露宴もお開きの時間が近づいた時、式場の係りの人が引出物を配りに回ってきた。係りの人が袋を置く時、何故か私の名前を確認する。○○さんですよね。ハイそうですが...?? 怪訝に思う。

披露宴も滞りなくお開きとなり新郎新婦に挨拶した際、高の字さんが耳元で囁く。「○○さんにだけ引出物の中に特別な物を入れておきました。あとで効果の程をご報告下さい。」

袋を開けてニンマリする。さすがオーディオの友人、やることが憎いね高の字さん。この二本は微妙に効果が違うらしい。その違いを報告せよとの指示である。カートリッジの聴き比べは得意なんだけどなあ




礼服のまま隠れ家に寄り早速このブラシを使ってみた。効能書きから興味をそそられたのはSK-2の方なので、最初にこれを使ってみた。

CDは盤が比較的新しいので、帯電していなかったようである。ブラシを使ってもそれ程音の変化は感じられない。もう少し聴きこんだCDで実験すれば違いが分かったかもしれない。

アナログレコードでは目にも耳にも効果の違いが分かった。
内袋からレコードを取り出した時既に静電気が帯電しているのが分かる。ポリエチレンの内袋がレコードに吸い付き、手首の産毛もスーッと立つ。もあ〜としたあの感覚である。レコード表面にも白いほこりがへばりついているのが目視できる。

SK-2でレコード表面を軽くなぜてみる。白いほこりがブラシの毛に吸い寄せられ、レコード表面は綺麗になった。これだけも十分価値がある。レコードを聴いてみるとパチッというスクラッチノイズも皆無で明らかに静電気が除去されたことが分かる。

今まで湿ったガーゼでレコード表面のほこりを取っていたが、ガーゼの湿度管理が結構面倒であった。その点このSK-2は扱いが楽である。さっとひとなででほこりも静電気も除去、一度この使い勝手のよさの味をしめたら手放せなくなる。

二本のブラシの効果の違いを神経質に追い求めるのは止めにした。SK-1はもっぱらターンテーブルやアーム、キャビネットのほこり落としに使うことにことにしよう。二刀流でアナログ関連のほこりと静電気におさらば、こんな実用的な引出物は今までになかった。高の字さんありがとうございます。

  


10/22


【アブソリュート・クロック・コンバーター】

ソフトあってのオーディオである。そのソフトがアナログのSTERO LPからMONO そしてSPへとだんだんシフトしていき、次第に古いオーディオに関心が向き始めている。

一方で澤野商会の手による最新のJAZZ、北欧系のJAZZ、友人の影響で古楽器によるバロック期の演奏や最近の優秀演奏(録音)盤も好んで聴く。現代に生きているので、同世代で頑張っているミュージシャンや若い人の作品にも興味や関心がある。こちらの方はCDやSACDでしか聴くことができない。

そのCDにもアナログソフトに負けず劣らず素晴らしい作品が無数にある。演奏者・録音エンジニア・プロデューサーが一体となって情熱を傾け丁寧に作られた作品は、SPだろうがCDだろうが、聴く側に感動を与えてくれる。

演奏内容が素晴らしくても、録音がしょぼいと伝わるものも伝わりにくい。再生側がチープだと感動も薄れる。録音のいいCDは出来るだけいい状態で聴いてみたい。またぞろ悪い虫が騒ぎ出す。

某所で何度かG-0sや他の高級時計を聴いたことがある。確かに音の変化はあったが、投下資本に見合うだけの魅力を感じなかった。余りにも高すぎる。今日は価格差1/5以下のABS-7777をじっくりと試してみる。

メーカーの解説によれば

「ルビジウム発信子(発信精度は10の−9乗)」よりもさらに精度の高い10の−13乗という高精度の原子時計」を使用している「電波時計の搬送波」を受信し、それをクロック源に用い、高精度の基準クロック(マスタークロック、WORD−CLOCK)を発信する。」

とのことである。

P-0sにはWORD−SYNCが装備されているのでABS-7777単体使用が可能。P-0sはスイッチ一つでクロックのON OFFできるので、その効果を一瞬にして聴き比べできる。もっともこれはONからOFFの時で、逆の場合はクロックが同期するまで約30秒ほど時間がかかる。

瞬間切替による聴き比べのためON→OFFで行った。ソフトはバックにシンセは使っているものの、アコースティックな響きが素晴らしいャーリー・ヘイデンとパット・メセニーのデュオ“Beyond The Missouri Sky”そして国府弘子の“New York Uncovered”XRCD盤。P-0sのデジタル出力は88.2KHzにアップサンプリングして30.6Lに入力する。


受信部を方位を気にせず窓際に置いてスイッチを入れるとメーターの針がほぼ中央に固定した。少し気にしていた受信感度の心配はなくなった。暫くするとP-0sのWORD−SYNCのLEDが点灯しクロックが同期した。


  

主観なので簡単なインプレに留めるが...

国府弘子では1曲目、音が出た瞬間から、いや無音の状態で既に演奏直前のスタジオの空気感のような漂いが感じられる。これはいい予感がしてきた。パーカッションが鳴り出すと木枯らしを思わせる音色が寒々しさを助長する。明らかに音の透明感と広がりが感じられる。ピアノもエッジが程よく立っており消え際の余韻が澄んで聴こえる。

offにすると「何だか寂しい」

パット・メセニーの“Spiritual”では同じく音の透明感が増す。サウンドステージは広大な大地を彷彿させミズーリの風景が目に浮かぶようである。鐘の音が大陸横断鉄道の遮断機のごとく左から右へ流れて静かに消えて行く。S/Nは上がり細部の細かい音まで聴きとれる。ギターの音色は弦の張りを強めたかのように輪郭が鮮明になり、ピックの爪弾きが空中に浮かび上がる。

offにすると「何だか寂しい」

この「何だか寂しい」を回復するための投資としては、コスト/パフォーマンスは優れている。聴く音楽によっては手放せなくなるかもしれない。室内楽や特にヒーリング系の軽めの音楽をより心地よく聴くにはABS-7777は打って付けだと思った。P-0sを持ってしてもデジタル再生はまだ不完全なのか。クロックの効果は大きい。

ここまで効果を確認できると ほ し く な る



夜、中野のゼロホールでオペラ“アイダーダ”を鑑賞する。プラハ国立歌劇場管弦楽団&合唱団&バレエ団の出演だったが、声量の豊かさ・大きさにそして踊りに魅せられた。総勢150名以上の出演者と大掛かりな装置はスぺくタル・オペラの醍醐味に溢れていた。有名な「凱旋行進曲」のブラスの音には思わず立って行進したくなる衝動に駆られた。オペラで気持ちが高揚するのは初めての経験だった。

クロックで遊ぶのもいいが、迫力のある生音もまた別の魅力がある。


10/21




【逆取材】

デジタルチューナーは持っていないのでPCM放送は聴いたことがない。自分は聴けないので、ある意味で気が楽であった。伊佐資さんや山本博道さんの突っ込みに丁々発止で反応してしまった。お二人とも乗せ方がうまい。少しはしゃぎすぎたかも...




ラジオ放送の裏舞台をつぶさに観察させて頂いた。
日本のテオ・マセロの異名をもつ太田さんの仕上げがどうなるのか興味がある。






巨匠山本博道さんが持参されたソフトの一部
巨匠はシンバルの音だけしか聴かない!?

今回の来宅で伊佐資さんがお土産に持ってきてくれたのが、インフラノイズのABS-7777。以前からこの前身9999に興味があり、電波時計を利用した外部クロックはどこまで効果があるのか試してみたかった。

10/20



【ヒューガルテン白生ビール】

町屋駅前の「クリーク」は都内でお気に入りのイタリアンレストランである。何がお気に入りかって、料理も美味いがベルギービール“ヒューガルテンの白生ビール”が飲めることが嬉しい。ただ、町屋は少し遠いので、以前から近場でヒューガルテン白生が飲める店を探していた。

夜10時過ぎ、仕事帰りの安西さんと高円寺の街を徘徊して、このヒューガルテン生が飲める店を探してみた。目ぼしい店を見つけて一軒一軒訪ねてみたが、結局高円寺には生を置いている店は見つからなかった。ここまで探してすごすご帰るのも悔しい。ちょいと阿佐ヶ谷まで足を伸ばして探してみようということになった。

めぼしはあった。吉祥寺のハンバーガー屋“Villagr Vanguard”には置いてあり、そのチェーン店が阿佐ヶ谷にある。チェーン店だからそこにも置いてあるだろうと勝手に解釈して探して行ってみた。しかし残念ながらビンしか置いてない。それからまたヒューガルデン生探しが始まる。夜も更ける。店じまいしている店が増える中歩き回ること1時間、喉も渇き疲れてきたので、とりあえずビンビールでもいいかと南口駅前の路地のバーに入る。

バーテンさんにヒューガルテン白生が飲める店はないかと訪ねると、隣に座っていた文士とおぼしき品のいいおじさんが「北口駅前に海晴亭というたこ焼きがある。そこで白生が飲めますよ。」と教えてくれた。おいおい聞いてみるものだ。しかしたこ焼きやでヒューガルテン?少し奇異な組合せと思った。

0時を回っていたが、海晴亭めがけて早速移動する。ありましたありました、阿佐ヶ谷北口アーケードパサージュに入ってすぐ右横に。しかもまだ営業中。看板には「60種類以上のベルギービールが飲める」と謳っている。

明石のたことヒューガルテン白生ビール、思いのほか良くあう。駆け付け3杯、一気に飲み干す。ほろ酔い気分で帰路につく。めでたしめでたし。



10/19






【サウンド・ピット】

遠距離恋愛ではないが、名古屋で三重からの講演帰りの伊藤さんと落ち合い、伊藤さんのメンター的存在坂口さんのお店SOUND-PITを訪問する。

SOUND-PITには現代の最先端のハイファイ機器の部屋、ヴィンテージ・オーディオの部屋、そして隠れ家的音楽鑑賞の部屋の3部屋があり、それぞれにファインチューニングされた素晴らしい音を楽しむ事が出来る。オーディオファンなら一日居ても飽きることがない。

New Audioの部屋で坂口さんの手によって微細に調整されたアヴァンギャルドの『META PRIMO』をたっぷりと聴かせて頂く。今まで何度かアヴァンギャルドのSPを聴いたことがあるが、アヴァンギャルドに対する印象が変わってしまった。寄り添う下流のパワーアンプ等に正確に追随して音色・音場を再現しきる音楽性豊かなトランスミッターという印象である。

始めはパワーアンプをFMアコースティックス FM411に繋いでJAZZを聴かせて頂く。クラリネットをフューチャーしたカルテットだったが、木管の響きが柔らかく、空間に浮かび上がったその音色の質感はホーンスピーカーで聴いているとは思えなかった。一方ベース、ドラム、ピアノは骨格が鮮明で各楽器の雰囲気、佇まいが非常にリアルに再現されている。

坂口さんはJAZZなどのオンマイクの録音にはFMアコースティックは似合うが、クラシック音楽などのオフマイク録音には音が前に出すぎると仰る。そこでHOVLANDのRADIAというパワーアンプに切り換えて実証してみて下さった。なるほど、ホーンスピーカーにもかかわらず、音場はスピーカー後方に広がる。

聴かせて頂いたのはダイナミックレンジのすこぶる広い優秀録音盤 ゲルギエフの「春の祭典」。聴き所は地響きを伴って繰り出される管弦楽の大音量から一転してピアニシモの静の世界へ移行する音の消え入り方、地下数十メートルにまで達するかのごとき打楽器のパルシブな衝撃音とその後の余韻。ハイスピードな立ち下がり、リアリティ溢れる再現にはスピーカーそしてパワーアンプの能力が高く要求される。

おいしい所だけ聴こうと思っていたが、興奮の余り全曲通して聴いてしまった。聴き終わったあと心地よい疲労感に包まれる。心の琴線に触れる音というのがあるが、メタプリモはハラワタの五臓六腑に染込む音である。



耳に超ハイファイなメタプリモの鮮烈な余韻が残りながらも、隣の喫茶室兼ヴィンテージ館に移動する。坂口さんの奥様が淹れて下さった珈琲を飲みながら、時代は一気に遡り、励磁スピーカーやら管球アンプの音を聴かせて頂く。

KEFの初代BBCモニター、オリンパス、ジェンセン等々古いスピーカーをマッキンのC-22&MC60で聴く。管球アンプはどれも綺麗かつ状態がいいのに驚く。中にはメッキも含めてオリジナル部品でフルレストアされたアンプ類もある。

音を聴いて何故かほっとする。生音のリアリティこそ出ないが、音楽の雰囲気、温もりが味わえて心が和む。人間の可聴帯域全てが満遍なく出された音は、確かにハット息を呑む鮮明さがあるが、暫く聴いていると疲れる時もある。ボーカルを聴いていて、バックの余りのリアルな演奏が五月蝿く感じたり、音数が多すぎて人の声に集中できなくなったりする。確かに人間の目や耳は必要な情報だけをピックアップしてそこにフォーカスを合わせて増幅させる機能がある。しかし始めから音がなければおいしい所にだけ耳が傾き安心して音楽そのもにどっぷりと浸ることができる。


何年か前にハイヴィジョンTVを購入した。購入当初はその綺麗で鮮明な画像に驚き、ことのほかハイヴィジョン放送を選んで見ていた。ハイヴィジョンの画像は髪の毛の一本一本まで克明に描き出す、時に女優の首筋の化粧の跡までも。実像・自然に近い画像で映像を楽しみたいという気持ちは叶ったが、最近は地デジも含めて余り見ない。ハイヴィジョン画像の特徴を活かした番組が少ないことも見なくなった要因である。

野球放送を見るとき何を優先して見るかといえば、ゲームの流れであって、キャッチャーミットの鮮明さではない。ドラマを見るときはそのストーリーの面白さであって、女優の目鼻立ちの綺麗さではない。一方自然の風景や美術館の作品紹介等の番組ではハイヴィジョン画像の優位性が表に立つ。まあ野球放送をハイヴィジョンで見ても弊害はないが、小津作品、例えば「秋刀魚の味」など克明映像で見てしまうと「味わい」がかえって損なわれてしまう。見え過ぎるのも時として困ることがある。機器の特性に合った作品(演奏)を選ぶという思慮はヴィジュアルもオーディオも共通している。




素性の分からない一見の客には聴かせないという特別室?に伊藤さんのお陰で入れて頂いた。いわば坂口さんのプライベート空間である。ALTECの604【C】という励磁型の珍しいユニット、タンノイのオートグラフ(モニターゴールド仕様)が置かれている。部屋にはモニターゴールドのユニットが何セットも置いてあり、坂口さんの嗜好が覗えた。

雄大な音の響き、締まった厚い音、どちらも甲乙付けがたい。ソフトによって使い分けするという点ではレベルは違うが私と同じである。







SP原盤から録音したシュタルケルのコダーイ 無伴奏チェロソナタ

実はオートグラフで聴かせて頂いたシュタルケルのコダーイ、
今日聴かせて頂いたどのソフト・どのシステムより心に響いた。
心を鷲掴みにされたような迫力とエネルギー感は音力とは何かを教えてくれる。
シュタルケルの怒りにも似た気迫迫る演奏は本質を知れともいわんばかりであった。

今日の案内役伊藤さんがこんな話をされていた。

「僕は、オーディオ好きな皆さんが、どうしてSPを聴かないかが不思議なんです。原点を知っているのと知らないのでは、楽しみがぐっと違ってくると思うんですよね。まあ、僕が只の懐古趣味なのかもしれませんが。SPを聴くと、音楽を大切にすると言うのがどういうことか分かる気がするんです。

それと、音のシャープさとか切れ込みとか、SPを聴いてしまうと、ほかは皆生ぬるく聴こえます。もちろん音源によりますから、全部がそうという事でなく、いい音源に出会えたら、と言う意味ですけどね。
ただ、常々思うことですが、やはり原点が何かということは知っておくと、迷った時にもとに戻りやすいですね。

これは趣味も仕事も同じではないかと。偉そうな言い方になりますが、SP盤を扱っていると、CDの簡便さが異常に思えてきます。SP盤がデリケートなのと同様に、音楽そのものもデリケート(大切)に扱うべきものだということを、僕はSP盤から教わった気がします。あるいは針の方が盤よりデリケート(脆い)だとか、音とは振動であるとか。音はデータではないぞって、SP盤が教えてくれます。」

音楽はデータではないぞ。けだし名言だと思います。その言葉に感化されています。



-閑話休題-


坂口さんのベストチューニングを施した機器で新・旧・古代とそれぞれの音を聴かせて頂き、満たされたひと時あった。こういうオーディオ店がそばにある名古屋近辺の人は羨ましい。

10/18



【安西邸のルームチューニング】

布団をかぶってラジカセの音を聴いたことがある。えらく生気のない痩せた音で、音楽を聴いても楽しくない。デッドな環境は決して音がクリアーではなく、躍動感のない寂しい音だ。一方、風呂場で鼻唄を歌うと自分が三橋美智也にでもなったかのようにいい気分になる。が、そこでラジカセでも聴こうものならワンワン響いて音楽にならない。例えは極端だがルームチューニングは一筋縄ではいかない。

新居に引っ越してくる前の安西さんの部屋は、割りとデッドな音響環境だった。こちらに移ってからは逆に部屋の響き過ぎが気になりカーペット等で響をコントロールしていた。天井の形状に一工夫が為され、部屋も適度に凸凹があり、定在波の発生は少なめである。耳に付く厭な響きはなかったが、音響環境として適切か否か専門家による診断を願っていた。縁あって今日はサーロッジクの村田さんにチューニングのデモに来て頂き、私も立ち合わせて頂いた。

村田さんはチューニング前の安西さんの部屋について、残響時間も長く適度にライブな響があるとしながらも、床のカーペットは除去すべしとの指示を出された。ルームチューニングは出来るだけライブな状態からスタートして部屋の響をコントロールするというが村田さんの手法の様である。

手始めにチューニング前の部屋の特性をPCで測定する。

音響用カーペットを敷き詰めた状態で測定したのが、上記の画像。一つの基準として500Hzの残響レベルを見ると、0.49sec。残響レベルとしては標準的なところのようだ。高域はレベルが高くなり0.8sec以上に達している。LVパネルでうまく響を拡散させると伝送特性が変化し、音楽が楽しく聴けるようになるとのこと。安西さんも私も期待が高まる。

ここから孤軍奮闘、徹夜明けの村田さんの8時間以上に渡るチューニングが始まる。デモ用LVパネルを設置しては音を聴き、聴いてはセットし直す。安西さんも積極的に注文を出し、好みの響に仕上げて行く。グライコの調整のようにリセットは簡単ではない。想像以上にしんどく、根気のいる作業である。自分の好みの音をしっかり持っていないと支離滅裂になる。



最終的に煮詰まったのが上記の状態。カーペットを取り除いても、500Hzではかえって残響時間が短くなったが、低域の量感は増え中広域も活き活きととして躍動感ある響きが出てきた。

チューニングの様子はこちらから




スピーカー間にVの字のパネルの設置は音響的に効果的だ。以前Vの字セッティングを行なっていたが、、スクリーン設置の関係でフラットに戻してしまった。今回のチューニングで、再度金Bさんの拡散パネルを楔形にセットしなおした。プロジェクターのスクリーンを下ろせるぎりぎりの角度まで拡散版に角度を付ける。試聴ポイントは狭くなったが、音像の定位は今まで以上に鮮明になる。音の左右への広がりも増えた。



10/15



【L04 at 岡さん宅】

初期バージョンのベンツマイクロL04を持って岡さんのお宅にお邪魔する。使い込んでいく内にL04がいい感じになってきたが、完全調整済の岡さんのL04と聴き比べると、低域の量感で差が出た。個体差というよりもやはり構造上の違いなのではないか。岡さんのL04はシェルもリード線もジェネシスの特別バージョン物であるが、それを差し引いても低域の厚みと深さそして切れ込みは一枚上手であった。一方で高域の繊細感・情報量の多さは初期バージョンも引けを取らない。源流の潔さを感じた。



シカゴのジャズピアニスト ジョン・ライトのサウス・サイド・ソウル。OJCのステレオ盤とPRESTIGのオリジナルモノラル盤を聴かせて頂いた。再発OJC盤もなかなかいい。J.ライトの粘っこいタッチとアーシーな雰囲気が存分に味わえる。オリジナル盤を聴かなければもうこれで十分なくらいに黒い。さすがにオリジナル盤はモノラル録音ということもあってか、音の密度が高く濃い。音の塊が力強く飛び出してくる。




〆はいつものようにたっぷりとSPを聴かせて頂く。野本さんに対抗してか、ダイヤルのパーカーに驚いてはいかんとばかりに、マーキューリーのBACK HOME BLUESを聴かせて頂く。SPの録音も玉石混交とは思うが、状態のいいSPで聴くパーカーはLPやCDの音よりより遥かにエネルギー感に満ちている。

ブルーノートのSPは状態も良く、マイルスのペットが生々しく耳元を襲った。

     

10/14



【久々のピピエコさん】

まだ時差ぼけで時間の感覚が乱れていたが、夜久しぶりにpippinechoesさんとお会いする。是非お連れしたい方がいるとのことで、大阪のJAZZ好きの映画人ハジメさんを紹介された。

私も暫くぶりに隠れ家でJAZZを聴く。留守中全ての電源を落としていたので、機器が温まるまで時間がかかると思っていたが、さすがに真空管の方は立ち上がりが早い。ランサーはのっけから結構いい音を出してくれた。夜10時は回っていたが、少し音量を上げビール片手に三人で音楽を楽しむ。

ライブのエネルギー感と臨場感がまだ頭から離れていなかったが、オーディオで聴くJAZZもやはり素晴らしい。常にベストポジションで聴けるし、音量も曲に合わせて自在にコントロールできる。気分に合わせてお気に入りの曲を選ぶことができるので、ポジティブに音楽を自分のものとすることができる。生の音楽の代替などという消極的な捉え方をすると人生がつまらないものになってしまう。で、のめり込むのも良し悪し...

ハジメさんはJAZZについて大変造詣が深く、ピピエコさんのJAZZ師匠であるが、オーディオについてはそこそことのこと。ピピエコさんにはどうやら「ある魂胆」があったご様子。ハジメさんに何やらしきりに囁いている。耳をそばだてると
「アナログの音もいいでしょう。こんどハジメさんのところにお邪魔したらガラード301が置いてあったりして...」 
極悪人と言う言葉を思い出した。「親身に相談に乗ってあげているふりをして、実はそれとなく機器のグレードアップを囁く」 いやいやピピエコさんは決して極悪人ではありませんが...。

ハジメさんとは「JAZZ」という共通言語のお陰ですぐに意気投合し話も弾んだ。惜しむらくは短い時間だったので、ハジメさんのリクエストに十分お応えできなかったのが悔やまれれる。

ハジメさんは映画作りのプロの方なので、次回お会いした時は映画のお話も少し聞かせて頂くつもりである。




ハジメさんと気安く呼んでいたが、後で名刺をよく見たら有名な映画会社の支社長さんであった。
失礼しました m(_ _;)m





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