気まぐれ日記   

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「-隠れ家- 音質改善計画」はボリュームが増えそうなので、関連コンテンツをまとめて雑記帳に移転させました。

-その7- ・スクリーンの取り付け 音と光の調整 (7/23)
-その8- 4e 共振対策 ミュージックツール ガラス2枚重ね(7/24)
-その9- 電源対策  機器のセッティング (7/26)



 
7月31日


こんな珍しいカートリッジを持ってhiroshinさんが遊びにいらした。hiroshinさんにはこの程度のカートなど珍しくも何ともないようだが、私にとっては見るのも聴くのも初めて。どうやら日本の「光悦」のOEMのようだが、本家の光悦とは好対照に出力は低めで音は柔らかかった。レビンソン氏はかつて自らJAZZも演奏していたくらいで、基音にはJAZZがよく鳴る製品開発を行っていたと聞く。その点からいえば、このカートは彼自身余りお気に召さなかったのではないだろうか。

hiroshinさんはかつて憎き宿敵であった。

yahoo!のオークションに熱中していた頃、私が欲しいと思ったモノにはどういう訳か必ずhiroshinさんも入札し、こちらがいくら値を上げても最後には必ずhiroshinさんに持っていかれた。

何度悔しい思いをさせられたことか。競り勝った戦利品は2点しかない。しかもそれはhiroshinさんが移動中等で物理的に入札出来なかっただけの時である。

当時趣味嗜好が似ているのかと思ったが、実際親しくさせて頂いてみて、そのスケールの大きさ、ポリシーを持った蒐集力にはとうてい及ぶべくものではないことが判明した。hiroshinさんは遠からずプライベート・ミュージアムを造られることだろう。彼の手元には国産機で誉れ高き銘機と謳われた物で無い物ない、はほとんどペアで揃っている。


hiroshinさんの部屋の一部
この反対側も機器でびっしり 更にもう2部屋も機器で埋まっている
この部屋のアナログプレーヤーの数を数えていたら20台以上 
ショップではない 一個人の蒐集物である。
YAMAHA GT-2000Xは2台(Xですよ)EXCLUSIVE P3aも2台 KENWOOD L−07Dも2台
SONY PS−X9も2台 Technics SP−10に至ってはMKU Vも含めて4台はあった。
ほかに DENON DP−100Mや・・・
しかしこれで驚いてはいけない。埼玉のマンションさらにはレンタルコンテナにも機器の山
(詳しいレポートはよっしーさんのHPをご覧下さい。)



珍しいセットがあった。
GT-2000にFR-64Sが正座していた。しかもFR-66S仕様の高さ調節ノブまで付いて



ところで、我が家でhiroshinさんと珍しいレビンソンや初代光悦などの聴き比べに興じてしたら、とうとう恐れていたことが起きてしまった。いつかはその日が来とは思っていたが、これほど早くとは思っていなかった。そろそろこの部屋でオーディオ三昧は潮時なのかも知れない。

ブレーカーが飛んだ。そのショックで大切にしていた機器も一点逝ってしまった。hiroshinさんとは反対で最近かなり物を整理し、数が少なくなったにもかかわらず、ブレーカーが飛んでしまった。オーディオ専用電源ケーブルの引き直しも計画しているが、大本の電源容量が限界になってしまってはこの先暗雲が漂っている。


ブレーカーも一度臨界点を経験してしまうと学習効果が働くのか、夜になってまた落ちてしまった。プリとチャンデバ、CDTとDAC、そして3台のパワーアンプしか使っていなかったが。我が家ではオールド・レビンソンは使えないないのかも知れない。ここ一週間順調にクルーしていたのに・・・



7月30日

オクタヴィアンさんはどうやら新規導入予定のデジカメが余りお気にめされないようです。プロの厳しい目で見ると発色(特に青色)、画質のザラツキが気になるようで、ご自分では使ってみたいとは思わないとおっしゃる。

そのオクタヴィアンさんとPP1&L0.4の嫁ぎ先の友人の所でお会いする。L0.4はゴールドムンドのプレーヤーに着装されることになった。この組み合わせ、実は我が家で実現してみたかった。いやいつかはL0.4をゴールドムンドに取り付けて聴いてみたいと思い、手元に温存していたのである。今回友人がゴールドムンドを入手すると聞き、それなら秘蔵のセットを譲ってもいいかなと思った。彼の所に行けば、私が実現できなかった組み合わせで、その音を聴くことが出来る。




この画像、余りお気に召さないというデジカメでオクタヴィアンさんに撮って頂いた
言われてみれば発色とザラツキが気になる
でもなあ 4万円でおつりがくると思えば まあいいかなって思ったりもして・・・




4万円のからくり 定価73、000円(税込み) ヨドバシ特価49,500
サマーセール2、000円引き 更に15%のポイント還元+α

トワイライトタイムにデートする。この7月から夫婦の一方が50歳を超えていれば二人で二千円で映画が観られることになったらしい。ほんまかいな。若い愛人と仮面夫婦を装ってもOKって事かな?その恩恵にあやかろうと、早速夕闇せまる黄昏の新宿にくり出した。


チケット売り場に行くと、確かにその案内があった。一応年齢証明のために免許証を用意しながら「夫婦50割引のやつ一枚」と言ってみた。ところがどうしたことでしょう。チケット売りのお姉さんはニコっと笑って「ハイ!お楽しみ下さい」。免許証を見せろだとか、「お連れの方は奥様で?」とも言わず、いともあっさりチケットを売ってくれるではありませんか。

おいおい 年齢確認しないの〜?俺ってそんなに老け顔か。少しショックであった。すると横から「お姉さん、目線はずっとお父さんの頭の天辺だったわよ」だってさ。来年銀婚式を迎える古女房が笑いながらのたまう。言ってくれるわ おお ガッテム サラバビッチ!!!
いつかは若い愛人ときてやるウ。

夫婦で映画。たまにはいいものだ。カミサンに「手のひらの上で転がしている」と思わせてあげておかないと、おちおちオーディオ三昧もできやしない。

しかし、映画館に入って驚いた。ピュアオーディオの衰退もさることながら、映画館の経営も前途多難である。レンタルビデオが普及し、DVDが蔓延し、5.1チャンネルだ、ホームシアターだ、はたまたパソコンで気軽に映画が見られる時代になった。10年先どれだけの映画館が残っていることだろう。ニュー・シネマ・パラダイスではないが、映画館で映画を楽しむという生活スタイルは再び訪れる事はないのかも知れない。

  
花の金曜日の夕方 上映間際の館内 ほとんど人が い な い




7月28日


お気に入りのピンプラグ スイッチクラフト 1個380円
安くて吸い付きが良くガタがない


音質改善 閑話休題 -コンパクト・デジタルカメラ選び-

OLYMPUS C-5050Zが壊れて3度目の修理に持ちこんだが、今回の壊れ具合は半端ではなかった。レンズ全体の交換になる。見積り額を聞いて修理は諦めようかと思っている。新規で最新の機種を購入した方がコスト/パフォーマンスが高い。

そこで、この間から機種選びを楽しんでいた。友人から借りたり、店頭でいじったり、ネットやムックの情報を元にあれこれと検討した。

選択のポイントは
@まず第一にコンパクト性 
重い大きいカメラは腐るほど持っている(笑) 銀塩カメラだが・・・ 私がデジタルカメラに要求するプライオリティのトップは 最低でも鞄に入れて常時持ち歩くことができる大きさと軽さ。ポケットに入れて持ち運べればなおさらいい。
機動性の良さがお気軽デジカメのメリットだと考えている。その点C-5050Zは正直なところ少しかさばる。C-700よりはまだいいが、鞄(ビジネスバッグだが)に入れて持ち歩くにはぎりぎりの大きさだった。ポケットには残念ながら入らない。もしC-5050Zが使えなくなったら、もう少しコンパクトで出っ張りの少ないカメラにしたいと考えていた。


A次は当然 画質。
これはカメラの命。携帯性ではカメラ付き携帯電話は便利だが、いかんせん画質が悪すぎる。最近は200万画素のものも普及してきたが、やはり画質は今一だ。できれば500万画素のクオリティは欲しい。C-5050Zで500万画素の画像に慣れてしまったので、今更2〜300万画素クラスのモノには戻れない。パソコンに取り込んでHPで使うことを前提にしていても、元の画素数が多いとjpegで圧縮しても情報量の多いクオリティの高い画像が得られる。

B機能1
コンパクトカメラでもある程度被写界深度をコントロールしたい。絞り優先さらにシャッター速度優先の機能があるとフラストレーションが少なくなる。屋内のブツドリでは絞り優先だが、屋外では三脚を使わずシャッタースピード優先で時を切り取る事が多い。スナップや友人のライブの撮影時はシャッタースピードを早く切り、ぶれをなくしたい。多少画像が暗くてもフォトショップというありがたいソフトのお陰で案外きれいな画像が得られる。


C機能2
C-5050Zのスーパーマクロに慣れてしまうと、もう元に戻れない。最低でも5cmマクロは欲しい。オーディオ系の撮影ではカートリッジを撮ったりピンプラグを撮る時など、ファインダーを覗かなくて5cmまで寄って撮影ができるのはとても重宝する。
街中でもバス停の時刻表や雑誌のメモ等接写するとき便利である。一眼レフデジカメは別途マクロレンズを使えば別だが、標準のレンズでは30cm前後の物が多い。これではスパイもどきの隠し接写はできない。ポケットからスっと出してパっと撮る、ナポレオン・ソロばりの早業がミノックス以上のレスポンスを持って可能となるのがマクロ機能付きデジカメの真骨頂である。その場ですぐにレビューできるのが何と言ってもありがたい。


D仕様1
堅牢なつくり。そそっかしい私は結構物を落としてしまう。カメラも例外ではない。レンズ部分は致し方ないとしても、せめてボディは強化プラスチック系ではなく金属系の物がいい。手にした時の質感はやはり金属系ボディに勝るものはない。

E仕様2
乾電池が使えること。機動性がウリのデジカメは気軽にどこにでも持っていけるのがいい。ところが結構バッティリーには苦労する。リチウムイオン充電池は容量も多く、メモリー効果も少なくて使い勝手はいい。ところが、思わぬバッテリー切れがある。バッテリーの残量表示は全く当てにならない。今までの体験ではアラートが出たらほとんど間髪入れずに即断してしまっていた。機種にも因るのだろうが、アラートが出てから最低でも20枚程度は撮れるようにして欲しい。何の為のアラートか分からない。

予備バッテリーを常に携帯していればいいのだが、そんな訳にもいかない。その点乾電池が使える機種は重宝する。旅先でも余計な心配は無用である。単3型電池であれば国内旅行に限らず、海外でも気軽に手に入るのがいい。充電式のものを使えばコスト/パフォーマンスも高い。欲を言えば普段は電源容量の大きいリチウムイオンバッテリー、エマージェンシー用に単3型アルカリ電池も使えるのがベストである。


と、こうして次期デジタルカメラ選びを検討していたところ、ほぼ上記の条件をクリアーしそうなデジカメが見えてきた。今日そのカメラを借りて実際に写真を撮ってみた。

      



高円寺 南口駅前で

このデジカメ 4万円でおつりが来るならC-5050Zの修理よりも安いかも知れない。迷っている。



7月26日

-記憶の中の音-

あの時あの場所で聴いた音(音楽)が忘れられない。そういう経験を幾度となく積み重ね、記憶の中に染み込んで根をおろし、あるときそれがふっと蘇ってくる。もう一度追体験をしてみたいと思うこともある。が、あの時の音は決してそっくりそのまま蘇ってはこない。

オーディオをやめられないのは、あの時の感動を再び味わいたく、自分のシステムで再現してみたいという欲張りで傲慢に満ちた欲望。邂逅を求め旅に出て、回り道してたどり着く。いやゴールは永遠にないかもしれない。見果てぬ夢に向かいながら道の途中で息果てるのか。


ならばその時々の感動をできるだけ多く記憶の中に叩き込もう。その数が多ければ多いほど豊かで幸せに満ちてくる。ときどきその想い出の引出しを開けて、独り静かに記憶の中の音を楽しみたい。あの時の音の感動の記憶・経験があればそれだけでも幸せを感じることができる。

移り気で貪欲、好奇心は強いが飽きっぽく、困ったものである。それでも少しずつ修練してきた性かアナログのシステムはほぼ固まりつつある。が、「あがり」を宣言するにはまだ未練が邪魔をする。


ベンツ・マイクロ純正組み合わせの頂点の一つ。PP‐1とL0.4。この音の印象は永らく記憶にとどまる組み合わせの一つ。この音を我が家で十分堪能できたことだけでも、私の心は豊かになった。クラシック音楽、しかも弦楽器の曲を聴いている限り、何の不足もない。満足感は極めて高い。いや本当は何を聴いても破綻はなく、これ以上何を望むべくか。時々引っ張り出してはその音に身を委ねる。

M.レビンソンのML-1を導入してから、だんだん出番が少なくなった。PP-1&L0.4の音が気に入らないからでは決してない。ラインアンプ使いの人には、実に真っ当な組み合わせ。フォノイコ内蔵のプリアンプでは両者が喧嘩してしまう。プリはオールド・レビンソンでと決めてから活躍の場が少なくなっただけである。

遊ばせていては可愛そう。近々友人の所に嫁いでいく予定。この音を聴きたくなったら気楽に聴きに行けばいい。何時でもあの時のあの音に出合えるだろう。



7月24日

熱帯夜に涼しげなボサノバを聴く。クーラーでほどよく冷えた部屋で、ビール片手に♪チンチンチン・・・・・チキチンチン リズムに合わせて軽くスイング。そのまま寝そべりウトウトと。

ところがどっこい、天の邪鬼。暑いときには熱いモノ。このアルバム、出だしからテンションが高い。ただでさえジワーっと汗ばむこの部屋で、ブレイキーの迫真にせまる強烈なドラムソロを浴びていると、額の汗は余計に吹き出る。若きL.モーガンとW.ショーターの掛け合いも、これから俺たちが時代を引っ張っていくぞ、そんな意気込みが見えて更に熱くなる。

チュニジアの夜は熱帯夜かどうかは知らないが、数あるチュニジア〜アルバムの中で、この「チュニジアの夜」ほど熱気にむせ返る演奏はない。聴き終わって部屋を出ると、外の空気がかえって涼しく感じるくらいだ。猛暑に勝 活 渇!



7月23日 

東京は先日、39.5℃という記録的な猛暑になった。隠れ家は8階建てマンションの最上階にある。ジリジリとあつく熱せられた屋上全体の熱が夜になってもなかなか冷めず、部屋に入るとサウナのように熱気が蒸しかえしている。水道の蛇口をひねっても暫くお湯が出てくる。

クーラーを入れてもなかなか冷えない。おまけに我が家のアンプは真空管。ダルマさんが怒ったように真っ赤な顔をして熱気をまき散らす。隠れ家、しばらく受難の季節を迎える。

受難と言えば、デジカメが壊れ、見るも無惨な姿となった。yukinyさん、くれぐれもレンズを出したままの状態でカメラを落とさないで下さいね。いいカメラなんですが、沈胴部分がヤワで壊れやすいです。私、3回もやってしまいました。 (;o;)

山本さん CAMEDIA C-700に銀塩カメラ用のクローズアップレンズを取り付け、画像処理でバック&フロントのぼかしを強調したりして遊んでいます。( 私信モードでm(__)m )





7月19日

一夜明けて、「DG-28」 大人のおもちゃ?自嘲気味の発言は取り消し、もう少し真摯にDG-28と向き合わなければいけないと反省させられた。 いやいやこれは奥が深い。イコライザーに対する幾ばくかのネガティブな認識が払拭されつつある。朝令暮改、たった一日で自家撞着に陥るのだから思慮浅薄のそしりを受けてもやむを得ない。「認識と価値観」にじわじわと変化が起きている。

チャンデバのレベル調整との相関関係で、無限大の選択ポイントがある。先人方の口癖、自分の理想とする音の確立、そして自分の音楽を聴き取る感性を磨いていくことが本当に要求される。





7月18日


今月(8月)号の「MJ誌」-無線と実験-の「HiFi追求リスニングルームの夢」にジローさんの部屋が載っている。この記事はインタビュー形式とは異なり、自分で記事を書くようである。普段から聞いていた話だが、ジローさんの歩んできた道、音楽やオーディオとの関わり方が簡潔にまとめられている。ジローさんの人となりを再認識できて面白かった。

3月号の種子島さんや今回のジローさんのように、身近な友人がこのようなメディアに活字となって登場してくると、私的な関わりだった「個人」が「公人」に昇華して客観性を帯びた別人のように写ってしまうのが不思議ある。種さんもジローさんも全然変わってはいないのに。それにしてもなんだかとても嬉しくなってしまう。



少し時間が出来たので、ようやく「DG−28」事始め。いろいろと遊べるがまずは部屋の音響測定から。試聴位置にマイクをセットする。スピーカーからの距離はおよそ3m。DG-28を使う前に取説だけは熟読していたので、操作はすぐに分かった。多機能な割には操作性はとてもいい。

測定を始めると、帯域内に結構凸凹が目立つ。凸凹の形はベリンガーDSP8024で簡易測定した時と似ている。使い勝手は悪いが、ベリンガーの測定能力もまんざらでもない。

自動音場補正を行う前に、テーブルやソファーを元に戻し、出来るだけ普段聴いている状態に近い形でマイクをセットし直し、何度か測定を繰り返す。定在波や反射吸収の影響がかなりあるようだ。順番は逆だが明日以降はJBL4348の軸上1mで測定し比較してみたい。


もうこれは完全に大人のおもちゃである。音楽鑑賞どこへやら。ここまで操作性がよくて便利だとついつい夢中になって遊んでしまう。必然、時間がいくらあっても足りなくなってしまう。ベリンガー程度に操作性が悪い方がかえって使用頻度も減り、時間の節約という意味ではよかたのかなあ。いずれにしてもこのようなイコライザーを使うときは自分の音楽に対する感性が試される。「音楽=音を楽しむ」と広義に解釈すれば、一音に拘ってみるのも道に外れたことではない、と訳のわからない自己弁護。遅れてきたオッサンには単純に楽しいだけなのだが。





7月11日

今日の日記は音質改善計画の事は一休みして、本当は試験を受ける前にやっておきたかったことについて書いてみたい。

6月の自宅OFF会で御田さん inaiinaibaさんから電源周りの整備について話を伺った。inaiinaibaさんは自らオーディオ専用電源ケーブルをブレーカーから引き直しオーディオ機器に直結したことにより、音の鮮度が上がったと仰る。何も高価なケーブルでなくても、例えばVVFケーブルでも専用線を引くことにより、外来ノイズを遮断しS/N比の向上に繋がるとのこと。これは昨年来よりアイガーさんにも聞かされていた。

実は昔、これをやったことがある。アクロテックの6N電源ケーブルが発売された直後、分電盤の大元のブレーカーから子ブレーカーを追加し、オーディオ専用ケーブルを引き直した。当時はリビングオーディオだったので、壁コンからパソコンやら電子レンジ、冷蔵庫に洗濯機とあらゆる家電製品が繋がっていた。よって専用線の効果の高さに満足していた。


今は賃貸マンション、しかもそれほど長くここにいるつもりもなく、専用線の引き直しは諦めていた。しかしたとえ短い期間とはいえ、ここにいる間はベストの環境で音楽を楽しみたい、そんな思いが日増しに強くなり、2次側全ての電源環境を整備しておきたくなった。

当たり前のことだがオーディオ機器は全て電気の供給で作動する。さすがに東京電力管轄の部分は手を付けられないが、分電盤以降は自己責任で何とでもなる。上流も上流、電源ケーブルにメスを入れることにより下流に繋がる全てが影響を受ける。10のものは10以上にならないが、下手をすれば簡単に5にも1にもなってしまう。

どんなに高価なスピーカーやアンプを導入しても、磨耗したカートリッジ針でレコードを聴いてもクオリティは上がらない(ん?! ちょっと話がずれてますね)。 まあ入り口が最重要ってことです。出口のスピーカーは好みの問題。いきなり飛躍するが、ノイズの混入した汚れた電流では全体のノイズフロアーは下がらない。私の持論オーディオは上流から攻めるべし。で、欲を言えば単相200Vをトランスでステップダウンして供給したいのだが、仮住まいの隠れ家ではそこまで手を出せない。

せめてブレーカーから 振動に強く、インピーダンスが低く、外来ノイズの影響を受けにくい専用ケーブルを引き込んで綺麗な電流を機器たちに供給したい。しかもデジタル系とアナログ系を分離して。

6月下旬にエレキングさんに電源ケーブル引き直し工事をお願いした。物事には全て段取りがある。音質改善計画の一環として電源工事も、と思っていた私はつい焦っていきなりVVFのノンクライオケーブルで工事をお願いしてしまった。

エレキングさんから「せいては事を仕損じますよ。まずはお宅の音を聴かせて頂き、更にどんなケーブルが自分の好みに合うか確認してからにしましょう」とやんわりとアドバイスを頂いた。全くその通りです。ケーブルの種類によって音も違うし、第一我が家の環境でケーブル交換が果たして効果があるかどうかもわからない。ましてケーブルにクライオ処理を施すには月2回の指定日にしかできない。タイミングが悪いと半月以上かかってしまうとのこと。

そこで、ケーブル試聴会と相成った。エレキングさんが親指よりも太いケーブルを4本ほど台車に積んで持ち込まれた。


はじめに我が家の現状の音を聴いて頂く。壁コンからアキュのクリーン電源を通して各機器に電流を供給している。試聴はCDで人の声 ダイアナ・クラール アナログでピアノ ウイントン・ケリー。エレキングさんの感想は一言で言うと 「ずいぶんと色っぽい低音ですね。」

 
  

結線を終え、いよいよケーブルの試聴 事情があってパワーアンプをテスターに選んだ。始めはCV-Sのノーマルケーブル。分電盤にケーブルを繋ぎ簡易電源ボックスからi-1とi-3に供給する。一聴して違いが出た。二人の意見は見事に一致した。「低域の締まりがよくなり、全体に音の密度・輪郭が上がった感じですね。」大げさかもしれないが、CDでもアナログでも骨太のゴリっとした明確な音になった。これはJAZZを聴くにはとてもいい。エネルギー感が向上した力強い音である。


続いてCV-Sのクライオ処理済みケーブル。うぬ〜 上も下も品よく伸びて実にハイファイ調のきめ細かい音である。S/N比が上がったように聴こえる。繊細感も向上している。全くの私見だが、これは音場感重視の人には向いている。特にクラシック中心に聴かれる人にはお薦めかもしれない。

パワーアンプ単体での試聴止めて、今度は全体のシステムを聴き比べることにした。システムも一新して小型スピーカーとSACD機、プリ&パワーはゴールドムンドのSRシリーズ。違いが今まで以上によく出てきた。



ここでテスターとして、オーディオ暦若葉マークつい最近JAZZに目覚めたというファンチュラちゃんにご登場願います。私のようにオーディオにどっぷり浸かって、周波数特性がどったらこったら、音場感が云々かんぬんと、ついこ難しいオーディオ的な聴き方をしてしまうよりも、真実があるかも知れません。いや、なんの予断もなく純粋に聴けるので、ファンチュラちゃんの瑞々しい感性こそ貴重かも知れない。

O崎のアニキや盟友畑さんが登場して、このあと深夜までオーディオ三昧が続くのですが、今日はここまで   エレキングさん どうもありがとうございました! てーげーに つづく



7月13日

つづきから 試聴ソフトはSACD盤「サイド バイ サイドU」

 

始めに壁コン直結の我が家の通常のセッティングで聴いてもらう。現状は壁コンから各機器へ直ではなく、CSEのクリーン電源E-100+ジョブのスイーターを通して電力供給している。電源機器をひとまとめにしてターゲット・オーディオのラックに載せている。更に細かく言えばインシュレーターにはカーボン系のコーンで支えている。これはこれで私的には気に入っている。透明感のある綺麗な音でSACDの持ち味をよく引き出していると思う。



続いてノーマルCV-Sケーブルで試聴。試聴位置はスイートスポットではなかったが、それでも音の広がり間が増している。若干荒っぽさもあるが、左右の音の分離がよりはっきり出ている感じだ。

そしてクライオ処理済みCV-Sケーブル。ファンチュラちゃん、何の先入観も事前予備知識もない。クライオといってもチンプンカンプ、その道には暗いよ ナンチャッテ ^-^; だからテスターとしては適任である。分析的な聴き方ではなく、直感だけで判断する新鮮な女性の耳は決して侮れない。

そのファンチュラちゃんから出た言葉「断然こっちの方がいい!!!!!!! ピアノのアタック音がガツンと出てきて力強い。高い音も伸びきっていてスーッと消えていく。細かい音もよく出ていて音の広がり感も自然です。」 

まあオーディオ用語で言えばS/N比が高く情報量の多い音とでも言いましょうか。私もエレキングさんもそしてO崎のアニキも期せずして同意見。4人もいれば一人くらい天邪鬼な人もいてもいいと思うが、今回は同席した皆がクライオCV-Sの音に魅了されてしまった。SACDとクライオはどうやら相性がいいかもしれない。

とケーブル試聴会はめでたくそれぞれのケーブルの違い、特徴を引き出して、和気藹々の中でお開きとなりました。内心我が家で違いを確認できてホッとしている。そして私の中でどのケーブルを使うかが確定した。

大まかに言えば、パワーアンプ直結ではエネルギー感・パワー感に富んでいるノーマルCV-Sケーブル。JAZZのリズム感をぐいぐい引き出すガッツのある音が魅力的だ。荒っぽさがかえって音に躍動感を与える。若干の偏見と先入観もあるかもしれないが、ジョージ・タッカーのゴリゴリベースやホレス・パーランのどす黒いピアノはクライオCV-Sケーブルではちょっと綺麗過ぎて聴こえるかも知れない。

一方、前段のプリアンプ・CDT、D/Aコンバーターには情報量の多いクライオCV-Sケーブルという構想である。前段機器で使うことにより、情報を余すことなくパワー段に電送出来ると思う。音の分離、広がり、静寂感に優れ、いわば蒸留水のように濁りのないクリアーで鮮度の高い情報をそのままパワーアンプに引渡し、後はパワーアンプ段で色づけしてみたいと思っている。



7月14日


ところで、ケーブル試聴会に突然現れたファンチュラちゃんとその保護者O崎のアニキ。実は「御馳走してください 前途ある(けど金はない)我ら三十路コンビに愛の手を。」というのがどうやら魂胆だったようです。コアな試聴会で耳も疲れ、それでは食事でもということになり、畑さんを交え高円寺の老舗の中華料理屋「美華」へ。畑さんが40年前の中学生だった頃(ウソ)からあったとか?!

腹ごしらえも済み、そこからアニキの住む北千住へと場所を変える。夜中に車を飛ばしてアニキの所へ行ったのは、魂胆があった。ファンチュラちゃんたちの魂胆は 「メシおごれ〜」 私の狙いは・・・




ア! AE2が浮いている。といってもO崎さんのHPを訪れていれば、何も驚くことではありませんが、実物を見るのは初めて。音を聴かせて頂き納得。まさにボーカルが空中一点にポ〜ンと浮いている。濁りのないクリアーな音だ。ベースの音は?これもまたタイトでキレがよくしかも力感が伴っている。楽器一つ一つの音が鮮明で、演奏の空気感が伝わってくる。


空中浮遊のAE2を駆動するのはエアーのアンプ郡。フィル・ジョーンズ作のスピーカーは大飯喰らいが多いが、このAE2も大飯喰らいのようだ。エアーV-1xのであれば文句なくこのAE2を鳴らしきるであろう。

 


以前AE2のいわば兄弟機にあたるリンフィールドのS400をレビンソンの33Lで鳴らしたの聴いたことがあるが、パワーを入れれば入れるほど快活になり、はじけ飛ぶような音に快感を覚えたことがある。同じフィル・ジョーンズの傑作機AE2、夜中の訪問だったので大音量は出せなかったが、それでも小型スピーカー特有の小気味のいいアキュレートな音色を聴かせてくれた。

エアーのパワーアンプV-1xはA級アンプでもないのにチンチンに熱くなっていた。放熱フィンの上に卵を乗せておくと間違いなく温泉卵が出来上がりますな。MOS-FETのアンプは真夏は確かにたまりませんわ。うちのHMA-9500Mk2もV-1xほどではないにしろかなり熱くなる。MOS-FETは真空管と同じく冬向きのデバイスですね。夏場にオーディオ熱がクールダウンするのも少しはうなずける。

アニキのラックの中を見ていると、なにやら少しほこりを被りながらもこちらに熱い視線を投げかけている機器が・・・これは救いの手を差し伸べないわけにはいかない。この部屋での出番を逸して、寂しそうな思いをしているようにも見受けられる。アニキが新居に引っ越しし再度出番を迎えるまでまでお預かりして、愛でてあげるのがこの子にとっても幸せというもの。

とか何とか都合のいい事をいってはいるが、実は夜中にアニキの所に訪問したのはこの機器をお借りするためでもあった。事前にアニキから「DG-28今使ってないんだよねエ〜」のその一言の呟きをしっかり聞き逃すことなく、シメシメとニタリ顔になっていたのであった。


アニキたちは「メシおごれエ〜」、こっちとらは「DG-28貸してけろ〜」 でめでたく商談成立と相成った訳である。

スペクトラム・アナライザーにしろヴォイシング(パラメトリック)・イコライザーにしろ、システムの中ではあくまでも脇役、常時使い続けようとは考えていない。機器の移動を行った際の部屋の音響測定やスピーカーのフラットな周波数特性を一度はっきりと認識して頭の中にたたき込んでおけば事足りると思っている。

今回チャンデバの導入で簡易マルチに手を出してしまったが、どうも上と下の繋がりに違和感を覚え、ウーファー側の特定の周波数の盛り上がりとそれに起因するマスキングが気になる。72時間短期集中音質改善計画の最終締めくくりで、ベリンガーのDSP8024を使って音響測定はしてみたものの、時間に追われ中途半端な形で終わってしまった。DSP8024はどうも使い勝手が悪い。もともとプロ用機器なので操作に慣れるまで時間がかかる。

七夕の「試験」も終わったので、今回はもう少し腰を落ち着けてイコライザーで調整してみようと思っていた。DG-28なら十分にいじり甲斐があり、いろいろと遊ぶことが出来る。部屋の特性と基音を把握しておけば、精神的な安心感が得られる。最終的にはイコライザーを外しても、変な音が出ないようにスピーカーのセッティングや部屋の吸音・拡散処理で調整したいと思っている。アニキのDG-28は暫く我が家で目一杯活躍の場が与えられることとなった。目でたし目でたし。
         あれ〜 目がない・・・


アニキ宅訪問の締めは、やはりアナログで ということでラディウス3とシェルター901コンビでレコードを聴かせて頂く。シェルター901は501と比べてやはり少し大人の音、彫りが深い分だけ凝縮された静かさがあり、抑揚の効いた内面の陰の部分の表現力に独特の魅力があった。弦楽器などぞくっとするほどいい音色を奏でるのだろうと思う。私ももう少し大人になったら是非使ってみたいカートリッジの一つである。



7月15日

1998年7月4日 O崎さんが購入したDG-28が今我が家にある。6年の歳月を経て、DG-28は再び活躍の場を得ることになる。これから私もO崎さんと同じように、しばらくは浮かれた月日を体験することになるのだろう。縁とは不思議なものである。まさか6年前にはこんな事になるとは想像だにしていなかった。これからO崎さんのAudio日記を読みながら、遅ればせながらアニキのたどった道を追体験していく。


めでたく我が家にたどり着いたDG-28

オプションのアナログ入出力ボードが初めから着いているので即我が家のシステムに追加できる。モノは来た。早速にいろいろといじり回したいところだが、今はただ眺めているだけだ。来週まで忙しくて手をつけることが出来ない。はやる好奇心を抑え、ただ取説を読む日が続く。

そうそう、日曜日の戦利品?としてもう一つ興味あるあるブツをお借りした。AVヴィレッジ誌やAA誌では一時期有名になった「ムジカライザー ML-206」 スピーカーから発生する逆起電力を抑制(キャンセル)させるという代物である。購入してまで使ってみようとは思わなかったが、お借りできるのなら試してみるだけの価値はありそう。

我が家のメインアンプはトランスレスの真空管アンプ i-1&i-3。OTLアンプと逆起電力の影響力は不明だが(近々石上社長に聞いてみよう)、38cmウーファーいやむしろ超強力な高磁束ネオジューム・マグネットのコンプレッションドライバーからの逆起電力は相当なものである。割と大音量で聴いているので、以前からこの逆起電力の影響は気になってはいた。果たして巷で囁かれている効果が我が家で確認できるか?何と言っても借り物だから、対費用効果とか出費に伴うプレッシャーなどの先入観がなく、純粋に判断できるのがいい。効果がなければアニキと同じくLunaで使うという手もある。


こちらもDG-28と同じく暫く試聴出来ないのが悔しい。早く来週が来ないかな。

ちょっと横道にそれてしまったが、次回からまたぼちぼちと音質改善計画をUPしてみようと思う。しかし、時系列的に下に追記していくのは流れはつかめるが、蛇のように長くなっていくと読みづらい。自分でプレビュー画面を見ながらイライラしてきた。そこで -隠れ家-
音質改善計画は雑記帳にまとめることにした。

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