気まぐれ日記   

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4月13日 (内容が無いのに詰め込み過ぎと またやまもとさんに怒られそう。サガですかね。(^o^; アハッハ)

寝たふり老人を装っていた訳ではないが、公私共にちょっと多忙なこの2〜3日であった。自宅に戻るとメールチェックのそばから睡魔に襲われ、いつの間にかベッドに潜り込んでいた。嵐の様な怒濤のoff会から三晩明けて、この間、HPを公開していてつくづく良かったなアと実感している。

極悪人の悪魔の囁き(いや囁きなんてかわいいもんじゃあないな、もはや確信に満ちた扇動だなこりゃ)は、丸太ン棒で後頭部を思いっきり殴られた感があり、いまでもしびれている。

誰も誤解などはしていないと思うが、決してJBL4348がダメなスピーカーという訳ではない。私が望む八方美人的な無い物ねだり、「エネルギー感」と「サウンドステージ感」の両立を、このコンクリートに囲まれた10畳足らずの部屋で実現しようとすることに、そもそも多少の無理があるようだ。

JBL4348はインライン配置とはいえ4つの性格の異なるユニットが距離を置いて配置されている。素人考えでもこれを2〜3mの至近距離で聴こうとする訳だから、それぞれのユニットの位相が2m前後でピッタッリ合うとは思えない。メーカー指定は分からないが、少なくても設計者は一定のエアーボリュームと理想的な試聴位置は想定してると思う。


もっともT2さんはホーンVSダイレクトラジエターという視点から問題提起されておられたので、勢い「ダメ」発言になったようだ。30年JBLを使い続け、部屋を3回作り変えたという経験者。Ewan+さんは徹底した拘りと集中から自らのサウンドステージを展開しておられる。ともにその言葉には重みがあった。



T2さんから


〜触発されつい私も熱く喋り過ぎてしまいました。
只、今の是佐さんにおためごかしを言っても仕方ないと思い
率直な意見を述べさせて頂きました。若輩の戯れ事とご容赦下さい。

掲示板ではちょっとFORCEさん過激に書かれ
JBLでは音場感が出ないとばっさり書かれてしまいましたので
JBLファンから袋叩きに合いそうですね。
特に修羅さんには厳しい一言を言われてしまいそうです。

実際、JBLでもまだまだ行けるのですがつい結論を急ぎ過ぎたかも知れませんね。
私自身JBLを30年間使って来て並の鳴らし手には負けないつもりでしたが、
周りのハイエンドの極悪人達に刺激され、SACDが出てこの感を更に強くしました。
技術の進歩は残念ながら、人の思い入れを取り残して過ぎ去って進化していってしまいます。

意外かも知れませんがオスカルさんともよく話すのですが、
実は一番進化したのはSPではないかなんて話しているんです。
しかし、せっかくSACDのような厳重な位相管理の元、
ハイレベルな音質で送り出される録音の良いパッケージソフトが聴ける時代に
我々は生まれて来たのですから、やはり前時代的SPではなく、
最先端のSPにチャレンジすべきと私は考えます。(また囁いてしまった)

聴きたくても聴けずに亡くなられた評論家の先生方の事を想うと、
私はひたすらつい突っ走ってしまいます。  壁は高ければ高い程、
やる気が出て燃えてしまいます。

まぁ死ぬまで立ち止まれかいかも知れませんが行ける所までいってみたいです。では




田口さんから


音のエネルギー感を出したいのか、サウンド・ステージ感を出したいのかと
言う問題については、ウィルソンのワット・パピーでもセッテイングをちゃんとして、
いい録音のソースを選べば、立派に両立できます。

それからマーク・レービンソンの20.6については、僕も買うときに迷いましたが、
繊細さはいいのですが、馬力感では物足りなさを感じました。
それで結局AB級の23.5にしました。
(あとは値段のことと、夏にストーブを点けてるみたいなのに、ちょっと抵抗がありました。)  

音源によって聴く装置を換えるということは、程度の問題こそあれ、
プロのレコーディング・スタジオやマスタリング・スタジオでそんなことは出来ません。
出来るだけ一つの装置で、いろんな音楽を聴くようにしたほうが、
音楽に集中できると思います。

ただJBLはある程度ボリュームを上げないと、ちゃんとした音のバランスが出ないのと、
近距離で聴く場合、スピーカーの数が多すぎると言う点で、
10畳位の部屋だと、どうしても無理が出ると思います。
でも是佐さんの部屋は、マアマアでしたよ。
(実際にはプロでも鳴らすのが難しいと思います。)

〜略〜
その自宅に引き上げるときに、決心をすればいいんじゃないんですか?
それまでに1度、LAにウィルソン+レービンソンの音を聴きに来てください。
ウィルソンとマーク・レービンソンの相性はすごくいいと思います。
(お互いの欠点をカバーしあってますからね。
  ついでに言うと社長のデビッド・ウィルソンはもとレコーディング・エンジニアで、
  このSPをつくるときにマイクロフォンのポーラー・パターンを研究したそうです。)

それからヴァンダスティーンと言うスピーカーも値段の割にはいいですよ。
その場合、アンプはAudio Research なんかがあうと思います。
是佐さんの家にあるアンプもあうと思います。何とい言いましたっけ?


オーディオのセッティングはほんとうに難しいです。
僕はいいセッティングを出すのに、1年以上かかっています。
もちろん最初の6ヶ月はブレーク・インのため、真剣なセッティングはしていませんが。

いろんなタイプの音楽をかけて、少しずつ動かしていくのです。
(その前に装置を選ぶのに6ヶ月かかりました。ウィルソンのスピーカーと
  アンプの相性を調べるためにNYやサンフランシスコにも行きました。)

僕のスピーカーやアンプにはEQはついていないので、本当にセッティングのみです。
あまりEQするとフェイズ・ディストーションがひどくなるのでキライです。
今ではジャズでもポップでもクラシックでもOKです。
あとお金が500万くらいあったら、もう1度、大幅にいじってみたいと思いますが、
今はそんなことが許されるはずがありません。

今の是佐さんのJBLと10畳の部屋でも、
もうちょっとセッティングは詰まると思いますよ。
僕が日本にいるときに住んでいた西新宿の1ルーム・マンションでは
アルテック604とマッキンでした。
プレーヤーはワディアでDAはワディアとアポジーを使っていました。
当時(15年前)は後付けのDAは殆どなかったです。
アナログはマイクロのプレーヤーにデンオンとシュアーのカートリッジでした。
でも本当の意味ではLAに住み始めてから、すごく勉強になったことが多いです。





迷った時には原点に帰る。自分の好きな音楽をもう一度聴きなおしてみる。20代の一時期、狂ったように聴き込んだ、キースのピアノとゴードンのホーンを集中して聴いているing。方やエネルギー感 方やサウンドステージの詰まったソフトだ。共にそれぞれの精神世界に入り込める。

 



極悪人off会の翌日、B&W802をセオリー通りにセッティングをされているshinoさんが遊びに来られる。我が家のエネルギー感を体験して頂いた後、今度は私が802の醸し出すサウンドステージを聴きにshinoさんの所に訪問する。これはタイムリーにいい経験だった。


古澤良治郎の門下生 shinoさん また不思議な巡り会いでもあった。

shinoさんは謙遜を込めて「オーディオやり直し組一年生」と仰る。確かにブランクの時期があったようだが、火が付いてからのこの2年、一気に高みに行ってしまわれた。(相互off会模様は最近得意のてーげーUP。息抜きのHPが逆ストレスなってしまったのでは元も子もない。shinoさんしばしお時間を。なにしろ何でも詰め込むの得意なもので・・・。f(^_^;

B&W N802の作り出す世界は、我が家のシステムでは再現できない独自・孤高の音楽空間だ。人のシステムを聴かせて頂くとやはり自分との違いが明確になり、自分の音作り、聴きたい音のとてもいい参考になる。いやその前にとっても楽しい。

shinoさんのN802は本当にいい音色とバランスで鳴っていた。いくらか微調整はあるとは思うが、これはこれで一つの完成された音だと思う。好みのブラジル音楽系のソフトを聴かせて頂き、何ひとつ不満がないどころか、音ではなく音楽そのものに浸る事ができる。

 我が家でも実験中の外部クロック。
shinoさんは予約待ち半年とも言われている
「ORTHO SPECTRUM ABS-9999」を導入されておられた。
そのCLOCKの威力を確認してきた。

shinoさんの拘りの一面を少しだけ披露。フローリングの上に@防振カーペット逆さ置き Aベルトコンベア用ゴムシート Bコーリアンボード Cサウンドアンカー SDA802N という硬軟素材をコーディネイトして802をセッティングされている。


 

美味い珈琲を飲みながら、
こんな小さなスピーカから流れるJAZZに耳を傾けるのもいい。とても落ち着く。



LNP2とML2Lで一気にレビンソンワールドを完成されたPippinさんのお宅に表敬訪問。そして再度JBLマルチの音を確認しにN教授宅へ。他所で聞くJBL、これも今の私には大いに刺激になった。ティール1.6の情報もよっしーさんから少しだけ聞かせて頂いた。

レビンソンワールド第一印象。音が柔らかい。YAMAHA時代の少しタイトで輪郭調の音とはかなり雰囲気が変っていた。Pippinさんのお宅で、かつてない程の大音量で聴かせて頂いたレビンソンの音は、ふくよかでありながら内側から音像が膨らんでいくような実体感のある音像を結んでいた。モノアンプの性か、はたまたツィーターを外側に配置した性か、音の広がりは我が家以上に広がっていた。Pippinさんもうそろそろアガリかもしれない。

皆 好き勝手に自分の世界に入っている。よっしーさんなんか1人でメシなんぞ頬張っておられる。なんともリラックスしたoff会である。

 

YAMAHAのMX-10000を下に持ってきて、マルチで4343を鳴らしてみた。
低域は確かに締まってタイト感が出てきた。開放感のある音だ。
(ちょっと聴き。感じたままのいい加減なインプレである。)
MX-10000 でかい。リビングオーディオを目指しておられるPippinさん。
果たしてどのような結論を出されるであろうか?


マルチといえば近所のN教授宅。場所を変えてぞろぞろとN教授のお宅へ。相変わらず爆裂サウンドが鳴り響いていた。パワーとエネルギー感の支配する強烈な音である。N教授はJAZZしか聴かない。徹底してJAZZしか聴かない。しかもCDオンリーだ。プレヤーの音像とか音場感さらにはサウンドステージははなっから求めていない。耳から血が出る、それは見事にストレートな音である。この潔さは尊敬に値する。

 

よっしーさんの左手 なにやらカウントしている様子。47 48 ・・・50 ハイ!先生出来上がりました。紫音♪さん直伝の愛情たっぷりの水割りです。お酒も入り終電を気にしながらも夜遅くまで直球勝負の音を聴きこんだ。

それにしても つくづくアプローチは様々と感じる。
と 平凡なシメで お休みなさい。



4月10日

容赦なき責苦で虐め抜かれ、完膚なきまでにへこまされてしまった。要はどの車に乗ってどのレースに参戦し、何処に向かいたいのか。逆説的に会社経営に例えるなら経営理念とビジョンと戦略と戦術。この一番基本的な部分を、もう一度全ての状況をリセットして明確にしていかなければ答えは出てこない。「どうありたいのか」

皆既日食の如く私の想いが巨大なオーラに呑込まれてしまった。このお二人を極悪人と名付けたのは何処の誰だろう。まさしく超・極悪人であった。どうやら神南の彼方にフィクサーもいらっしゃるようだ。ゆめゆめ好奇心で近づくととんでもない大火傷を負う。げに恐ろしきかなT2さんとEwan+さん。今まで何人の善良でシャイなオーディオファンがその毒牙にかかり、息の根を止められた事であろう。自分を見失ったら完璧に持って逝かれる(核爆)

この時期に訪問を受けるべくして受けたのだと思う。ちょっと前なら ははあ と土下座して平伏し、もう少し先なら 人は夫々ですから と軽くいなしていたことだろう。


お二人の訪問を受けるべくforceさんと部屋や機器の最終調整を行ったが、徒労に終わってしまった感がある。会の途中からは安西さんと広木さんが「どれどれ 何処までいじめられているか」と私のへこみ具合を確認に顔を出された。

閑話休題

 天井のハロゲンランプが悪さをしていた。コントラバス・マリンバ(高橋美智子)-SONY DC5027-を鳴らしたら、部屋中が共振の嵐に見舞われた。中でもこの天井のハロゲンランプの取り付けステイと熱感知器との間で共振が発生し、ブチルを貼ったりゲルシートを巻いたりしたが収まらない。天井板の振動が取り付けステイに襲い掛かかるようで、最終的にはランプそのものを取り払ってしまった。

そういえば田口さんはハロゲンランプの発光自体も雑音の発生源になるので、音楽を聴く時は消灯すべしとおっしゃっていた。究極的には明かりが欲しければ、蝋燭の炎とまで。

ところでくだんのソフト、出だしの一音は本来 オン(ゴ〜ン)〜と聴こえるらしいのだが、我が家ではボワ〜ンと鳴り響く。実はこの一音を聴かれてT2さんは、大悪魔の囁きどころではなく、コブラの一撃をかましてくれたのだった。「周波数特性の位相合わせが出来ていない××ペケペケ・・・。」

AardSyncIIのジャンパーを差し替え88.2KHzの音を聴いてみた。私とforceさんは意見が一致して44.1KHzよりも音の鮮度感・プレゼンスが上がり、一段音の抜けが良くなったと感じた。ピアノの倍音が綺麗で減衰も綺麗に消えていく。アン・サリーのボーカルがより生々しく聴こえた。素直にそう感じてしまったのだ。

二人で悦に入っている時にEwan+さんのご登場。ルビジュウムのクロノス使いの耳には、あっさりと「どちらもさほどかわりませんねエ〜」とさらり。日夜クロノス&dCS992で、シビアーに44.1kHzと88.2kHzを聴き比べているEwan+さん、年季が違う。「今の機器では聴感上4KHzから6KHz当たりにピークがあり、アン・サリーのボーカルも声にならないフワッとした空気感みたいなものがうまく表現されていない」と仰る。さらにJBL4348は「制動しすぎですよ」と。ワード・クロックは次のステップってことのようだ。


「制動」 のちに登場のT2さんは「38cmウーファー、制動し切れていませんね OTLアンプはもう少し口径の小さいウファーに向いていると思いますね。この大音量での38cmの逆起電力は相当なもので、トランスを積んでいないところが逆に悪さをしているのでは?」

もとい
等々これはまだ序の口。 皆さん歯にモノ着せず言いたいこと言ってくれますわ。f(^_^)  いじめにいじめぬかれ、「よいしょ」の「よ」の字もあったものではない。心優しき本音の話ばかり。今日の悪魔語録、自分なりに整理して、いよいよyukinyさんの名言「美人の本妻一人探しの旅」は佳境に入る。何処に行きたいのか 自分の想いとの攻めぎあい。



4月9日

P-0sとペアのD/Aコンバーター、D-70は昨年夏からバージョンアップ(VU)のサービスを始めている。少し古い話だがVUの内容は                     (原文掲載)

内部クロックを高精度化
高精度水晶発振器(±3ppm以内、従来比10倍以上)を搭載し、より精度の高いD/A変換を実現します。RAM Linkで入力ジッターを取り除き、高精度クロックによりD/A変換を行うというD-70の基本思想をより一層進化させるバージョンアップです。

外部マスタークロックに対応
従来から持つワードクロック(同期信号)出力機能(WORD SYNC OUT)に加え、ワードクロック入力機能(WORD SYNC IN)を追加し、外部マスタークロックジェネレーターによるワードシンク動作が可能となりました。
これにより、更に高精度な外部マスタークロックジェネレーターを導入することで、システム全体をグレードアップさせることが可能となりました。(エソテリックからは、ルビジウム発振器内蔵のマスタークロックジェネレーターを発売する予定です。)

最大192kHzのWORD SYNCに対応
デジタル機器のハイサンプリング化に伴い、これまでの88.2/96kHzに加え、176.4/192kHzのワードクロック(同期信号)の入出力にも対応しました。

厳選された高品位パーツの採用
高精度なクロック動作に対応したパーツを厳選して採用しました。云々〜

主な仕様
・ワードクロック周波数(入力/出力)44.1、48、88.2、96、176.4、192(kHz)
・ワードクロック入力周波数レンジ ±75ppm
・ワードクロック入力レベル TTLレベル相当/75Ω(BNC)
・付属品 フェルト×3(脚変更のお客様のみ)

となっている。

片桐さんが、ハイエンド機種なのに外部マスタークロック入力のないD−70に対して民生機の立ち遅れを嘆いておられたが、ようやく民生機も追いついてきたと考えるべきか。はたまたオーディオ低迷期の今、他にすることがなくプロ機の技術の導入で販路拡大、と穿った見方をするべきか。いずれにしてもVUサービスの道が開けているのはユーザー側としては喜ばしい。料金が安ければもっといい。

クロックの高精度化が試聴レベルでどれほどの差があるのか。すべからく音楽を楽しく聴く為とはいいながらも、違いを確認できるか、聴き比べそのものも面白い私にとっては興味がある。ただ、±3ppm以内とか言われても、駄耳の私には違いを確認することは出来ないかもしれない。

因みに例えは悪いが、アナログプレーヤーでワウフラッターの差がppmレベルでは格段に違うPLLサーボのダイレクトドライブと大昔のリムドライブのトーレンスやガラードとで聴き比べたことがあるが、ワウフラッター(端的に音揺れ)の違いを正確に聴き分けることは出来なかった。その程度の駄耳である。もっとも出てきた音の音楽性の違いは、面白いほど確認できた。カートリッジ等の違いも勿論あったが・・・。

今日はオーディオルームに立寄ることは出来なかったが、明日は本腰を入れてワードクロックによる音の違いを確認してみる予定だ。

我が家のVUK-P0sは「最大176.4kHzのクロック同期可能、位相合わせ回路搭載のWORD SYNC」入力がある。お借りしているAardSyncIIは内部ジャンパー切り替えで88.2KHz出力も可能となるので、これも試してみよう。もとより素人のオーディオお遊びである。

WORD SYNC出力のあるD/Aコンバーターやマスタークロックジェネレーターと同期をとることができます。本機のワードシンクは、44.1/88.2kHzに加え、176.4kHzにも対応しました。このモードでは、CDドライブユニットもD/Aコンバーターも、D/Aコンバーターに搭載された一つのクロックを使うので、CDドライブユニットからD/Aコンバーターにデジタルデータを送るときに発生する伝送ジッターを原理的に無くすことができます。また本機は、WORD SYNCをかけるタイミングに関係なく、WORDクロックとデジタル出力の位相差を極小にする位相合わせ回路を搭載しています。それによって音のにじみがなくなり、質感や音像の見通しが向上します。

AardSyncIIのクロック精度がどの程度かは分からないが、音のにじみがなくなり、質感向上、音像の見通しが向上すればしめたものである。



4月8日

         こいつがいけない!と指差点呼のj-smokeyさん
レビンソン使いでマルチ派のj-smokeyさんが仕事のついでに立寄られた。もう20年以上レビンソン群を使い続け(j-smokeyさんのシステムは1月4日、2月7日をご覧下さい)、酸いも甘いも知り尽くされていらっしゃる。

我が家のML-1を見て、長年使ってきたご自分の経験から、使いこなしのアドバイスをして下さった。但し、アドバイスには条件がある。

ML-1をしゃぶりつくすこと=他に転売しない、オリジナルに拘らない=積極的なリファインを良しとする それを承知の上ならやってごらんなさい、という制約付きである。

@レモピンをRCA或いはXLRコネクタに交換
Aオーバーホールを受けて、コンデンサー類を交換
B電源コードを交換する
Cウッドケースは外す
D筐体のゴム脚を外し、BDRのコーンを取り付け、更にBDRのボードで受ける
E電源BOXも同じくオーバーホール、コンデンサーの交換 銀線ヒューズに交換 BDRのコーン受け
 等など

レモピンの交換は勇気がいる。音質向上は間違いないが、即ジャンク扱いになり下取り価格は急落する。今更転売する気もないが、ここは思案のしどころだ。他は直ぐにでも取り掛かれる。


片桐さんが次なるプロ機器をお持ちになられた。ミッションその2ということか。前回のデモ機(DAコンバーター)は高精度のクロックを積んでいた。今回はマスター・クロック・ジェネレーターそのもの。しかしながら我が家のデジタル機器でワード・クロック受けが出来るのはP0sとNewFusion64のみ。残念ながらDAコンバーターはどれもクロック受けがない。片桐さんは民生機の立ち遅れを嘆いておられた。

 

せっかくのマスター・クロック制御が片翼飛行になってしまうが、とりあえずP0sにプロ用高精度クロック信号をぶち込んで効果の程を確認してみた。というか暫くD-70の純正制御との違いを比べてみようと思う。


そういえば御田さんも時を同じくしてマランツCD-16を0.1ppmにクロックアップして、その効果の程を検証中のようです。


バーチャルの世界では暫くワード・クロックで楽しむとして、夜遅くなってから西荻窪の「アケタの店」に生音を聴きに行った。西尾さん率いるソボブキを鑑賞?しに。西尾さん今回は三味線片手に「中川堤の花見」の亀楽なるものを披露してくれました。

 
賢さんとミカちゃん

なんでここにモンテさんが?!

PAなし、間近で聴くサックスやドラム・パーカッションの音はやはりいいですね。音が前に来ます。それにしても西尾さんのリズムには体が踊ってしまいます。

8BALLさんがBBSに
「shuksさんが音場を求めているという事実を知ったのも意外でした。4348ユーザーでJazzをメインに聴かれているというのは知っていたので、前に飛んでくるような音が好みなのかと勝手に妄想していました。」と書かれていましたが、いやその通り。JAZZではエモーショナルに音が前に直接飛んで来なければ楽しくありません。こじんまりしたライブハウスで、熱の入ったいい演奏を直近で聴く、体が熱くなります。 

弦楽四重奏曲や大ホールで聴くオーケストラとでは聴くスタンスが違ってきます。どちらも大好きです。これをバーチャルの世界では一つのスピーカーで再現するのが私の目標なんです。録音のいいソフトではその両方が、一つのスピーカーの使いこなしで実現できるのではないか、と最近思っています。




4月7日

先日 テクニカルブレーンで行われた菅野さんの講演会の会場にDouble Woofers'の会長 ナゾ男さんがいらっしゃったようです。私はSingleWooferしか持っていないので、敷居が高くDW'sはROM専門です。ですから会員の方達とはほとんど面識がありません。金Bさんから連絡があり、あとで知ることとなりました。お顔が分かっていればご挨拶できたのに残念です。その連絡をくれた金Bさんのお宅に、かれこれ一月くらい前にお伺いしました。


ちょうどその前後パソコンの調子が悪くなり、OFF会の模様をタイムリーにUPできませんでした。今ようやくパソコンもハードの組み換えを行っている最中で、データーの移植も終わりかけようとしています。

この間にお伺いしたOFF会のデーターも溜まりに溜まっているのですが、まあ趣味でやっていることですので、のんびりUPしていくつもりです。金Bさん、大変遅くなりましたが、当日のOFF会の模様Off MeetingにUPさせて頂きました。引き続き8BALLさん、Ewan+さん 種さん&古屋さんOFF会 天野さんのSUT-100 竹澤さんの汐留Surprised等などとUPしていきたいと思うのですが、てーげーにやらせて頂きます。m(_ _)m




4月6日 (サテライトからFTPを使ってのUP実験)

Caffe COZZO のマスターとの付き合いは何年になるだろう。もうかなり前からだと思うが、私がCOZZOに行くのは美味しい珈琲が飲めるからだけではない。マスターと話をするのも楽しみの一つだった。暖かい人柄に気持が和む。更に、仕事柄マスターはいろいろな人とのネットワークを持っている。それだけに情報の坩堝で、何気ない会話の中で多くの触発を受けてきた。

私が、熱帯魚に夢中になったり、銀塩写真に凝ったり、更には眠っていたオーディオ熱を再び呼び起こさせたのもマスターの影響が大きい。生きていく中でいろいろな人との出逢いはあるが、その中で方向性を示唆してくれるKeyManが何人かいる。マスター山本浩三さんはそんなKeyManの一人である。(そういえばどうも山本姓には影響力を受けるなあ。Studiok'sの主催者も山本耕司さん、今は音信不通だが私の小学校来の親友も山本淳君だった。)

COZZOの山本さん、今はある事業に掛かりっきりで、土曜日の短い時間しかお店にいらっしゃらない。私も最近土曜日はほとんど予定が入っており、COZZOに顔を出すことが出来ない。それでも、たま〜に会うと時間の壁を越えて熱い空気が流れていく。




先日はありがとうございました。
21時迄の暇つぶしにお付き合いいただき誠に恐縮しております。
昨日改めてアニーワッツを聴いて確認できた事なのですが、
やはりいい音ですね。

他人のオーディオとの聴き比べはその場でできないものなのですが、
極めていいかげんな僕が聞いても別次元の音がしていましたね。
生意気を言わせてもらえば、確実に仕上がり感が増したような気がしますね。
今回はたまたま、僕のネットワークで田口さんを紹介できて良かったとおもっています

後日談ですが、前回田口さんとお邪魔した翌日に、田口さんとお話をしてましたら、
実際に是佐さん宅にお邪魔して、試聴して聞くに至らない状態であればケーブル要して
の試聴をやめるつもりだといってました。(辛口ですね)

※自分でプロデュースしたCDと言うのは、実際にレコーディングに立ち会って、その
音を聞いているのですから、一番その音を知っていると言うことですよね。と言うこと
は嗜好に左右されてないチューニングが出来ているはずですよ。


僕の店も田口さんのお陰で多少は聴けるようになっていますが、空調、冷蔵庫、製氷機、タバコととてもオーディオを聴ける環境ではありません。
色んな趣味や習い事がありますが我流の限界があるとおもいます。
今回の試みで是佐さんの趣味がもっと楽しいものになりますように。
それでは又突然お電話します。

cozzo











4月5日

片桐さんからお借りしたプロ用のD/Aコンバーターを使ってみて、コンシューマー用とプロ用の機器との差を改めて考えさせられた。プロ用の機器に要求されるのは @性能 A耐久性 B確実性 C信頼性等が優先されるのは分かる。逆にデザインや安全性、使い易さや価格などは優先度は低い。

プロ用だからといって一概に高性能とも限らない。現場で要求されるプライオリティによって変るだろう。時には性能よりも耐久性が重視されることもある。それにしても今回お借りした機器によって、性能という点だけに的を絞れば、コンシューマー用とは明らかに一線を画す音の違いを体験できた。

立ち上がりは遅かった。通電して直ぐ聴いた音は心なしか粒子が粗く、ざらつき感を覚えた。この時点ではプロ機の分は悪かった。バーン・インが進み4日目の音は、明らかに設置当初との差を確認できた。比較に使ったD/Aコンバーターは1年以上通電してあるDAC64である。


比喩的に言えば、木綿ごし豆腐と絹ごし豆腐の食感の差といった感じだ。味の好みは別だ。DAC64は私のお気に入りのコンバーターである。しかしながら瞬間切り替えで聴き比べてみると、プロ機器の音の滑らかさと空気感の違いを直ぐに確認できる。変換方式の差やクロック精度の違いか、詳しい事は分からない。いずれにしてもその差の違いに悔しさを感じてしまった。

プロ用機器の実力差をまざまざと見せ付けられ、名も知らぬ機器は我が家を後にした。今日片桐さんが来られて、剥ぎ取るように持ち帰ってしまわれた。(笑)どこぞの立派なスタジオに納品されるとか。それにしてもいい体験ができました。片桐さんありがとうございました。

 


夜、高円寺に用があり、ついでにとCOZZOの山本さんが遊びに来られた。山本さんは今回のアレグロ・ケーブル導入の火付け役、自分が撒いた種の育ち具合の確認といったところだろうか。二人でxrcdのソフトを聴いて心を和ませた。アーニー・ワッツのサックスがしみじみと響く。

珈琲専門店のマスターに珈琲を淹れる。山本さんからの直伝の淹れ方だが、これは全く目から火が出るほど恥ずかしかった。それを察してか山本さん、まずい珈琲も美味くなる、とっておきのシガーを差し出し、場の雰囲気を煙にまいた。

最近では割と手に入りやすくなったが、それでもまだ希少価値、COHIBAのシガー。ハーフケースも登場して価格的にも手に入れやすい。ふかしではなく、本当に煙草が好きな方、このCOHIBAは一度は味わって欲しい。ここぞという時の一服に。香りといい、味といい一級品である。





4月4日

真冬に戻ったかのような寒い一日だった。櫻井さんのお誘いで、foreceさん安西さんと一緒に川越のテクニカルブレーン(カナン)まで足を伸ばす。

 

冷たい雨にもかかわらず、カナンのホールは40人くらいの熱いオーディオファンで埋め尽くされていた。オーディオ評論家の菅野沖彦さんの講演を聞く為に。講演の内容は普段ステサンや菅野さんの著作物(こちらをご覧下さい)に書かれている事とほぼ同じ内容であるので割愛するが、それはそれはホットな講演だった。

長年録音制作の仕事に携わっておられた方の、現場サイドからの話を直接聞くことが出来て、とても参考になった。菅野さんは私の想像以上に「熱い」人だった。若輩者が大変生意気ではあるが、普段私が漠然と抱いていた「想い」の確証が得られた。

 

菅野さんは言い切る。「レコーディングは演奏の雰囲気、空気感をも含めて録らなければいけない。ONマイク一本やりで楽器のリアリティのみに集中した録音は聴けたものではない。ステレオフォニックでは音の広がり・空間再現がとても大事である。大事なのは演奏者の想いをも伝える「空気」である。」と

各楽器の位置関係、マイクのセッティング場所など録音情況の解説を交えた上で、自らレコーディングされた「M&M」(ミルト・ジャクソン・プレイズ・ウイズ・益田一郎カルテット-GML-xrcd-30351)を聴かせて頂いた。vibは向き合わせでセッティングされ、M・ジャクソンは左側、益田一郎は右側から再生されるが、音は相互に重なり合いを持たせ音場が広がるように録音したとのこと。会場では高さも含め音の広がりを聴く事が出来た。

実はこのアルバム、全く偶然にも私の愛聴盤の一つでもあった。購入当時から演奏内容は勿論の事とても録音のいいアルバムだとは思っていたが、録音の裏話や制作の想いを聞かせて頂き、なるほどと合点がいった。

菅野さんのレコーディング風景を想像しながら、早速自宅でこれを再生してみた。自宅で聴く「M&M」、カナンほど音場の高さは出てはいないが、それでも演奏の空気感のようものは伝わってきた。

ベースやピアノなどの楽器のONマイクソースは、確かに控えめにミキシングされている様子が分かり、vibの音色が浮き彫りにされ、音の広がりはそれなりに再現できている。しかし奥行や高さなどはまだまだである。菅野さんの話を聞き、よぉーっし ピュア2ch再生 集中的にアクティブに主体的にもっと本腰を入れて取り組んでいくぞと闘士が湧きてきた。

アナログだデジタルだ、SACDいやDVD-A、はたまたシングルだマルチなどなど、フォーマットや器・箱の問題以前に、
いい演奏といい録音、まずはこれありきだと強く感じている。本ではなく菅野さんの生の声は、今までアナログ・デジタルに囚われず、ピュア2ch再生に能動的に取り組んできた自分にとって、更なる一つの方向性と羅針盤を与えて下さった。



4月3日
Three Surprise
1.
午前中、所用があってSTUDIOK'Sの山本さんの所に顔を出す。用件が終わって帰ろうとすると、何を思ったか山本さん、やおらカーテンを閉めて部屋を真っ暗にした。ちょっと待った!ぼ ぼくはそんな趣味は ありませ・・・

次の瞬間、B5サイズの小さな箱から眩しい光が飛び出し、前方の120インチのスクリーンにラッセル・クロウの顔が浮かび上がった。山本さんのHPは毎日チェックしているので、最近遊び心でVもやり始めたことは知っていた。しかしながらプロジェクターは事務機器PULUSのプレゼン用。DLPとはいえ映画専用の三管にはかなうわけがないと、たかをくくっていたが・・・(ゴメンなさい)。

ところが読むと観るとでは大違い。この大画面の映像がよもやビジネス用の小型プロジェクターの絵とは思えない、高画質でしかもこってりとした色合いだった。黒も深く沈みグレーの発色もリアルであり、何といっても明るくそして綺麗な映像だった。Surprised one!

山本さん曰く「デフォルトではがっかりするような酷い画像でしたよ。でも、オーディオと同じ、調整や使いこなしで追い込んでいけばここまで出来るですよ。要は機器の持てる能力を最大限まで引き出してあげる事です。」と軽く笑っておられた。

意外性の振幅、予想と現実の差が大きければ大きいほど、驚きも助長される。Vは封印していた私だが、要らなくなった「もらい物のDVDプレーヤーと10万ちょっとのプロジェクター、それに掛け軸型の安いスクリーン」(4/3)でここまでの映像が楽しめるのなら、私の気持もぐら付いてきた。


2.
午後は所沢の天野さんの所にお邪魔した。プリにアキュフェーズのC−290V、ツィーターにフォステックスのT96A−EXを導入され、調整完了のSUT-100の試聴会。久しぶりに長浜さんや豊口さんともお会いする。ここでSUT-100の完成度の高さと音場派・長浜マジックに遭遇する。

小口径ユニットによる点音源のスピーカー、セッティングを追い込み細かい位相合わせを行うことにより、フォーカスの合ったシャープな音像と高さ・奥行き・広がりある広大な音場が再現された。
Surprised Two!

このSUT-100、近々製品化され販売予定とか。福音来る。


3.
夜、竹澤さんの汐留オーディオルームのこけら落としに招かれた。ここでX-2 Alexandriaの音を目の当たりにした。VIOLAのCADENZAとBRAVO
2台(訂正)による壮絶な音にSurprised Three! 竹澤ワールドは一つの夢の世界である。

家にたどり着いたら夜が白みかけていた。ちょっと飽和状態




4月2日


昨日に引き続きコッターのトランスでカートリッジを聴き比べてみた。SPUを睨んで作られたトランスであるから、汎用品とは言い難い。決してニュートラルな音調ではなく、銀線の特徴か上品で独特の煌びやかさのある音作りをしている。どんなカートリッジとも相性が合うとは思わない。

比較試聴したのはSPUとは打って変わって現代カートリッジの雄 Lyla Bros. 昨年(11/12)、シェルもリード線も又く同じ条件でセッティングした2機種。比較試聴するには条件が同じでなければならない。果たして何十年も昔のトランスで現代の最先端のカートはどんな音色を聴かせてくれるのだろうか。

オハライ?も兼ねて暫く巡回の旅に出ていたが、先日戻ってきたので両カートを我が家で聴き比べてみた。オラクルのアームをSeries345からSAEC407/23に交換したのは、実はこの両カートを同じ条件で聴き比べるためであった。JC-1(AC&DC)等のヘッドアンプのメンテナンスやらトランスの取捨選択、他にも紆余曲折あってこの日を迎えた。が、大袈裟になるのでこの辺の事情はサラッと。まあとにかく聴き比べてみた。

 

Lyla Bros.はトランス受けの場合10Ω以下という指定がある。コッターのトランスはMK2(Pタイプ)もLOW受けに配線されているのでLタイプと同じ条件である。試聴の組み合わせは2×2である。(タイタン→MK2 タイタン→MK2L ヘリコン→MK2 ヘリコン→MK2L)

カートの交換とトランスの切り替えに若干のタイムラグはあるが、最近得意になってきた7秒試聴の直感勝負。スーパーコンセントレーション(笑)でパッと聴いて印象を脳ミソに叩き込む。だらだら聴かない。1番印象が良かった組み合わせを腰を据えて今度はゆっくり堪能する。

結論から言うと、Lyla Bros.を聴き比べても、コッターはやはりLタイプの方が好みだ。カートリッジはというと。

ヘリコンは現代カートリッジを象徴する音調と言われているが、確かにレンジが広くて解像度も高く、おまけに情報量も豊富な優等生である。もうこれ以上何を望むべくか、調和の取れたアガリの音である。ところが・・・・。

タイタン ナンじゃこりゃ!あのヘリコンの音さえ柔らかく感じてしまった。
カ・ミ・ソ・リである。これがアナログの音かと首をかしげるくらいデジタルライクなハイスピードで切れ込みの深い音だ。レンジは更に広大でしかも緻密。シャープな立ち上がりとエネルギー感に満ちた強靭な音だ。

パルナサスが柔らかな○だとしたら、ヘリコンはカッチリとした□ タイタンは諸刃の刃の六角形いや八角形ってところだろうか。拙劣で子供だましのような表現だが、直感で頭に浮かんだのはそんなイメージであった。

瞬間比較試聴が終わったので、暫くじっくりとタイタンと向き合ってそのキレそうな音を聴き込んでみようと思う。もう少しまともなレビューが書けるかもしれない。




デジタルではこんなソフトを聴いている。共にDECCAのオリジナル・マスターのxrcd24盤。エージングが進んだ片桐さんの秘密兵器は二皮ほど剥けてアナログの音になってきた。明日は休み、花金の夜、久しぶりに外出もしないで部屋に閉じ篭り、夜遅くまでデジタル・アナログで音楽を楽しんだ。





4月1日

片桐さんからあるプロ用の機材をお借りして民生機と聴き比べを行っている。最低3日間のエージングが必要と言われているので、エージングによる音の変化を楽しんでいる。3日後どれくらい変化を遂げるのか楽しみである。

一方、3日も待たずに直ぐに音の違いを確認できた物がある。昨日OTさんからお借りしたコッターの昇圧トランス。MK2タイプと希少価値のMK2Lタイプ。

この二つのトランスの個体差は誰にでも直ぐ確認できる。成る程、Lタイプが人気がある理由が分かった。まず昇圧比率が違う。Lタイプの方がゲインが高い。測定器で測った訳ではないが、耳で聴いて音量の差が直ぐに確認出来る。出力の低いMC型カートリッジにおいて、このゲインが高い事はS/N比の点で有利であるばかりか、僅かではあるがアンプへの負担の少なさや細かな音量調節が出来る点でも有利である。

更に音の伸びが違う。2Lタイプは低域も高域も伸びており、レンジが広いのが良く分かる。O・ピーターソンの「You Look Good To Me」で、ハイハット煌びやかさがひかり、ベースのゴリっとした力感と弦の震えがよりリアルに伝わってくる。レンジが広くなった分だけ音の解像度も上がったように聴こえる。

S/N比が良い事、こってりした味合いの深さ、どっしりとした実在感、音の密度の濃さなどは両コッターに共通した特徴だが、使うカートリッジがLOWインピーダンスに限定しているのであれば、受けのインピーダンスが安定しているLタイプの方が使い勝手がいい。これは困った(笑)。


試聴に使ったカートリッジは勿論OrtfonのSPU。コッターと言えばSPUだ。ハーマン時代のものだが、使用頻度が少なくダンパーのへたりもない状態の良いもの。アダプターの重さが加わりSAECの407/23では少し苦しいところだが、針圧計があればなんとかなる。絶妙のコンビである。ネ inaiinaibaさん。針圧は4.5gぐらいが良かった。


と、相も変らず聴き比べに興じている。アレグロ・ケーブルの導入で更にオーディオが楽しくなり、音楽を聴く時間も益々増えてきた。困ったことにどんどん睡眠時間が圧縮されてくる。


ところで、アレグロ・ケーブルといえば、先日我が家にいらっしゃった田口さんからこんなメールを頂いた。制作のプロの立場からのアドバイスは素人の私にはとても参考になります。田口さん どうもありがとうございました。




LAに帰ってきました。


きょう片桐からメールが来て、
僕が是佐さんのオーディオ・ルームに持って行ったデモ・ケーブルそのものを
是佐さんに届けたとの事。よかったですね。
そのケーブルはもうブレイク・インも終わっているので十分に楽しんでください。
片桐は是佐さんと同い年だと言って喜んでましたよ。
それから近所にいいリスニング・ルームが出来たとも!?
これからも片桐、野見山ともどもよろしくお願いします。
(プロ・サイドの話を聞くのも、いい音を聴くための参考になると思います。)

それからちょっと注意していただきたいことを書きます。

(1)3月24日に紹介していただいたMALTAのレギュラーCDとXRCD24の比較についてですが、

これは両方ともマスタリング・エンジニア、スタジオ、EQ、レベルなどは全て一緒です。
違いはXRCD24はMO(24ビット)から
工場で直接ビット・ダウンしながらグラス・マスターを切っています。
レギュラーCDはマスタリング・スタジオで24ビットのMOから1630(16ビット)に
ビット・ダウンしているので、工場ではなにもしていません。
またXRCD24はマスタリング、マニュファクチャリングの両方ともに
ルビジウム・クロックを使っています。

是佐さんが言う、J・レノンのUK盤とモービル盤では意見が分かれたと言うのは、
マスタリング(この違いが大きい)、マニュファクチャリングの両方とも違うからです。
EQやレベル、ましてやマスタリング・スタジオのアナログ・テープ・プレイバックも全て違うでしょう。

MALTAの違いはそうではありません。
よって意見が分かれると言うことはないと思います。
絶対に誰が聴いてもXRCD24のほうがいいと思います。

(2)3月27日のルビジウム・クロックについての紹介ですが

ルビジウムはクリスタルに比べて10000倍精度はいいですが、
どこの会社のルビジウムかによってもずいぶん音が違います。
XRCD24のクロック決定には内外5社のルビジウムをテストしました。

それからCD(レッド・ブック)が44.1kの16ビットである限り、
マスターは96kや88.2kあるいは48kからサンプリング・ダウンをするより、
そのまま44.1kの状態でMOに入れたほうが音はいいです。
ただビット数では24や20から16ビットに落としたほうが音はいいです。
これについてはクロックの繋ぎ方で7種類、ビット・ダウンの方法で4種類ほか、
ブラインドでのテストを何回もした結果がXRCD24です。

またお会いしたときに話したと思いますが、
96k、24ビットは44.1k、16ビットよりいいかどうかと言う点については、
算数的にはいいように見えますが、実際にブラインドで聴いてみるとそうとも言えません。
要はどこの会社のAD、DAかということです。
例えば44.1kの16ビットを車のエンジンで2000ccとしましょう。
96k、24ビットを5000ccとしましょう。
どちらがいいかと尋ねると、普通の人は5000ccの方がいいと言うでしょう。
ではベンツの2000ccとヒュンダイの5000ccでは?という質問にかえると、
みんなウーンといいます。

また5000ccのエンジンがたとえ良かったとしても、
それに見合うシャーシー、サスペンション、タイヤなど、いろんなところを改良しないと、
エンジンだけよくても車は速く走りません。(ケーブルを選ぶことも大切なことです。)
それにいいドライバーも必要でしょう。
24ビットというのは24ビットのレコーディング・ケイパビリティがあるだけで、
エンジニア(ドライバー)がダサイとその半分のビット数しか使っていないかもしれません。

という具合にオーディオは深いです。

ではまた!

田口 晃




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