Y31さんのTTシートの鏡面化

2003/2/5〜11

Y31さんより砲金製ターンテーブルシートが届く
センタースピンドルにかけて僅かにテーパー加工
を施してあり、スタビライザーを載せる事によりレコ
ードとターンテブルとの密着性を高める事ができる
表面は精密に削りだしが行なわれているので、この
ままで十分なのであるが、金属表面の保護と光沢
を出す為に、コーティング剤を塗ってみた。

このコーティング剤は研磨剤が含まれておらず、
塗布して暫くしてから柔らかい布で拭き取る

試しに半分ほど処理してみた。向かって右側が
コーティング処理したもの。未処理部分と比べて若
干滑らかになったが、逆に光沢度は落ちてしまった。
そこで、鏡面化の誘惑に襲われてしまった。
TTシートの鏡面化に用いるアイテムの全景
ずらっと並べてみたが、実際使ったのは紙やすり系
と研磨パウダー。
鏡面化の最終仕上げに用いる研磨剤


彫金に用いられる仕上げ剤
ダイヤモンド・パウダー#3000。超微粒子のダイ
ヤモンドの粉とオイル。ほんの僅かの量で¥3,500
とかなり高価。彫金の専門店で取り扱っている。
私は東急ハンズで入手。
こちらも同じく鏡面仕上げ用のパウダー。
#4000で下処理用に用いる。成分は白色アルミナ
で値段も¥380と手頃。

研磨剤の定番 ウィノール。
彫金には必需品。値段も¥500と手頃。ピカール
よりも扱いやすく、効果も上。メタルポリッシング用
に1本は持っておきたい。
今回は未使用
コンパウンド。素材によって使い分ける。画像の他
にも、アルミ用やステンレス用等各種ある。
プラスチック用はアクリルの艶出しにも使える。
アナログプレーヤーのフタの傷取りにも重宝する。
こちらも今回は未使用
鏡面化の第一歩。シートを平らに研磨する為に
バレン作りから。プラスチックのケースに鏡を貼り
付けたものを使う。台座が鏡というのは半分洒落。
両面テープを鏡に貼り付けて、紙やすりがずれない
ように固定する。
研磨の第一歩は#1200の耐水ペーパー(紙やすり)
を使う。基本的にこのTTシートは完成品なので、始
めから番手の細かい仕上げ用のやすりを使用する。
水の変わりに潤滑油を使用。KUREのCRC5-56
やシリコンオイルでもいいが、手元にD5があった
ので今回はこれを使用する。研磨面に少量吹付け
やすりで研磨していく。
研磨の鉄則
時計の針の12時の位置から1時2時・・・6時と少し
ずつずらして上から下へ磨いていく。実際には下の
ダンボール台を少しずつずらしていき、常に上から
下へ一定方向に磨いで行く。
縦方向に研磨が終わったら、次は円を描くように
丸く磨いていく。これで研磨跡がほとんど残らず
磨く事ができる。
やすりの番手を順次細かい物へ替えて行く

紙やすりと同じく潤滑油を少量吹き付けながら
根気良く磨いていく。ここでも原則どおり上から下
へ そして最後は円を描くように磨く。
研磨用のラピカシート #4000から#6000
 #10000そして最終的に#15000まで番手を
上げて研磨していく。東急ハンズで1枚500円。
ラピカシートだけでご覧のように鏡面化一歩手前
まで研磨できる。
白色アルミナの研磨剤 オイルに混ぜて研磨して
いく。研磨の手順はやすりと同じ。
研磨が一通り終わったら、中性洗剤で綺麗に洗う。
入念にスポンジたわしで洗い表面の汚れ、油等を
除去する。
いよいよ最終段階の研磨 ダイヤモンドパウダー ダイヤモンドの粉とオイル
超仕上げ用 #30000 東急ハンズで3,500円 パウダーにオイルを垂らして、セーム革で磨く
ひたすら磨きこむ セーム革で磨いていくうちにパウダーとオイルが
革に吸収され、シート表面には何も残らなくなる。
研磨しただけだと、いずれ表面が黒ずんでくる。
そこで、表面をフッ素処理して、コーティングを
施す。カー用品売り場等にもこの手の商品は置い
てある
フッ素処理後のTTシートの表面。
鏡面化まであと一歩の段階になった。

鏡面化のおよそ8割が完了。LPジャケットがくっきり
写らないのは、TTシートがテーパー加工で凹んでい
るせいもある。
作業は何日かに渡って少しずつ行なったが、トータ
ルの作業時間はおよそ5時間くらい。