気まぐれ日記   

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4月24日

昨年、悔しくも針を飛ばしてしまったクラビスD.C。無残な姿でカートリッジケースの中で次なる出番を待っていた。

針(カンチレバー)の修復が出来るかもしれないとMayさんに教えられ、ワークスさんにも連絡を取ってみた。タッチの差で針修復業務から撤退されていた。

性懲りもなく他にも修復が出来る所を探してみたが、結局見つからなかった。未練がましく自分の90年代のメモリアムとしてこのままケースに入れて保存しておこうかとも思った。そんな折、ブリロンの復旧に絡んでダイナの厚木さんを通してスキャンテックとコンタクトが取れた。

クラビスは既に販売中止となってしまったが、針交換価格で上位機種にバージョンアップできる。ヘリコンでもパルナサスでも新規購入の半額近い価格で手に入れることが出来る。数日前から悩んでいた。クラビスがバージョンアップして生まれ変われるかもしれない。

突然ですが
所用の為今日から月末まで、しばらく日記の更新をお休みます。止めた訳ではありませんので必ず戻って参ります。


4月23日

PCの不具合が発生し、メンテナンスを行なう。カウンターが停止したり、コンテンツが文字化けしたりしたので、再度サーバーに更新情報をUPし直す。併せて細かい修正も行なう。

どうも最近日記の更新に追われて、HP全体のメンテがおろそかになっている。使用機材のレビューも昔のままだし、サイトマップも更新を中断している。5月の連休あたり、コンテンツの見直しを含めてもう一度HP全体のメンテを実施しようと思っている。

今日はKさんことコウジロさんのお宅の訪問記の書き込みを行なう。日記の代わりにそちらをご覧下さい。雑記帳26

 

ムスカリ



4月22日

昨日MEGで貰ったウラジミール・シャフラノフのCDを聴く。CDだから復刻版との音の違いなどは全く無い。少なくても私のシステム聴く限り音質的な違いは聴き取れない。いわゆるアナログのオリジナル盤(ファーストカッティング)とはオリジナルの意味合いが違う。CDのジャケット印刷が違うだけのようだ。

しかし復刻版のデザインは今一だ。何だかウオッカのラベルみたいで、ジャケットを見る限りは、演奏の中身など全く伝わってこない。演奏内容がとても素晴らしいだけに、復刻版を出すのならもう少しセンスのいいデザインにできなかったのかと少し悔やまれる。

  

これが同じ内容のソフトとは思えない 復刻版は今でも澤野工房で入手可能

続けて想い出したかのようにシャフラノフのピアノトリオを聴く。購入後しばらく集中して聴いていたが、次から次へと出てくる新しいソフトやアナログを聴いていると、聴く機会が減ってくる。どんなに沢山のソフトがあっても、よく言われる「手元の50枚」現象で、一旦CDラックの中に入れてしまうと、名盤でも聴く機会が減ってしまう。

まあ一時そのCDなりLPでベーターエンドルフィンが大量放出され、幸福感を味わえれば十分かもしれない。あとは時々聴いて充実感を満喫できればいいと割るきるしかない。

しかし改めてシャフラノフを聴くと、K・ジャレットやE・エバンスの好きな私には、たまらなく良かった。コウジロさんの所でうとうと寝てしまったように、今夜もいつの間にか寝てしまっていた。これは私の一つのバロメータで、いい演奏をいいシステムで聴くと陶酔して眠くなる。
言い訳ではありません。取材協力をした文庫本の中にも、目指す音としてちゃんと書いてあります( ^ー^)。 

 

そのコウジロさんからシステムのデータが届いた。近々UPします。


4月21日
昼からは小雨も上がり、散歩にはいい天気になった。暑からず寒からず、歩いていてとても気持がいい。

井の頭公園を散策しながら、三鷹ジブリの森博物館を横切り、玉川上水の側道を通ってKさんのお宅まで遊びに行く。

側道は今だ土の道で、ウォーキングやジョギングやに適している。道すがら雨に濡れた新緑がとても綺麗だった。

私のHP運営の救世主Kさん。この方との出逢いが無ければ今頃HPの更新は無かったかもしれない。そのKさんのオーディオルームは、およそ10帖のフローリング。ロフトが付いているので天井が高く、音質的にはとても有利な構造になっている。

何はともあれ、まずはアナログレコードを聴かせて頂く。50年代の古い男性ボーカル物を立て続けに4枚ほど。 モノラル、ステレオそれぞれに針・アームを専用の物に替え、Garrard のZERO 100という珍しいターンテブルでその音を聴く。
Kさんは筋金入りのGRADO派。カートリッジは勿論、アーム、フォノイコも全てGRADOで固めていらっしゃる。

日本には正式に輸入されなかった珍しい釣鐘型のアームが一際目を引いた。その昔スキャンテックの社長が遊びに来た時に譲ってもらったというイワク付きのアームだそうだ。
音はどうか。う〜ん これが何とも自然なのだ。奇をてらったところがまるで無く、刺激的な音は一切出ない。いや精気の無い音というのではない。声の肉感がとてもリアルに浮かび上がり生々しい。古い録音のレコードなのに、この自然な音は何処から来るのだろうか。答えは、kさんの徹底した機器の使いこなしにあった。詳しくは近々Kさんの承諾を頂き画像で紹介したいと思う。とにかく随所にKさんのこだわりが垣間見られる。
アナログの音が良ければ、当然デジタル系も素晴らしい。38cmのサブウーハーとJBLのツィーターの追加によって、CDの長所=ダイナミックレンジの広さを遺憾なく発揮されていらっしゃる。聴いていてとても心地よい。

あまりの心地よさにKさんは愛犬フェアリーを抱いて、すっかりリラックスモードになっていらした。私もなんだか自分の家に居るよな、そんな錯覚に陥っていまったKさん宅の訪問であった。

午後6時過ぎからはMEGのイベントに参加する。京都レコードの社長、石井さんを招いての「スペイン・アルゼンチンジャズの珍盤・奇盤CD紹介」とアナウンスされていたが、私的には奇盤と思えたのは最初の一曲目のみで、後の15曲はどれも皆素晴らしい演奏で、聴いていてとても楽しかった。

特に6曲目のSander Tournierという若手のピアニストの「In Youy Own Sweet Way」は2度目のテーマ後のインプロビゼーションに興奮してしまった。全体の流れに抑揚があり、ここぞという時にグーとのめり込んでいける。この先楽しみなピアニストを発見した。(CAST 970901A Sander Tournier Trio)

またMEGではもう一つの出逢いがあった。休憩時間に後ろから声をかけられた。「いつもHP見てますよ。」そういえば最近ちょくちょく自分の画像をUPしてしまったので、お分かりになったのだろう。少し恥ずかしくもあったが、正直なところとても嬉しかった。神戸出身のNさんとい方で、MEGの常連さん。私もお近づきなれて嬉しかった。

MEGでの極め付きは、自慢話になってしまうので気が引けるが、くじ引きでとんでもないソフトを手に入れてしまったことである。今CDの世界でもオリジナル盤現象が起き始めている。廃盤になり入手が困難な初プレス盤。石井さんがベルギーの店で見つけてきたという、ジャケットもオリジナルのイワク付きのCDだ。

ウラジミール・シャフラノフ・トリオの「WHITE NIGHTS」を貰ってしまった。
以下澤野工房のCD紹介のコメントから引用

「寺島さんが90年代名盤の1枚として大きくとりあげられたまさにピアノファン必聴のアルバム。 入荷即完売の伝説もあるシャフラノフの代表作。
澤野工房より待望の復刻。「ライブ アット グルーヴィ」(コンパス原盤)とともにジャズファンに絶対受け入れられる作品。

 http://www.jazz-sawano.com/
このようなイベントに初参加で、こんな素晴らしいプレゼントを頂き、常連の皆様には申し訳ありませんが、家宝として大事に聴かせて頂きます。



4月20日

 

取引先との関係で、那須高原の那須ハイランドゴルフクラブに行く。残雪の那須連山の頂きに囲まれ、高原のゴルフを満喫してきた。終始半袖でプレーが出来たほど天気がよく、清々しい一日だった。

ところが前夜、溜まっていたメールの返事を書いたり、HPの更新やらで目が冴えてしまい一睡も出来ないまま出かけたので、昼からのプレーはメロメロだった。体が鉛のように重くなり、スチエーションは「清々しい」のだが、体の方は「ボロボロ」で何とも残念なスコアー結果となってしまった。

 

ここのところ週末はインドアライフが続いたので、久しぶりのアウトドアは気持ちいい。標高800メートルの高原に一昨日初めてウグイスがやって来たとの事で、一日鳴き声を楽しんだ。脇にはいると自生のカタクリの群生に出くわし、思わずプレーそっちのけで写真を撮っていた。

今日は小雨がパラついているが、地元のそば吉祥寺の井の頭公園辺りを散策し、Kさんのお宅にお邪魔する。夜はMEGでJAZZ三昧の予定だ。


4月19日

帰宅したら一通のクラフト封筒が届いていた。初めて拝見するお名前だ。表に「SMEスライドベース互換簡易アームベース(SAEC 407/23用)在中」と記してある。はてな?こんな物を注文したっけなア。

早速開封してみると、中から一通の丁寧な手紙とアルミ製のスライドベースが出てきた。驚いた。このところ407/23に入れ込んでいる私は、ザクシーズにも407/23を乗せようと密かに考えていた。専用アームベースは無いようなので、東急ハンズあたりで加工してもらおうと思っていた矢先だった。

私のこの思いが波動として伝わったのだろうか。”長ーいメールの栃木の人”さんから、「ユーズド品ではありますが是非使ってみてください」との温かいお申し出があった。小躍りして喜んだ。この日記にもひと言も書いていないのに、何故私の気持がお分かりになったのだろう。不思議だ。

更に驚いたことに、”長ーいメールの栃木の人”さんはOTさんやわたるさんとも繋がっていらした。このところ機器の故障が続き「負の連鎖」なんて事をチラッと考えてしまったが、今回の人の繋がりは「善の連鎖」・「善循環」を意識した。世の中、正に広いようで狭いものだ。

  

”長ーいメールの栃木の人”さんありがとうございます。今すぐには取り掛かれませんが、近々必ずザクシーズに407/23を乗せます。もちろんリード線はわたるさん、カートリッジはOTさんの物を使います。



4月18日

JBL4348がJBL4343に変わってしまいプレーヤーも一台になってしまった?!

いえいえ これは先日SAECのWE-407GTをお持ち頂き、貴重なOFF会を開く事が出来たpippinさんのお部屋の模様です。pippinさんつい最近4343の2度目の挑戦が始まりました。導入直後の感想は、状態のいい4343に巡り合えてとても満足されているようです。

〜音質はまさにJBLらしい元気のある音で、JAZZをかけると最高です。基本的な音質は4311と全く同じですが、レンジ感やダイナミックさがかなり違います。コーン紙も張り替えてありますが、エージングもそこそこ進んで良い感じだと思いました。〜

とのファーストインプレッションを述べられている。5月の連休明け、ご招待を頂いたので、再度407GTにお目にかかり、再チャレンジのJBL4343の音を聴かせてもらう予定です。

その407GTのOFF会の模様、よっしーさんのインプレからバトンタッチして雑記帳にUPしました。大御所の後のインプレで恥ずかしいのですが、よかったら覗いてみてください。


4月17日

ここのところ機器の不調が続いている。偶然の重なりだと思うが、それにしてもよく続く。そういう時期なのだろうか?
今度はSONYのSCD-1がおかしくなった。発売直後の購入なので、かれこれ4年近く使い続けている。

この間電源スイッチはほぼONの状態にしてあった。割と立ち上がりが遅い機器で、電源投入直後の音と2〜3日経過後の音では、滑らかさが違って聴こえた。

それ故常時電源をONにしていた。それが故障の原因にもなっているのだろうか。
1〜2ヶ月前からTOCの読み取りがだんだんと遅くなるように感じていた。4〜5日前、完全におかしくなり、任意選曲でトラックb指定しても読み取りをしなくなった。それも気まぐれで、うまくいく時もある。

とりあえずSONYのサービスセンターに連絡を入れた。さすが天下のSONYさん、別に肩を持つ訳ではないが、その対応の速さと丁寧さに感心してしまった。同じサービス業を営んでいる身にとっては大いに参考になった。

  

電話を入れた翌日、即ち今日サービスマンの方が症状確認のためいらしてくれた。故障の原因は「リレーの不具合」と判明した。光学読取りのデジタル信号をアナログに変換する際のリレーがうまく働かずエラーが出てしまうとのことで、持ち帰りによる修理となった。持ち帰り修理ならこの際徹底的にオーバーホールをしてくれるようにお願いした。

   

いらしてくれたサービスマンの方は、慎重に丁寧にSCD−1を運搬し持ち帰って行かれた。2週間後完璧なメンテナンスを受けて戻ってくるのが待ち遠しい。


芍薬の花が満開となった


4月16日

ブリロンのユニット交換の道が開けたので、補修部品が届くまで暫くの間ブリロンを休ませる事にした。贅沢な事に今この部屋に小型スピーカーがもう一台ある。フォーカスオーディオのモデル68という、これまた隠れた銘機だ。いや隠れてはいないか。堂々たる秀作機だ。

ブリロンのピンチヒッターを務めるには十分すぎるほどの実力機、人によってはモデル68の方を好むかもしれない。順当に考えれば当然このモデル68をセットすべき所なのだが・・・・。
こんなスピーカーがピンチヒッターとして登場した。思わせぶりだが、自分もまだよく聴いていないのでご勘弁を。これから小一ヶ月、暫くブリロンの代わりを務めてもらうことにした。持つべきものは友である。

今日は平日なので時間が取れず、仮セッティングだけに終わってしまった。しばらくの間は本格的な聴き込みは出来そうにもないが、又一つ楽しみが増えた。
大型スピーカーJBL4348がありながら、何故こんな手の平に乗ってしまうような小型スピーカーを聴きたがるのか。これはもはや理屈ではない。明らかに音質は異なる。

でもどちらが好みの音かと問われれば、どちらも好みだと答えたい。それぞれに良さがあり、どちらの音も捨てがたい。欲張りといわれればそれまでだが、自分の中では両方を聴くことによってバランスが取れている。

野生では滅多に見られなくなったカタクリの花が丁度今庭で咲き始めている。
近くでは石神井公園のそばに自生のカタクリ群生地があるが、花を咲かせるまでには長い年月がかかる。群生には程遠いが苗を買ってきて地植えにしてから丸5年、毎年可憐な花を咲かせてくれている。

 



4月15日

日曜日にオーディオ・マインズで聴いたブリロンの音は良かった。正確に言うとあちらは1.0SLEで1.0の上位バージョンだが、音の傾向はほとんど同じだ。これは何としても我がブリロンをもう一度復旧させたくなった。このまま眠らせてしまうのは非常に残念だ。OTさん曰く「本国にはまだ補修部品としてユニットはあると思いますよ」の言葉に希望を持った。

早速メモを見て販売元のスキャンテックに電話を入れてみた。ところが「移転の為・・・」のアナウンスが流れ繋がらない。NTT104で電話番号を確認してもらった。東京23区には登録がないという。嫌な予感がした。不景気が続き、おまけにオーディオ業界は衰退の一歩だ。もしや....店を閉めたのか?

ネットで検索してみた。Audio & Visual LINK集に、ありましたありました。ほっとしてアクセスしてみたらどういうわけか「アッカインク」のHPが開いた。はは〜ん社名変更か吸収合併でもしたのかと早合点して、早速電話してみた。すると「うちはスキャンテックとは全く関係ありません」と冷たくけんもほろろに言われてしまった。

恐らく私のような者が何度か電話したのだろう。「HPでスキャンテックを検索したらお宅のHPにヒットした云々」というような問合せが何度かあったので困惑しているのかもしれない。


困った。確かステレオ誌には輸入代理店一覧が毎回掲載されている。しかし仕事場にはオーディオ雑誌など置いていない。そうだこういう時は厚木さんに聞けばいい。たまたま昨日仕事で錦糸町に行く機会があったので、帰りに秋葉のダイナに寄った。3階まで駆け上がりカウンターを見たら、厚木さんはどなたかお客様と商談をしている様子だった。遠慮してフロアーの製品を眺めていた。

しかしどうも私の薄い後頭部に熱い視線を感じる。いわゆる「気配」という奴だ。気になって振り向くとそこには何とk’sの山本さんがいらした。二人でこちらを見て笑っている。どおりで後頭部がうずくわけだ。こんな所で山本さんにお会いするとは思わなかった。そこでしばし三人で歓談。

厚木さんにブリロンとスキャンテックの経緯をお話しすると、ついさっきまでスキャンテックの担当者がいらしていたとの事。早速携帯に連絡を取ってもらい、ブリロンのウーファーの在庫状況を確認して頂いた。折り返し連絡が入り、本国ドイツから取り寄せるので1ヶ月くらい時間がかかるとの事。

いやー嬉しかった。10年近く前の製品だが、補修部品としてまだ在庫があったこと、これでブリロンが生き返る。またあの素晴らしい音に触れることが出来る。もう内心喜びで一杯だった。また直ぐに手配をしてくれた厚木さんにも感謝である。


そういえばブリロンはその昔ダイナミックオーディオで買ったのだった。全くの予備知識無くスペックさえ知らずに、ある日ダイナの試聴フロアーでブリロンに出逢い一目惚れならぬ一聴惚れしてしまった。キザったらしくいうと「心の琴線に触れる音」との出逢いとでも言おうか。

その前後にも何機種か魅力的な小型SPには出逢っているが、ブリロンほどの衝撃は受けなかった。何も迷うことなくその場でオーダーしてしまった。
こういう経験は滅多にない(最近ではアイワンがあるが...)。いわゆる衝動買いのように思われるかもしれないが、軽率に判断できるほど安価な品物ではない。何か吸引力のような作用だ。これが「出逢い」というものなのだろう。そしておよそ10年の歳月が流れ、奇しくもまたダイナさんにお世話になった。

後日談だかスキャンテックは世田谷の代田から神奈川県に引っ越していた。どおりで東京の電話番号案内に登録がないわけだ。

桜の花が終わり、今我が家の庭にはハナミズキの額が満開である。雨に濡れた額が綺麗だった。




4月14日

ヤフーオークションの終了結果を見て一瞬目が点になってしまった。SAECのWE-407GTの最終落札価格が30万円を超えていた。う〜ん、これにはさすがに唸りそして考えさせられた。確かに今あれと同じものを作ろうとしたら30万円でも作れないが....。こりゃ鉄の草鞋を履いて○○10000を探しに行かねば(-_-;)

407/23と407GTの直接聴き比べを行い、確かに407GTの音の良さは確認できた。しかし持たざる者のひがみではなく、407/23の音もとても良かった。407/23の場合ベースのスペーサーの種類や材質による調整、そして用いるカートリッジによって407GTに限りなく近づく音作りができると思う。音質面では違いがあったが、どちらが自分の好みかと問われれば難しいところだ。

趣味の問題だから、音質を追い求めていくタイプ、ヴィンテージ物やオリジナルに拘るタイプ、コスト/パフォーマンスを優先するタイプ、それこそ求めるものは十人十色だ。こと音質についてだけ言えば今回の対決は私の中ではイーブンだった。

よっしーさんによる学術的なインプレ(4月11日の日記)が一段楽したので、バトンタッチしてそろそろ当日の模様をUPしてみようと思う。アームについての知識や使いこなしの経験はよっしーさんには遥かに及ばないので、もっぱら画像と感性だけのインプレになってしまうが、とても貴重な経験をさせて頂いたので記録に残しておきたいと思う。OFF会のインプレはもう暫くお待ち下さい。

これは先日お越し頂いたOyamaさんからの寄贈画像です。こんなアングルから写真を撮ったことは一度もなかったのでとても新鮮に見えました。Oyamaさん、素晴らしい画像どうもありがとうございました。



4月13日

私のオーディオ仲間4人の頭文字を取って勝手に「FOOK」と命名し、情報交換やオーディオを楽しんでいる会がある。そのメンバーの一人で、この日記に何度か登場したことがあるFさんが先週オーディオショップをオープンさせた。早速そのショップに遊びに行ってきた。

当初個人で楽しむ為にヴィンテージ物や古めのハイエンド物を中心に集めておられた。数が集まり、それらの機器を聴いて楽しむ為に、独立したオーディオルームを借り、仲間内で楽しんでいた。今では滅多に聴くことが出来ない往年の銘機の博物館のような場所だった。私もクレルのPAM2やエポカル、J.ローランドのアンプなどお借りしている。

ある程度物が集まり、恐らくある時点からプライベートソーンからショップへの変更を計画されたのだろう。今年になって某有名オーディオショップのアドバイザーを招いて本格的にショップとしてオープンする準備を進めてこられた。

2ヶ月ぶりに「FOOK」のメンバーと再会した。かつてのプライベートソーンは見事にショップに変貌し、以前良く聴かせて頂いた機器たちが整然と陳列されていた。

  

オープン・イベントとして小型スピーカーの比較試聴のコーナーが設けられていた。リンフィールドのS400、B&WのSS25そしてブリロン1.0SLEという個性派秀作機の三つ巴である。これには目が無い私はしばしこのコーナーで音の違いを楽しませて頂いた。アナログプレーヤーもカートリッジ光悦を取り付けたアマゾン2やSP-10Uで聴き比べたり、私的には至福の時間だった。パワーアンプはレビンソンの化物ML-33HL、プリはコニーサー4.0、フォノイコはバンデンハルで駆動するという贅沢三昧のセッティングだった。

  

    
リンフィールドは魅力的なSPだ。フィル氏入魂の力作で、レビンソンのパワーをどんどん入れても全く破綻することなく、小気味よく躍動感のある音を奏でていた。これだけのパワーを奢ってやるとSP達も喜んでその秘めたる能力を開花させるのだろうか。もっとも私的には余りパワーは入れられないが、はやり慣れ親しんだブリロンの音が好きだ。いつも思うのだが、冷たがらず熱がらず、適度な温度感と空間の再現力は見事である。

中古オーディオ市場はオークションと某○○○店に凌駕されている感があるが、Fさんのショップ「オーディオ・マインズ」はそれらとは一線を画すユニークなショップだ。時間を気にすることなくゆっくりと、そしていろいろな組み合わせで往年の銘機を堪能し、もし気に入れば購入する事も出来る。もともとオーナーがお金目的ではなく趣味の延長で始めたショップである。オーディオマニアの気持は痛いほど分かっていらっしゃる。

是非一度ショップに足を運び自分の目と耳で確かめてみる事をお薦めする。思わぬ掘り出し物や新たな出逢いがあるかもしれない。

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〒224-0003 横浜市都築区中川中央1-4-2 シャリテ・センター北1F
 横浜市営地下鉄 センター北駅 徒歩1分

Tel 045-914-7273
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4月12日

休日を目一杯有効に使おうと、スケジュールを詰めすぎるとやはり消化不良になり、かえってストレスが溜まってしまう。イベントはやはり1日1件に留めておくべきだと反省したが...。

土曜日早朝のゴルフ練習はいつものパターン。今日はOFF会のため少し早めに切り上げ、滅多にしない部屋の掃除をした。いわゆる「紺屋の白袴」っていうやつか。

久しぶりに掃除機をかけようと部屋の隅を良く見ると、結構綿埃がたまっている。やはりカーペットの下に敷いているフェルトから少しずつ埃が舞い出てしまうようだ。5u分ぐらいあるので、結構中低音の吸収には役立っていると思うが綿埃の飛散には参る。フェルトを取り払い東京防音のアコースティック・コンディショナー・スタンド GAC-500でも導入しようか。

11時過ぎにOyamaさんとO崎さんがお見えになる。一月近く前からの約束がようやく実現した。
OyamaさんはJAZZ喫茶MEGの会の会員で「ピアノトリオ」に対する造詣が深く、実際今日お持ち頂いた試聴ソフトもツウ好みの物ばかりだった。また名寄稿ライターでもあり、その洗練された文章はセンスの良さが光っている。何といっても人柄が穏やかで、周りの人を包み込むような暖かさがにじみ出ておられる。

   

     

Oyamaさんにお持ち頂いたCDソフトの一部、他にアナログ盤も。これらは全て私好みのいい演奏だった。時間があれば全て通しでじっくり聴いてみたい物ばかりだ。

O崎さんは驚異的な訪問者数を数える言わずと知れた名ホームページ「AFUTURA」のWebマスターであり、またAE2&Ayre使いの達人でもある。その精力的な活動には頭が下がると共に、交友関係の広さにもそのお人柄が表れていらっしゃる。

縁あってその道のオーソリティお二人にご訪問頂いたが、嬉しさ半分そのオーディオ歴と耳の良さに恐さ半分という所である。大変残念なことに、我がブリロンがベストな状態でなかったのが悔やまれる。案の定今日も一定以上の音量で低域が破綻してしまった。ブリロン1.0は製造中止になって久しいが、何とか補修部品でユニットを手に入れ修復できればと思っている。


お二人の聴力はさすがであると関心した。始めSTEWYのピアノトリオを聴いて頂いたが、ブリロンにはスーパーツィーターとサブウーファーを追加していた。聴き始めてものの10秒しないうちに、お二人とも揃ってからSTOPサインが送られてきた。やっぱり....。

自分でも繋がりは悪いと思っていた。ウーファーの調子が悪いので、いくらかサブウーファーで低域をカバーしようとエフェクト量を多めにしていた。それに引きずられまいと高域もPT−R6を内蔵のネットワークをそそのまま使い、レベル合わせや減衰をさせていなかった。

裸のままではPT-R6とブリロンでは能率差がかなりあるので、自分でも高域がきついなとは思っていたが、さすがにお二人とも小型SPの雄AE2をお使いになっておられるだけあって、違和感を感じられたようだ。

OFF会のいいところはこういう点にある。一人で聴いているとそれこそ井の中の蛙状態になり、時として独りよがりのアブノーマルな状態に陥ってしまう危険がある。定期的に他の人に自分のシステムをチェックしてもらう事はいろいろな意味でメリットがある。今日もそれを痛感した。

お二人の困惑した様子を察知して、即上下とも外してブリロン単体で仕切り直しで始めから聴きなおした。付加した状態から引き算すると少し物足りないかなとも思う。試聴の原則はやはり積み上げ方式で、徐々に付加を増していく方がより正確な判断が出来ると思った。

単体でもブリロンはかなり頑張ってくれたが、やはり老体に鞭打つ感は否めない。低域は歪が多く、時として音割れが発生してしまった。惜しむらくはほんとにベストな状態で聴いて頂きたかった。

神経を集中して真剣に聴き込んで下さった様子
昼食後はJBL4348の試聴をメインで行なった。こちらはブリロンに比べ導入の日も浅く、逆に部屋との調整がまだ終わっておらず、その意味では実力をまだ出し切れていない。ある程度までは追い込んできたが、発展途上であることには変わりない。

それでも小型SPからシフトしたので、音の余裕は感じてもらえたようだ。自分が思っているほど低域のかぶりや膨らみ、抜けの悪さはご指摘を受けなかった。

お二人はブリロンと4348が仮に筋肉番付勝負で腕立て伏せをしたとすると、激しく往復ピストン運動して回数を稼ぐブリロンに対して、4348は王者の貫禄で深々と腕を折り曲げゆっくり時間をかけて数をこなしている様だと比喩されていた。それが音の余裕に繋がっているとも。

素晴らしい感性の持ち主のお二人には今後も定期的にお越し頂き、定点観測して頂けるとありがたいなアと思った。夕方4時過ぎまでの、それこそア!という間の楽しい時間だった。


夕方、もう一つのイベントStudiok'sの「戯れる会」に参加する。着いたのが5時を回っていたので短時間だったが、それでも普段経験できない珍しい音を聴かせて頂く。


問題はその後だ。スタッフ「賢吾」(ついにソロ名を名乗るようになった)のライブが8時からあるので、7時過ぎにはStudioを出たが、御茶ノ水駅に着いたら何だか様子がおかしい。改札口の反対側つまり駅舎に黒山の人だかり、良く見ると皆外へ出ようとして行列を作っていた。

中野駅で人身事故があり電車が完全にストップしていたのだ。一旦はホームに入りいつ動くとも知れない電車に乗って待っていたが、20分30分待てども一向に動く気配が無い。しびれを切らし、外に出てタクシーに飛び乗った。運転手さんにとにかく急いで高円寺に!とお願いし、飛ばしに飛ばしまくってもらった。

8時半過ぎに会場にたどり着き、何とか後半4曲くらいは聴くことが出来た。今夜のライブからは「賢吾」の実力が試される。前回の復帰ライブは、身内の集まりのようなものだったが、2回目ともなるとシビアーである。動員数は半減していた。

もっとも電車のストップや他のアクシデントも重なり、一概には言えないが、それにしても今時「どブルース」はメジャーではない。これから前途多難なブルースシンガーの船出である。まあマイペースで行くしかない。
会場には親分の馬場さんがカウンターの一番隅っこで「賢吾」を優しく見守っていた。賢吾は歌い終わると、満足感に溢れた大きな息を「は〜っ」と吐き出し、本当にすっきりした顔で舞台から降りていった。その顔が見られただけでも私は無性に嬉しかった。


帰宅したら福岡のわたるさんから嬉しいプレゼントが届いていた。実は先日わたるさんのWebに訪問したら、偶然にも訪問者数が切番の「11111」番目だった。別件の連絡もあり早速画像をコピーしてわたるさんにメールを送ったら、封筒が届き、中に訪問記念にと「リード線」が入っていた。嬉しかった。

材質が異なるリード線が数種類集まったので、そろそろ聴き比べを再開してみようと思う。カートリッジはオーソドックスな所でDENONのDL-103にする予定だ。

わたるさんからは他にもとんでもない物をお譲り頂いたので、こちらのセッティングも実はとても楽しみにしている。始めは実験用にと思っていたが、届いた実物のあまりの立派さに、これは本格的にセッティングしなければ申し訳ない。材質を何にするか今あれこれと検討中だ。少しロングランに渡るクラフトになりそうだ。

とまあ、あれこれと何も考えずに取り留めの無い事を書いているが、ある方から「日記は600字」を限度に的を絞った方がいいですよとご忠告を頂いた。その通りだと自分でも思う。読まれる方も大変だと思うし、文章は要領よく短くまとめ、的確に表現するに限る。

どうも部屋も行動も日記も全てが詰め込みすぎで閉塞感で窒息しそうだ。1日1イベント、600字日記 う〜ん 考え過ぎるとかえってストレスになるかもしれない。困ったものだ。


4月11日

我が部屋の電源環境は特別なことはしていない。100Vのままだ。マンションの一室だが、昼と夜の電圧差は余りない。計測すると102V〜104Vの間で安定している。東京電力とは40アンペアで契約をしている。ブレーカーをクライオ処理した物に替え、壁コンを強化したくらいである。もっぱら2次側で遊んでいる。

10帖の一室に2口コンセントが4箇所、計8口ある。当然全てのオーディオ機器に電源を供給できない。そこで自作のコンセントBOXやコンディショナーなどを追加している。

電源BOXといえば、少し変わったところでは、A・A誌の名物?連載コーナー、怪しいオーディオグッズの元祖的アイテム、オーディオFSKの電源マジックボックス MG-V5+αなるものをその昔導入した。
このBOXの導入については、書き出したら止まらないくらい面白いエピソードがあるが、それは又いつか時間がある時に書いてみたい。とにかくあの木製の怪しげな箱がウン万円もするのだから、おそらくノーマルな金銭感覚とコモンセンスを持ち合わせている人は見向きもしないのではないだろうか。

私も正直言って眉唾物で「???」と思っていた一人である。ハイエンダー嗜好の方は一笑にふすに違いない。何て言ったってセンスのかけらもないダサい代物である(Fさんごめんなさい、悪気はありません、見たままの感想です)。 

しかしそれが今でも我が部屋にある。もう10年くらい使っているだろうか。これがなかなか手放せない。電気理論なり理屈もきちんとあるに違いない(AA誌には色々書いてあるが....)。中を開けたことがないので、構造はさっぱり分からない。中を見るには壊すしかない。今はそこまでの好奇心はない。そのうち鋸の登場があるかもしれない。

このBOXのご利益は@インピーダンスが極めて低いせいか、多くの機器を一緒に接続してもブレーカーが落ちたことがない。以前は、パワーアンプもここから全て供給させていたこともある。フル接続でも大丈夫だった。

A外すと音に力感がなくなる。なんとなく音が弱々しくなる。これは錯覚かもしれないが、そう感じるので仕方ない。

Bトランスが積んである訳でもないのに、S/N比が向上し雑音がなくなる。ちなみに壁コン直接だと蛍光灯ON OFF時に例のパチパチノイズが乗ってしまう。これは明らかに違いが分かる。

C何と言ってもコンセント口が特別バージョンで12口もあるので便利この上ない。消費電力が少ない前段機器の接続には重宝する。

という訳で使い続けてマイナス面が見当たらないのでそのままJBL4348システムの前段部分に使い続けている。今パワーアンプは壁コン直だが。


ブリロン側にはCSEのE-100とRX-100Twinを使っている。両方とも教科書通り周波数を60Hzに持ち上げている。117V昇圧機能も便利である。

巷でたまに耳にする、音が薄くなった、痩せる、力感・躍動感無くなったという印象は無い。むしろ全体のS/N比は上がり、透明感が増したように思う。

もっともアナログプレーヤー、フォノイコ、CDP、DAコンバーター等の前段機器にしか使っていない。もっぱら高周波ノイズ等の混入を防ぐ為、デジタル機器とアナログ機器の電源系統の分離を目的として働かしている。


そんな折、あるマジックBOXなるものが届いた。小さい割にずっしりと重い。中身が気になった。自己責任で筐体を外して覗いてみた。2本のネジを外すだけで簡単に開けることが出来た。

  

どこかで見たことがある、美味そうなチーズ・・ではなかった、トロイダルトランスが二つ目一杯並んでいる。そうだ、思い出した。GOLDMUNDのMimeisisSR MONOに積んであるトランスとよく似ている。よく見てみると同じ物のような気がする。それに整流器らしきホワイトチューブが二つ、中身はそれだけ実に単純な構造だ。

とりあえずDAC64とCDPに用いてみた。これは面白い。言われているように即効性で音が滑らかになる。よりアナログ的な雰囲気になり、何と言うかザラつき感が無くなったようで、ノラ・ジョーンズの声にウォーム感が増して聴こえる。音の見通しがよくなるとでも表現すればいいのか、上質で高品位な音になった。

このマジックBOX、即効効果があるので色々な機器に繋いで試してみたい。CSEの前後で繋いで音の違いも確認してみたい。当分飽きることなく面白い試みが出来そうだ。素性はさっぱり分からないが不思議なBOXである。かまととぶるようだが、それ以上のことは分からない。


4月10日

今ヤフーオークションに出品されて嘘みたいな値段に跳ね上がってしまった407GTがオークション終了前にもう手元に届いた?!

いえいえこれはpippinさんの407GTです。

407NASとの対決の為持ち込まれたものでした。
両者の対決模様のインプレは是非よっしーさんHPをご覧下さい。

仕事が終わってから六本木のSecondHouseに顔を出した。夜0時前だったが、お店は開店祝いのお客さんで一杯だった。暫くお休みしていた辰巳さんのお店が今日リニューアルオープンした。

初めて辰巳さんに見つめられながら歌を唄って頂いた。これは正直言って照れるものである。目線の置き所に困った。じっと見つめられて「マイ ファニー バレンタイン」なんぞを歌われると、ぞくぞくっとしてしまう。これがお客を虜にしてしまう裏技なのか。ライブ一筋30年さすが歌姫、辰巳好子さん、鳥肌が立ちました。

 

生のウッドベースとピアノも最高だった。セカンドステージは至近距離、ベースのまん前で聴かせてもらった。指の動き弦の弾ける音が手に取るように分かる。PAなど無いストレートな音にしびれてしまった。当たり前の話だが上手い人の奏でる生の音はイイ!ベースは笹本茂晴さん、ピアノは小林さん。演奏終了後BAKUさんに3ショットを撮って頂いた。

港区六本木3-1-19 第8ヴィレッジビル3F  JAZZ NIGHTLY「SecondHouse」



4月9日

ブリロンは小音量であればまだ大丈夫のようだが、いずれにしてもそろそろ限界に来ていることは間違いない。

OFF会を目前に控えて機器のトラブルが続発してしまった。電源周りを見直し、接点をクリーニングしようとピンコードやら電源ケーブルを外して磨きなおした。

接続を確認してCDを聴こうとしたら音がでない。再度コードの接続を確認したが異常は無い。DAC64が作動していない事が分かった。通常DAC64は信号をロックするとブルーの照明の中にピンクの明かりが点きカチッと音がする。ところがピンクの明かりは点いているが音が出ない。

ここで焦ることなく電源を抜いて時間を置き再度電源を入れなおした。ところが・・・である。もう一度トライ。・・・・である。さすがに焦った。今度はだいぶ時間をおいてやってみた。DAC64はどうもこの辺のところがデリケートらしい。ロックのタイミングを合わせるのにコツがいるようだ。3度目のトライでようやくロックが掛かった。人騒がせな切れ者である。故障とロックは紙一重?まさか。

続いてFUSION64も調子が悪くなった。DAC単体で使おうとして信号を入力したが、無入力にするとミュートのスイッチが盛んに点滅し始め、内部でカチカチ異音を発する。これが頻繁に続き、恐くなって電源を落としてしまった。内部真空管交換の前に、こちらはどうやら修理が必要のようだ。

極めはフォノイコが完全に飛んでしまったことだ。コニサー2.0が欲しいななんて思ったのがいけなかったのか。泣きっ面に蜂だわまったく。

他にもヒューズが飛んだり針を曲げたりで小さなトラブルが発生し、何だか重畳的にトラブルが襲い掛かって来た感が有る。負の連鎖が始まってしまったようだ。速やかにどこかで断ち切ろう。



4月8日

ダブルでショックなことがあり落ち込んでしまった。ブルー盤のKind of Blueを聴いたからブルーになったなんて、つまらない事を言っている場合ではない。健康診断の結果が届いた。愕然として朝から気分が悪かった。

ショックを紛らわそうと早めに仕事を切り上げ、20時頃からJAZZを聴いていた。普段ブリロンで音楽を聴くのは真夜中が多い。必然ボリュームも控えめで、割りとおとなしく聴いている。ブリロンは大音量で聴くスピーカーではない。小音量でその3次元的な音の広がり、音場感を楽しんでいる。

ムシャクシャシしていたので少し音量を上げて聴いていたら、どうも低音が歪んで聴こえる。そのうちウーハーが底を打ち始めた。パカン ポコンと嫌な音が聴こえる。ボイスコイルがバックプレートに当たっているようだ。10年近く毎日のように鳴らし続けてきたので、ダンパーが劣化してきたのかもしれない。小音量では気づかなかった。

長岡式D-55ESを処分して、ブリロンの周りの空間を整理し、ブリロンを最高の状態で鳴らそうと意気込んでいた矢先だっただけに悲しかった。

  

上にはパイオニアのスーパーツイーターを追加し、下にはルナを導入しここ1ヶ月半いろいろ調整してようやく満足のいく状態になりかけていた。当初はブリロン特有のバランスが崩れるかと心配だったが、上下ともほんの少しだけ伸ばしてやる、塩一振り加減でブリロンが生々しく生まれ変わった。スパイスの如く極わずか、これがミソだった。

PT−R6は角度を下向きにセットすると俄然プレゼンスが広がった。外向きに置く事によって更に音場が広がった。

ルナの調整には手間取った。いや現在進行形で今でも苦戦している。カットオフの値を指定通り61Hzで切ると、部屋の関係でブーミーになる。あれこれ調整して、その経過を雑記帳にUPしよとせっせと書き込みを続けていた

ルナを華々しくデビューさせようと企み、調整結果を雑記帳に載せるのが待ち遠しかった。オーディオフィジック純正SW対サーロジックD.Cube対決なんていうのも企画していた。泣き言ばかりになってしまう。本体のブリロンが逝ってしまっては話にならない。

蝋燭は消えいく間際に、一瞬ぽっと光り輝く。このところブリロンが艶かしかったのは、最期の力を出し切っていたからかもしれない。

  

体のこともあって、ちょっとこのショックから立ち直るには時間がかかりそうだ。


4月7日

昔、赤い色だの青い色だののレコードが音がいい、というような話がまことしやかに言われたことがあった。レコードの色で音が変わるなど、にわかには信じがたい。本当に科学的にも音質が良くなるのなら、その後もっとカラフルなレコードが市場に流通していただろう。一部の蒐集家がプレミアを誘う為に流したデマのような気がする。音質がよかったのは色ではなくファーストプレスがたまたま色付きだったというのなら話は別だが。

先日何気なくレコード店で箱の中を漁っていたら、マイルスのカインド・オブ・ブルーの新着盤に高額のタグが付けられていた。ははーん 店員さんが値段を打ち間違えてシールを貼ったのだなと思った。現に一見同じに見える他の新着盤は1/3の価格で置いてあった。両者を手にとってよくよく見てみると高額盤には何やら横文字のシールが貼ってある。"LIMITED EDITTON HQ180 BLUE PRESSING"の文字が目に止まった。

 

大いなるシャレである。”Kind of Blue”だけにBluePressingか。これには一口乗った。音質云々より友人達に話の種にと早速買って聴いてみた。

案の定普通の黒いレコードと比べて特段に音質がいいとは思わなかった。それより重量盤とはいいながら、透けて見えるレコードに軽薄さを感じてしまい、今ひとつ音の重厚さに欠ける様な気がしてならない。

しかしながら遊び心とはいえ、アナログレコードの新プレス自体が少ない中で、こんなレコードを企画した心意気には拍手を送りたい。アメリカ人にも粋な人がいるものだ。マイルスも天国で真っ青になって苦笑しているのではないだろうか?いやブルーになって落ち込んでしまうかも。少しくどすぎた。反省_(._.)_

  

ディスクユニオンで何枚も売られています。因みに200gの超重量盤の方は\3,800くらいでした。



4月6日

しばらく生音からご無沙汰している。雨が降ったせいかどうか分からないが、来宅予定だったTさんが急に来れなくなったと連絡が入り、時間がポッカリ空いた。急遽JAZZのライブを聴きに行った。

吉祥寺のMEGに着いたのは夜8時を回っていた。会場は熱気に溢れほぼ満席で、一番前の椅子がかろうじて空いていた。案内されるままそこに座った。かぶりつきなんてものではない。Bassのわずか50cmほど手前、ぶつかるような至近距離、今までのライブの中では一番近い席だ。

  

JAZZ喫茶MEGで行なわれたJAZZ LIVE。メンバーは菅野浩(alto sax) 海道雄高(bass) 野村綾乃(drums) そしてpianoに西尾賢さんを迎えての記念すべきMEG初企画第1回目のLIVEであった。MEGでは最近ジョージアンの位置が反対側に移り、真ん中にpianoが置かれていたが、その時点で今日のLIVEの企画があったのかも知れない。

演奏内容はスタンダードナンバーが中心で、菅野さんの枯れたaltoの音色に導かれ実にグルーヴィー。初顔あわせのメンバーでリハなしぶっつけ本番での演奏とのことだったが、息がピッタリ合っており聴いていてとても気持ちよかった。bassもPAなしの正に極生、至近距離で思いっきり生音を楽しんだ。

特に印象に残ったのはpianoの西尾賢さんのオリジナル曲「ホヤの夢」。ホヤとは海にいるあのホヤで、西尾さんの大好物との事。う〜ん 私は好き嫌いがほとんど無く何でも食べるが、果物の王様といわれるドリアンと海の珍味といわれるホヤだけは苦手である。特にビールを飲みながらホヤを食べた日には、息苦しくて陸の上で溺れ死んでしまいそうなくらい呼吸困難になってしまう。あれだけは勘弁して欲しい。

西尾さんはそのホヤが大好きで、曲まで作ってしまった、おまけに歌詞もあるという。十人十色、蓼食う虫も好き好き(西尾さんごめんなさい)、いろいろな方がおられる。
曲の方は勿論息苦しさは微塵も無く、軽快なテンポでややコミカル調。日本的な独特なリズムで、一度聴いたら忘れられない。それまでの聴きなれたスタンダードな曲の中で異色な光を放っていた。

  

演奏の合間西尾さんと話をしたら、なんと私の地元 阿佐ヶ谷でも定期的に活動しているという。さっそく4月22日のMANHATTANには顔を出してみようと思う。

飛び入りで安井さち子さんがpianoを弾く。曲は私の大のお気に入り「朝日のごとく爽やかに」。安井さんがどんな人かも知らない、演奏は聴くのは初めて。予備知識はゼロで耳を傾けたがリズム感が素晴らしい。エモーショナルで力強くパワーを感じた。こういう「朝日の〜」もなかなかいい。聞くところによるとかのバークリー音大を主席で卒業した新進気鋭の新人でファーストアルバムは全曲オリジナルだそうだ。その場で6月5日にMEGでのデビューが決まった。

   

レッドペッパー 03-3574-6067 mail:k6315@da.mbn.or.jp

ライブが終わって少し寺島さんと話をした。先週MEGで行なわれたローゼンクランツの試聴会の模様と、効果的なインシュレーターの使い方をお話し頂いた。なるほどと思う事が多々あり、さすがに場数を踏んで来ただけの説得力ある内容だった。セッティングの位置を少しずらしてみようと思う。



4月5日

生憎の雨のため夜桜見物は延期、写真撮影もできず少し残念。かなり本格的な雨模様である。

昨日に引き続き、音のエジソンのマスターMONOの試聴を続けている。何を聴こうかレコードラックからモノラル盤のレコードを探していたら、somthin'ELSEが目に止まった。桜満開の春の夜に「枯葉」を聴くのも何だが、聴きなれた曲なので試聴には丁度いい。隣りにステレオ盤があったのでいたずらをしてみた。

ステレオ盤をステレオカートリッジで再生し、プリアンプ側でモノラルに切り替える。ヨーイドンで同時にステレオ盤とモノラル盤を再生する。試聴位置からリモコンで切り替える。音質云々は別としてこういう時マッキンのC42はとても重宝する。全ての操作が試聴位置から瞬時に切り替えられる。

レコード盤の音の傾向が分かれば、本格的な聴き込みは別のシンプル&ストレート&ピュアなシステムで行なう。贅沢な話だがシステムが3〜4系統あると聴き分けが出来て楽しい。なんだか自己弁護のようだが、音楽を聴く時のスチエーションは様々で、その時の自分の精神状態や聴く音楽に合わせてシステムを変えるのもオーディオの楽しみ方だと思っている。

  

レコードは廉価な国内盤。東芝は何度となくBLUE NOTEをシリーズとして発売しているが、ここにある2つのレコードはカッティングのアプローチが異なる。アナログレコード全盛の'75当時はステレオ盤として、あえてオリジナルマスターに手を加え録音技術の優秀さをうたっていた。

  

モノラル音源でも録音技術で完全なステレオ再生を果たしている。マイルスのトランペットは左チャンネルからしか出てこない。エコーなり余韻が右チャンネルに引っ張られて音場感を演出している。チャンネルセパレーションは見事である。

およそ30年以上前、JAZZ喫茶で聴いていた枯葉は明らかにモノラルだったが、自分で買ったレコードはステレオ盤だった。当時ろくな再生装置しか持っていなかったが、それでも音の広がり、臨場感に驚いた経験がある。その当時はまだモノラル盤の本当の良さは分かっておらず、ハイファイ=ステレオみたいな錯覚をしていた。

30年前の当時はモノラルよりステレオの方が圧倒的にもてはやされており、モノラル盤がこぞってステレオ盤に化粧直しされ、挙句の果てに4チャンネル競争にまで発展していった。何だかなア・・・。それから20年後の'94にはオリジナルマスターを忠実に再現する方向に逆戻り。ハード側だけではなくソフトを作る側にも大きなうねりがあった。まあそれはそうだ。ハードに合わせてソフトが後追いをするのはSACDをみるまでもない。そして今またDVDによる5.1チャンネルか?!長続きするのかしら・・・。


果たして出てきた音の違いは.....意気込んで簡単なインプレを書き込んでみたが、もう少し突っ込んで聴いてみたくなった。当分じっくり聴き込んでそれからゆっくり自分なりの試聴記をまとめてみよう。

407NASの聴き込みやリード線の試聴記も中途半端に終わっているし、DAC64のその後やブリロンの再セッティングも同時進行中で、やる事が多すぎる。少し頭の中を整理してやりたい事の優先順位をもう一度考えてみなければと思っている。



4月4日

我が家から歩いて5分くらいの所に善福寺川緑地公園がある。善福寺川に沿って延々と桜並木が続く。それは見事なもので、今朝はいつもより少し早く起きて散歩がてら花見を楽しんだ。日の出前から歩いていたが、太陽が顔を覗かせると桜の花々が一斉に挨拶をし始め喜んでいた。今正に旬である。

デジカメで「さあ桜の花々が喜んでいる様を写そう」と意気込んでシャッターを押していたら4〜5枚目でバッテリーが上がってしまった。デジカメの弱点の一つ、バッテリー上がりの警告は出るものの、その警告が出るや否や充電式バッテリーは突然シャットオフしてしまう。明日はたっぷり充電したバッテリーを入れ、更に予備として銀塩カメラも持って撮影を楽しもう。夜桜でもいいかな。

昨夜はSDサウンドのアイワンの再エージングも含めて、モノラルレコードを聴き込んだ。又少し病気が出てしまい、モノラルカートリッジの聴き比べに興が乗ってしまった。実は今年の正月Studiok’sの「戯れる会」で聴いた「音のエジソン」のモノラルカートリッジの音の良さが忘れられず、いつかは自宅でもオルトフォンと聴き比べをしてみたいと思っていた。その矢先、山本さんのご好意により旧タイプのマスターが手に入ったので、早速の試聴となった。細かなインプレはいずれまた。ひたすらその音を楽しんだ。

    

  



4月3日


「なんでだろ なんでだろ〜♪♪」という歌?を最近よく耳にする。久しぶりにStudiok’sの山本さんの所に遊びに行った。およそ1ヵ月半ぶりに聴かせて頂いた音は、以前にも増して格段と良くなっていた。ざっと見回してみたところシステムに大きな変化は無い。強いて言えばサーロジックのD.Cubeが試作機から製品版に変わっていたことくらいだろうか。他には見た目の変更はなさそうだ。私の頭の中には冒頭の「なんでだろ?・・・」というフレーズが駆け巡っていた。

いやD.Cubeの変更が全体の音を支配しているのかも知れない。無理を言ってサーロジックの試聴会もどきを再現して頂いた。アナログレコードの津軽三味線をD.Cubeの有る無しで聴かせてもらったが、本来D.Cubeの受け持ち帯域の音源などは入っていないはずなのに大きな変化があった。とても聴きやすく、音がまろやかになる。これが不思議だ。

CDの音も随分と良くなっている。前回お邪魔した時は4機種の超高級CDトランスポートの比較試聴会だったが(オーディオ・ベーシック最新26号 わがまま実験室参照 因みにテスターAは私でした)、あの時の高級機種の音よりひょっとして今回聴かせて頂いた音の方がいいかもしれない。トランスポートはStudiok’sの顔CECのTL-2である。山本さん自らがおっしゃるように、今のStudiok’sの音は過去最高のいい音ではないだろうか。

アナログだデジタルだという次元ではなく、CDもここまでのレベルの音になるともうそれで十分楽しむ事が出来る。D.Cubeの機種変更だけではない
何か特別の仕掛けがあるのだろうか。やはり冒頭のメロディが頭の中をよぎって仕方ない。

いろいろ聴かせて頂いたり、話が弾んだりで随分と長居をしてしまい、御茶ノ水駅に着いたらかろうじて高尾行き最終電車に滑り込みセーフで間に合った。
(山本さん、長時間に渡り「ひとり戯れる会」みたいになってしまい、ありがとうございました。)


話が前後するが、夕方SDサウンドの石上社長が、メンテナンスを終えたアイワンを持って我が部屋に来られた。早速アイスリーと交換して音出しをしてみた。真空管アンプは石と違って立ち上がりが早いので、30分もしないうちに本来特性を発揮するようだ。特にこのアイワンは立ち上がりが早い。

バージョンアップ前後と比較して音質の変化がどの程度あるのか、正直なところ以前の音がどんな音だったかよく思い出せない。しかし今日聴いたアイワンは一聴して音の定位がとても良くなったのが分かる。石上社長曰く位相のずれを徹底的に追い込んで無くしていったとの事。また高域も以前より伸びており繊細感が増しているようだ。低域の力感も加わり、いい事ずくめである。石上社長も目を細めて音に聴き入っておられた。

今回のバージョンアップは抵抗の交換だけはなく、ダイオード周りをシールドしてアースに落とす作業も行なっている。全体的に静かさが増したのはこのダイオード周りの見直しが効を奏しているのかもしれない。いずれにしてもこれからゆっくり聴き込んでいく。楽しみが又増えた。

  

  




4月2日


1週間が始まったばかりだが、少し疲れ気味。丸3日間しかも四六時中家族と顔をつき合わせ行動を共にしてきたからかもしれない。正直言って仕事をやっている方が気が楽なところもある・・・・
SDサウンドの石上社長から連絡があり、アイワンのバージョンアップ&調整が終わったとのこと。明日お持ち頂く事になった。仕事が終わったのはだいぶ遅かったが、今夜でアイスリーともお別れの為、聴き納めを行なった。

実質4日位しか聴き込んでいないが、それでも日増しにJBLと馴染んできて中低域に厚みのある力強い音を聴かせてくれるようになった。このまま別れてしまうのは少し寂しい気がする。
B・エバンス等のピアノトリオなどではもう少し繊細さが欲しいところもあるが、逆に'50年代のハードバップなどを聴くにはまりすぎるほどいい感じだ。フィル・ウッズのウッドロアを久しぶりに聴いてみたが、ウッズのほとばしる情熱が伝わってきて真夜中ながら興奮してしまった。

      

ここのところ急に暖かくなってきた。アイスリーの電源を入れてから2時間くらい経ち、細かな作業をしていると、額から汗がポタポタと落ちてきた。アイワンに比べるとアイスリーはかなり発熱するようだ。そのためかアイスリーには底面に冷却用のファンがついている。ただONにしても試聴位置からはファンの回る音は聴こえない。これからの季節はファンONが必須になってきそうだ。


レコードを何枚か聴きながら407NASの微調整を行なう。3oの誤差をカートリッジのオーバーハング調整でぎりぎりの所まで追い込む。シェルとの取り付け位置とのバランスを考え、先端より3oほど前に出してみた。これでオーバーハングがSAEC指定の12oの位置に限りなく近づいた。音の変化というより、多分に精神的な安堵感が得られた。

  



4月1日

ここ何日か仕事もパソコンもオーディオも完全休業しました。

子ども達を引き連れて郷里広島に行って来た。私にとっては13年ぶり、カミサンと子ども達にとっては初めての訪問となる。一行13人の集団のため、父や母の実家に泊まることはできないので、母のお気に入り神田山荘という宿?に泊まった。いわゆる旅館とかホテルとは異なり、湯治場のような保養施設であった。正式名称は「広島原爆被爆者療養研究センター」といい被爆者の為の療養施設である。

ゴルフのクラブハウスやホテル等と異なり、温泉風呂があるだけで他には見事に何もない所だった。その風呂も17時から21時までの限定利用で、いつでも好きな時間に入れるというものではなかった。備え付けのタオルやシャンプーもなく、また食堂には座布団一つないという、実に質素というか清貧を絵に書いたような施設だった。

夜9時には門が閉まり外出も出来ず、いわば監禁状態となり、やたらと夜が長かった。お陰で話をする以外にすることがなかったが、子ども達はなんだかとても嬉しそうだった。何も無いことが新鮮に感じたのかもしれない。まあそれも3日が限度だろう。

お盆や正月でもなく、まして勤め人にとっては年度末の超多忙な時期にもかかわらず、母の実家には時間をやりくりして大勢の親戚が集まってくれた。叔父叔母、従兄弟、甥姪達と触れ合って確かな繋がりを確認し、また裸足でルーツの大地に立って足の裏から故郷の気をもらい、いっときではあったが心の洗濯をしてきた。子ども達にルーツはどんな風に写ったことか。

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