9月30日
9月も今日で終わり。かなり変化の多い月だった。一月前と今日では部屋の様子もがらっと変り、使用機器も大幅に変化した。自分で変えたにも関わらず、今の状態を自分自身で受け入れるのにもう暫く時間がかかりそうだ。
日記や雑記帳を更新し続けたせいで,WebSpeceもほとんど無くなってしまい、HPの中身、特に画像を整理しないと、書込み更新が出来なくなってしまった。 抜本的なリニューアルは時間の関係で出来ないので、簡単なメンテナンスを行なってみる。帰宅後のわずかな時間の中での作業なので、少し時間がかかると思う。
暫くこの日記帳をはじめ他のコンテンツも更新を休み、その間にWebSpeceの整理を行ないます。いくらか容量を増やして戻って来ます。それではしばしお休み致します。
9月29日
待望の丸一日オーディオ&音楽浸りの日。朝から調整を兼ねてとにかく4348とD-55を聴きまくった。耳が慣れてくる?! 48のブーミー気味の低域も朝から聴いているとだんだん慣れてきて、夕方にはほとんど気にならなくなってしまった。もっとも音量は控え目
だったので余計低音のかぶりは気にならなかった。適度にD-55と交代しながら比較してみる。音の傾向は勿論違うが、D-55もいい音で鳴っている。細かいチューニングを施したが、何が作用したのか分からないが、以前と比べて音が少しおとなしくなり(つまり暴れていない)、聴き疲れしなくなっている。中高音の張り出しは従来通りだが、低音がややマイルドになっている。しばらくは先入観を持たず聴きこんでみようと思う。
両スピーカーを聴きながら、セッティングし直したばかりのシステムの調整を行う。今までWadia→プリ-&パワーしか結線していなかったので、残りの機器全てのケーブリング?を行った。アナログ関連もアームやカートリッジの再セッティングを行い、ようやくレコードも聴けるようになった。
手始めに先日入手したばかりのFR64Sをセッティングした。カートリッジはSPU。新品未使用品とはいっても、20年倉庫で眠っていたので、音出しのときは少し緊張した。Mayさんから内部の銅線が劣化している可能性もあるとの情報をもらったので、少し心配だった。トランス経由マッキン直入れで聴いてみたが、音の厚み、高音の伸び、引き締まった低音、SPUの持ち味を全て引き出しているように聴こえた。若干高音部が煌びやかに聴こえたが、うるささはない。購入時に店員の方から「これは特注の銀線仕様品ですよ」 といわれた事を思いだす。その時ははっきり言って舞い上がっていたので、状態の素晴らしさに目が奪われ、店の人の話など上の空だった。今にして思うと偶然のラッキーが重なっていたように思う。出物の意味がようやく分かった。本当にいい買い物をしたものだと今になって興奮している。

内部配線が(純)銀線仕様と思われる SPUを着装して音を出した
丁度画像に黄金色の砲金ターンテーブルが写っているので、ターンテーブルのわたし的手入れ方法を少し披露。
手作業で行うと余程熟練した人でないと仕上がりにムラが出来るので、私は小型サンダーを使っている。これは本来大理石のメンテナンス(石の光沢再生研ぎ出し)に使うものだが、力の入れ加減が分かるので金属研磨に応用している。大理石の研磨用なので、ダイヤモンドの粒が貼り付けてあるパッドが付属している。番手が何種類かあり一番細かい物は鏡やガラスを研磨するとき使う。今回はこれを最初に使い、仕上げは人工セーム皮を用いる。
研磨剤も業務用の金属磨きを使う。身近なところでピカールがあるが、研磨材の含有量が多めで粒子も粗く皮膜を痛めるの恐れがあるのであまりお薦めしない。確かに根こそぎピカピカにはなる。カー用品ショップで塗装のキズ隠し用の微研磨コンパウンドがあるので、ピカールよりもそちらをお薦めする。過ぎたるは及ばざるが如し。
肝心な事は研磨を終えたら必ずコーティングを行っておく事だ。車のポリマー加工と同じだ。放置しておくとすぐ酸化して黒ずんでくる。これもカー用品ショップで売られている、フッ素系やシリコン系のコーティング剤が多種出回っている。カルナバ系のワックスでも効果はある。ラッカーを吹き付けるという手もあるが、個人の好みだ。
上記の事は別に特別な事ではないが、タ-ンテーブルや金属物の変色に悩んでいる人には少しは参考になるかもしれない。

本来は大理石研磨用のセット パッドは番手により何枚かある 研磨剤とポリマー加工用用
研磨の作業中
9月28日
| 四谷のJAZZ喫茶(看板はCaf'e Barに替わっていた)イーグルに行った。中山康樹氏(マイルスを聴けの著作者)を迎え、Miles Davisの命日にちなんで午後3時から延々夜中までマイルスを聴くイベント。「MILES NIGHT 2002」と銘打ち中山氏が曲の解説をしながら普段は聴けないレアなMilesを聴こうというものだ。ソフトもそうだが中山氏の話が興味深い。演奏や曲目にまつわる裏話はさすがMilesのオーソリティだけあって面白い。 |

9月27日
オイオイ なんてことをしている! 正統派オーディオ(JBL)ファンの方からお叱りを受けそうだ。

更新のネタに事欠いて、買ったばかりの48を分解してみせて受けでもねらっているのか?いやいやそうではありません。イヤ少しそうかな。 分解の様子→
48の事で気になることがあり、ハーマンのサービスセンターに連絡を入れたらメンテナンス担当のYさんが出られて色々話をする(実はこのYさん、7年前にS3100のドライバーの初期不良の交換の際、拙宅に来て頂いた事がある。話している内に思い出した)。問題は解決したが、話の中で48のユニットの取り外し方の要領を教えてもらった。といっても今まで市販のスピーカーを分解した事のある人にとっては特別なことではない。さすがに15インチウーハーは今の所触る気はしないが、「簡単ですよ」のYさんの言葉にミッドバス2251J-1ならやってみようという気になった。比較的軽量で本体を立てたままで行えるとのことで、早速トライ。
購入したばかりの48を壊れてもいないのに、ユニットやケーブル、吸音材、板厚を見るためにユニットを取り外してみようという愚か者もそんなにはいないのではないかと思うが、私の好奇心には結構オタクが入っている。「よくやるよ ンなもんいじくりまわして壊しでもしたら元も子もないだろーが」もう一人の自分の声がきこえる。「いやいやオレは今後10年以上かけて4348をしゃぶり尽くすのだ。敵を知らずして...」と、すかさず反撃にでる。ま どうでもいいことだが。昔ラジオや時計を壊れてもいないのに分解して、結局壊してしまった幼児体験?が何度かある。分解中少し頭をよぎった。
4箇所のねじを外して、下2本のねじ穴付近にタオルで巻いたかまぼこ板をあてがい交互に上からハンマーでトントン叩く。要はここが味噌。しばらく衝撃を与えているうちにカタっと音がしてユニットが少しずれた。絶対に−ドライバー等で無理にこじ開けてはいけない。慎重に指を隙間に入れてそ〜っとユニトを外す。割と簡単に外れる。意外な事に確かに2251J-1はあれ?っと思うほど軽い。ネオジューム・リングマグネットを使っているためだろうか。先日D−55のFE208ESを外したが20cmなのにこちらの方がはるかに重い。 内部配線はユニットのターミナルに差込式になっているのでプッシュするだけですぐ外れる。
内部の吸音材を取り除いてNEKKENのカーボンハットを被せたり、ユニットのフレーム裏にレゾナンスチップでも貼り付けたい衝動に駆られるのだが、今回はそこはぐっと我慢。まともにオリジナルの音さえ聴いていないのに、そこまでやったらやりすぎだ。何をやっても音は変わるが、それが果たしていい方向への変化かどうかはわからない。まずはオリジナルのままで設計者が意図した通りの音をこの部屋で出す事に専念してみる。一通りユニットや内部の様子を観察して自分なりにデーターを取り、ユニットを元に戻し無事着装。再びここを開けるのはあと何年くらい先のことになるだろうか。
9月26日
犬も歩けば棒に当たる。先日とあるオーディオショップに足を踏み入れたら、たった今ショーケースの中に陳列したばかりだというFR64Sに出くわした。正に鍵をかけようとしている瞬間だった。かなり前から程度のいいこのFRのダイナミックバランス型ステンレスアームを探していた私は目ざとくその瞬間を目撃した。すかさず、それを見せてほしいと声をかけ、陳列したばかりのER64Sを取り出してもらった。美しい。巷にかなり流通はしているが、これほど美しい64Sにお目にかかったのは初めてである。実に新品?未使用品であった。20年余りコレクターの倉庫に眠っていたそうである。そのコレクターの人(相続人?)は一気にアナログ機器を放出したらしい。
値段を聞いて更にびっくりした。格安であった。何でも買い取り価格から逆算して価格付けをするので、利益なりマージンは規定料金しか上乗せできないとのことだそうだ。ショップの人も個人売買なら2倍でも買い手がつくのに店のシステムが・・・と不満をこぼしていた。相場では本体だけで6〜7万円している。
逆に今のヤフーを始めとするオークション、アナログ関連商品が異常に高騰している。タマが少ないということもあるが、アナログに回帰した人が増えているともいえるのだろう。それにしてもヤフオクのアナログ商品は異常なほど過熱気味だ。自分のことを棚にあげてよく言うよ、と声が聞こえそうだが.....。
ショップの人は自分が欲しかったのではないだろうか、しきりに「いい買い物をしましたね」と話していた。こんなに状態のいい出物は滅多にお目にかからないと言っていた。自分も全くそう思う。たまにはいいことがあってもいい。その日はぶらり歩いて棒ではなくアームに当たった。
早速持ち帰りつぶさに点検してみたが、ガタもなくアームリフターもゆっくりと下降し異常はない。取説から登録はがき(20円切手が貼られていた)、ネジ、レンチ付属品も全て揃っている。
シェルやコードは勿論のことオプショナル W-170ウエイトやアームスタビライザーまで付属していた。


ここで話が終わったら、はい はい ご馳走様、で単なる自慢話だ。無い物が一つだけあった。取説やはがきまで一まとめに当時のビニール袋に収められているのに、取付け用のテンプレートだけがない。恐らく前所有者がテンプレートだけ使って戻し忘れたのであろう。う〜ん困った。アームの長さとオーバーハングの量で逆算して取付け位置を割り出すことも出来るが、テンプレートはあったにこしたことはない。
OTさんに相談してみた。「FRファンクラブ」というのがネットにあるからそこに相談してみては?とアドバイスを頂く。ありがたかった。早速ネットで調べメールを出した。即返事が来た。いきなり「今テンプレートと取説のコピーを送りました」と。翌日届いた。この速さにも驚いたが、見ず知らずの人にここまで親切してくれたことに感激した。折り返しお礼の電話を入れた。コピーの料金や切手代ほか手間や情報提供料もかかっているので、もともと無償で頂くつもりはなかった。「お礼は・・・?」と言いかけたら「FRのファンクラブですから。喜んで頂けたらそれでいいです いいアームですから大事に使ってください」と言葉丁寧にご辞退された。おまけに「リフターのオイルもあるので良かったらお分けしますよ」とまで言われた。お気持ちを汲み取り深々と頭を下げて受話器を置いた。
先日ヤフオクで何かの機器の取説のコピーが出品されていた。コピーを売る。著作権の問題も絡んでくると思うが、それ以前にそんなものまでお金にして儲けようというというのは如何なものであろうか。最近は何でもお金にしてしまう。
「FRファンクラブ」に真のオーディオファンのあるべき姿を見た。誰にでも真似が出来ることではない。人の善意とはこういうことなのだと感動した。自分も出来る範囲で人にいい影響を与えていきたいと思った。
偶然に運命的な出会いをしたFR64S、そしてそれにまつわる人々の善意、もうFR64Sは使いこなしていくことでしか恩返しが出来ない。
FRの製品についての相談は閑人さんと言う方が管理・運営しているこちらのHPからどうぞ。
9月25日
JBL4348は360時間に渡る長期バーン・インが終了した。毎日1時間聴いたとして約1年間の鳴らし込みをした計算になる。音も相当こなれているはずだ。「シャフト弁慶」による私的には完璧に近いと思われるセッティングも行った。
また一方でD-55ESはオイルフィニッシュの仕上がりは今一だったが、バッフル裏面の改良や空気室の曲面処理ほかケーブル交換や細かなチューニングも行った。早くチューニング効果を確認したい。
ところが、両者ともまともにその音を聴いていない。いや正確に言うと聴けない状況だ。まるでガラス越しに美女を見ているようで、手を触れる事が出来ないもどかしさに似ている。フラストレーションのボルテージがどんどん上がっている。平日は、特に今週は仕事が忙しくてなかなか会社から抜け出す事が出来ない。仕事を終え、夜中に蚊の鳴くような音量で聴いても、歯がゆさが増すばかりで、精神衛生上かえって良くない。週末が来るのをこれほど待ち遠しく思ったことは、ここ最近なかったような気がする。まあ両システムもこれから長い付き合いをしていくのだからそれほど焦ることではないかもしれない。しかしやっぱり気になる。何とか昼間大音量で聴いてみたい。
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思い余って今日の午後、得意先訪問の合間をぬって小一時間ばかり部屋に立ち寄り48を聴いてしまった。先日のオーディオショーのハーマンの部屋で聴いたヘルゲ・リエン・トリオの「スパイラル・サークル」というソフトを鳴らしてみた。いわば時間差比較試聴だ。因みにこのソフトは選曲もアレンジも良く、おまけに音質も素晴らしいなかなか聴き応えのあるCDだ。 |
ところがこの部屋の空気を揺るがす程の低音は、直ぐに減衰されることなく部屋の中であちこち行き場を探し回っている。余りにも強烈な低域のエネルギーが倍化されて部屋の中に充満している。と、まア 口語的表現で表せばそういうことになるのだが、早い話いくらかブーミングを起こしているのである。おかげでピアノの音のキレが今ひとつ悪く、全体にベールがかかったような歯切れの悪さを感じてしまった。これはスピーカーの性ではない。明らかに部屋の広さ、造り、セッティング位置、音量の問題だ。
今、48と後ろの壁との距離は20cmにも満たない。バスレフポートから放出された低音の波は後ろに回り込み壁に反射して、いくらか過剰量感となってしまっている。またユニット及びバスレフポートがボトム付近にあるので放出された音は床にも反射し低域のエネルギーを増加させているようだ。いわゆる低域のかぶり現象だ。しかしもうスピーカーの高さは変えられない。セッティングで残されている調整は後ろと横の壁からの距離だけという事になる。同じ15インチウーハーでもS3100とは全く違う鳴り方だ。この強烈な低域の処理にはかなり手を焼きそうだ。もっとも音量を下げて聴けば問題ないのだが・・・
かつての43シリーズは低音が出にくいと聞いたことがあるが、はやり新43全ての面でリファインされているのだろう。楽々とそして朗々と豊かな低音が出てくる。このタイトで力強い低音の下支えがあるからこそ中高音も生き生きと聴こえてくるのだろう。大音量の性もあって低音の処理というルームチューニングの課題も見つかったが、不思議なことも発見した。音がうるさくないのである。気持がいいのでどんどんボリュームを上げていった。かなりの音量(C42で80/100レベル、MC352のレベルメーターは右半分以上に振れている 100w以上の出力だと思う)で鳴らしてみたのだが、低音のかぶり以外は耳につく嫌な音が聴こえない。歪み感がほとんどないという証だろう。聴き疲れしない音だ。長期バーン・インの成果かもしれない。音量を下げればクリアーさが増してくる。音像の定位もぴたりと決まっている。モニタースピーカーと銘打っただけのことはある。ポテンシャルは非常に高い。本格的な部屋のチューニングを行う気持に拍車がかかった。
小一時間ばかりの聴き込みだったが、欲求不満が一気に解消された。課題は多々あるものの気持がスーッとして、今日の天気と同じような晴れ晴れとした気持になれた。
9月23日
HPを開設して3ヶ月経った。訪問者の方達に後押しされるように、部屋のリニューアルや機器の入れ替えが進み、わずか3ヶ月の間に部屋の様相は一変し、自分でも少し戸惑いを感じている。
また、調子に乗って更新を続けていたらHPのWebSpeceもほとんど飽和状態になり、近々大掛かりなメンテナンスをしなければ更新が危うくなってきた。容量の残りが0.3MBしかない。部屋のリニューアルもさることながらHPも整理せざるを得ない。画像の1枚の処理にも結構時間がかかるので、少しまとまった時間がないとメンテナンスができない。10月の連休まで容量が持つかどうか不安である。
長期に渡ったJBL4348のバーン・インが終了した。本体に巻きつけてあったフェルトを取り、久々2週間ぶりに48の面構えを拝んだ。外観上ユニットに異常は見当たらない。一昨日届いた「シャフト弁慶」をボードの上に並べ、いよいよ本体をその上に乗せる。さすがこればかりは一人では出来ないのでサポーターを頼んだ。慎重に持ち上げ、シャフトの上にゆっくり乗せる。両端のスペースが余りないので、作業は少し難航した。
無事セッティング完了。事前にガラス板でシャフトの高さのガタつきを確認、調整していたので、SP本体を乗せてもガタつきはほとんどなかった。わずかに左右2本のシャフトがくるくる回ったので、その部分にアルミ箔を折り曲げ何枚か挿んで緩みを止める。SP本体は車のタイヤ交換用のジャッキを使いわずかに持ち上げ、出来た隙間にアルミ箔を挿み込む。こうして何度か同じ作業を繰り返し、そのうち全てのシャフトが回らなくなった。7本のシャフト全てに負荷がかかったことになる。

48は根が生えたようにびくともしなくなった。全くガタはない。水準器を天板Iせ計って見ると見事に水平が出ている。ケーブルをつなぎいよいよ音出し。緊張と喜びの一瞬だ。出る出る音のエネルギーがほとばしり出てくる。ロング・バーン・インによるトラブルはなかった。とりあえず一安心だ。これから細部の調整に入っていく。
バーン・イン後の48の音
何枚かのリファレンスCDを聞いてみる。バーン・イン前後の違いは今日聴く限り分からない。48の音自体については後日ゆっくり試聴記を書いてみたい。今日は音出しテストに徹した。音量を徐々に上げていくうちに、音のエネルギーの大きさに部屋のあちこちでビリビリ、カタカタ共振が起こり始めた。予想はしていたもののかなり激しい。天井も触ってみると振動している。これは五合枡一升酒の例えではどころの騒ぎではない。10帖の部屋には48は大きすぎる。分かってはいたものの実際にこの耳で体感すると、相当の難物を持ち込んだ事を改めて認識させられた。これから先長期に渡って部屋との格闘が始まる。イバラの道だが、相手に不足はない、大人しく飼いならすのではく目一杯能力を引き出してやろう。挑戦意欲がメラメラと湧き上がってきた。

9月22日
会社のゴルフ好きのメンバーが集まってコンペを行なった。年に4回ほど定期的に行なっているが、若い人の腕の上達にはもうついていけない。ついこの間まで100前後だった人が80台を平気で出してしまう。勿論効果的な練習が上達の基本だと思うが、シニアの仲間に入ったオッサンはギアで何とか巻き返しを狙いたいと思っている。ゴルフもオーディオもギアに凝ろうとするところは、変わらぬサガか。「まっすぐ飛んでピタリと止まる」なんて広告に踊らされ、ショップで早速試打するところなんぞ、我ながら滑稽だと思ったりする。

富士桜カントリー倶楽部 ここで2週間前 フジサンケイレディスクラッシクが行なわれた。アマチュアの17歳
宮里藍ちゃんがこの18番ホールで痛恨の4パットを記した。確かにものすごく難しい。私はというと.....。
9月21日
予定よりも少し早くIronAAさんからスピーカーの台「シャフト弁慶」が届いた。3箱に分割されて配送されてきたが、とても重い。早速取り出しボードの上に仮セッティングしてみる。安定感が抜群によく、またガラス板を載せてみたがほとんどガタツキがない。素材もさることながら作りも大変美しい。手作り特注品のため価格は高めだが、ほとんどが材料費にかかっており、アイディア料・制作費はペイされないのではないかと思う。消耗品ではない、一生物として考えれば安い買い物だと思う。いや孫子の代まで使える。毛布やルームチューン品を買うのはもったいないと思うが、こういう物には手が出てしまう。私のバランス感覚は自分でもかなり偏っている、とは思っているが・・・。これで48が持てる能力全て発揮してくれたら、いい買い物をしたと思うに違いない。

IronAAさん製作の「シャフト弁慶」 仮セッティングの様子
48のバーン・インとほぼ同時にスタートしたもう一つのプロジェクト=D-55ESのチューニング、ほぼ予定通りに終わらせることが出来た。但しチークオイルによるオイルフィニッシュには手を焼いた。恐らくもう二度と手を出す事はないだろう。結果は手間隙をかけた割には満足していない。仕上がりがあまり綺麗ではないのである。ひとえに本体工作の精度の悪さと木材の材質による。私的にはシナの合板にはチークオイルは似合わないと思った。
SP端子は天板手前に持ってきたが、これは正解だった。ケーブルを内部の振動の影響を受け辛くしSPユニットから最短距離で外に出せる事と、ケーブルを途中で切断することなく直接アンプにつなぐ事ができた。因みにケーブルは江川工房の6N無方向性ケーブルを使ってみた。ある意味で両極端な長岡氏と江川氏の相乗効果を狙ってみた。48がまだ部屋の中に鎮座しているので、音出しはしていないが、今回のチューニングでどれだけ音が変化したか楽しみである。

明日はオーディオから離れて久しぶりにフィールドでゴルフ。48のバーン・イン解除は月曜日の予定だ。実に360時間に及ぶバーン・インを行う事になる。
9月20日
| 仕事の合間にインターナショナルオーディオショウを覗いてきた。お目当てはハーマンの展示会場。これからのJBL4348のセッティングの参考にしたいと思いブースに直行した。丁度評論家の石田義之氏が講演していた。一番前に座り話と48の音をかぶりつきで聞いてきた。展示会用の急ごしらえのセッティングではあるが、48の音の傾向、エッセンスは確認できた。ホーンの音がよかった。石田氏の話によると48は形は似ていても「旧来の43シリーズとは一線を画す次世代モニターだ」という事を各ユニットの特徴を説明しながら力説していた。特に歪み感の少ない新開発デュアルボイスコイルのミッドバスが出色で、これが新48の音を支配している旨説明していた。講演終了後個人的に話す機会があり、余興で2ショットを撮影してもらった。 |

今の私の関心事は、48のセッティング。まず基本中の基本、土台選びにかなり時間をかけている。基本的な部分なので、ここをしっかりと決めておきたい。ケーブルだアンプだという話は、まず基本をしっかりと押さえてからの問題で、SP本体がぐらついたり、インシュレーターで固有音が乗ってしまうようでは話にならない。迷いだしたらきりがない。何を選ぶか100人いれば100通りの方法論があるように思う。SP台については選択基準として「材質」・「構造」・「高さ」・「価格」を考慮した。台ではなくインシュレーターまで視野を広げると百花繚乱、入り乱れて混乱する。
そこでまず「高さ」で絞り込んだ。4348は最低でも140mm以上持ち上げるようにとのメーカー推奨がある。そこで単体で140mm以下のものは、選択範囲から外した。「材質」については石材系、木質系、金属系に大別される。
石材系
昔は建築用のブロックが安くて高さもあり重宝されていた。カンカンなる固有音を無くす為に、これに砂を詰めたり銅版で覆ったりブチルゴムでダンプしたりで、バリエーションも多かった。私も散々遊ばせてもらった。今はほとんど見かけなくなった。時代の移り変わりを感じる。石材系では今御影石が主流を占めているようだ。
金属系
タオックのベースシリーズは一時期大流行した。しかし固有音を敬遠する人もおり、今はかつて程のブームではないような気がする。私は今でも持っている。SP台には使っていないが、工作時の重しや機器の仮セッティングの時は重宝している。一時期ボードの上に乗せ、これをJBL-S3100の天板に乗せて箱鳴りを防ぐ為に使っていたこともある。
木材系
ウッドブロックも多種ある。材質にもかえで、桜、あさだ、集積材等様々あり、そしてそれぞれ材質固有の響きがある。
いろいろ考え、調べた結果、製品理論に共感ができたIronAAさんの「弁慶」を使うことにした。しかしIronAAさんでは140mm〜200mmというようなスタンドは製品として作っていない。そこでIronAAさんと何度となく打合せを行い、今特注品を製作して頂いている。一番苦慮したのは「高さ」であった。低すぎても高すぎてもいけない。この弁慶シリーズはガタツキを完全になくすため、他のインシュレレーターとの併用を禁じている。一度高さを決めたら調整は不可能なのだ。本来カット&トライで最終高を決められればベストだが、そういう訳には行かない。いわば賭けみたいなものだ。高さ170mmとした。名づけて「シャフト弁慶」と言うらしい。材質にも特別のこだわりを持っている。高炭素クロム軸受鋼鋼材の無垢材から削り出し、特殊な熱処理の高周波焼入を施した上で硬質クロムメッキを施しビッカース硬さ1000HVを実現させている、という代物だ。この辺の理論と製品コンセプトはこちらに詳しく書かれている。
http://ironaa.com/no1.html
今度の連休前後には特注品のシャフト弁慶が手元に届くと思われる。
170mmへのこだわり
微妙な寸法だ。
自室の床はフローリングだが、平面精度は今ひとつ。900mm×400mmのガラス板を敷くとわずかに両端でカタカタと音が出る。完全な水平が保たれていない。そこでタオックのサウンドクリエイトボード(高さ40mm)を床の上に置いた。併せて床の補強を兼ねてみた。ガタツキと水平は水準器を見ながら薄手のフェルトを挟みながら調整した。4348の初セッティングの際、高さ200mmのタオックの上に置いてみた。ツィーターの位置が視聴位置の耳の高さより若干上になってしまった。椅子に座って耳までの高さを測ったら100〜105cmだった。聴く姿勢によって若干変わる。この高さにツィーターの位置が来るように計ってみたら、170mm持ち上げる必要がでてきた。ツィーターの高さを170mmの根拠とした。一度決めたらもう後には戻れない。低音のかぶり、ふくらみ、量感、定在派等の調整はもう高さで調整することはできない。他の方法でこれらの課題を幾度となく試聴しながら乗り越えていかなければいけない。苦労のあとに必ず美音がまっていることを信じながら。
9月19日
ここのところ急に寒くなったおかげで、我が家では毛布失踪追求事件が起こったが、その後の、顛末記を少し。
さすが、かみさんには毛布の使い道は話せなかった。それでなくともオヤジの道楽には散々手を焼いている(と思う)ので、この期に及んで人様をさしおいてSPを暖めていたなどとはとても言えるはずがない。「あなたは家族よりもオーディオが・・・」などと軽蔑の眼で見られることは目に見えている。毛布に変わる代替品を至急手配して、何事もなかったように「ハイ毛布」と引き渡してやりたい。今の毛布はまだ十分に使えるので、新しい毛布を買うのはもったいない。つらつらと考えている内に名案が浮かんだ。バーン・イン後にも活用できて対費用効果が高い物?・・・ありました。粗毛フェルトである。早速ワンロール20m物を購入して、毛布の変わりに48に巻きつけた。もちろん毛布は何食わぬ顔をして「ほら これ」とノーコメントで返却した。

ところでフェルト、こちらはウール100%だから化繊混入毛布より遮音(吸音)特性が優れている。3周目くらいでガクっと音が消えた。 このフェルトはバーン・インが終わったらルームチューニングに使う予定だ。Mayさんの部屋にお邪魔した時、ヘルムホルツ理論に基づいたASCのチューブトラップT94が置かれていた。k’sの山本さんと川崎さんがバトルを演じた円筒形の吸音材だ。コーナーの低音を程よく吸収してくれるとのこと。これは高額商品なのでルームチューニングにそこまでの出費はしたくない。出来れば布団や廃物利用で手を打ちたいところ。そこで自家製チューブトラップをこのフェルトで作ってしまおうという計画だ。
要は部屋のコーナーにフェルトのぐるぐる巻きを置いて、低音の吸収をカット&トライでチューニングしてみようと言う訳。別に昔やっていたダンボール箱にキリでぶすぶす穴を開け、中に綿を詰め込んだ物を置いても構わない。が、少し見た目を良くして、「お!チューブトラップが置いてあるじゃん」とM君に羨ましがらせて、実はと切り出し「な〜んだ」と落ちを狙う予定でいる。M君はネットウォッチャーではないので、この辺の経緯は分からない。
フェルトの5重巻き 自家製チューブトラップ用の芯材
カーテン屋さんでもらって来た
無事毛布が戻って我が家は今安泰だ。私も思わぬ余禄にありつけそうで満足している。それにしても東京は急に秋になってしまった。
9月18日
ようやく晴れた。東京は週末からずっと雨模様だった。おかげで、てんぷら仕上げを施したD−55は土曜日から部屋の中。これが臭いといったらありゃしない。部屋に入るたびにチークオイル特有のえもいわれぬ臭いが充満し鼻を突く。この臭い、恐らく部屋の繊維系の物(ジュータンその他)や紙類に乗り移り当分の間消えないのではないだろうか。作業をした私の服にも匂いが染み付き、家族からヒンシュクを買ってしまった。作業のタイミングを誤った。オイルフィニッシュ作業は週間天気予報をチェックし計画を立てなければいけない。
これだけの面積のオイルフィニッシュは初めての経験だったが、、ニスやペイント仕上げと異なり結構手間が大変だ。下塗りだけでも最低2回、それに研ぎ出し、そしてまた仕上げオイルを塗り、最後に研磨。おまけに完全にオイルが定着し乾燥しする3ヵ月後くらいにもう一度オイルを塗って始めてフィニッシュ。専用の作業場や屋外での作業ならいいが、私のように部屋の中で行うと、匂いの問題があることを始めて知った。本体から匂いが完全になくなるのにどのくらい日数が必要なのか今の所分からない。これで出来上がりが不満足だったら目も当てられない。まさに気力が老いるフィニッシュになってしまう。
朝一番にベランダに引きずり出し、天日干しを始めた。これで臭いが幾分とんでくれればありがたい。ナンノさんはどう対処したのだろうか?
しばらく好天が続いてくれることを期待する。
48のバーン・イン、10日が過ぎた。ちょうど240時間経過した段階でソフトを交換した。予定ではよく聴くJAZZのソフトに入れ替える予定だったが、PADのシステムエンハンサーが手に入ったので、中間で試してみることにした。私がバーン・インを行なっていることを知ってある方が貸して下さった。前から存在は知っていたが、とても高くて手を出す気にはなれなかった(定価¥35,000)。このソフトは月に1回の頻度で再生するといいらしい。そうすると29日間は宝の持ち腐れな訳で、確実に回転することが出来れば20人くらいのグループで持ち回りで利用すれば有効利用できていいなと思った。このソフトの情報はこちらから。
http://www.cs-field.co.jp/pad/products/sys.htm
9月17日
48のバーン・インも今日で9日、226時間経過した。CDP、アンプそして48も異常はない。相変わらずのウエーブ音を出している。バーン・インソフトは切りのいいところでもう1日(合計10日間)だけXLOを使ってみる。
バーン・インを行なう前に1日だけ48を視聴した.。その時気になったことがあった。あまりの音圧で天井の蛍光灯のカバーがビリビリ共振してしまった。D−55やS3100では経験したことがない空気の揺れだった。そこでこの蛍光灯を取っ払ってしまおうと考えた。普段音楽を聴く時は消しているし、何か作業する時も他の光源で間に合っている。見た目にも野暮ったい。いわば我が家の盲腸みたいな物で必要悪。
ならばと、取ってはみたものの、少し光源的に寂しい。よくしゃれたカフェバーや気の利いたレストランにはハロゲンのスポットライトが使われているのを思い出し、早速こいつを取り付けてみた。作業はいたって簡単である。むき出しになった取付金具にスッポトライト用のレールを取り付けるだけ。案ずるより生むが易し、気になることはさっさと片付けてしまった方が気持ちいい。これで天井の共振を心配することがなくなった。
これはしゃれていてなかなかいい塩梅だ。インテリアの雑誌を見ると、光のコーディネイトで部屋の雰囲気ががらっと変わる記事をよく目にする。実際にやってみてこれほど効果があるものとは思わなかった。横文字で表現するとソフィスティケートされた、って感じかな。今までインテリアにお金をかけるよりソフトの購入、という私なりのプライオリティが確立していたが、ちょっと脇道にそれてみるのもたまにはいいものだ。


今日の4348 後光
9月16日
studioK’sの「音に戯れる会」に出向いた。今回の出し物は@廉価版カートリッジと超10万円のカートリッジの聴き比べ Aパーペチュアルテクノロジー社のノーマルP−3AとModWriteによる改造P−3Aの聴き比べ(完全ブラインドテスト)であった。
カートリッジの聴き比べ、廉価版ではデノン103Rが頑張っていた。余り癖がなく音楽表現もなかなか。さすがジャパンスタンダードといったところだ。かたや高額品ライラのヘリコンでは微妙に雰囲気が変わる。音色的には艶が加わる。バイオリンを聴くと違いが分かる。今まで聴こえなかった音も聴こえてくる。この微妙な雰囲気の差に14万円(価格差)の投資ができるかは、これまた微妙なところだ。
P−3Aの比較試聴はとてもおもしろかった。今日の参加者は11人だったが、5人ずつに分かれ、最初の5人が衝立を立ててP-3Aをセットする。この時ノーマル版にセットしたか改造版にしたかは最初の5人しか分からない。ブラインドテストを完全なものにするため、両P−3Aの前に黒い紙を貼り、どちらが作動しているか全く分からなくする。さて、いざ試聴開始。同じソフトを3枚ずつかけて機種を交代する。
これがまた面白いほどに違いが分かる。私の耳には(決して自慢するつもりはないが)明らかな違いが聴けた。
第一ラウンド終了。どちらが改造版かを言い当てるのではない。どちらが好みの音か挙手してもらう。結果はほぼ半々に分かれた。で、私はどうかというと、好みの音は何とノーマル版の方であった。
好みの音の方が改造版とばかり思い込んでいた私。ほ〜らやっぱり改造版はいい音だと言わんばかり、聞かれてもいないのに自信満々真っ先切って「こっちが改造版でしょ」とセットした人に確認をもとめた。次の瞬間周りからどっと爆笑が起こった。見事にはずれた。・・・・独り、7万円もかけたのに・・・・と心の中でつぶやいていた。そこへ柳瀬さん他何人かが温かいフォローの言葉をかけてくれ、私も「ナチュラル ナチュラル そう改造版は本物の音に近いのだ。今は音の力強さに耳が向いているが、いずれ改造してよかったと思える日が来る」と自分に言い聞かせていた。
第二ラウンド、ソフトを変えて試聴。やはり両機種にははっきりと違いが出た。ここでも私の好みはノーマル版。参加者も好みが分かれた。
私の印象
ノーマル版:エッジが立っている 音の輪郭がくっきり ボーカルの子音が若干きつい 解像度が高い 力強い
改造版:音がなめらか 柔らかい ピアノなど角が取れたような音 ナチュラルで聴き疲れしない
今回の試聴で自分の好みの傾向が再確認できた。私は非繊細派、つまり音のなめらかさよりも力強さ 柔らかさよりもエッジが立った音がどうやら好みらしい。
ただし、今回のブラインドテストは全く同じ条件、という訳ではなかった。実はノーマル版は117Vの昇圧した電源、改造版は100V仕様のままという電源事情だ。ひょっとしたら、音の傾向の違いを色濃く反映させたのは、この電源の違いがあったのかもしれない。そうなるとこれまた面白くなってきた。改造版を117Vに昇圧して聴いてみるとどんな違いが出てくるだろうか。今日はその実験は行わなかった。
今私の興味はそちらに向かっていった。参加者の方も、電源は決して馬鹿にしてはいけないと話していた。電源強化はオーディオの基本的なアプローチであることは間違いない。近いうち改造版を昇圧した強化電源で鳴らしてみる事にしよう。私の強化電源は昇圧すると何度かダウンしてしまったが、何らかの対策をしてみることにする。
しかし、「戯れる会」はおもしろい。色々な感性の持ち主が一同に会し、実験、聴き比べを通してそれぞれの意見を話し合う。一人で聴いていたのでは決して見えてこないものがある。新たなオーディオの楽しみかただ。視(聴)点、、切り口、アプローチは人それぞれ違う。他の人の意見を聞きつつ自分に戻って整理・検証してみる。少しずつ自分の耳が肥えていくのがわかる。今日も新しい自分を発見出来た。
9月15日
東京は急に寒くなった。家では毛布がないと大騒ぎ。かみさんは私が家中の毛布をかき集めていたのは知っていたが、よもやSPぐるぐる巻きに使っているなどとは知る由もない。毛布はあと1週間は必要だ。なんとか手を打たねば。
手を打たず逃げるように足を使った。今日は昼過ぎからオーディオルーム探訪のミニツアーに出かける。最初に訪問したのはオラクル使いの名人、OTさんのお宅。OGさんが先客としていらしており、一足先に美音を楽しまれていた。
最初に部屋に案内され、目の前に置かれた機器類にしばし目が耳が釘付け状態になった。使われている機器類もさることながら、適材適所というか収まるべき場所に機器類が整然と置かれている。私の理想とするセッティングのひとつだ。手に届く範囲に全ての物が合理的に配置されている。ついこの間まで私の部屋もこれに近いようなセッティングをしていた。しかし私の所とは近いようで遠い。欠けているもの、それは生活の「匂い」と「温もり」。音楽、そしてそれを奏でるオーディオが日々の生活の中に自然と溶け込んでいる。
溶け込んでいたのは生活だけではない。セットしたばかりのSP-10IIがまるで昔からの主のようにこの部屋の真ん中にに鎮座しており違和感なく他のシステムに溶け込んでいた。つい最近手に入れられたSP-10IIは御影石ボードに収められ、クラフトの3000ltd.+オルトフォン専用エキステンションのコンビにはSPUが。そこから拾われた音はEAR834P
等を通ってアンサンブルのスピーカーへと導かれている。このアンサンブルのスピーカー、割と小型だが実にいい味を醸し出している。
いい味といえば奥様の手作りのいなり寿司。これがおいしかった。ぎゅっと握られているので、1個でも小さめの茶碗1膳分くらいの量がある。いつの間にか私もOGさんも5つもほおばっていた。なんでも蓮の実?入りとか。自家製生姜の甘酢漬けとなす、きゅうりのぬかずけも美味かった。料理の得意な奥さんがいると幸せだなア。
幸せなOTさん。娘さんがもうオーディオにはまりかけている。かえるの子供はなんとやら。手作りでこんな物まで作られている。ひとつはオラクルのオブジェだ。今の大半の子供たち、レコードプレーヤーなどお目にかかる機会などほとんどないというのに。オーディオが家族中に浸透している。

娘さん、次はオラクルのCDPが欲しいとやら・・・
ひとしきり美音に包まれた後、OTさん一家とOGさんとで横浜のFさんのお宅にお邪魔した。Fさんとお会いすると、この言葉が自然に浮かんでくる。「実るほど こうべを垂れる 稲穂かな」。いつものように(といってもお会いするのは2回目だが、もう何年もお付き合いしているような錯覚に陥る)、ニコニコと物腰やさしく出迎えて頂いた。Fさん宅には近所のオーディオ仲間 IMIZさん がいらしていた。IMIZさんはS101(ランサー)を球の845で鳴らしている。昔から球一筋とのこと。
話には聞いていた。が、やはりびっくりした。書けば1行で終わってしまう。さらりと、A−5とWestminster
ROYALがラインナップに加わっていた、で。う〜ん、Fさんのバイタリティと行動力はどこから来るのだろう。このあくなき追求心の根源は一体何なのだろう。
前回の訪問時に聴き逃したオラクルやガラード、そして調整が終わったLP12とプレステッジ、次から次へとアナログを聴かせて頂く。
9月14日
| 今日は特製てんぷら料理を披露する?!。 オーディオとてんぷら、どんな関係があるのかって?D-55のチューニング、といってもぴんとこないと思う。これで何をするのか分かった人がいたら座布団10枚。答えは雑記帳?14にある。予定よりも早くD-55ESのチューニングが終わりそうだ。 4348のバーンン・インは明日で1週間になる。CDPもアンプも異常なし。4348も相変わらず規則正しいウエーブ音を出している。今日は午後から在宅できたので、少し冒険をして音量を90まで上げてみた。マッキンのレベルメーターの針が40W付近まで振れていた。普段はこんな音量で聴いたことはない。 |
逆相接続・毛布ぐるぐる巻きでなければパトカー出動の大音量のはずだが、聴こえてくるのは中高音部の唸り音のみ。だが、本体は音にはならない波動でかなり振動していた。音が出ない事を幸いに、あまりいい気になっているとユニットを壊しかねないので、早々にレベルを下げた。

とうせんぼ
9月12日
車の慣らし運転とスピーカーのエージングは似ている所がある(まあ機械物全てに共通して言えることでもあるが)。私の友人にカーキチ(もうこの言葉は死語かな)がおり、彼は新車購入時に儀式のように次のようなことをやっていた。買ったばかりの車(マニュアル車)を東名高速道路の左ラインで1速だけで走らせる。4000回転をキープしながら1時間以上、そして2速だけ3速だけとタコメーターを睨みながら走らせる。何とかというオイル添加剤(マイクロン?)を入れて、エンジンに焼きを入れると、その後の車の調子はすこぶる良くなると豪語していた。
私も少しだけ真似してみた。さすが1速だけで走らせる勇気はなかったが(1速も何も私の車はオートマ車だったから、はなっからできなかったが)、低速ポジションで回転数を高めにして深夜の首都高を何週も走り回ったことがある。そのお陰かどうかは分からないが、その後確かに調子よく7年間ノントラブルで良く走った。ここぞという時アクセルを踏み込むと気持いいくらいエンジンが吹き上がって加速した。
中古車ディーラーに聞いたことがある。中高年者がおとなしく乗っていたクラウンやセドリックは走行距離が短くても手を出してはいけない。やわな運転にエンジンが慣れてしまい、ろくな走りしか出来なくなるとか。嘘か本当か確かめた事はないから分からない。
が、スピーカーでは慣らし運転の仕方によって、その後のスピーカーの鳴り方に差が出てくるという事は身をもって経験した。以前ダイヤトーンのDS1000という密閉型のSPを使っていた。あいにく当時はアパートの四畳半で上下階、両隣りに気を使いながらおとなしく、オトナシーク鳴らしていた、。いやそうせざるを得なかった。ところが私の友人にシステムもほぼ私と似たような構成でDS1000を一軒家でガンガン鳴らしていた奴がいた。その後私もいくらか出世して、憧れの鉄筋コンクリート造りのマンションを借りることが出来た。そして7.5畳の部屋でDS1000をかなりの音量で鳴らすことが出来るようになった。ところがおとなしく鳴らしすぎていた4年間の差は大きかった。彼のようには鳴ってくれない。全然違うSPのように思えた。
STUDIO K'sのKEFは素晴らしい音で鳴っている。初めて聴かせて頂いた時に、能力100%出し切っているという印象を受けた。JAZZ喫茶メグのエレボイもよく鳴っている。ともに臨界点近い音量、しかも1日8時間以上音を出しており、鍛え抜かれているからだと思う。そこへいくと、メグと同じ吉祥寺のA&Fのウエストレイクの音はまだまだ鍛えられ方が足りないなとい感じた。これからが楽しみだなと思っていたら、いつの間にか店をたたんでしまった。
今4348を2速走行くらいで、かなりハードなエージングをしている。音を聴けないのが残念だが、今後の10年を考えた時、今行なっているエージングが必ず実を結ぶ時が来ると信じている。
今日D−55ESのチューニング第一段階、バッフル背面の拡張作業が終わった。今日も1時間という枠の中での作業だったが、セッティングの手間がないのと作業慣れのためか、あっという間に終わらすことが出来た。仕事もこのように段取りよく終わればいいのになぁ。
今日の4348 添い寝を見守る父親

9月11日
半蔵門で打合せがあり、帰りに少し足を伸ばして四谷の「イーグル」に寄ってみた。夜9時過ぎだったので、カフェバータイム。低めの音量、客のざわめき、店内はリラックスしていた。久しぶりに行ってみたが、JBLと飾りの自転車、店内は30年前と全く変わっていない。[ジャズ喫茶]が死語となりつつある昨今、イーグルのような店がいつまでも残っていて欲しいと願うのは私だけではないだろう。
イーグルでは9月28日15時から中山氏を招いてマイルスの追悼イベントを行うとの事。顔を出してみようと思う。
限られた時間の中で何ができるか。今日は1時間に挑戦してみた。スケジュール的に23時から0時までしかお遊び時間がとれなかったので、その中でD−55ESのチューニングをやれるだけやってみた。チューニングメニューはすでに決まっている。今日はバッフル背面のユニット取り付け穴の拡張。ユニット背面からの空気の流れを少しでもストレスがかからないように斜め45度に削る作業だ。一本目の途中でタイムアウトになってしまった。続きはまた明日行う。少しロングスパン作業となるので、雑記帳で経過をUPしていく予定だ。

今日の4348 ぬりかべ〜

9月10日
| 部屋に入るたびに毛布で包まれたみすぼらしい姿が目に入るので、今日は少しお化粧をしてみた。ベッチンもどきのカーテン生地があったので、それで包んでモニュメント風にあしらえてみた。う〜んこうして見るとまさにモノリスに見えてくる。部屋の真ん中にドーンと突っ立って異彩を放っている。始めての来訪者はよもやこの中にスピーカーが入っているとは思えないだろう。音楽の聴こえない部屋になってしまったので、こんな遊びで気を紛らわしている。でも毛布よりはいくらか見栄えがいい。 |
モノリス |
9月9日
| ダンボールハウス?! |
バーン・イン1日目終了34時間経過。部屋に入ると相殺されない中高音部のサインウエーブが周期的に聴こえてくる。なーんて事をこれから2週間毎日書いていっても芸がないし意味もないので、トラブルがない限り経過報告はやめにする。これから暫くは変化のない日々が続く。 仕事の合間に東急ハンズに寄って2mm厚のコルクシートを買ってきた。ついでに特殊やすりも購入した。これで何をするかは天野さんだけが知っている。 現状部屋では4348が不気味なうなり声を上げており、他のシステムでも音楽を聞くことが出来ない。そこでこの期間を利用して、前々か |
| ら予定していたD-55ESの調整を行おうと思っている。第一空気室の4隅をコルクシートで曲面化処理しようという計画だ。D-55はFE208ESに交換してからみるみる音が良くなった。しかし208ESのどでかいマグネットのせいで第一空気室の容量が減ってしまった。D-55ESが35Hz位までしか低域が出ないのはそのせいもあるかもしれない。そこでます特殊やすりでユニット裏側のバッフル面をテーパー状に削り、少しでも空気の流れを良くし、併せて空気室の容量をいくらかでも増やしてみる。さらに空気室の四隅をコルクシートで曲面化し定在波の発生を防ごうという目論見である。 とりあえず今日は材料だけ手に入れて、工作は毎晩少しずつ進めていこうと思う。D-55も4348に負けず劣らず重い。こいつも一人で移動させるのは骨が折れる作業だ。 |
9月8日
今日からJBL4348の本格的なバーン・インを始める。重量物の移動を伴うので余程アシスタントを頼もうかとも思ったが、時間的な問題があり、結局一人で行った。午後から予定が入っていたので、朝早くから始めて午前中にはトラブルもなく無事終わらすことができた。また暫く音楽が聴けない生活に逆戻りだ。部屋の中にドーンとモノリス(黒くはないが)みたいに突っ立ていたのでは、D-55側でもまともな音は聴けない。
オーディオに興味のない人やノーマルな人から見ればちょっと??と思うかもしれない。なにもそこまでしなくてもいいのでは....。中小型のSPなら容易にできる事だが、100?近くもある大型だから奇異に写るのだと思う。しかしS3100の時もそうだったが、強力なボイスコイルと大きな振動板を持つ15インチクラスのウーハーのバーン・インは普通の方法だと時間がかかりすぎる(ウーハーばかりではない、ホーンシステムも)。焦っている訳ではないが、時間の有効活用という意味で、このバーン・インの方法は合理的だと思う。夜間や平日、音を出していない時間帯でも、この方法を取れば、比較的早く機器自体の本来機能を発揮する事が出来るようになると思う。周りに迷惑をかけることなく、音を出さなくても?バーン・インができるのだから。
音楽を聴けなくなるこれからの2週間は雌伏期間として我慢し、アナログの調整やら、やり残していたメンテナンス等、もっぱら細かな作業に集中していくつもりだ。
バーン・インを開始したJBL4348

なんだこれは ちょっとやりすぎ?詳しくは雑記帳?14をご覧下さい。
毛布をかけるところなんぞ、まるで醸造のイメージだ。麹が醗酵するように
この2週間で4348もいい具合に角やきつさが取れ、芳醇な響きを醸し出して
くれるのではないかと期待している。
9月7日
今日はバーン・イン用セッティングを行う前に終日48を聴いていた。ここ暫く部屋のリニューアル・整理のためまともに音楽を聴いていなかったので、欲求不満も溜まっていた。堰を切ったかのように次から次へお気に入りの音楽をひたすら聴きまくっていた。始めはいくらか分析的な聴き方をしていたが、そのうち細かい事はどうでもよくなり、音楽そのものを楽しんでいた。朝から夕方まで音楽に浸ったのは久しぶりだった。。
48は良く鳴る。少し拍子抜けした。4343や4344の苦労話を散々聞いていたので、相当覚悟をして48を導入したが、意外と鳴らしやすいスピーカーだと思った。まだたった1日で四の五の言うつもりは毛頭ないが、私的には最初から相当ハイレベルの音を聞かせてくれるので、これからの調整が楽しみだ。低音も素直に良く出ているし、ホーンのきつさも特段感じない。バーン・イン用セッティングはやめて、このまま自然体で時間をかけて慣らしていこうかと思ったくらいだ。
9月6日 憧れの43シリーズがとうとうやってきた。

オーディオを長くやっていると、誰でもお気に入りのショップや気の合う店員さんと巡り合うと思う。ユニオンのSさんとはもう10年以上のお付き合いをしている。今○○店の店長をしているが、新宿店にいた頃からお世話になっている。私が大物のオーディオ製品を買うときはこの人から買うことに決めている。今ある大半のオーディオはSさんを通して購入している。量販店や通販・ネットショップで安い買い物は出来るが、製品の評価や情報を聞いたり、現用機器との相性、システム全般についてのアドバイスを受けたり相談する事はできない。
Sさんは決してお仕着せがましくない。常に一歩引いている。こちらの質問や相談に対しては的確に答えてくれるが、無理に購入を勧める様なことは決してしない。情報は提供するが、決めるのはあなたですよ、そういうスタンスだ。だから信頼がおける。何より私と波長が合う。私のオーディオコーディネーターとこちらが勝手に決めている。
そのSさんとハーマンのKさんの特別の取り計らいで販売開始早々にJBL4348が我が家に来た。初期ロットは販売店の展示用がメインだから、コンシュマーに回される数は限られている。9月22日から始まる輸入オーディオショーを終えてから本格的な販売が始まるとのことだ。場所や店によっては展示すらされていない4348が、いち早く自宅で聴けるとは幸運である。これもひとえにSさんのお陰だ。普段のコミュニケーション、信頼関係がいかに大切か痛感している。
JBL4348がやって来て、ひとまず当初予定してた部屋のリニューアルは終了した。これからじっくりと調整と聴き込みに入っていく。4348の鳴らし込みの様子は長期戦になるので、別記雑記帳にその様子をUPしていく予定だ。

JBL-S3100の後がまに居座る4348 デカイ! 経済的理由や部屋の広さで諦めかけていた43シリーズだが、ついにこの手に
9月5日 余興
この部屋は音楽専用の部屋で、ビジュアル系の機器は置いていない。くどいようだがTVもPCも置いていない。ピュアオーディオにこだわっている。ビジュアル系機器を置いてしまうと、そちらに目が行き音楽に集中できなくなってしまう。限られた時間を好きな音楽を聴くためだけの部屋として使っている。
HPで私生活のことに触れても野暮ったいが、ちょっとだけ。平日は朝7時過ぎから夜10時ごろまで会社で仕事をしている。現場に出たり、営業に出たり、事務処理をしたりで、音楽との関わりは皆無である。スケジュール調整をしてたまにこの部屋に逃げ込む事もあるが、それはイレギュラー。Nightさんや山本さんのように身近に音楽を聴きながら仕事ができる環境が羨ましい。
帰宅後は食事をしたり風呂に入ったりで、11時過ぎから自分の時間になる。その時間になるともう大音量では音楽を聴けない。必然ビデオを見たり読書したり、インターネットを見たりになってしまう。小音量で再生しても、かえってストレスが溜まる。JAZZは大音量でかぶりつきで聴く癖が若いころから身についてしまった。せいぜいBGMとしてバロック音楽や室内楽を小音量で流す程度だ。
土曜日は基本的にアウトドア(家出)ライフを心がけている。遠くはゴルフに釣りに、近くはライブやコンサート、各種催し物、そして映画館、JAZZ喫茶へと。友人と会ったり、家族サービスもちょっぴりと。家から極力出るようにしている。
そして日曜日の午後、この時間帯こそが私の音楽生活だ。この限られた時間だからこそ、できるだけいい音で音楽を聴きたくなる。また時間が限定されているから音(楽)に集中できる。いい音が出ているとストレスが解消される。それでも大体集中して2時間も聴くと疲れてくる。そこで機器をいじくりまわす。こんなサイクルでここ何年も過ごしている。
ご多分に漏れず、私も以前AVというかホームシアターに走った事もある。映画が大好きなので、自宅で大画面と高音質で映画(ビデオ等)が楽しめたらこれにこしたことはない。ちょうどHiViという月刊誌が出た頃だった。当時、三管プロジェクターは私とは別世界の人達の機器であり、せいぜい大型のTVを買って楽しむのが関の山であった。しばらくしてからシャープの高性能液晶プロジェクターが割りと安く市場に出たときは購入するかどうかかなり迷った(安いといっても三管との比較の上で、やはりなかなか手を出せる代物ではなかったが)。ローンを組めば買えない事はない。あの時液プロを買っていたら、今恐らくホームシアターにどっぷり浸かっていただろう。一時ホームシアターにはまりかけたが、オーディオと両立させるのは難しい。専ら経済的な理由で一定の所でやめてしまった。どんなに逆立ちしても映画館の大画面と音響と雰囲気にはかなわない。今映画は見たい映画を選んでなるべく映画館で見るようにしている。

昔取った杵柄?でちょっと悪戯心が芽生えた。SP間のラックを移動したら白い壁がどーんと目の前に現れた。いずれレコードジャケットでも飾るつもりでいるが、ここをスクリーン代わりに使ってみたくなった。パナソニックの液プロ(お気軽シアター)を持ってきて、DVDを写してみた。壁に直接投影してみたが、これが結構いける。細かいことに目をつぶれば、割と楽しめそうだ。少なくとも液プロをたまに見るとき使っている特性シーツよりはいい。癖になるかもしれない。イヤイヤ、この部屋はピュアオーディオに徹していく。少なくてもあと10年は。今日はあくまで余興で試しただけ。ホームシアターにのめりこんだら、それこそいくらお金と時間があっても足りなくなる。
明日はJBL-S3100に代わって、いよいよ新しいスピーカーが到着する。また当分受難の日々が続く事だろう。
五号枡に1升の酒を入れるようなものだから・・・・。
9月4日
せっかく昨夜大急ぎで部屋の最終整理を行い、新SPの受入れ体制を整えていたが、今朝ハーマン経由で運送会社から連絡があり、配送が遅れて夕方になってしまう旨連絡をもらった。もともと今日の午前中に配送してもらえるとの事で、全てのスケジュール調整をしていたので、他の予定はもう動かすことが出来ない。仕方なく今日(夕方)の配送はキャンセルした。明日も予定が目一杯入っているので、結局6日に配送してもらうことにした。今日新しいSPをお披露目できなくて残念だったが、ここまできたら1日2日延びようと余り関係ない。気長に待つことにした。
昨夜あせって整理したのが裏目に出たと思いきや、最後にもう一度だけS3100を鳴らすことが出来てよかったと思っている。床と本体の間のインシュレーターこそないが、S3100はご機嫌よろしく嬉しそうに鳴っていた。別にS3100の音が嫌で交換するのではない。大型ではあるが、2ウエイなので音が散漫になることなくまとまりがある。前記したようにホーンの出来がよく、うたい文句通り聴く位置が限定されずわりとラフに聴くことが出来る。

午前中の短い時間だったが、久々にマッキンとJBL、オルトフォンSPUとGT2000Xでレコードを聴いてみた。情報量がどうの、解像度がどうのというより、聴きなれた安心した音でJAZZを楽しむことが出来た。贅沢極まりない。うるさいことを言わずに、ここで達観してしまえばいいか。引き算はこれにてやめようか。現に今日はこれで十分満足したではないか。これ以上何を望むのか。今後の10年計画とは裏腹な想いが頭の中を駆け巡っていた。

SP側の側面
殺風景な部屋になってしまった。なんだか自分の部屋という感じがしない。もともとこの部屋は日常生活と隔絶された環境で、思う存分音楽を楽しむ、私的JAZZ喫茶、JAZZを聴く為だけの隠れ家、趣味の部屋、というようなコンセプトをもってスタートさせた。 今、音は確かにいい。しかしなぜか落ち着かない。手に届く範囲に何もない。慣れるまでにもう少し時間が必要だ。逆にそこまで待てるかどうか?
9月3日

夜10時過ぎに仕事が終わり、急いで部屋の最終整理を行った。整理に今までかかったが、ようやく当初の構想通り配置を終えることができた。しかし機器一つ一つがやたらに重い。マッキンなんか50kg近くある。一人作業はこたえる。腰が痛くなってしまった。
しかしこれでようやく新しいSPを迎え入れる準備がほぼ整った。SPの間に置いていたラックを取り払い側面に移動した。とりあえずは基本通りSPの間に物を置かず空間を取ってみた。どうもやる事が極端だ。ごった煮から素うどんになってしまった(笑)。寂しいくらいすっきりしてしまい、自分の部屋ではないみたいだ。いずれまたごちゃごちゃになってしまうだろうが・・・。アンプはやはりマッキンのMC352。当面シンプルにこれ1台だけで鳴らす予定だ。

恐らく対費用効果を考えても、もうバイアンプ化やマルチアンプ化には走らないと思うが、先々のことは分からない。以前マッキンのMC7300でバイアンプ化したことがあったが、費用をかけた割には効果は少なかった。
今から5年位前
MC7300×2
バイアンプ、原理的には優れているはずだが、私の耳にはシングルアンプと比べて極端な差を聴き取れなかった。耳が悪いのだろう。勿論低域の厚みや音場感などはいい方向へ変化したし、透明度もUPしたが、コストパフォーマンスは決して高いとはいえない。同機種だと軽く50万円以上の出費だ。同じお金を出すのなら、むしろ現用機を下取りに出してプラス50万円でより質の高い或いは出力の高いアンプへグレードアップした方がいいかなと思った。2年やってみたが、あるときシングルに戻したら「アレ〜?余り変わらないや」って感じてしまい、やめてしまった。音量、聴く部屋によって効果の出方が違うと思う。二アフィールド&小音量で聴いている限りシングルアンプで十分だと思った。
昔から一度はマルチorバイアンプをやってみたかったので、バイアンプ化してみてとりあえずは満足した。バイorマルチアンプっていかにもオーディオやってます、てな感じでカッコいいモンね。お金が余っている人が、お金の使い道に困った時にはいいかもしれない。要は何にお金をかけるかだ。といいながら中古で格安に同機種が手に入りそうだったり、新SPが思うように鳴ってくれなかったら、又泥沼に足を突っ込むかもしれない自分が怖い。
9月2日
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以前k’sの山本さんに無料でいいから引き取ってもらえないかと相談したこともあった。何せ物が大型なので苦笑しながら軽く断わられてしまった。それをついに手放す日が来る。発売当初から使っているので、かれこれ7年になる。最初は思うように鳴らず幾らかは苦労した。もっとも聞くところによる4344ほど厄介な機種ではなく、15インチウーハーがなじむに従って、たっぷりとした量感ある低音が出るようになってきた。逆にここ最近では出すぎる低音、というか箱鳴りに苦労していた。 変形ホーンのお陰で、割と狭い部屋でも視聴位置を気にすることなく良好な音場が得られた。2ウエイで本格的なホーンを備え、大型の割には比較的鳴らしやすいスピーカーで気に入っていた。姿かたちもいい。スーパーツイーターの追加で更にいい音になった。小型ブックシェルフタイプとは一味違う懐の深い奥行きのある音を聴かせてくれる。何といってもコンプレッションドライバーホーンの音がいい。これからが円熟期を迎えようとしているJBL-S3100プロトタイプ。 |

上のようなセッティングで5年以上聴いていた。最期にもう一度昔のようにセッティングして記念撮影を行いS3100とお別れする
ヒヤー!正直言って自分でもへどが出そうなほど安っぽいセンチメンタリズムだと思っている
再セッティング画像のように配置したが、残念ながら音出しはしていない。2ヶ月ほど前から処分を決めていたので、もしまたいい音で鳴り出したら当初の決心が揺らぐと思い、あえて聴いていない(本当はすぐばらすのだからコード類のセッティングが面倒くさいのだろという天の声あり)。前面に障害物がないので足回りを本格的に固め、コード類交換したら、恐らく素晴らしい美音を響かせてくれると思う。それでいいじゃないか。なぜそんなにお気に入りのSPなのに処分してしまうのか?
実は先日も書いたが、心・体とも充実している今、もう少しだけオーディオに苦労してみたいと思った。ゆっくりと、だが確実に老化が進んでいる現状、くどいようだし、現在70歳を過ぎてなおかつ現役でバリバリ音を聴いておられる方には大変失礼なことかも知れないが、私的にはこれから先10〜15年くらいがベストな状態で音を聴けると思っている。個人差があるのであくまでもわたし的にだが。これからの10年を、理想のMyFavorite
Thingsと一緒に過ごしていきたい。HPを立上げ、そのコンセプトに「引き算」を掲げたのも、見られているという意識のもとくじけそうな自分自身の心に鞭を打つ意味も多少含まれている。
Shiraz&CASPIANの購入時にも、死蔵品を処分した。今回のS-3100の処分時にもだいぶ物が減った。相対的に物が減り「止揚」というフィルターを通して「引き算」は少しずつ進行している。
B&WやWILSON、Dyaaudio TANNOY...など世界には銘記の誉れ高い製品が山とある。その中で何を選択するか。人に与えられた奪うことの出来ない唯一絶対の自由。それが選択の自由。決めるのは自分自身だ。何を選択するか、そこにその人の価値観が現れる。自分自身の価値観に基づき選択した結果はB&WやTANNOYではなかった。JAZZとの出会いがJBLで始まり、そして終わりもJBLで締めくくりたい。JBLの音が最高にいいからではない。間違いなく原体験の亡霊に捕りつかれている。JBLでJAZZを鳴らしたいから、それだけだ。ならば鳴らしにくいとされている物を敢えて選び、そいつと格闘しながら自分の音になるよう手なずけていけたらオーディオ冥利に尽きる。要はアマノジャクなんだな、ポンと置いてすぐにいい音が出たのではつまらない。調整する過程が苦もあり楽もありで面白いと思っている。それがわたしの一つの価値観である。まだ後継機種は届いていない。
9月1日
丁度一ヶ月前にも赤坂のB♭のライブに行った。前回はプロのライブステージ。今日はちょっと親バカ。
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同じB♭に娘のライブを見に行って来た。ライブとは言っても身内だけのお披露目みたいなもので、お金を取って聴かせるプロの演奏会とは趣が違う。大学のサークルのライブなので、まあここだけの話演奏内容は....??!!。むしろお酒を飲みながらJAZZの雰囲気を楽しもうといったところか。娘も恥ずかしいだろうが、見(聴い)ている方がもっと恥ずかしかった。絶対に見に来るなと言われていたが、ちょくちょくマイルスやペッパーのCDを持ち出していくので、どんな演奏をするのか、やはり少し興味がありこっそりと覗いてきた。トランペットは中学生の頃から吹いていたので、音はまあまあ出るほうだが、リズム感とかセンスはカエルの子、これは仕方ない。むしろ自ら進んでJAZZをやりたいという志にエールを送りたい。
昼間、部屋のリニューアルの続きを行った。20年近く使ってきた(最近は出番が減ってきたが)ヤマハのプリメインA-2000やプリC2aをとうとう一線から退かせた。他にも滅多に使わないだろうと思われる録音系の機器やチューナ等も処分した。
昔取り溜めていた膨大なカセットテープも泣く泣く処分のリストの入れてしまった。郷愁で聴きたいと思う事はあっても、いざ同じ音楽鑑賞に時間を使うならレコードを聴くであろう。録音当時は他にソフトが無かったこともあり、ほとんど毎日聴いていた。しかし恐らく生きているうちにもう二度と聴く事は無いと判断し、大げさだが断腸の思いで決断した。どこかで割り切らないと「引き算」にはならない。「もったいない」を引きずっていたら整理にならない。
FM東京の土曜日の深夜0時から始まる、油井正一さん解説の「アスペクト・イン・ジャズ」は毎回必ず録音していた。ものすごいテープの量だ。ヤフオクに出品すればいい値段で売れるかも知れない。私にとってJAZZの面白さ、知識を教えてくれた貴重な番組であり、あのしわがれた声と独特の言い回し、そして番組冒頭のテーマ曲J.マリガンの
「PRELUDE IN E MINOER」を聴くと懐かしさの余り目が潤んでしまう。「こんばわ。由井正一でございます。今夜もアスペクト・イン・ジャズの時間がやってまいりました。さて今夜ご紹介する曲は、クリフォード・ブラウンが1954年に・・・」もう30年も前の事なんだな。整理がなかなか進まないのは、前にも書いたようにこんな感傷にふけっているからかもしれない。
![]() 1963年録音/PHILIPS |
部屋の明かりを薄暗くしてこの[NIGHT LIGHTS」を聴くと心身ともに癒される。B面一曲目の「PRELUDE
IN E MINOER」が、ご存知「アスペクト・イン・ジャズ」のテーマソング。バッハなら分かる気もするが、ショパンの曲をここまでJAZZにしてしまうとはアレンジャーのセンスのよさがが光る。 Gerry Mulligan(Baritone Saxophone and piano) Jim Hall(Guitar) Bill Crow(Bass) Dave Bailey(Drums) Art Farmer(Trumpet and Fluegelhorn) Bob Brookmeyer(Trombone) 改めてRADIUSVとCASPIANのコンビで聴くと、とても生々しい。こんなに情報量が詰まっていたとは、当時のエアチェックの音からは想像できない。カセットテープの音がセピア色に聴こえてしまうのは致し方ない。 |
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