| 2002年 | 6.7月 |
8月1日
夜、赤坂B・フラットにBOBBY・SHEW(tp)のライブを聴きに行く。実はバックバンドのROGUESのメンバー寶田君(g)から招待を受け、娘と出向いたというわけ。
.. .. ....... ..... ......... ................................................
.
................................................................昼は工業用ロボットの設計・製造....夜はギターの寶田君.
寶田君は弟の友人でともに学生時代軽音楽部でJAZZを演奏していた。大学卒業後もこのローグスという、社会人バンドではメジャーなグループで地道に活動し続けており、JAZZをこよなく愛している。私は今はもう聴く専門になってしまったが、血は争えないもので、全く強制した覚えはないものの娘が今JAZZにはまっており、一丁前にペットを吹いている。昔、なけなしのお金をはたいて手に入れたBachのトランペットは死蔵される事無く今娘に引き継がれている。オーディオ装置も・・・と思ったら子ども4人は全く興味を示さない。オヤジが余りにキチガイじみているので、反面教師で冷め切っているのかもしれない。昔は機器に触れようものなら、よく叱ってしまったので、幼児体験として黒い箱、銀の箱、丸い穴は怖いものと刷り込まれてしまったのかもしれない。
![]() |
当たり前だが生の音はいい。今日は鮮烈なB・シュウのペットとパワーあふれるビッグバンドの音を堪能してきた。シュウの音には鳥肌が立ってしまった。飛び入りでエリック宮城が参加し、リハなしでいきなり演奏してくれた。さすがプロのミュージシャンだ。ハイトーン二人の息もつかせぬバトルは実に圧巻だった。師弟関係とはいえ息の合った二人の演奏にはバックを務めたローグスのメンバーたちも聞き惚れていたようだ。 エリックの音はバディ・リッチ楽団、ウディ・ハーマン楽団等のリード・トランペッターを勤めただけのことはあり、さすがに音の厚みと力感がすごい。偶然にもこんなチャンスに恵まれて幸せであった。 |
![]() |
生音といえば20代の頃新宿6丁目に住んでいたので新宿PitInnにはよく通った。昼間は駆け出しのミュージシャンが練習場所代わりに出演していたので、低料金で熱気溢れる生音が聴けたので毎週のように聴きに行っていた。今私が志向している音の原点はあの頃のエモーショナルな生音なのかもしれない。 |
| 「引き算美学」実践の第一歩として、いよいよ部屋の整理に取りかかる。まずは手始めにこの部屋の無用の長物(いや無用ではなく実は収納がないこの部屋ではそれなりに重宝はしていたが)、大型クローゼット2台の処分から取りかかかった。処分といっても、この部屋からご勇退願うという意味で、別に壊すわけではない。たまたま急に引き取り手が見つかったので、お譲りすることになった。まあこれもタイミングだから、今を逃すと当分はまたこの白い大きなクローゼットと同居しなければならない。思い切って決断した。幅120cm奥行き60cm×2台のこのクローゼットは約1.5uほどの占有面積をしめている。このクローゼットはボロ隠しには重宝したが(実は創りかけのD-37のカットボードやSPユニットも実はこの中で、ひっそりと出番を待っていた)、音響的には悪者で、おまけに部屋のレイアウト上も悩みの種だった。 | ![]() このクローゼットのおかげでSPたちはとても窮屈な思いを強いられ、本領を発揮できないまま今日に至っている。 |
![]() |
まずは中身の総整理、使わなくなったケーブル類や機器の元箱等をしまっておいたが、思い切って処分しよう。元箱の段ボールなど機器の配送や売るときは付加価値として重宝するが、単体ではヤフオクに出品してもしょうがないものね。何を残し何を処分するか、頭の中でぎりぎりの攻めぎ合いが渦を巻いている。とにかくオーディオ機器類は、この部屋から他の部屋への移動はかみさんから禁止されているので致し方ない。それを条件で、この部屋を単独専用使用の許可をもらっているので。 うーん 倉庫が欲しい! この期に及んで何を馬鹿なことを言っているのだ。それでは本末転倒ではないかと、自分を叱りながら、気を取り直して整理に取り掛かった。 |
| これが作りかけ途中で、中断してしまったMAKIZOUさんから購入したD-37ESのカットボード。側板とバッフル面を一番下に置いているので、半年間の自然乾燥と押さえ込みによる重みで板の反りが完全に無くなっていのではないかと勝手に思っている。そろそろ日の目を見させてあげなくてはと思うのだが。 |
![]() |
![]() |
約10帖部屋だが、まさしく足の踏み場が無くなってしまった。よくもまあこんなに溜め込んでしまったと、我ながらあきれ返る。この状態では「引き算」どころか「掛け算」になってしまったではないか。なんか違う方向へどんどん向かっているよう様な気がする。うーんクローゼットの処分はいささか早まったかなと少し後悔している。木曜日には浜田山のゴンさんもお見えになるし、初対面のnightさんもいらっしゃる予定だ。このままではちとまずい。気は焦るが、持ち出し厳禁のこれらの「モノ」どう料理したらいいのか途方にくれる。 一方で 「クローゼットの跡地にはS3100を移動し、正面にはラック及びD-55とブリロンだけにしよう、メインアンプも固定し、ターンテーブルも2つまでに絞り込もう。」と新しいレイアウトプランは浮かび上がってくる。想像している時が一番楽しい。 |
| ダンボールの整理をしていたら、面白い?ことに気づいた。機器の元箱の仕様はメーカーによって様々だが、私の持っていた箱の中ではGOLDMUNDの箱が一番質量が高かった。紙の材質も硬く、作りもしっかりしていた。MIMESIS√SRの小型の箱ではあるが、ずっしりと重くダンボールの厚みを計ったら4mm程あった。所有していた箱の中ではトップクラスの厚みであり、機器の大きさ/段ボールの厚さ比では一番の厚さ(重さ)だった。因みに日本のメーカーの箱は大体3mm、中には2mmというのもあった。 箱の中の緩衝材も様々で、英国のZIAなんかは実に質素だった。日本のメーカーの中ではSONY、アキュフェーズがさすがと思える緩衝仕様だった。一概には言えないが、この辺の所にもメーカーの姿勢が現れており興味深かった。 |
..........................................
8月7日
| 夜9時過ぎに仕事を終え、今まで(1時)部屋の片づけを行っていた。大方目処は付いたが、機器類はそのままの状態だ。明日は浜田山のゴンさん、nightさんとお会いするので、いくらなんでもあのままの散乱状態ではまともな音は聴けそうもない。第一座る場所もない。お尻に火がついているので、逆にそれがいい形でパワーの源になり、ハイスピードで部屋の整理ができた。レイアウト等はこれからゆっくり考える事にして、とりあえずは音楽鑑賞を行えるだけのスペースの確保はできた。来訪者がいなければ私のことだ、1週間経っても散乱状態が続いていた事だろう。ゴンさんnightさんに感謝しなくてはいけない。 今日とても嬉しい事に市川さんナンノさんから心あたたまるメールを頂いた。ナンノさんはこちらが一方的にBH造りの「師匠」と仰いでいただけに、リンクの許可をもらった時は子供のように舞い上がってしまった。 |
8月9日
昨日、浜田山のゴンさんとnightさんがお見えになった。
nightさんとは初対面だったが、メールでwadiaとziaの音の傾向を訊ねてこられた際、「お近くならば私のレビューより実際にご自分の耳でお聴きになられた方がいいのでは」と来宅を薦めたところ、昨日訪問の運びとなった。nightさんは基本的にはあまり解像度とか定位よりも、空気感というか雰囲気で聴かせてくれ、聴き疲れしない楽しいものが好みとのこと。私のように時間に縛られ、構えて音に対峙するという聴き方ではなく、デザイナーというお仕事柄、うらやましいことにBGMで1日中音楽を楽しむことができる環境だ。
同じシステムでCDPだけWADIA、ZIA、CECと切り替え、ソフトもロックからジャズ、クラシックと幅広く試聴された。それぞれの音の傾向をnightさん流に的確に表現されておられ、他の人の聴き方のポイント・座標軸を知ることができて有意義だった。3時間以上あれやこれやと聴き比べた結果、どうやらnightさんは自分の聴くスタイル・スタンスではZIAの音が気に入られたようだった。オーディオショップや試聴会とは異なり、ある程度それぞれの機器に思いやりを込め、追い込んでセッティングしていると自負している私としては、他の人の比較試聴の参考に貢献できて、ごった煮システムもまんざら捨てたものではないなぁーと少し嬉しかった。
今日nightさんから感想メールが届いた。
nightさんからのメール-抜粋-
〜そしてジャズを久々に良いサウンドで聴くことができました。 個人的にはJBLでお聴かせしていただいた時が ジャズを体感している気持ち良さにしびれました。 あらためて、異なる機種でいろいろ聴き比べるとそれぞれキャラクターがあり オーディオの楽しさと難しさといいますか、自分の追い求めるサウンドもいいけど (自分はそこまでイメージできてないのですが)もうひとつ別のサウンドが欲しくなりました。 とりあえず、CDプレイヤーなのですがもう一本スピーカーを探そうか なんて帰り道に夢を広げてしまいました。 (置き場所がないのですが) CDプレイヤーはZIAはいいですね。 真空管は初めて聴きましたがウオームな感じとはこういうものなんですね。 サウンド全体の雰囲気が味があるというのでしょうか? ただ、予約して年末位まで待つことができるか考えてしまいますが・・・ WADIAは長時間の試聴には個人的にはちょっと辛いかなという感じです。 お聴かせしていただいたアナログとはやはり別物でしょうけど アナログ的なサウンドと言われるSTUDERも一度は聴いてみようかなと思います。 そんなことしている間に年末になってしまいそうですが・・・ かなりの大金ですのであれこれ悩もうと思います。 それにしましても、BRILON にはビックリさせられました。 |
nightさんありがとうございました。また遊びにいらして下さい。

早速試聴。YAMAHAの純正同士の組合せ、モノラルカートリッジ、その中で特に興味を引いたのがデッカ・ロンドンのMark-V。特異な形状もさることながらその音はとても魅了的だった。 ![]() ステレオ仕様ではあるが、画像の通り出力ピンが3本しか出ていない。左右両チャンネルのアースは一つにまとめてアーム側のリード線に接続するという変わった取り付け方だ。早速試聴させてもらう。出てきた音は、リード線の取り付け方も影響しているのか、音像がSP間の真中を中心に楕円状に固まって聴こえる。左右の音の広がりをあえて押さ、その代わり上下に集中させてギュっと密度の濃い音作りをしている。それでいて解像度は高く上下とも良く伸びている。音場感、空気感を求めるのではなく、音の美味しい所をパッケージにして聴かせる、そんなカートリッジであった。万人向け、オールラウンドなカートリッジではないが、ソフトによってはずっぽりはまって美音を聴かせてくれると思う。 聴くソースやジャンルによってカートリッジを使い分ける、アナログはまさにこういうところが面白い。 |
ゴンさんの今回の来宅目的はそれぞれのスピーカーの聴き比べ。どうやらブリロンの音がお気に召したようだった。お昼から時間の経つのも忘れてなんだかんだと夜10時ごろまで聴き話し込んでしまったが、今にして思うと「あっ」という間に時間が過ぎてしまった感じだ。多くのことを話し合ったので、ポイントを整理しながら別記したい。それにしても、今回もまたゴンさんの耳とアナログへの情熱の深さには感服した。久しぶりにオーディオを肴に楽しい語らいができてとても有意義な1日だった。
| 日曜日の昼からいよいよ自室のレイアウト変更に着手した。模様替えに割り当てた時間は基本的に日曜日の午後からだけ、しかもアシスタントなしなので8月一杯の相当のロングランになる予定だ。この間この部屋では音楽を聴くことが出来ないので、相当フラストレーションが溜まりそうだ。 手始めに各々の機器に接続していたケーブル類を一旦全て取り外してみたらごらんの通りケーブルの山ができた。かつて電線病を患った時の負の遺産製品も含まれているが、こうしてみると○十万円のケーブルもメーター○万円のケーブルもただのゴミのように見える。 電線病に取り付かれると泥沼に入り込んでいく。それ自体は単なる脇役でオーディオ機器と異なり自らは何も生産性はないが、ケーブル1本で音が変わると聞いたらついつい聴いてみたくなり、あれこれと手を出してしまった。 |
自室の整理で取り外した現用のコード類の一部 |
AMANO'S超・究極のBHの面構え |
午前中仕事の段取りをやりくりして、午後から超・究極のBHを作られた所沢の天野さんのお宅を訪問する。7月に拙宅を訪問して頂いた際、「25Hzの再生の調整が終わったら声をかけますので遊びに来てください」といわれていた。先日お誘いがあり、今日の訪問の運びとなった。実は今までほかの人のBHをじっくり聴く機会がなく、まして超・究極のBHなので、今日の訪問を数日前からワクワク・ドキドキして楽しみに待っていたのである。こういうことがあると仕事や他のスケジュールもスイスイ調整ができてしまう。忙しいなんて言ってられなくなるから不思議なものだ。 楽しい時間はあっという間に過ぎていった。天野さんまたお邪魔します。今日はどうもありがとうございました。 「天野邸訪問記」をこの日記帳にUPすると今月でHPの容量をオーバーしそうなので別記リンクした。 |
8月15日
世間はお盆で休みというのに、因果な仕事に就いたものでこの時期と年末は一番忙しい。それでも何とか時間を作りOGさんに誘われて横浜のFさんのオーディオルーム探訪に出向いた。FさんのプロフィールはOGさんから概略を伺っていたので、オーディオルームはある程度想像はしていたが、実際にお邪魔してびっくりした。改めて世の中には凄い人がいるものだと感心した。先日お伺いした天野さんはBHの達人、今日訪問したFさんはハイエンダーの達人、最近何だか達人との出会いが多い。
| 詳しくはリンク画像をご覧頂きたい。ここにあるものは全てFさん個人の所有物である。世にハイエンダーは五万といる。いや1万くらいかな。MJ誌やステサンに登場するハイエンダーの人でもせいぜい2〜3システムを使いこなすのが多い中、Fさんはハイエンドシステム(機器単体ではない、ハイエンド機器で構成されたシステム)を10以上も所有して使いこなしている。ちょっとしたオーディオショップは裸足で逃げだしてしまうだろう。しかもこれらの機器のためだけに駅前一等地のビルの1階を借りてしまわれたのである。こんな風に書くと、Fさんは土地成金やバブリーな資産家と思われがちだが、とても苦労人で、人当たりのいい穏やかな紳士、こころから音楽とオーディオを愛されている真のオーディオファンである。 |
| 何か見覚えのあるオラクルMkVが置いてあった。不思議な巡り合わせである。実はこのオラクル、OTさんがヤフオクに出品中、私とFさんとで最後まで競い合い、時間切れ0円の差でFさんが落札された代物だ。勿論その当時Fさんのことは知る由も無い。偶然にも今日OTさんからその話を伺って、はじめてFさんが競争相手のライバルだったことを知った。出品者とバトルを演じたFさん共に本日始めての初顔合わせ。苦笑しつつも、世間は狭い。悪い事はできません。ヤフオクウオッチャーの方ならFさんが誰でOTさんと私が誰であるかは容易に想像が付くと思われ。因縁のオラクルは次回聴かせて頂くとして、今日はリンLP12とトーレンスTD226でカートリッジ数種類を聴かせて頂いた。 |
| 手始めにベンツマイクロ ルビー2。 これをLP12+SME3010+LINN LINTO+Mark Levinson No.334L+Westminsterで聴かせて頂く。解像度が高い音だ。高音部に独特の伸びがある。ヘッドシェルを高剛性のセラミックに替えたらもっと音の密度が上がるような気がする。次にイケダのカートリッジ、生まれてはじめて聴く音だ。??フォルテシモの音は「おおー」と思ったが、他は何となく切れ込みが足りないぼやけた音に聴こえた。調整不足か機器との相性か不明であるが、本領を発揮しきれていなかった。よかったのはシェルターの501。.ひいき目ではない。4人が4人とも「これはいい」とうなずいていた。バランスの取れた明るい音だった。 |
| Westminster=クラシック音楽 これは誰も疑う余地の無い組み合わせだが、以外や以外JAZZにも合うものだ。百聞は一見(聴)にしかず。勿論組み合わせるシステムにもよるが、他人の意見や紙面の情報を鵜呑みしてはいけないという、当たり前のことを再認識した。機会があれば自分の耳で聴くのが一番だ。 でもやはりアルテックのホーンシステムにはかなわない。ホーン独特のストレートで突き刺さるような音を聴いてしまったら、やはりタンノイには物足りなさを感じてしまった。 ![]() |
![]() ![]() |
Fさんの所有システムを紹介したらきりが無い。ほとんど全てがステサンやオーディオ誌で高い評価を得ているハイエンドオーディオ機器だ。よもや自分の目で耳で更に手で直接確認できるとは思ってもいなかった。張り合うつもりも毛頭無いが、よだれが垂れ落ちそうなシステム囲まれてうらやましい限りだ。「シェラフを持ち込んでここで何日か寝泊りしたい」と冗談交じりに話したらOGさんOTさんも御意。いつまでも聴いていたかったが、仕事の合間を抜け出してきたので、後ろ髪を引かれる思いでお暇した。しかし今後自由に行き来できるので先々楽しみである。
私の周りのオーディオファンに悪い人は誰一人としていない。今日お会いしたFさんもOTさんも、勿論仲介役のOGさんも他人への気遣い、思いやりに長けたジェントルマンで、こういう人々に囲まれて、目と耳の保養もさることながら今日はことのほか幸せな気持になれた。
| 8月16日 ぶらぶらと我が街、高円寺を歩いていたら、中古レコード屋RAREが特設会場(パル商店街)でお盆セールをやっていた。どうせたいしたものは置いていないだろうと、冷やかし半分ふらっと中に入ると、この間まで本店で2,800円で売られていた輸入盤から程度のいい日本盤までオール333円、選り取りみどりLP3枚1,000円で大放出中ではないか。バッハのビオラデガンバ ソナタ集やエディ・コスタの輸入盤、カルザスの無伴奏チェロ3枚組カートン箱入りまで3枚1,000円で投売りしていた。思わず21枚買ってしまった。それでも7,000円。このままユニオンに持っていったら一儲け?できそうな値段だ。 RAREは中野、高円寺等では老舗の中古レコード屋。ユニオンなどとは異なり地方街のマイナーな店だがそこそこ品数もあり、普段の値付け価格を見ても商品の価値は分かっている。その上でのバザーだ。こういう掘り出し物に出くわすと、何かものすごく得をしたような気持で、ウキウキしながらずっしり重いレコード抱えて帰ってきた。 今部屋の整理中で暫くはレコードを聴けないが、早く片付けたいという気持に拍車がかかる。 |
これ全部でしめて7,000円 福袋ではなく、1枚1枚じっくり選んで購入できたので無駄が無い。 |
8月17日
部屋の整理をしなければと思いつつ、今日はくらぶ下高井戸「音楽を聴こう会」に誘われていたので、昼から佐藤さん宅を訪問した。今回のメインテーマは、「アナログレコードの再生」で、SP盤からモノラルLP、45回転ステレオ盤等の聴き比べとのこと。事前に佐藤さんからSP用のフォノイコ貸出し依頼があったので、知人から借りて持参した。SP盤をSP専用のイコライザーがあるマランツのPH-1ではじめて聴いてみた。曲はフルトベングラー指揮ベートーベンの交響曲第5番。さて如何なるものかと興味深々。だが思わず昔はやった駄洒落を思い出してしまった。フルベンが指揮棒をフルトメンクラウ!?いや本当に面食らってしまった。率直な所やたらハイ上がりで、低域スカスカ、誠に頼りない音に、これ本当にSPのイコライジングカーブなのか耳を疑った。私だけではない、同席していた全員も首をかしげていた。ノーマルのRIAAポジションに戻して聴いてみたら、こちらの方が断然いい。確かに若干ハイ落ちだが低域も豊かに響き、違和感はなかった。理由は分からない。イコライザーの故障か?今日のセッティングに限ってはミスマッチであった。
ところでSPの音初体験の私の耳には、どう聴こえたかと言うと音質的(あくまで聴感上のS/N比やら出力周波数等の意味での音質)には話しにならない。ノイズは勢い良く出るは、低域も高域も出ないは、ダイナミックレンジは狭いはでいいところは何も見つけ出せなかった。同じ30分をα派がほとばしり出る美音を聴くという目的のためだけに与えられたら、間違いなくLPを聴く方に費やすだろう。音のエネルギーは原理的には確かにSPの方が上だと思うが、SPをうまく鳴らすにはそれ相応の機器とかなり追い込んだセッティング、そして状態のいい盤を血眼になって探さなければならない時間が必要だと感じた。SPを聴くということは、音色を楽しむというより、音を通してその裏側にあるその当時の演奏者の魂と触れ合う、その心に近づくずくという音楽鑑賞の終局的な目的のためにあるような気がする。SPファンは恐らく解像度がどうの音場感がどうたらというオーディオマニアではないだろう。
| PH-1はたまたま、もうひと方Nさんも持参されたので、興が乗り2台のフォノイコでモノラルを再生してみようという事になった。実際マニアの方の中には普段からこういう使い方をしている人も居るはずだ。左右独立電源、クロストーク0、理想的な形だ。 その音はというと、モノラル盤でも音場感がくっきり浮かび上がり、音の鮮度が上がったようないい音だった。なぜだろう?私の所有するフォノイコも左右独立電源をうたい、筐体内部ではデユアルモノコントラクションをうたっているのに、このようなキレと厚みは出てこない。何らかの相乗効果であろうが、原因は分からない。アナログはこういうとこが面白い。否、もといオーディオは奥が深い。本日の一番の収穫だ。 |
| 本日のもう一つのテーマは、LHH800RR単体 vs P-1a/3a(強化電源付き) DAC vs Marantz
D-1 DACの聴き比べだ。改造後のP-3Aをほかの人にも聴いてもらい、その評価聴いてみたく持参した。 さて結果はどうかというと、これが今日の参加者7者7様であった。CD単体がいいという人もいれば、場面・ソースによってはP-3Aがいい、いやD-1が好みだと、結局の所人それぞれの好みというところに収束した。逆にそれぞれの機器が高いレベルにあるということでもあろうか。私の評価は佐藤さんのシステムで聴く限りP-3Aはソースを選ぶという結論だ。 |
「音楽を聴こう会」の様子 参加者は7人
ゲストの要望に次々とオペレートする佐藤さん 聴き入る参加者
下高井戸の帰りに、浜田山に立ち寄り今日は参加できなかったゴンさんとお会いする。今日もまた時間のたつのを忘れついついオーディオ談義に花が咲いてしまった。帰宅したら夜10時を回っていた。部屋の整理はそっちのけ、今日は一日オーディオ三昧。
留守の間に所沢の天野さんが、新宿まで来たついでに高円寺まで足を伸ばして、先日私が天野さんのお宅に忘れてきた物をわざわざ届けに来て下さった。お会いできなかったのがとても残念だった。天野さん新宿で名機の逸品を手に入れられたとか、今度聴かせて頂くことにしよう。
8月18日
今日はMemorialDay。重い腰を上げて部屋の整理に取りかかる。何を残してどこに置くか、ようやく構想がまとまった。とりあえず4システム4スピーカーでセッティングする事に決めた。セッティングにはまだまだ時間がかかる模様。
| スピーカー | D−55ES | 長岡式BH FE208ES+JA0506 |
| パワーアンプ | HMA-9500MkU | |
| プリアンプ | SB Λ88U | |
| CDP |
DENON DCD-S10V |
CEC5100にするか最後まで迷った |
| アナログ | MICRO DDX-1000 | SAEC系アーム+テクニカアーム |
| スピーカー | Audiophysic Brilon1.0 | 改造ブリロン |
| パワーアンプ | GOLDMUND MIMESIS√SR MONO STREO |
|
| プリアンプ |
GOLDMUND MIMESIS √SR Pre |
|
| CDP | ZIA NEW FUSION64 | |
| アナログ | ROKSAN RADIUSV+ |
| スピーカー | JBL S3100 FA MODEL68 |
68はカナダ製だがアメリカの隣国 ということで仲間入り |
| パワーアンプ |
MACINTOSH MC352 |
|
| プリアンプ |
MACINTOSH C42 |
|
| CDP | WADIA 850 | DAC P-3A&P-1A |
| アナログ | YAMAHA GT-2000X | YSA-2 カートリッジ検討中シュアーか? |
| スピーカー | ||
| パワーアンプ |
SATRI AMP-7511M×2 |
|
| プリアンプ |
SATRI PRE-7610 |
SATRI EQA-5610 |
| CDP | CEC 5100 | |
| アナログ | KENWOOD KP1010 | SHELTER 501MkU |

まだコード類の結線はやっていない。とりあえず機器だけ置いて全体のバランスを取ってみる。
これから更に追い込んで、不要なものをそぎ落とし、いよいよ「引き算の美学」への辛く苦しい挑戦が始まる。

JBLやFAは横の壁際に移動。これでようやくSP周りの整理がつき、SPの能力を
遺憾なく発揮できる環境が整ってきた。これからが本番。
8月19日
| お盆の間は休みが取れなかったので、今日休みを取り下二人の子供たちを幕張メッセの恐竜展に連れて行く予定だった。ところが生憎の台風。断続的に大雨の降る中、子供に行きたいかどうかを確認したら、子供は勿論「行く行く」と大乗り。子供にしてみれば雨なんか関係ない。ところがかみさんが苦虫を噛み潰して「せっかく行くのならもっといい天気に行こう」という事で、今日はキャンセルになった。ウォホッホ! てな訳で今日の部屋の整理に時間が取れた。上の二人の子供に寿司をおごる約束で手伝いを頼んだ。ところがおしゃべりばかりで一向に手が進まない。もっともこちらから指示をしなければ彼らも何をしていいか分からないから無理もない。結局たいしたことはできなかった。 |
8月20日
コード類をカテゴリー別に整理してみた。現在は半分くらいが自作物である。最近は電源コードもRCAコードも基本的にはS/A
LAB 、ACプラグ&壁コンはAET、電源BOXはFIMでほぼ落ち着いている。ここまで来るのに紆余曲折あった。高価なコード類を単品で一箇所だけ挿入してかえってバランスが崩れた。どうせなら全て同じもので統一しようとも思ったが、これは金銭的に無理である。行き着いたのが自作、専らコスト的な理由である。これなら同じキャラクターで揃えられ、トータルで音決めが出来る。私の耳はどうも電源やコード類には敏感ではなく、コードの交換による恩恵を受けた経験が乏しい。むしろ、ホスピタルグレードの壁コンセントや電源ボックス、ACプラグの交換の方が効果が高かった。確実な接合と振動の排除、これが音質的に有利なことを体験した。

最近ヤフオクで見かけなくなってしまったが、copymanさんの電源BOXは大当たりだった。某高給ブランドのコピペ的商品なのでクレームが入ったのかもしれない。このBOXはジュラルミン組み立て筐体(白メッキ*ニッケルメッキ)で内部はジルコンサンドが目一杯充填されていてずっしりと重い。インレット部にフルテックのロジュウムメッキ、コンセントは自分でFIMに交換、内部配線材ハイエンドホ−ス3.5、ハンダにS/A LABオ−ディソルダ−銀ハンダを使用して製作されている。音質については、ノイズ低減によって鮮明さが増大し小音量でも音がやせることがなくなった。一種のラウドネス効果のような変化があったのには驚いた。値段もリプ○スの1/3以下でコストパフォーマンスはとても高かった。もう2つくらい注文しておけば良かったと、少し悔やまれる。ジルコンサンドの充填は案外効果があるようだ。他の電源BOXにも充填してみた。一応テスターで導通を計り、ショートしないことを確認した上、小さく薄めのビニール袋に詰めてBOXの中に押し込んでみた。多分に精神的な要素もあると思うが、振動対策で音の重心が下がったような気がしている。

それにしてもプリメインアンプとCDPだけなら電源コードも2本で済む。超高級品にも手が出せる。電源BOXも要らない。やはり機器を厳選して最小システムで組み上げるのが、あらゆる面で理に適う。これぞ追い求めていた自分の音だというシステムに出会えるか、或いはどこもまでいっても際限が無いので、適当なところで妥協してしまうか、引き算の美学に道は2つだ。何を買おうかあれこれ悩む時は夢があってとても楽しい。欲しい物のために一所懸命働く。物欲は生活のエネルギー源となる。逆に減らす時は地獄のように苦しい。でもそこで何かが掴めたら救われる。
8月21日
大型クローゼットを処分したおかげで、隠れていた壁のコンセントが使えるようになった。プレートが電話のジャックと共用されてはいるが、早速オーディオ専用にコンセントを取り替えた。今回もクライオ処理したホスピタルグレードのAET社「DCT-C2R」(フルテックロジウムベース)を使った。定価の2割引で14,400円。コンセントとしては、冗談よしてよと言いたいくらいバカ高いが、まず壊れるものでは無いこと(20年は使えるとして1日わずか2円)、それで音は自分の耳で確認しても間違いなく良くなったので、フルテックの中では最上級の物を奢った。コンセントボックスは空中なので、例によってジルコンサンドを充填し、プレートもストックしていたcopymanさんの物を付けてみた。

電話用のボックスは何とか適当に目隠し板を貼る予定
| ブレーカーを落としたついでに、遅ればせながらコンセント用のブレーカーもクライオ処理のCRBR-20ASに交換してみた。コンセントをホスピタルグレード物に交換する事は、前述したように防振対策なり接合の強化で音質向上の効果を確認しているが、ブレーカーの交換はどれだけの効果があるのか今の所かなり疑問である。屋内配線はどう見ても安物のキャプタイヤなので、入口と出口だけ交換しても、逆に中間のケーブルが安物のケーブルでは??である。 昔これに疑問を持ちブレーカーから屋内配線を外してじかに新発売直後のアクロテックのP-4020交換したことがあった。ブレーカーの位置とリスニングルームが近かったこともあったが、壁を貫通させる為に壁2枚にドリルで穴を開けたが、これがあとでえらい事になってしまった。賃貸アパートだったので、明け渡しの際現状回復工事の費用で目玉が飛び出し、かみさんに大目玉をくらい、それ以降こういった改造は自粛している。今何とかブレーカーから直結で、壁を貫通させることなくケーブルを引き回せないか思案している。はがゆくてしょうがない。 クライオブレーカー、どれほどの効果があるか、とりあえずモニター的に使ってみようと思う。 (ここに立ち寄られる方には分かりきっていることだが、これらの交換工事は電気工事士の有資格者でなければ行えない。自分は仕事(ビルメンテナンス業)の関係で問題ないのだが、念のためお断りしておきます。) |
8月22日
D-55ESを鳴らす機器 がほぼ決まった。P-3A&P-1Aの導入のため全ての機器が日本製ではなくなってしまった。当初長岡サウンドにこだわってみようとも思ったが、無理するのはやめた。ここに落ち着いたのは、音がどうのという以前のファクターが強く影響している。客観的にはHIFIではない。でも試行錯誤の結果、やはりこのシステムで聴いてみたいと強く思うようになった。まだコードの接続も音出しもしていない。眺めているだけだ。


P-3A&P-1A&強化電源の置き場所にはまだ迷いがある。これだとノイズの影響が出そうで少し心配だ。
スケルトンをこういう形でセッティングできたのは、k’s山本さんと種子島さんのお陰だ。あの着脱式トランスケースがなければここには収まらなかった。
30年くらい前だろうか、ろくなオーディオ装置を持っていなかった頃、TVで流れていたダイヤトーンのコマーシャルの1シーンを鮮明に覚えている。確かDS-251MkUだったと思う。僕と同じ年くらいの若者が機器のセッティングを終え、スイッチはまだ入れない、SPを前におもむろに一言つぶやく。「さ〜て 聴いてみようか」。ここで映像が終わる。カッコよかった。羨ましかった。とても僕には買えなかった。僕もいつかはダイヤトーン、その夢がようやく叶ったのはそれから10年程経ってから。DS−1000を前にして僕も言ってみた。30過ぎのおっさんが。「さ〜て 聴いてみようか」。思えばあれからだ。セッティングが終わっても、すぐには音を出さなくなったのは。この束の間のひと時、愛しの機器を目の前に、その出て来る音を想像しながら至福の時を楽しむ。自嘲気味に実に小市民的で安っぽいロマンティズムだなと思うが、恥ずかしながら本音のところだ。
明日から月曜日まで、少し時期遅れだが、ようやく夏休みをとる。前半は家族サービスで海へ、後半はゴルフ仲間と山へ合宿、オーディオもパソコンも携帯も無いフィールドで大いにリフレッシュして来る。しばらくキーボードともお別れだ。
8月26日
今日まで遅めの夏休みで、オーディオもパソコンも携帯もないフィールドで英気を養ってきた。
| 初日は海に行く予定が、雨の為急遽恐竜博とディズニーランドで子ども達の歓心を買うことにした。実は恐竜博は子どもより私の方が行ってみたかったのである。 気の遠くなる様な大昔、2億年近くこの地球を支配してきた恐竜達の化石を目の前にすると、とても不思議な感覚に陥った。人類のそして自分のなんと小さな存在でしかないことか。かつてあれだけの繁栄を謳歌してきたにもかかわらず、今この地球にほんのわずかしか生きてきた痕跡を残していない。人類はわずか50万年くらいしかこの地球上に生きていない。これから恐竜達のように何万年何億年と生き続けていけるのだろうか。何を残していけるのだろうか。気が遠くなるような話だが、人類の未来を考えると余り明るい気持ちにはなれない。 |
後半は泊りがけで名門ゴルフ場、ロペ倶楽部とジュンクラッシックでゴルフを堪能してきた。いわゆるアメリカ型クラブハウスに慣れていた自分には、両ゴルフ場は驚きと新鮮さを覚えた。パブリックなので前もって予約さえすれば誰でもプレーが可能なので、大方の人は行かれたことがあると思うが、まだ行ったことがない方は是非一度プレーされることをお薦めしたい。病み付きになってしまいそうだ。

ロペ倶楽部のクラブハウスへの道 ゴルフ仲間達 ジュンクラッシクの名物bXホール
とてもゴルフ場への入り口とは思えない
今日、新宿から秋葉原に足を伸ばし、ラジオセンターの平方電気に立ち寄った。もう30年来行き来しているので、顔なじみではあるが、ある件でk’sの山本さんの話題が出たらことのほか喜んでおられた。「例の本が出たら忙しくなりますよ」と言ったら、はにかみながら「イヤーそんなにはける物じゃないけどね」と笑っていた。
最近カートリッジのケースのことが頭の片隅にあったのだが、今日たまたまVestaxの木箱が目に付いた。普段はおじさんがそのガラスケースの上で作業をしているので、わからなかったし関心もなかった。「それ見せて」の言葉に「ケースならこれが一番だよ。FRのケースもまだ手に入るけれどこちらの方が絶対お薦めだよ。安い上にほら造りがこんなにいい。」といって熱心に勧めるので、衝動買いしてしまった。3本しか入らないのが玉に瑕だが、造りといい使い勝手といい、確かになかなか良く出来ている。アナログ関連の商品は新品でほとんど市場に出回っていないので、平方電気のようなお店は本当に重宝する。生意気を言うようだが、いつまでも元気で私達アナログファンの為にも頑張ってほしいと願うばかりだ。

他にも今計画中のアナログシステムの為にベルデンのケーブル(81553)も購入してしまった。
以前からこのピンケーブルは使っていたが、フォノケーブルとしては始めてなので
SEACと比べてどのような変化があるか今から楽しみだ。もっとも試聴は大分先になる模様。
8月27日
| 我が街東京杉並 高円寺は第46回を迎えた「阿波おどり」で街全体が活気付いている。観る人踊る人入り混じり、何万人もの人々が織り成すこの盛大なライブは、ビジュアル的にも音響的にも迫力満点で壮大な電動絵巻物語を見ているようだ。笛、太鼓、鉦が鳴り響き喧騒と混乱の中で夏が終わろうとしている。この音色を聴いていると、なぜか胸騒がして落ち着かなくなってくるのは何故だろう。 それにしても踊り手の見る女性見る女性、みんな美人に見えてくるのは私だけなのか、人いきれとアルコールのせいか少々頭が麻痺してしまったようだ。明日(28日)まで開催している(pm6:30〜9:30)。美しいお姉さん達を見るも良し、飛び込みで踊るも良し(自由連は誰でも参加OK)、写真を撮るも良し(コンテストもあり)、大太鼓の腹に響く生音を聴くもよし、楽しみ方は沢山ある。 |
ひとしきり「阿波踊り」を堪能したあと、自室に戻り遠くの笛太鼓をBGMに、P−3Aの電源ケーブルプラグの補修を行った。プラグが壊れたのはこれで3回目だ。S/A LABのケーブルは硬いので何度か抜き差ししている内にプラグにストレスが加わりピンが折れてしまう。壊れるたびに次は別のケーブルで作ろうと思うのだが、プラグだけの交換で済むのと、今のケーブル自体はエージングも終わっており音にも不満がないので、新規作成の手が鈍ってしまう。どうせ硬いのならもっと硬くしてケーブル自体の型を緩やかなU字に強制形成し、逆にこれ以上へたに曲げなければいいと割り切って、テフロンテープとスミチューブとSFチューブでガチガチに作ってみた。
電源ケーブル作業前 半田付け テフロンテープで絶縁 テフロンテープ巻き

SFチューブを被せる 熱収縮チューブを被せる ヒートガンの替わりにライター 完成後

完成後 棒の様に硬くなった。ここで折り曲げて形を作り、P-3A本体に垂直に差し込める様調整する
8月29日
フォークソングゼネレーションの私にとって、吉田拓郎の歌は好むと好まざるとに関わらずよく耳にした。今日は拓郎の詩の「♪♪まつりのあとのむなしさは〜♪♪」が妙に心に染みる。高円寺の「阿波踊り」が昨日で終わり、街全体に虚脱感とむなしさが漂っている。
P-3Aのコードのプラグの件で、Kさんから問合せがあった。市販物ではS/A LABのような太いケーブルが通る開口部の物はないので、自分で加工するしかない。

左は70円 右が80円のプラグ カッターで後ろの開口部を切断 切断 テフロンテープを巻く
という具合である。
部屋の整理は約半分ほど終了した。部屋入口正面に置くシステムを選別・固定しケーブル類もセットしていよいよ音出しをした。

SP周りを整理したおかげで、今までと音質・音場感がかなり変わった。特にD-55ESの変化は大きかった。床からインシュレーターを挟んで5cmほど持ち上げており、おまけに絨毯(安物=薄手?の段通)を手前に敷いている。その関係で床をホーンロードの延長としては考えにくいが、以前に比べてバックロード開口部の前に障害となるような物は何もない。そのせいであろう低音の聴こえ方がかなり変わった。以前よりもっと低音が出るようになり、おまけに音全体に厚みが加わったように聴こえる。SP間の距離も広げた関係で、当然音の左右への広がり(音場感)も増え、ライブのステージ感もよりリアルに聴こえる。これらは再セッティング前から予測されたことではあったが、いざ実際に音を出してみると予想を遥かに超えた変化だった。
ブリロンの方も背面の距離を調整し、SP周りを整理した関係で本来の持てる能力を十二分に発揮出来るようになったと思う。音場感が更に広がり部屋全体に美音が響き渡っている。しかし気になることもある。以前に比べ視聴位置が限定されてしまう。頭を前後左右に振っただけで、高音部の音像がずれてしまう。きわめてピンポイント的に音が集中するようになってしまった。これが本来のブリロンの鳴り方だったのだろうか。常に二等辺三角形の頂点の位置を気にしながら聴かなければならないとなると少しストレスになる。しかし頭の中で音像がピシッと決まる快感はなんとも痛快だ。ヘッドホーンのようにカッチリ、シャープに音像が固定されるが、音像は頭の中心にへばり付くことなく、前後左右に広がり、音場感は限りなく広大で勿論ヘッドホーンの比ではない。私のように時間的にも性格的にも流し聴きが出来ない人間には、今回の再セッティングは得るものが多かった。聴く位置・姿勢にシビアーさを要求されるが、もう少しイージーさが欲しい時には別のシステムで聴けばいいのだと贅沢なことを言っている。

部屋のコーナーからJust100cmの距離
SP中心間の距離240cm 内振り角度40度
私は些細なことにもすぐ感動するタイプの人間で、表現もややオーバー気味になってしまうのだが、久しぶり、約半月ぶりにレコードを聴いて、うん、ちょっと言葉がでない.....。すぐそこにエバンスが座っていた。
「オーディオは部屋によって決まる」という名言・セオリーを今更ながら改めて体感させられた。残り半分のJBL側の再セッティングにも拍車がかかってきた。SATRIとModel68のコンビのセッティングも残っている。
再セッティングが一段落したら今度はルームチューニングのステップに上がっていこう。趣味としての再生音楽鑑賞、まだまだやることが一杯あり、その奥の深さと面白さに50歳になってもワクワクしている。
8月30日
たまには機器から全てのケーブル類を抜いて、プラグの接点及びケーブルの端末を磨く事はセオリー通り必要な事だ。一度セッティングしてしまうと、なかなかこういったメンテナンスは億劫で気乗りがしないが、今回はいい機会だった。ピンケーブルの汚れは余り見当たらなかったが、SPコードの端末は結構酸化が目立っていた。磨くより古い部分をカットし、気休めにごく薄めにNekkenのGOLD
LIQIDを塗りバナナプラグを取り付けた。とりあえず全てのピンプラグとコードの端末を磨いている。こういった作業でもコード類が増えると結構時間がかかるものだ。
LPレコード(CDでも同じだが)をまともに聴けるのはせいぜいあと10年位だろうか。今は体力や身体的機能の低下を余り意識したことはないが(それでも完全に老眼になり遠近両用メガネは必需品、髪の毛も抜け落ちた→もとい三十代からの若ハゲでした(笑))、間違いなく老化は進行しており、今後聴力も低下していくのだろう。
車の運転もそうだが、どうせあと10年くらいしかまともに車を運転できないのなら、最後の10年くらいは本当に自分の気に入った車に乗って運転を楽しみたい。それと同じ理屈で、LPレコードも出来るだけいい音で聴いてみたいというのは贅沢な思い上がりであろうか。ある意味で今を逃したら(財力的に)手に入れられないかも知れないし、まともな(身体的)状態で聴くことができないかもしれない。そう思うと自分にとってこれからの10年は音を楽しむ最後のチャンスかもしれない。金銭的に多少無理しても、幸い今ならまだ現役でバリバリ働けるし一所懸命稼ぐことも出来る。働くことのモチベーションにも一役貢献。という変な理屈をこねて、自分自身を納得させ、新しいカートリッジの購入を決意した(何だか酒飲みが酒を飲む口実を見つけるの良く似ている)。整理もかねて秘蔵品を何点か下取りに出したが、下取り品の買い取り価格が思ったより高い査定だったので、実質的な負担は比較的軽かった。死蔵品や休眠品もいくらか減ったし、自分としてはいいトレードだったと思う。
現状は毎日LPレコードを聴ける様な生活環境ではない。週末に集中して聴いているが、仮に日曜日にLPだけをコンスタントに2時間聴いたとして、一年で約100時間、10年で1、000時間は聴けるとして、実売価格から逆算すると、1日当たり珈琲1杯の値段くらいだ。JAZZ喫茶に行くよりは安い。.下取り価格を入れるとタバコ代より安くなる。が、もしかみさんにバレたらえらい事になる。間違いなく当分靴も磨いてくれなくなるだろう。マア物がこんなちっぽけな物だから、このHPでも読まない限りばれることはまず無いだろう。
ROKSANのThe ShirazとフォノイコCASPIAN DX2をセットで購入した。しかし欧州人は気が長い、というか時間の感覚がこちらとかなり違う。注文時ちょっとお時間下さいと言われて約40日待たされた。向こうの「ちょっと」はこっちの1ヶ月よりも長いのである。ユニオンの渋谷さんも苦笑していた。1〜2日は1〜2週間とみておいた方がいいらしい。しかし逆にいいこともあった。これは9月4日のお楽しみで、現物をこの目で確認したらまたUPしたいと思う。

完全にスケルトンで針カバーも付いていない。撮影のためにビスを取り外したが、壊れそうで恐かった。
こんなちっぽけなものが最新鋭DVDプレーヤーよりも高い。すこし考えてしまう。コンシュマー向けカートリッジではベンツ・マイクロのルビー2と双璧をなす程だ。ルビー2は何度か視聴の機会もあり、大体音の傾向は分かった。しかしShiraz
は一度だけしか聴いたことがない。その時の鮮烈な音は暫く脳裏から離れなかった。我が家ではどんな音を聴かせてくれるのだろうか(この好奇心が諸悪の根源なのだろう)。すぐに聴いてみたいのはやまやまだが、この宝石のようなカートリッジの能力を我が家で最大限引き出せるよう、今あるプロジェクトを着々と進めている。それが完了するまで、しばらくはケースの中でお眠りだ。注文してから40日も焦ることなく平気で待てたのは、そのプロジェクトと関係している。また他にも高価なカートリッジもあるが、
Shiraz でなければならなかった理由はそのプロジェクトとも絡んでいる。RADIUSVのグレードアップ計画である。

DX2は実物を見たときは割と小型で軽そうだったので、配送を頼まず自分で引き取りに行ったが、思ったより重かった(13kgくらいかな)。ずっしりと重く電源関係が充実している証だ。暑い中御茶ノ水から高円寺まで手に提げて持って帰ったが結構こたえた。

カートリッジはライラのクラビスD・Cのままだがとりあえず他はROKSANで統一した。このセットで聴いた音の感想はいずれまた。感嘆符好きの私だが、一聴しただけなのに、どんなに控えめに表現しても、驚きの言葉を抜きにしては語れない。
RADIUSVは我が家ではこれ以上無いというほど完璧なセッティングをしたつもりだ。ROKSANの入門機でさえこの音だ。これがXERXやTMS2では一体どんな音になるというのだ。紙一重の差なのだろうが、その差は深くて重いのか。空恐ろしくなってくる。
CASPIAN DX2との相乗効果であろう。RADIUSVから、ライラのクラビスから今まで聴いた事がない音が出てきた。
このフォノイコ、デジタル時代になってから創られた機器だけあって、旧来(アナログ全盛時代)のフォノイコとは一線を画す。サーフェーズノイズが静かで、S/N比が極めて低く、ムンドのボリュームを最大にしてもほとんど雑音が出ない。単体フォノイコでは世界でも一番新しい機器ではないだろうか?(自信はないが、最新鋭の部類という事だけは確かだ)。RIAAカーブなどは変わりようがないのに、どうしてこんなにまでLPレコードをリアルに表情豊かに聴かすことができるのだろう。今はまだ100Vのままだが、落ち着いたら115Vに昇圧する予定だ。バーンインもこれからだ。恐らく今以上に厚みのある音に変化しそうな予感がする。Shiraz専用ポジションもあり(いやShiraz専用に創られたとも聞いている)、両者のコンビで織り成す音は果たしてどのような音なのか今から期待が膨らむ。クラビスとの音でさえ十分すぎるほど満足なのに、こりゃ週末だけ2時間の聴き込みでは終わりそうもない。嬉しい誤算だ、1年で減価償却できてしまいそうだ。